タイヤ交換 [maintenance]
ボクスターのタイヤを交換しました。
銘柄は前回と同じく、ファルケン・アゼニスFK510。
フロント（235/40R19）は23,000km/9ヶ月、リア（265/40R19）は12,000km/5ヶ月での交換です。
外したFK510のトレッドを見てみると、ほぼすべてのスリップ・サインが露出している状況ですが、溝がなくなるレベルまで減らすことはできていません。
なので、もうちょっと走れるだろうとは思うものの、梅雨入りもしているので交換に踏み切った次第です。
なお、今年の3月にはリコール対応によりリアアクスルキャリア・サイドセクションを交換し、その際に全輪のアライメントを再調整してもらっています。
そのおかげでしょうか、4輪ともに従前よりもキレイに減っているような印象がありました。
FK510は、2019年9月にそれまで主に履いていたピレリ・P Zeroからスイッチして以来、24本連続しての装着です。
ポルシェ社が承認する、いわゆるNタイヤではありませんが、初装着から20本/67,000kmを走らせて何の不満もない・・・どころか、とてもいいタイヤだとの認識に至っています。
それまで26本を履いたP Zeroから替えた直後は、NVHが抑えられた乗り心地の良さに驚き、間違ってコンフォート・タイヤを選んじゃったんじゃないかと思いました（笑）。
しかしながら肝心の運動性能はトレード・オフになってはおらず、私がボクスターに履かせて走らせる限りにおいては、啼き出しも滑り出しもP Zeroのそれと変わらないように感じます。
加えて、そこに至るまでの過渡特性が穏やかになったので、高負荷運転時の安心感はむしろアップしました。
運転の上手な人がサーキットなどで走らせれば、或いは両タイヤの限界性能の差が見えてくるのかもしれませんが、いずれにせよそれは私自身の限界点の遥か上にあるので関係ありません。
フィーリング的には、P Zeroからスイッチした直後にはステアリング・レスポンスがマイルドになった感がありました。
が、そんな印象もすぐに慣れ（笑）、今ではそのナチュラルな操舵感を好ましく感じています。
ある程度の本数を履かせたので、トレッドウェアの傾向についても改めて集計し、P Zeroと較べてみました。
車検やバーストによるルーティン外の短距離交換を除くと、平均のリプレイス・サイクルは以下の通りとなります。
◆FK510：F20,380km毎、R12,228km毎、FR比1.67:1
◆P Zero：F22,115km毎、R15,130km毎、FR比1.46:1
◇FK/PZ：F0.92、R0.80
結果、フロント/リア共に、FK510はP Zeroよりも早いサイクルで交換していることがわかりました。
特にリアは、P Zeroより3,000kmも早く交換しているんですねぇ・・・。
もちろん、両タイヤをずっと同じ条件で走らせたワケではありませんし、毎回同じ摩耗度合いで換えているワケでもありませんが、それにしてもこの結果は意外でした。
FKもまた、摩耗に伴う性能の低下をあまり感じないタイヤであり、最後までストレスなく走らせ続けることができますので、もっともっと、パイパン・レベルまで減らさないとダメですね（←怒られるぞ～）。
ちなみにUTQG/TREADWEARのスコアは、P Zeroが220、FK510が300。
ま、そんなもんです（笑）。
タイヤの購入および交換作業は、今回も横浜の「カーカージャパン」に発注しました。
2018年2月に初めて訪店してからちょうど10回目、4年強、105,000km、タイヤ26本のおつきあいです（笑）。
タイヤも銘柄によっては流通が不安定だとも聞く昨今ですが、製造から半年ほどの新しいFK510はメーカー在庫もあり、オーダーの翌日には着荷していたとのこと。
いつものように明るく元気にテキパキと、かつ丁寧に組み換えてもらいました。
作業用のタイヤラックにはFK510がズラリと並んでおり、いずれも295幅とか30扁平などのポルシェっぽいサイズ。
スタッフさん曰く、最近はポルシェのお客さんがますます増えており、FKを履かせる人も多いのだそうです。
