Wind and Light, Boxster.
https://wind-and-light-bxtr.blog.ss-blog.jp/
所有するポルシェ・ボクスターに関することを書いています。
wata
2024-03-25T22:48:06+09:00
ja
-
四国ツーリング4:山道を東へひた走る
https://wind-and-light-bxtr.blog.ss-blog.jp/2024-03-25
愛媛県大洲市内の猫宿。 朝6時に仕掛けたアラームが鳴る5分前、勝手に目が覚める。
drive/touring
wata
2024-03-25T22:48:06+09:00
猫宿。
朝6時に仕掛けたアラームが鳴る5分前、勝手に目が覚める。
宿の風呂は溫泉ではないが、小さいながらも24時間入れるというので、朝風呂と洒落込む。
部屋に戻ると宿猫がやってくるが、エサも何も無いことが判るとニャアとも言わずに出ていった。
食堂で供される和定食の朝食は十分な内容で、腹いっぱい喰わせてもらえるのがありがたい。
ご主人によれば、猫は現在8匹いるという。
ビジネス旅館を謳う通り、長期の工事関係者と思われる皆さんも泊まっているが、それよりも猫宿としてのインパクトが強い。
値段以上のいい宿であった。
松山方面へと向かうクルマの列に加わり、R56 を東進。
予報は晴天だが、この付近は地形のせいか霧に覆われていて薄暗い。
気温は3度まで冷え込んでおり、幌を下げると真冬のような空気に驚いた。
内子からR379 に入ると交通量は激減、霧も晴れて青空に太陽が輝いている。
2車線の快走路を東へ走り、そのままR380 にスイッチ。
道は山に入り、車線は消えてタイトなワインディングとなる。
2速でぐんぐん駆け上がり、真弓峠のトンネルを越えると道は再び広い2車線へと戻った。
R33からK212へと繫ぎ、R494 で更に東へ向かう。
この区間は初走行だが、予想に違[たが]わず無人の狭隘路がひたすら続く。
一部は拡幅済であるものの、イメージ通りの素晴らしい「四国の山道」なのだ。
昼なお暗い森の中を走り続け、境野隧道を抜けると高知県。
その先は下り急勾配の狭い道が続き、改めてすんごい所を走ってる感が炸裂する。
途中、少し広くなった場所に桜が咲いている。
青い空と緑の杉林とピンクの桜が、春色の素晴らしいコントラストを放っていた。
山を出たところから、R439 で更に東へ走る。
この辺りは「与作」随一の快走区間であり、ギアを上げて気持ちよく走った。
R194 を北に向かい、脇の林道を進むと路肩に多くのクルマが駐まっている。
ボクスターを置いて急な階段を谷底へ降りていくと、にこ渕 と呼ばれる瑠璃色の滝壺が現れた。
初めて来てみたのだが、神秘的で実に素晴らしい。
とはいえすっかり観光名所となっているらしく、多くの人が写真を撮りまくっていた。
ハイ・シーズンの休日ともなるとアクセス路の林道から渋滞するような、いわゆる「映えスポット」なのだという。
しかしながら滝壺から林道までの階段の上りは大変きつく、僧帽弁閉鎖不全症 が再発するかと思った(涙)。
R194はクルマも少なく、大きな山の間を豪快に走ることができる改良済の2車線路。
が、そのまま西条方面へは向かわず、K17 へと右折しノーズを再び東に向けた。
吉野川に沿った県道は、センター・ラインの無い区間も少なくはないものの、緩やかなカーブが続く無人の超絶ドライビング・ロードだ。
ボクスターで走るのは初めてだが、素晴らしい道と山の風景に思わず声が出る。
走り放題とはこのことだ。
さんざん楽しんで、早明浦ダム湖 の脇でブレイク。
昼時はとっくに過ぎており、沿道には店もなく、腹ペコだ。
ということで昨日に続き、コーヒーとカップ・ケーキでのランチである。
R439に復帰、大豊からはR32 を北へ向かう。
幹線国道ではあるが線形も景色も良く、前が空くと気持ちよく走ることができる。
気温はいつの間にか20度にまで達し、パーカー1枚でも暑いぐらいだ。
大歩危・小歩危を抜け、祖谷口からK32 へと右折すると、道路状況は一変。
落石の散らばる超絶狭隘屈曲路はほとんど改良されておらず、テクニカル&スリリングなドライブが続く。
谷底まで200mの断崖に立つ小便小僧 を過ぎると巨大なホテルが現れ、その先は路面が一気に良くなった。
K32を離れ、ボクスターを駐車場に置いて歩き、料金550円を払って祖谷のかずら橋 を渡る。
相変わらず足元はスカスカで、実に恐ろしい。
今日は空いているからまだいいものの、混雑していると途中で立ち往生するおばちゃんがいたり、グラグラ揺れたりして阿鼻叫喚の世界となるのだ。
命がけで渡りきり、その先に落ちる滝を眺めてからパーキングへ戻った。
ここから更に山奥へと進んだところに、本日の宿「民宿 お山荘 」がある。
この辺りの民家と同様、急斜面を切り開いて建てられているのだが、実に広々として館内もキレイである。
角部屋の6畳間にで荷をほどき、離れの風呂で汗を流した。
入れ替わりで入ってきた外国人のお兄さんが、「あのポルシェはあなたのですか?」と英語で訊いてくる。
−イエス、イッツマイン。
−With your wife?
−ノーノー、イッツロンリートラベル。ノーワイフ、ノーガールフレンド。
−Really? Why?
−えーと、ビ、ビコーズ、マイラバーイズポルシェ!
−Oh, I see! Hahaha!
