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岩手-秋田ツーリング:2 [drive/touring]

5時半に起床、露天風呂に浸かっていい気分。
岩手県北部、安比高原の朝は曇り空で、強い南風が吹いていました。

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朝飯をたっぷり喰い、コーヒーを飲んだらチェック・アウト。
気温は10℃に満たないものの、ダウン・ジャケットを羽織っていれば幌を下ろしても寒くはありません。
スキー場に沿って南に下っていくと空は徐々に晴れ始め、やがて雪の残る岩手山がその威容を現し始めました。
間近で見ると、ホントにデカいですねぇ。

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K23、八幡平アスピーテラインに入ります。
今回のツーリングはアスピーテライン開通の報を受けて思い立ち、雪の回廊を走るべくやってきたのです。
連続するヘアピンを駆け上がると辺りは徐々に雪の景色となり、実にイイ感じ。
やがて雪の壁が現れますが、路面はほぼドライで冬用タイヤも必要ありません。
しかしながら、道はやがて濃厚な雲の中に突入・・・。
視程は極端に低下し、気温も2℃まで下がって真冬の寒さです。
見返峠を越えて秋田県に入っても周囲は真っ白で、終盤近くになってようやく霧は晴れました。
絶景を拝むことは叶いませんでしたが、それでもやはり、素晴らしい体験ができたと思っています。
いやー、来て良かった!

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・・・で、この先はまったくのノープラン、投宿地さえ決めていません。
田沢湖方面に向かうR341も最高レベルの山岳ワインディングなのですが、今回は反対側へ北上し、ぐるっと回って日本海側に出ることにしました。
空はどんよりと曇っているものの、R341の交通量はゼロに等しく、それだけでもうゴキゲンです。
並行するK191も2車線のカントリー・ロードで、気分良く走ることができました。
引き続き山間路のK22からR285へと西に快走、R105との重用区間からは車列の一員となっておとなしく南下。
上小阿仁村の先でK37へと右折、マイペースを取り戻し小さな山を越えて更に西へと走ります。
その先は、広大な八郎潟の干拓地
直線番長大喜びのストレート、K54が果てしなく続いています。
しかしながら調子に乗ってK298の桜並木に入ってみると、夥しい数のクルマでノロノロ状態となっていました。
こうなることは解っていたのに、我ながらアホですよねぇ(涙)。
仕方ないので駐車帯にボクスターを停め、桜と菜の花と渋滞を眺めつつ手前のローソンで仕入れておいたパンを齧り、隙を見てUターンを決め逃げ出したのでした。

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大潟の外に出て、K55/寒風山パノラマラインでヒルクライム。
2速でぐんぐん駆け上がり、文字通り寒風の吹きすさぶ山頂に出ました。
曇り空なので景色は期待していませんでしたが、予想に反して外界の風景が一望です。
いやいや、素晴らしいですねぇ。
山を下り、K55をそのまま走って男鹿半島先端の入道崎に到着。
引き続きの曇り空で風も強く吹いていましたが、草原の岬はとてもいい雰囲気でした。

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この先、半島西岸をトレースするK121→K59は、全国でも指折りのシーニック&シーサイド・ワインディングです。
完全2車線で交通量僅少、あらゆる曲率のコーナーやストレートにアップダウンが加わり、更には海の風景が重なって、ドライバーは走らずにはいられなくなるのです。
PASMをハード・プロファイルに設定し、スポーツ・モードでアクセル・オン!
スリップ・サインの露出しているタイヤを慮りはしたものの、それでもやはりボクスターの走りは本当に素晴らしく、海へと飛び込むコーナーで何度となく歓喜の声を上げてしまいました(笑)。
いやもう、最高!

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昼前に探して予約した今宵の宿は、70kmほど南の由利本荘市内にあります。
R101、K56を経て秋田市内から日本海沿いのR7をひたすら走り続け、日没直前に「ホテルルートイン由利本荘」へ到着しました。
シングル・ルームに荷物を放り込み、5分ほど歩いて「めん丸 本荘店」でニラ味噌ラーメンと餃子の半ライス・セットを生ビール片手にいただきます。
どうやらチェーン店らしいのですが、ラーメンも餃子もめちゃくちゃ旨い!
大満足で店を出てホテルに戻り、大浴場へと向かうのでした。


本日の走行距離は、365km。
走行時間は7時間05分、平均速度は53km/h。
平均燃費は、11.8km/lでした。

つづく。

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987乗りのj_wata

wataさんこんにちは
岩手‐秋田ツーリングの報告、楽しく拝見させていただきました。
男鹿半島の入道崎からの半島西回りのルートは、ほんと素晴らしい!
私の一昨年の東北ツーリングでは、下北半島でのタイヤバーストという辛い思い出もありましたが、男鹿半島西側の無人快走路(但しひたすら寂しい…)と、翌日に走った快晴の鳥海ブルーラインでの快走により、随分と癒されましたよ。

さて、私だったら明日は鳥海ブルーライン一択ですが、wataさんだったらどんなルートで走られるのか、まだまだ楽しみは尽きません。
これからもwataさんの走り放題の旅日記と、抜群の完成度のムービーを期待します!

私事ですが5月21日から15%割引のフェリーにて、新潟港から北海道に旅立ちます。
wataさんおすすめの遠別旭温泉にも宿泊させていただきます。

それではどこかでお会いできる日を楽しみにしてます。
ありがとうございました。
j_wata


by 987乗りのj_wata (2024-04-24 13:47) 

wata

987乗りのj_wataさん、こんにちは。

一昨年の東北ツーリングでタイヤ・バーストとは、ご同慶の至りにも程がありますねぇ(涙)。
https://wind-and-light-bxtr.blog.ss-blog.jp/2022-08-30
男鹿半島のドライブは3年ぶりで、西岸のワインディングは仰るとおり本当に素晴らしく、ボクスターとの一体感を存分に味わうことができました。
で、翌日はもちろん鳥海ブルーライン・・・と言いたいところですが、絶景の登山道はまだ冬期通行止めなのです。
ということで、ブルーラインではなくグリーンラインを走っていますので、次の記事にてご確認ください。
それにしても、5月中旬からの北海道ツーリングとは羨ましい限りです。
気をつけて、存分に楽しんできてくださいね!

by wata (2024-04-24 17:24) 

suite-spiral

二泊三日で雪の回廊から入道崎ですか。好きモノにも程がある。全面的に支持しますが(笑)
by suite-spiral (2024-04-24 20:47) 

wata

suite-spiralさん、こんにちは。

えぇ、善良な一般市民の皆さんが悉く反対したとしても、一泊二日で竜泊ラインへと走りに行くsuite-spiralさんは賛同してくれるものと確信していましたよ(笑)。
https://wind-and-light-bxtr.blog.ss-blog.jp/2018-09-27

by wata (2024-04-25 13:19) 

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