実際、作業中にやってきた997型ポルシェ・911カレラ4のオーナーさんも、今回初めてミシュランからFKに換えてみるとの由。
ロング・ツーリングを楽しまれているとのことですので、FK510を気に入っていただけるといいなぁと思います。
この4月から各タイヤ・メーカーが一斉に値上げを実施、FK510も作業工賃を入れると4本10万円を超えるようになってしまいました。
半年に1セット近いペースでタイヤを購入＆交換している私にとってはかなりの痛手ではあるものの（涙）、それでもNタイヤを始めとするボクスター・サイズの他銘柄と比べれば、FKのコスト・パフォーマンスは圧倒的だと思います。
また、作業工賃の安さを謳うショップはたくさんありますが、カーカージャパンはいわゆる激安店ではありません。
私は初訪店時にスタッフの方々のノウハウやナレッジ、接客態度やクルマの扱いなどから、「この店はイケる！」と確信。
以来、自身のボクスターの「被・交換作業実績26本（笑）」を経て、盤石の信頼を置いている次第です。
ということでボクスターの足元は、引き続きファルケン・アゼニスFK510とカーカージャパンに支えてもらおうと思っています。
余談ですが、欧州では既に「ファルケン・アゼニスFK520」のデリバリーが開始されている模様。
日本導入についてのアナウンスはまだありませんが、次の最有力候補として、楽しみに待つことと致しましょう。
フロント（235/40R19）は23,000km/9ヶ月、リア（265/40R19）は12,000km/5ヶ月での交換です。
外したFK510のトレッドを見てみると、ほぼすべてのスリップ・サインが露出している状況ですが、溝がなくなるレベルまで減らすことはできていません。
なので、もうちょっと走れるだろうとは思うものの、梅雨入りもしているので交換に踏み切った次第です。
なお、今年の3月にはリコール対応によりリアアクスルキャリア・サイドセクションを交換し、その際に全輪のアライメントを再調整してもらっています。
そのおかげでしょうか、4輪ともに従前よりもキレイに減っているような印象がありました。
FK510は、2019年9月にそれまで主に履いていたピレリ・P Zeroからスイッチして以来、24本連続しての装着です。
ポルシェ社が承認する、いわゆるNタイヤではありませんが、初装着から20本/67,000kmを走らせて何の不満もない・・・どころか、とてもいいタイヤだとの認識に至っています。
それまで26本を履いたP Zeroから替えた直後は、NVHが抑えられた乗り心地の良さに驚き、間違ってコンフォート・タイヤを選んじゃったんじゃないかと思いました（笑）。
しかしながら肝心の運動性能はトレード・オフになってはおらず、私がボクスターに履かせて走らせる限りにおいては、啼き出しも滑り出しもP Zeroのそれと変わらないように感じます。
加えて、そこに至るまでの過渡特性が穏やかになったので、高負荷運転時の安心感はむしろアップしました。
運転の上手な人がサーキットなどで走らせれば、或いは両タイヤの限界性能の差が見えてくるのかもしれませんが、いずれにせよそれは私自身の限界点の遥か上にあるので関係ありません。
フィーリング的には、P Zeroからスイッチした直後にはステアリング・レスポンスがマイルドになった感がありました。
が、そんな印象もすぐに慣れ（笑）、今ではそのナチュラルな操舵感を好ましく感じています。
ある程度の本数を履かせたので、トレッドウェアの傾向についても改めて集計し、P Zeroと較べてみました。
車検やバーストによるルーティン外の短距離交換を除くと、平均のリプレイス・サイクルは以下の通りとなります。
◆FK510：F20,380km毎、R12,228km毎、FR比1.67:1
◆P Zero：F22,115km毎、R15,130km毎、FR比1.46:1
◇FK/PZ：F0.92、R0.80
結果、フロント/リア共に、FK510はP Zeroよりも早いサイクルで交換していることがわかりました。
特にリアは、P Zeroより3,000kmも早く交換しているんですねぇ・・・。