−わは、わははははははははは!(涙)
太陽が山の端に隠れると、急激に冷え込んでくる。
浴衣の上に綿入りの半纏を重ね、食堂へと赴いた。
例によって一番安いプランではあるものの、アメゴの塩焼きや刺身こんにゃく、鰻の蒲焼、山菜に祖谷蕎麦と、山の幸が勢揃い。
ビール片手に平らげて、大満足で部屋に引き上げた。
OneNoteに旅日記を認[したた]めつつ、今日も素晴らしい一日だったと振り返る。
明日は帰路に就かねばならないのだ。
本日の走行距離は、258km。
走行時間は5時間36分、平均速度は48km/h。
平均燃費は、11.4km/lであった。
つづく。
]]>
-
四国ツーリング3:山と海と猫と
https://wind-and-light-bxtr.blog.ss-blog.jp/2024-03-23
高知県、足摺岬の丘に建つ民宿の朝。 空は雲に覆われているが、これは朝のうちだけのようで、嬉しいことに四国地方は今日も晴れの予報となっている。
drive/touring
wata
2024-03-23T14:43:39+09:00
民宿の朝。
空は雲に覆われているが、これは朝のうちだけのようで、嬉しいことに四国地方は今日も晴れの予報となっている。
7時に朝飯を喰う。
ご飯をおかわりし、腹いっぱいになったらチェック・アウト。
ボクスターの幌を下ろし、エンジンを始め各部を温めながら、K27 で静かな木のトンネルの中を土佐清水の町まで戻った。
R321 、通称サニーロードは四国最南の海沿いを行く交通量僅少の快走路。
左手に眺める太平洋は穏やかで波も無く、薄曇りの日差しが柔らかだ。
関東には海沿いを走れる道がほぼ皆無なので、ツーリングに出た時にはこのようなシーサイド・クルージングのできる道を積極的に択ぶようにしているのだ。
そんなR321も途中から内陸に入るため、ツーリングマップルでもリコメンドされている町道 と思しき海沿いのルートへと左折してみる。
初めて走る道だが、複雑な海岸線と小さな島や港の景色が実にイイ感じであった。
R321へと復帰、大月町の出光 でハイオクを満タンにし、ボクスターは旅を続ける。
国道は徐々に交通量が増えてきたため、宿毛の町でK4 にスイッチして山間路を行く。
8年ぶり に走る川沿いの県道は、相変わらず交通量皆無でめちゃくちゃ気持ちがいい。
3速・4速で快走していく途中、ルートを外れて無人の橋の上でひとやすみ。
対岸には、誰にも見られていない桜がひっそり咲いていた。
豪快な2車線路は、途中で渓谷沿いの狭隘路に変貌する。
この変化幅が大きく、実に楽しいのだ。
渓谷を抜けると道は再び広くなり、県境を越えて愛媛県へ。
その先も広々としたカントリー・ロードやちょい狭のワインディングまで、大いに楽しんで津島まで出た。
旧道沿いに、古いが立派な三島神社 がある。
誰もいない境内で賽銭を投げ、旅の無事を祈り、おみくじを引く。
小吉、旅行[たびだち]は「同伴よろし」とある。
いや、独り旅なんすよ、神様(涙)・・・と愚痴をこぼしつつリスタート、国道を跨ぎK37 で小さな岬を周遊してみる。
初めて走る道なのだが、これまた広狭混在の気持ち良いシーサイド・ラインだ。
晴天に青く輝く多島海の景色が、実に素晴らしい。
岬の先端を回った先の旧道沿いに、岩を割って巨大なアコウの木 が立っている。
銘版などは何も無いが、その姿は実に堂々としていて力強い。
寄り道をした甲斐があった。
松山自動車道で宇和島の市街地をパス、R56を経て再び海に出る。
今回の目的路のひとつであるR378 は、宇和海に沿ってひたすら続くリアス式ロング&ワインディング・ロードだ。
1車線路の両側に家が立ち並ぶ集落や断崖上の屈曲路、改良済の2車線区間など、行程のほとんどが海岸線ギリギリを行く。
眩しい太陽の下、幾多の小島や岬、入江が織りなす宇和海の景色は本当に素晴らしい。
沿道には食事処も商店もほとんど無いが、海風に吹かれ輝く海を眺めながら、コーヒーを片手に持参していたパウンド・ケーキを頬張ればそれで十分。
60kmにも及ぶR378のシーサイド・ドライブは走り応え抜群、マジ最高なのである。
八幡浜からR197を東に向かい、投宿地の大洲の街に到着。
なかなかブイシーな「松楽旅館 」はビジネスの宿とあり、広い8畳の角部屋が朝飯つきで4,200円と嬉しい限りだ。
が、この旅館には猫宿という別の貌[かお]がある。
館内を数匹の猫が歩き回っているのだが、私の部屋にも猫用の扉があり、早速2−3匹が入ってきて脱ぎ捨てたジーンズのニオイを嗅いだりしている。
貸切交代制の風呂に入ったら、浴室にも1匹の猫が入りこんでいるではないか。
猫は風呂嫌いだと思っていたのだが、そうでもないのかな・・・。
よくわからん(笑)。
夕刻、徒歩数分の大洲城 へ歩いて行ってみる。
ちょうど日没の時刻で、暮れなずむ空に白い天守が映えていた。
晩飯を喰うべく静かな街を歩き、目についた「大衆板前料理 網元 」の暖簾をくぐる。
カウンターに座り、生ビールと合わせて鶏天の定食を喰った。
これがもう、ボリュームたっぷりでめちゃくちゃ旨い。
女将さんによれば、この店の鶏天は地鶏を使っており、しかも「東京から来た若いおにいさんへ」サービスで多めにしてくれたとのことだ。
焼酎のお湯割りを呑み続けている大将と楽しく話をさせてもらいつつ定食を平らげ、大満足で店を後にした。
冬を思わせる夜空の高みには、ナイフのような月が金星を従えて浮かんでいる。
すっかり冷え込んできた、宿に帰ってもう一度風呂に入ろう。
本日の走行距離は、253km。
走行時間は5時間32分、平均速度は45.7km/h。
平均燃費は、12.2km/lであった。
つづく。
]]>
-
四国ツーリング2:四万十川をフォローする
https://wind-and-light-bxtr.blog.ss-blog.jp/2024-03-20
5時に起床、寝起きのままエレベータで屋上へ。リーズナブルなビジネス・ホテルではあるが、露天風呂があるのは本当にありがたいと思う。
drive/touring
wata
2024-03-20T19:59:41+09:00
リーズナブルなビジネス・ホテルではあるが、露天風呂があるのは本当にありがたいと思う。
チェック・アウトを済ませ、提携のタワー・パーキングからボクスターを出庫。
高知市内、R33 を西に向かい、路面電車と並走しながら幌を下ろす。
空は問答無用のド快晴、しかもこれから数日間は晴天が続くというのだからたまらない。
いの町からはR194 で仁淀川に沿って走る。
良く整備された広い道で、クルマは多いものの流れは良く、ストレスなく流すことができた。
そのR194から離れる仁淀川を追って、K16 へと左折。
改良済の2車線とリアル1車線とが交互に現れる、四国でよく目にするフォーマットのローカル県道だ。
四国と言えば、沈下橋のある風景が印象的である。
仁淀川にもいくつか架かっており、そのうちのひとつである片岡の沈下橋 に立ち寄った。
地元の軽トラが渡る欄干の無い橋を眺めながら、いの町のファミリーマート で調達しておいたおにぎりを喰う。
少し肌寒いが実に気持ち良く、頬張るおにぎりも旨さ倍増だ。
R33に復帰、車列の1台となりしばらく走ってからR439 へと左折。
「与作」の愛称で知られ、ドイヒーな極悪山峡路のイメージも強い国道ではあるが、この区間は改良済の2車線路がメインである。
交通量は僅少、気持ちよく走っていると左手の駐車帯にトイレがあったのでありがたくお借りした。
と、その奥に神社があるようなので立ち寄ってみる。
小さな三所神社 に人の気配は無く、賽銭箱すら置かれていないものの、実に趣深い。
社殿に彫られた龍神像も風雪を感じさせるが、その眸力[めぢから]は未だ衰えていないようにも思える。
二礼二拍手一礼を以って、旅の無事を祈った。
2車線の快走路は、やがて矢筈峠 へと上る狭いワインディングとなる。
この道は2年前 にも走っているのだが、その時は前夜の食当たりのせいで体調が極めて悪く、山の中で吐いてしまったのだ(涙)。
今日はもちろん体調万全、ギア・スティックを2速に叩き込み、絶え間なく現れるタイト・コーナーをリベンジとばかりに次々とやっつけていく。
それにしても、クルマもバイクもまったく走っていない。
峠のトンネル手前でキーを抜くと辺りは静寂に包まれ、聴こえてくるのは鳥の囀りのみであった。
峠を降りると「与作」は再び明るい2車線の山間路となり、R197に突き当たる。
ここでいったん東へトラバースし、K19 で南下する四万十川のフォローを開始する。
交通量皆無、バイパスのようなトンネルから車幅ギリギリの未改良路まで、何でも揃う素晴らしい道だ。
途中、立ち寄ったトイレの近くに地元スーパーのような店がある。
レトロ風な手作り看板だらけの「みどりや 」は、何だかよくわからないけどとても楽しい感じの店。
店内もセンスあるPOPや看板でいっぱいだ。
接客してくれたおじさん曰く、これらはすべて息子さんが趣味で作ったものなのだそうだ。
ちょうど小腹も空いていたので、鶏天を買って外のベンチで喰う。
これがまた旨いんだ。
楽しかったK19を窪川で走り終え、ここからはR381 で引き続き四万十川を西へと追う。
春の日差しがたっぷりの土佐街道は緩いコーナーが連続する広い2車線路で、実に気持ちがいい。
交通量はゼロでは無いが、見通しも良いため極めて迅速かつ安全にブッコ抜かせていただくことができるのだ。
沿道の桜はまだ咲いてはいないものの、走り過ぎを諫めるべく脇道に寄れば、菜の花が眩しいほどに咲き狂っている。
いやもう、最高。
昼時となり、何か軽く喰おうと道の駅「四万十とおわ 」にピット・イン。
カフェや食堂、ジップライン乗り場などを併設した、とてもお洒落でキレイな建屋である。
名物的な感じのカリーパンを買い、テラスで四万十川を眺めながら喰った。
これもまた旨かった。
四万十川を河口までトレースすべく、R381と別れてR441 を南下。
以前と較べて改良区間は着実に増えてはいるものの、相変わらず広狭混在の見本のようなローカル国道で、とてもおもしろい。
狭隘区間で対向車に出くわし、互いに譲ったり譲られたりしてハンド・サインを交わすのもまたいいものだ。
たゆたう四万十川には沈下橋がいくつも架かっており、立ち寄るバイク集団の姿もちらほら見受けられるようになってきた。
山間へと向かうR441から引き続き四万十川沿いを走るべくK340 をチョイス、リアル1車線路を抜けて中村の町に出る。
堰堤上のR321 を河口近くまで走ったところで、130kmに及んだ四万十川フォローは終了。
心に残る、抜群のリバーサイド・ドライブであった。
R321を土佐清水まで下ったところでK347へと左折、K27 に入り時計回りで足摺岬へと向かう。
海沿いではあるが海はあまり見えず、変化に富んだワインディングを楽しむこととなる。
足摺岬の少し手前にある、新しく大きな駐車場 で休憩。
風は強くはなかったものの、碧く広い太平洋の沖には小さく白波が立っていた。
この先の足摺岬は予想通り混雑していたので、あっさりとスルー。
K27は森のトンネル状態、木漏れ日で見えにくい路面状況に注意しながら、宿への分岐を探した。
看板に従って狭い急坂を上り、丘の上に建つ「民宿 青岬 」に到着。
2階の広いシングル・ルームからは、太平洋が一望である。
ゆっくりと風呂に浸かってから、食堂で晩飯をいただいた。
カツオのタタキはもちろん、タイやマグロの刺身も抜群に旨い。
例によって一番安いプランなのだが、味も量も大いに満足できる夕餉であった。
今日は山から川、海へと走り続けた、素晴らしいドライブの一日だった。
部屋に戻ってツーリングマップル を開き、明日の行程をざっくりと考えてから床に就いた。
本日の走行距離は、301km。
走行時間は6時間13分、平均速度は50km/h。
平均燃費は、11.4km/lであった。
つづく。
]]>
-
四国ツーリング1:快走ドライブ!徳島から高知へ
https://wind-and-light-bxtr.blog.ss-blog.jp/2024-03-18
午前4時前、東名高速道路/東京料金所を通過し、ETC深夜割引が確定。「曇りのち雨」の予報通り、足柄SAのあたりで雨が降り始めた。
drive/touring
wata
2024-03-18T22:30:54+09:00
「曇りのち雨」の予報通り、足柄SAのあたりで雨が降り始めた。
今回のツーリング・エリアである四国に向け、西からやってきた大きな雨雲の下をボクスターは走り続ける。
ファルケン・アゼニスFK510/FK520L の残溝は少ないものの、雨中のハイウェイ走行で不安を感じることも無い。
京都から大阪付近では土砂降りに見舞われ、一時的にSAへ退避もしたが、昼頃に雲は東へと抜けて雨は止むはずだ。
実際、大鳴門橋 を渡って四国に入る頃には小雨になっていた。
徳島南部道路/徳島津田IC でアウト。
最寄りのエネオス でボクスターの空腹をハイオク・ガソリンで満たしてから、ドライバーも昼飯を喰うことにする。
四国飯の一発目は徳島ラーメンに決定し、R55を跨いで「中華そば まる虎 」へ。
濃厚な甘辛スープに中細ストレート麺のラーメンと、濃い味に仕上げられた炒飯、どちらも旨くてペロリと完食だ。
R55 を南下、勝浦川を渡った橋の袂[たもと]にあるセブン-イレブン でコーヒーを買い、サーモ・ボトルに詰める。
これで準備はOK、雨も上がって雲の切れ間から青空さえ覗いている。
うひひひひ、しめしめ。
堰堤上のK16 からK22を経てK28に入った辺りで幌が乾き、対岸へと渡る沈下橋の上でようやくのトップ・ダウン。
誰もいない那賀川左岸の広狭混在路、K19 へと突入する。
アクセルをひと踏みした瞬間、600kmに及んだ雨中の退屈な高速道路走行は一発でチャラになった。
いやもう最高、四国まで来た甲斐があった。
道は那珂川と共に国道へと合流、ここから100km先の高知市を目指すのだ。
R195 は、トップ・クラスのドライビングを楽しめる長尺の山間快走路。
県境のトンネルを挟み、徳島側は那珂川を、高知側は物部川を、それぞれ2車線の舗装路が延々とフォローしている。
交通量は僅少で、ペース・コントロールはほぼ100%、自身に委ねられているのだ。
風を切って走るボクスターは四ツ足峠 トンネルを抜け、高知県へと越境。
小雨が降り出したものの、徳島県側よりも道は良くフラットで、コーナーを回る度に道と景色とボクスターの走りに感動しながら、物部町の中心部まで走り切った。
同時に雨が強まってきたため、幌を上げて高知市内へと向かう。
雨の上がった市内に入り、「ホテルNo.1高知 」にチェック・イン。
シングル・ルームに荷物を放り込み、高知城も見える屋上の露天風呂に浸かってから、晩飯を喰いに出た。
観光名所でもある「ひろめ市場 」は、平日にも関わらず大混雑につき、即座に撤収。
近くで見つけた「ひとくち餃子の頂 」のカウンターに陣取り、生ビールを片手に餃子と唐揚げの定食を貪り喰った。
ホテルに戻って再び露天風呂へ入り、部屋のデスクで今日を振り返りながら、OneNote にBlogの草稿を書いていく。
程なく2時半起きの強烈な睡魔がやってきたため、抗わずにベッドへと倒れ込んだ。
本日の走行距離は、844km。
走行時間は10時間31分、平均速度は82km/h。
平均燃費は、12.7km/lであった。
つづく。
---------------------
3月中旬、5日間の旅程でボクスターを四国で走らせてきました。
今回もまた旅日記を綴っていますので、よろしければおつきあいください!