もちろん、両タイヤをずっと同じ条件で走らせたワケではありませんし、毎回同じ摩耗度合いで換えているワケでもありませんが、それにしてもこの結果は意外でした。
FKもまた、摩耗に伴う性能の低下をあまり感じないタイヤであり、最後までストレスなく走らせ続けることができますので、もっともっと、パイパン・レベルまで減らさないとダメですね（←怒られるぞ～）。
ちなみにUTQG/TREADWEARのスコアは、P Zeroが220、FK510が300。
ま、そんなもんです（笑）。
タイヤの購入および交換作業は、今回も横浜の「カーカージャパン」に発注しました。
2018年2月に初めて訪店してからちょうど10回目、4年強、105,000km、タイヤ26本のおつきあいです（笑）。
タイヤも銘柄によっては流通が不安定だとも聞く昨今ですが、製造から半年ほどの新しいFK510はメーカー在庫もあり、オーダーの翌日には着荷していたとのこと。
いつものように明るく元気にテキパキと、かつ丁寧に組み換えてもらいました。
作業用のタイヤラックにはFK510がズラリと並んでおり、いずれも295幅とか30扁平などのポルシェっぽいサイズ。
スタッフさん曰く、最近はポルシェのお客さんがますます増えており、FKを履かせる人も多いのだそうです。
実際、作業中にやってきた997型ポルシェ・911カレラ4のオーナーさんも、今回初めてミシュランからFKに換えてみるとの由。
ロング・ツーリングを楽しまれているとのことですので、FK510を気に入っていただけるといいなぁと思います。
この4月から各タイヤ・メーカーが一斉に値上げを実施、FK510も作業工賃を入れると4本10万円を超えるようになってしまいました。
半年に1セット近いペースでタイヤを購入＆交換している私にとってはかなりの痛手ではあるものの（涙）、それでもNタイヤを始めとするボクスター・サイズの他銘柄と比べれば、FKのコスト・パフォーマンスは圧倒的だと思います。
また、作業工賃の安さを謳うショップはたくさんありますが、カーカージャパンはいわゆる激安店ではありません。
私は初訪店時にスタッフの方々のノウハウやナレッジ、接客態度やクルマの扱いなどから、「この店はイケる！」と確信。
以来、自身のボクスターの「被・交換作業実績26本（笑）」を経て、盤石の信頼を置いている次第です。
余談ですが、欧州では既に「ファルケン・アゼニスFK520」のデリバリーが開始されている模様。
日本導入についてのアナウンスはまだありませんが、次の最有力候補として、楽しみに待つことと致しましょう。
26本とかなんだか色々バグってて微笑ましいですが、UTQGとは違う（同一条件じゃないけど）結果が出ているのは面白いですね。ただ、コスパ的にはやはりFK510は素晴らしいですよね。PS4Sだとフロント2本しか買えない額ですし。また、我々が峠道で使用するペース程度じゃ差は出ないと思いますもんね（実際出てないし）。
特に長距離乗る場合マイルドさやNVHの低さって疲れに直結しますのでロングドライブをメインで使われるWataさんとしてのベストタイヤに現状なっているんだろうなぁと思います。先日の動画を見て早速CCJに1台ポルシェを送り込んでしまったようなので、ポルシェが増えているのはまぁ・・・理解できます（笑）。
by NOLI (2022-06-16 19:24)
こんばんは。
先日、ツーリング中に不覚にも釘を拾ってパンクさせてしまいました。
wataさんよりも一回り？パイパン化したタイヤを見て、修理屋の親父さんに叱られちゃいました。なので、今回ほどで交換するのが吉と思われます。
私はまだ標準的なサイズなので、アジアンタイヤが使えますから、wataさんの半額ほどで済んでいるのが幸いです。もっと走らせなきゃいけませんかねぇ。
by ていしあ (2022-06-16 20:07)
NOLIさん、こんにちは。
UTQGは一応気にしてはいますが、今回の結果も含めた経験上、同一メーカー内での比較にとどめておいたほうがいいんじゃないかと思っています。
いわゆる「※当社比」ってヤツですね（笑）。