]]>
-
茨城-南福島ドライブ
https://wind-and-light-bxtr.blog.ss-blog.jp/2024-03-10
夜明け前の常磐自動車道、下り線。第2走行車線を走っていた私の右斜め後方で、1台のクルマがパトカーに捕まりました。大して速度も出ておらず、しかも110km/h規制区間だったので、車両通行帯違反だったのでしょうか・・・。朝っぱらから、しょーもないですね(涙)。
drive/touring
wata
2024-03-10T16:44:09+09:00
第2走行車線を走っていた私の右斜め後方で、1台のクルマがパトカーに捕まりました。
大して速度も出ておらず、しかも110km/h規制区間だったので、車両通行帯違反だったのでしょうか・・・。
朝っぱらから、しょーもないですね(涙)。
土浦北IC でアウト、快晴の空にボクスターのトップを下ろします。
空気の冷たさにビックリして外気温計を見てみるとマイナス1℃まで下がっており、暖房を強めて手袋をはめました。
今日はまず、「茨城縦断・広域農道快走ルート(私が勝手に呼んでいるだけですが・・・)」を走ります。
土浦から北茨城まで、常磐道なら13のICに匹敵する区間を、県が誇る広域農道や県道を結んで約130km。
私の知る限り、関東近郊でこれだけの距離を全線ほぼマイペースで楽しくドライブすることができるルートは、他にありません。
この時期は凍結も危惧されますし、特に県北の山間部には先日も雪が降ったりしているのですが、ま、ダメなら引き返せばいいだけのこと。
とりあえず、行ってみましょう!
K199/朝日トンネルで筑波山の下を通り、4速メインで畑の中のストレートを疾走。
この辺りは小さな盆地状の地形となっているためか冷え込みがキツく、気温はマイナス4℃にまで達していました。
とは言え路面は完全なドライ・コンディション、交通量も皆無に近いため、アクセルを緩める理由はありません。
寒いけど、めちゃくちゃ気持ちいいですねぇ。
道は県道からそのまま広域農道となりますが、それらを総称してフルーツライン と呼ばれているようです。
で、盆地の北端でK42にスイッチしたフルーツラインは山にブチ当たり、二輪車通行禁止の峠道となりました。
ギア・スティックを2速に叩き込み、屈曲路を駆け上がって道祖神峠 を越えたらダウンヒル。
まだ北茨城までの行程の3割にも満たないのですが、既に最高です(笑)。
笠間からはルートの第2ステージ、広域農道/ビーフライン 。
完全2車線のアスファルトが緩やかなアップダウンを伴って北東へと伸びる、これまた素晴らしい低山&丘陵道路です。
引き続き交通量はゼロ、3速のパワー・バンドでボクスターを楽しく走らせて行きました。
沿道にはライダーが集まる道の駅のような「物産センター山桜 」もありますが、さすがに開店前のこの時間には誰もいませんね。
K112に入ったところで、小さな集落の路肩で小休止。
イグニッションを切ると辺りは静寂に包まれ、鳥の囀る声しか聞こえません。
民家の軒先では梅の花が綻んでおり、寒いながらも春の訪れを感じさせてくれました。
那珂川を渡り、工業団地を抜けたビーフラインは、R118にブチ当たったところで終了。
ルートの続きは、グリーンふるさとライン が担います。
久慈川を越えて東進、水府の町から再び山間部に入り、北東方面へと走り込んでいきます。
この辺りまで来ると、路肩に雪の名残を見かけることもありますが、ドライブにはまったく影響ありません。
ただ、R461との交点 まではあちこちにゼブラ・ペイントや取締り系看板があり、クルマもぼちぼち走っているので注意が必要。
私も何台かをパスさせてもらったり、後方からすんごいスピードでやってきたフォルクスワーゲン・ゴルフに道を譲ったりもしています。
で、そのR461を挟んだ先から北の最終区間 こそが、グリーンふるさとラインのハイライト。
トラフィックはゼロ・レベルとなり、曲率・高低差ともによりハードなワインディングが山を縫って続いているのです。
グレーチングやバンプ、アンジュレーションもありますが、いずれにせよ走り放題。
危惧していた雪も無く、途中の小山ダム でホット・コーヒーと焼き菓子で一息つきながら、何て素晴らしい道なんだろうと改めて感じ入るのでありました。
130kmに及ぶ「茨城縦断・広域農道快走ルート(自称)」は、グリーンふるさとラインとK153との交点にて終了。
ここからはそのまま北上を続け、福島県南部を軽く走ろうと思います。
常磐道の西側を並行するK10 は、途中で軽い屈曲路を挟む趣深い道。
県境を越えてR289 へとスイッチし、バイパス・クラスにまで改良された2車線路で豪快に西へと走って行きます。
途中、分岐するK390 で北に向かおうとしましたが、林の中の1車線路を進んでいくうちに、路面は凍った雪に覆われ始めました。
うーん、こりゃもうスタック必至だな・・・。
暖冬&少雪傾向とはいえ、やはりマイナーな山峡路には雪が溶けずに残っているんですね。
そんなわけで、転回できる場所までジリジリと後退を余儀なくされたのでした(汗)。
復帰したR289をR349 との重用区間へ右折し、北上。
この辺りはピカピカに改装されており、新たにR289のバイパスが開通していました。
が、嬉しいことに重用を離れたR349は従来の姿を保っており、広狭混在の楽しいカントリー・ロードが集落を結んで続いています。
沿道に雪が残るもののアスファルトはドライ、天気は上々、寒さも和らぎ実にいい気分です。
5年ほど前 にこの近くで鄙びた温泉に浸かったことを思い出し、K71を辿って「旅館 入道 」に寄ってみたのですが、無念の休館(涙)。
後ろ髪を引かれながら小松川沿いのK135 をトレースし、K14→R349とぐるっと回って鮫川村の村民保養施設「湯の田温泉 さぎり荘 」で風呂をいただくことにしました。
ピカピカで新しくモダンな温泉は、地元のおじいちゃんたちで大賑わい。
休憩室も満員で、弁当を拡げたりビールを飲んだりと、皆さん大いに楽しんでおられるようでした。
風呂から上がるともう昼時近くで、腹も減り始めています。
R349→R289と戻りながらどこかで昼飯を喰って帰ろうと思案した結果、いわき市内のトンカツ屋へ行くことに決定!
JR常磐線/植田駅に近い「多安房 」の暖簾をくぐり、チキンカツの定食を発注しました。
予めソースがかけられたチキンカツは質感・量感ともに抜群、付け合わせのキャベツにはナポリタン&マカロニがたっぷりと添えられており、ごはんの盛りもなかなかです。
ロースカツと同価格のチキンカツは予想通りいいモモ肉を使っているらしく、実にジューシーで旨い!
ガブリと噛むと、中から旨味脂が溢れ出るのです。
炊き加減も抜群なごはんと併せてバクバクと喰い進めた結果、腹痛寸前まで腹いっぱいになりました(笑)。
さ、渋滞が始まる前にとっとと家へ帰りましょう。
本日の走行距離は、573km。
走行時間は9時間18分、平均速度は63kmh。
平均燃費は、11.3km/lでした。
自分の中では定番となっているドライビング・ルートですが、いやはややっぱり面白かった!
今回、福島県は南部をちょろっと走っただけなので、季節が進んだら阿武隈エリアへも足を伸ばそうと思っています。
それにしても今シーズンの福島は、本当に雪が少ないですね・・・。
1月と2月には出張で中通りや会津へ行きレンタカーを走らせましたが、山間部も含めて雪道はほとんどありませんでした。
茨城県北部の山中も同様で、過去には同じ時期に国道や広域農道で雪道に遭遇していたのに、今回はオール・ドライ。
長期的な気候変動の影響なのか、はたまた一時的な事象に過ぎないのかわかりませんが、本格的な雪融けも早まるのではないでしょうか。
北関東から東北へと、春ドライブの妄想は膨らむばかりです(笑)。
]]>
-
西-南伊豆ドライブ:おまけ
https://wind-and-light-bxtr.blog.ss-blog.jp/2024-03-05
西-南伊豆ドライブのおまけムービーです。おヒマであれば、ご高覧下さい。
drive/touring
wata
2024-03-05T18:17:07+09:00
西-南伊豆ドライブのおまけムービーです。
おヒマであれば、ご高覧下さい。
VIDEO
]]>
-
西-南伊豆ドライブ
https://wind-and-light-bxtr.blog.ss-blog.jp/2024-02-27
2月後半の三連休は、「雨→晴れ→雨」との冴えない予報・・・。実際に初日は冷たい雨の一日となりましたので、二日目に日帰りで伊豆半島へ走りに行くことにしました。
drive/touring
wata
2024-02-27T19:21:14+09:00
実際に初日は冷たい雨の一日となりましたので、二日目に日帰りで伊豆半島へ走りに行くことにしました。
夜明け前の東名高速道路を西へと走り、沼津ICから伊豆縦貫自動車道を経由しK130で内浦湾に出ます。
予報通りの晴天に感謝しつつボクスターのトップを下ろし、海の向こうで朝日に輝く富士山を右手に眺めながら、海岸線のK17 をのんびりと走らせました。
大瀬崎への分岐を過ぎると前走車はいなくなり、標高を上げた県道は広狭混在のタフなワインディングとなります。
外気温は5℃程度と冷え込んでおり、路面は落葉混じりのハーフ・ウェット状態ですが、私ごときが少々ラフに走らせたぐらいでは、ボクスターは破綻する気配すら感じさせません。
相変わらず素晴らしいよな・・・と10年目のボクスターに舌を巻きつつ、冷たい風を切って次のコーナーへと飛び込んでいきました。
出逢い岬 のパーキングで小休止してから、眼下に見えていた戸田[へだ]の御浜岬へと下り、富士山の見える防波堤に腰掛けます。
持参したパウンド・ケーキとセブン-イレブンで仕入れてきたホット・コーヒーとで、ささやかなモーニング・ブレイク。
こういうので、いいんです(笑)。
引き続き、K17を南下。
相変わらずトラフィックは皆無に近く、土肥[とい]へと続く緩急混交のコーナー群を2速メインで大いに楽しむことができました。
関東近郊で唯一のシーサイド・ワインディングを走り終えたら、R136 で山へと上がります。
温暖な伊豆半島でも昨日は山沿いで雪が降ったらしく、電光掲示板にはチェーンが必要との表示もありましたが、アスファルトは概ねドライでまったく問題なし。
ですが、K411で船原峠 まで上がると路面に雪が残っており、大いにビビりながら稜線上を南に進むことになります(汗)。
日の当たっている箇所は何とかなるものの、日陰になるとほとんど雪道状態。
気合と根性で西天城高原 まで行こうかとも思いましたが、そもそも気合も根性も持ち合わせてはいないので(涙)、若奈峠 のトンネルを出たところで撤退を決断しました。
ま、午後になれば走れるようになるでしょう(←ホントか?)。
来た道を土肥まで引き返し、車列の一員となってR136で海沿いを行きます。
道すがら、温泉にでも入ろうと考えて、沢田公園の露天風呂 に立ち寄りました。
管理所で600円を支払い、断崖の天辺に設えられた小さな温泉に浸かります。
うぃ~、最高~。
熱めの湯から出、全裸のまま仁王立ちで眼下の海を睥睨[へいげい]していると、堂ヶ島を出た遊覧船のお客さんが手を振ってくれました。
こちとら、丸出しですけどね(汗)。
風呂から上がってリスタート、松崎からK121へと別れ、目指すは屈指のドライビング・ロードである蛇石峠 です。
以前よりは整備が進んでいるものの、相も変わらず実にハードかつテクニカルで、本当におもしろい。
前車のALPINA B3 でも今のボクスターでも、この道を走らせる度にクルマの良さを再確認することができます。
伊豆スカイラインや西伊豆スカイラインもいいですが、スポーティなクルマのオーナーであれば、一度は走っていただきたいと強く思います。
クルマとの一体感を強く感じられるはずですよ。
で、屈曲の蛇石峠を抜けた先に、その店はありました。
県道から外れた静かな脇道に佇む古民家は、インド家庭料理を謳う「南豆亭 」。
今回初めて訪れたのですが、マジでこんなところにこんな店があるのか的なロケーションにビックリです。
こじんまりとした雰囲気のいい店内で発注したのはバターチキンとキーマのカレー2種盛りで、ライスも日本米とインド米とを半々にしてもらい、更にはスパイス・エッグをトッピング。
・・・いやもう、店に到着した時点で確信していたのですが、メチャ旨です!