NOLIさんが991カレラSに履かせているミシュラン・パイロットスポーツ4Sは、サーキットからストリートまで、パフォーマンスもライフも素晴らしいタイヤだという話をよく耳にします。
P Zeroより上だとの評価も聞きますが、私にはそのP ZeroやFK510でさえも完全なるオーバー・スペックで、ライフ以外は使い切れていませんからねぇ・・・。
頑張ってドラテクを磨き、「FK510だとグリップが足りない！」なんて言えるような、すんごいドライバーになりたいと思います（←なれません）。
by wata (2022-06-16 21:31)
ていしあさん、こんにちは。
自宅周辺ならともかく、旅先でのパンクは厳しいですよね・・・。
今回は無事に旅を続けられることができたようで何よりですが、タイヤが減っているとパンク耐性が低くなるのは事実だと思いますので、ご指摘は謙虚に承ることと致します（伏）。
私のボクスターのタイヤ・サイズはかなりヘンテコで、前後ともに揃う銘柄はNマークの3種とFK510、ミシュランのPS4Sやカップ2ぐらいしか見当たらないんです。
この中だとコスト的にはFK510が一番ですが、それでも半年レベルの消耗品としては、やっぱり高いんですよねぇ。
ま、かかったカネ以上に楽しむべく、ガンガン走らせていきますよ！（←で、またカネがかかる）
by wata (2022-06-16 22:02)
wataさん、こんにちは。
私も3月にカーカージャパンさんでリア2本を交換してもらいました。
ボクスターを中古で購入した時にFK510に変えましたが（と言うよりそれしか手配できなかった）、wataさんがFK510に変えられて、15,000Kmでリアを交換されていたので、私なら大人しく走っているので？25,000Kmは大丈夫と思っていましたが、スリップサインが出てしまい、不本意？ながら16,000Kmでの交換となりました。
当初スポーツシャシーなので乗り心地を心配していましたが、当たりも柔らかく、しかもドライ、ウェットの食いつきも良いので気に入っています。
基本的に雨の日は走らないのですが、奥多摩周遊道路で予想外の土砂降りにあった時も安定して走れました。
FK520も楽しみです。
by イエローサブマリン (2022-06-16 22:41)
イエローサブマリンさん、こんにちは。
文脈的に、私のタイヤ摩耗ペースが妙に早いとの誤解が生じるのではないかと不安になりながら読み進めましたが、結果、ほぼ同じペースで減らされているようで何よりです（笑）。
スポーツ・シャシーは、ノーマルよりもハードかつ車高が低くセットされるんですよね。
イメージ的には、運動性能最優先でカップ・タイヤなどとマッチするのかな、とも思いましたが、NVH耐性やウェット性能に優れるFK510でセット・アップすれば、硬軟すべてを充足する1台になるんじゃないかと拝察しております。
FK520は楽しみではありますが、現時点のサイズ・リストに265/40R19の記載がないのがちょっと気がかりです。
住友ゴム工業さんの対応に、期待したいと思います！
by wata (2022-06-17 00:32)
初めまして。
古い記事へのコメントで申し訳ありません。Wataさんは冬も同じタイヤを使用されてますか？
これから気温が下がっていく中、オールシーズンや冬用に変えるべきか悩んでおり、他の方はどうされているのか気になりました。
雪道を走るつもりは全くないですが、少し都内を外れるだけで一気に気温が下がるので（都内・都心でさえ、特に早朝は0度近くの日も増えてきており）。
by Yuki (2022-12-12 00:31)
Yukiさん、はじめまして。
古い記事にもかかわらず、ご覧いただきありがとうございます！
コメントも大歓迎ですので、どうぞ遠慮なくお寄せください。
お尋ねの件ですが、私はボクスターに冬用のタイヤを履かせたことはありません。
私は都内在住で、かつYukiさんと同じく雪道を走るつもりはないので、ノーマル（サマー）・タイヤで困ったこともないのです。
とは言え、関東近郊であれば冬でも遠慮なく山道を走りに行きますよ。
凍結路や積雪路に出くわしたら、おとなしく引き返せばいいんです（笑）。
by wata (2022-12-12 18:37)