特段辛くはないのにしっかりとスパイシー、マニアックではなくフレンドリーな味わいで、お年寄りや子連れのファミリー客もおいしそうに食べていました。
オーナーと思しき女性に訊けば、2年ほど前に川崎からこの地にやってきて、店を開いたとのこと。
店舗も駐車場も大きくはない、地元の方が通うような静かな店ではありますが、いずれまた必ず蛇石峠とセットで訪れようと思います。
楽しいドライブは続きます。
南下を続けるボクスターはK16を快走し、あいあい岬 に到着。
多くのお客さんで賑わう「SOUTH POINT CAFE&GIFT 」でミルク感たっぷりのソフトクリームを調達し、風の岬で海を眺めながらいただきました。
この先、下田方面は混雑必至のためUターン、マーガレットラインとも呼ばれるR136 を北上します。
幸いなことに交通量は少なく、フラット・シックスを唄わせながらマイペースで走ることができました。
松崎からそのままR136を走りつつ、カーナビでVICSをチェックしますが、西天城高原から西伊豆スカイラインにかけてのルートにはチェーン規制のマークがついたままです。
午前の撤退劇が脳裏を過[よぎ]りましたが、それでもやはり稜線からの誘惑には抗うことができず、例によってダメなら引き返せばいいやと独り笑いながら、宇久須からのヒルクライムにチャレンジしました。
K410 はところどころ濡れてはいますが、概ねドライ・コンディションでまったく問題ありません。
2速&スポーツ・モードで駆け上がり、コーク・スクリュー でのイン・リフトにパワーを喰われたりしながらも、大満足のドライビングで西天城高原に達することができました。
いやいや、このままスカイラインも走れるんじゃないでしょうか。
先客、ご夫婦でドライブに来ていた981型ボクスタースパイダーのオーナーさんも同意見、それならばと先発して仁科峠へ向かいましたが、いやマジで雪無いじゃん!
午前中に走破を断念して引き返した若菜峠付近もほぼドライで、遠くに富士山をチラ見しつつ、本来のスカイライン・ドライブを楽しむことができました。
その一方で、沿道の樹々はあちこちで霧氷に彩られているという、驚きの光景が続いています。
冬期も含めてこのルートは何度も走っていますが、こんなの見たことがありません。
一か八か山へ上がってみて、本当に良かったと思いました。
・・・とかなんとか伊豆を楽しんでいるうちに、東名高速道路は大渋滞。
ま、連休かつ唯一の晴天日ですから、当たり前田のクラッカーですね(←古い)。
ということで本日は帰宅を断念、伊豆長岡に宿を取って明日の朝に帰ることにしました。
ツイン・ルームが6,300円、「ホテルサンバレー アネックス 」は昭和感が炸裂ですが、旅の宿としては十分なファシリティ。
無料のシャトル・バスで本館まで送ってもらい、めちゃくちゃ広い温泉大浴場 で大いに袋を伸ばしました。
晩飯は近くのとんかつ屋「ニュー雅生 」で喰いましたが、これがまた旨くてビックリ。
甘めのソースをたっぷりつけていただくサクッと柔らかなロースカツはもちろん、オマール海老のクリームコロッケがまた抜群なのです。
「注ぐのに失敗しちゃったけど、サービスね」と言って生ビールを0.5杯分余計に持ってきてくれた店のおねいさんと楽しく話しながら、今日は泊まりにして良かったとつくづく思うのでした。
翌朝は6時半に起床。
本館の温泉へ行こうと支度をしながらTVを見ていると、御殿場付近は雪が降ってると言うではあーりませんか!(汗)
今のところ東名/新東名はいずれも規制されていないようですが、これからどうなるかわかりません。
ということで速やかにチェック・アウト、冷たい雨の中を沼津方面に向かいました。
御殿場JCTで新東名から東名に合流する頃にはガチで雪が降りしきっていたものの、足柄SAを過ぎる頃には霙から雨へと戻ったため、とりあえず一安心。
いや~、ビビりました(笑)。
2日間の走行距離は、519km。
走行時間は8時間48分、平均速度は61km/h。
平均燃費は、10.8km/lでした。
冬でも存分に走れる伊豆半島。
今回はちょいと雪に阻まれたりもしましたが、それでもボクスターを楽しく走らせることができました。
満開の河津桜にも劣らない、素晴らしい霧氷の景色を観ることができたのもラッキーです。
更に温泉に浸かって旨いもんを喰って、もはや言うことはありません(笑)。
伊豆半島には気になる未訪のドラ飯処がまだいくつかありますので、そのうちに行ってみようと思っています。
次回も楽しみです!
]]>
-
冬の奥秩父・奥多野ドライブ
https://wind-and-light-bxtr.blog.ss-blog.jp/2024-02-13
2月初旬、南岸低気圧の影響で関東地方に雪が降り、高速道路が広範囲で通行止めになるなど道路交通に大きな影響が出ました。その数日後の早朝、「もう大丈夫だろ」とタカを括り、路肩に雪が残る快晴の中央自動車道を西へ走ります。
drive/touring
wata
2024-02-13T20:42:53+09:00
その数日後の早朝、「もう大丈夫だろ」とタカを括り、路肩に雪が残る快晴の中央自動車道を西へ走ります。
山梨県に入り、勝沼ICでアウト。
ボクスターの幌を下ろすと、キンキンに冷えた甲府盆地の冷気がドッと流れ込んできました。
路面状況に注意しながら東山東部広域農道/通称フルーツライン を流していると、遠く白銀の南アルプスから甲州の山々、そして市街地へと、朝日が徐々に降りていきました。
広域農道の終着からK213を経由して、R140 に合流。
笛吹川沿いの快走2車線路は他にクルマの姿もなく、上流に向かって快調に走っていくのですが、外気温は氷点を割り、周囲はなかなかの雪景色となってきます。
橋梁の上などは部分的に凍結しており、「道の駅 みとみ 」の駐車場も雪面状態となっていたため休憩に入ることもできません。
大丈夫か?おい(汗)。
「ゆっくり!とにかくゆーっくり行ってください!危ないからね!」
と言う料金所のおじさんに見送られて、雁坂トンネル有料道路 に突入。
トンネルの先、埼玉県側の道路状況を訊いたところ、山梨県側と同様、積雪はしていないもののところどころ凍っているとのことです。
標高1200m、甲武国境の山を貫く長大なトンネルを抜けてダウンヒルを開始。
気温はマイナス5℃まで下がりましたが、凍結防止剤もしっかり撒かれており、部分的な凍結に気をつけてペースをコントロールすれば大丈夫そうです。
タイトなコーナーと急勾配が続くセクションをクリアし、中津川を堰き止める滝沢ダム脇のパーキング でひとやすみ。
持参したカップ・ケーキを、勝沼のセブン-イレブンで仕入れておいたホット・コーヒーと共にいただきます。
うーん、最高ですねぇ(笑)。
三峯口まで下ったところでR140を離れ、K37 でトラバースしR299を左折。
赤平川に沿って快走を続けるうちに谷間は徐々に狭くなり、最後の集落を過ぎると道は志賀坂峠 へと駆け上がるハードなワインディングとなります。
2速で叩きあがるエンジンのサウンドとレスポンスに感化され思わずアクセルを踏み込みますが、コーナーの先が凍っていたりするので要注意(汗)。
群馬県側は日陰が増え、凍結箇所も多くあったものの、特に問題なく下っていくことができました。
峠道を出てR462との重用区間を西へ走り、「川の駅 上野 」にピット・イン。
この先、長野県へと向かう道はR299/十石峠 もK124/ぶどう峠 も冬期閉鎖となっていますが、少なくともここまでは、積雪に見舞われることもなく到達することができたのです。
いい気分ですな(笑)。
さ、昼飯にしましょう。
川の駅 上野のすぐ隣にある「麺屋 十石 」は、前々から気になっていたラーメン屋。
近隣にあるドラ飯処の王者「峠のうどん屋 藤屋」の復活 も確認できたので、今日は改めてこの山奥ラーメン店の暖簾をくぐることにしたのです。
券売機にはいくつものメニューが並んでいましたが、一発目ということもあり、地産地消を強く窺わせる猪豚十石味噌ラーメンを発注。
麺量があまり多くなく、あっという間に喰い終わってしまったとは言え、文句なしの旨さです。
再訪確定となりましたので、これでまた奥多野ドライブの楽しみが増えました。
食後はK124をひとっ走りして、浜平温泉「しおじの湯 」でひとっ風呂。
内湯で温まり、露天風呂で寛いで、食堂で十石みそソフトクリームをいただきました。
大満足です(頷)。
東へと走るR462 は凍結箇所もほとんどなく、マイペース走行が続きます。
空は引き続きの快晴ながら気温はあまり上がりませんが、温泉上がりのオープン・ドライブはやっぱ最高ですね。
そのままの勢いでK71に突入、上武国境の土坂峠 を目指して山坂道を上がっていきました。
ボクスターに履かせているファルケン・アゼニスFK510/FK520L は、ドライはもちろん、ヘヴィ・ウェットな路面でも盤石のグリップ&トラクションを発揮するとは言え、さすがに凍結路面は滑りますねぇ(笑)。
明滅するPSM[ポルシェ・スタビリティ・マネージメントシステム]インジケータを横目に、それでも比較的長い凍結区間をイーブン・スロットルで進んでいくことができるのは、やはり重量配分に優れたミドシップ・レイアウトのおかげもあるのだろうと思います。
峠のトンネルを越え、ほとんど凍っていない埼玉県側のダウンヒルを楽しんでから、関越自動車道/花園ICへと向かいました。
本日の走行距離は、399km。
走行時間は7時間25分、平均速度は55km/h。
平均燃費は、12.3km/lでした。
降雪から数日経っていたとは言え、やはり上武甲州の山岳エリアには雪が多く残っていました。
それでもダメ元で行ってみた結果、ギリギリ感はあったものの、冬のドライブを大いに楽しんで無事に帰ってくることができました。
ちなみにこの翌日、北関東は再び雪に見舞われて、このエリアもあちこちで雪が積もったとのこと。
いやー、危なかった(笑)。
]]>
-
房総半島アジフライ・ドライブ
https://wind-and-light-bxtr.blog.ss-blog.jp/2024-02-05
クルマ仲間のShimaさんに誘われて、房総半島へアジフライを喰いに行ってきました。文字通り「アジフライを喰いに行く」のがメインなので、あんまり走っておりません(笑)。
drive/touring
wata
2024-02-05T19:18:27+09:00
文字通り「アジフライを喰いに行く」のがメインなので、あんまり走っておりません(笑)。
朝7時、館山自動車道/君津PA。
空は晴れていますが冷え込んでおり、外気温計は2℃前後を指しています。
先に到着していたALPINA B3 GT3のイクローさん、同B3 3.3のつくばの松さん と暫し談笑してから、3台でスマートICをゲート・アウト。
ほぼホーム・コースと化している(笑)、半島中央部山間南下ルートを気持ちよく走って行きます。
K163で鹿野山 まで上がり、K93でダウンヒル。
R465からK88 にスイッチし、戸面原ダム湖畔 やしいたけ村コーナー などのタフなワインディングを次々とクリアしていきました。
ちなみにShimaさんは単独別動隊として浜金谷 にある目的地の食堂へと走り、開店前に予約してから本体に合流するとの作戦。
GPSロケーターで確認するとShimaさんは既に安房グリーンライン にまで達していたため、道の駅「三芳村 鄙の里 」まで引き返してもらいランデブーすることとなりました。
先に到着した我々がコーヒーなどを飲みつつ談笑していると・・・おや?
ブイーン!と駐車場に勢いよく飛び込んできたのはいつもの黒いポルシェ・ボクスタースパイダーではなく、白いアバルト・500[チンクエチェント]。
それまで所有していたフィアット・500から乗り換えて、今日がファースト・ドライブなのだそうです。
チンクエチェントをベースとするアバルトは年々過激になっていったイメージがありますが、このモデルは2015年式で、595や695などと較べればまだベーシックな印象です。
しかしながらそこはやはりメーカー純正チューンドカー、3.7m&1.1tのボディに1.4Lターボ・エンジンを積み、専用の足回りで仕立てられたチンクエチェントは、Shimaさん曰く「めちゃくちゃ速くておもしろい!」とのこと。
松さんもお嬢さん用の赤いアバルト・595を乗り回しているそうですから、箱根の椿ライン や上武国境の土坂峠 、南伊豆の蛇石峠 などのクネクネ・ステージで、紅白サソリ合戦を繰り広げていただければと思います(震)。
さて本題の食事ですが、Shimaさんが早起きして現地まで予約に行ってくれたおかげで、開店直後の9時30分に一番客として入店できることになりました。
で、K88→K258→K184→R127 と走って9時過ぎに浜金谷に到着したのですが、既に駐車場はほぼ満車状態で、大勢のお客さんが小さな店の周りでスタンバっています(汗)。
開店時刻よりも前に「さすけ食堂 」は店を開け、我々は奥の座敷に上がり込んで全員がアジフライ定食を発注しました。
私が最初にこの店を訪れたのは2013年の12月 なので、もう10年以上も昔のことになるんですね・・・。
あまりの旨さに仰天し、それからも何度か喰いに来ていたのですが、そのうちにTVやネットの影響で常に爆混みするようになり、予約しないと喰えない店になってしまってからはすっかり足が遠のいていたのです。
が、久しぶりに喰った黄金アジのフライはやはり比較するものがなく、めちゃめちゃ旨い!
初めてだというイクローさんは感動の面持ちでしたが、それは何度か食している3名とて同じこと。
Shimaさんに至っては、ここのアジフライを「人生最後に食べたいもの」に選定するほどの惚れ込みようです(笑)。
「初訪店2013年」を聞きつけて激務の合間に厨房から声をかけてくれる、店のおばちゃん&おばあちゃんたちとも楽しく話をさせてもらいながら、大満足の朝食となったのでした。
ごちそうさまでした!
時刻はまだ10時前ですが、今日はもう目的を果たしたこともあり、これから再び山の中へ向かおうとは誰も思いません(笑)。
そんなわけで4人はR127をチンタラと北上し、ドライブインや直売所などを併設した温泉施設「海辺の湯 」で、褐色の湯が満たされた風呂にのんびりと浸かりました。
3年前 に初めて訪れた時はすっかり夜になっていたため景色は望むべくも無かったのですが、ベランダ状の露天風呂からは船が行き交う東京湾を挟んで三浦半島を眺めることができ、更にその先には少し霞んだ富士山が見えています。
いやもう、極楽じゃないですか(笑)。
もはやすっかり「走り」を忘れてしまったオッサンたちは、温泉を後にして再びR127の車列に加わり、K256経由/新舞子海水浴場 にて最終のブレイクです。
風も弱く、気温の上昇と温浴効果とでポッカポカ。
波の音を聴きながらすっかりイイ気持ちになったところで解散し、それぞれの家路に就いたのでした。
本日の走行距離は、226km。
走行時間は3時間50分、平均速度は60km/h。
平均燃費は、12.0km/lでした。
Shimaさん、セッティング&予約していただきありがとうございました!
イクローさん&松さんも、一緒に走って喰って浸かっていただき感謝です。
また遊びましょう!
]]>
-
My Porsche
https://wind-and-light-bxtr.blog.ss-blog.jp/2024-01-30
「My Porsche」というポルシェのオフィシャルWebサービスがあります。
about my Boxster
wata
2024-01-30T22:01:50+09:00
これはアプリやブラウザから車両状態のモニタリングなどが行えるというイマドキのサービスなので、いわゆるコネクテッド・カーではない私のボクスターには無縁のものだと思っていました。
が、ある日拝聴していた「ポルシェがわが家にやってきた 」のYouTubeライブ配信 においてMy Porscheの紹介があり、これならタイプ981以前のモデルでもやっとく価値あるよな・・・と考えて、ポルシェジャパンのホームページ から登録してみた次第です。
必要なのは「WP0」から始まる17桁のVIN(車台番号)と、各種オーナー情報。
私のボクスターはポルシェセンターから新車で購入しているのですが、このサービスはポルシェ車であれば年式やモデル、新車/中古車、購入経路などを一切問わずに登録できるようです。
登録完了、ログイン。
My Porscheのさまざまな機能のうち、コネクテッド・サービス非対応のモデルであっても使えるのが、当該車両のテクニカル・データ一覧です。
恐らくはVINをキーにして工場出荷時のデータを引っ張ってきているのだと思いますが、いわゆるカタログ・スペックだけでなく、その車両固有の仕様やオプション装備品を確認できるのです。
で、実際に見てみると・・・おー、なるほど。
テクニカルデータ
タイプ/モデルイヤー:981320/2015
VIN:WP0ZZZ98ZFS1*****
エンジン出力:265hp/195kW
トランスミッションタイプ:MT
エクステリアカラー:サファイアブルーメタリック
トルク:280NM
0-100km/h加速:5.8秒
最高速度:264km/h
ホイール:19インチ ボクスターSホイール
インテリアカラー:ルクソールベージュ
タイプが「981320」って、何でしょう?
私のボクスターは2.7Lエンジンのベース・モデルなのですが、「320」ってのはそのモデル名を表しているのでしょうか・・・。
ご存知の方、教えてください(伏)。
オプション装備
エクステリア:
-ポルシェ・ダイナミック・ライトシステム(PDLS)
-ウィンドディフレクター
トランスミッション/シャーシ:
-ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)
-スポーツクロノパッケージ
ホイール:
-19インチ ボクスターSホイール
インテリア:
-シートヒーター(フロント左右)
-スモーカーパッケージ
-フロアマット
レザーインテリア:
-スポーツデザインステアリングホイール
オーディオ/コミュニケーション:
-Sound Package Plus(これは標準装備です)
PASM、スポーツクロノ・パッケージ、および19インチ・ホイールは、走りをより楽しむアイテムとして能動的にセレクト。
シート・ヒーターも、オープン・ドライブには必需ですね。
ベース・モデルのボクスターはヘッド・ライトがハロゲン式なのですが、HIDは単体でのオプション設定が無かったため、仕方なくHIDとセットになっているPDLSを選びました。
同様に、Sモデル以上では標準装備のウィンド・ディフレクターも、ベース・モデルでは立派な有償オプションです(笑)。
スモーカー・パッケージは無料のオプションで、非喫煙者ながら12Vソケットが増設されるため発注しています。
なお、ポルシェには内外装をドレスアップするオプションも山ほどありますが、私はスポーツデザイン・ステアリングホイール以外、見た目系オプションは何一つ選びませんでした。
素のままで十分カッチョいいと思いますよ、ボクスターは(笑)。
以降は英文のまま、各種装備に関する記述が続きます。
スポーツクロノ・パッケージを構成するダイナミック・エンジン・マウントおよびストップ・ウォッチは、個別に記載があります。
MY2015から標準装備となっているタイヤ空気圧モニタリング・システムは、リモコンキーも含め、その周波数が日本仕様である315MHz帯であることも確認できました。
「Version for Japan」との記載もありますが、現在、日本以外のほとんどの国では433MHz帯が主流となっているため、周波数帯で正規輸入車か並行輸入車かを識別することもできそうです。
電動格納式ドアミラーやオート・エアコンなどはオプションで選ばなかったため、手動式である旨が明記されています(笑)。
しかしルームミラーも自動防眩式ではなく、ワイパーも雨滴感応式ではないのですが、「Automatically dimming interior mirror and rainsensor」と書かれているのは何故なんでしょうねぇ。
更に「Without door panel trim」って、どういうことでしょう・・・。
シンプルな仕様のボクスターではありますが、さすがにドア・パネルは装着されていますけどね(汗)。
----------
10年前にボクスターを発注した際、オプションは自身が必要最低限と考えるものだけしか選びませんでした。
なので全てを覚えていますが、例えばポルシェ車を中古で購入した場合などは、気づいていないオプションや装備品があるかもしれません。
PTVやPDCCなどは、パッと見ただけでは装備されているかどうかわかりませんからねぇ。
ちなみにボクスタースパイダーに乗るクルマ仲間のShimaさんは、以前乗っていたBMW ALPINAロードスターにクルーズ・コントロール機能が装備されていることを、10年以上も気づかずにいました。
触った形跡の無いホコリだらけのクルコン操作レバーをたまたま私が見つけて発覚したという、ありえへんこと が実際に起きているのです(汗)。
そんなワケで、Shimaさんにも今乗っているスパイダーをMy Porscheでチェックするように勧めたのですが、何か新たな発見はあったのでしょうか(笑)。
]]>
-
房総半島ドライブ
https://wind-and-light-bxtr.blog.ss-blog.jp/2024-01-20
冬晴れの週末、房総半島を軽~く走ってきました。房総へはしょっちゅう走りに行っているイメージがあるのですが、昨年4月以来、9か月ぶりのドライブです。
drive/touring
wata
2024-01-20T01:46:44+09:00
房総へはしょっちゅう走りに行っているイメージがあるのですが、昨年4月 以来、9か月ぶりのドライブです。
夜明け前の東京アクアラインは風が強く、館山自動車道を南に走ると気温もぐんぐん下がり始めます。
君津SIC から一般道に出るタイミングで幌を下ろすと、マイナス2℃の冷気がキャビンに流れ込み、一気に眼が醒めました(汗)。
暖房とシート・ヒーターを強め、ボクスターと同じく10年目に入ったロシア製の革手袋を装着し、K163 から鹿野山1号林道を2速で駆け上がっていきます。
アスファルトは乾いていたものの、斜面には昨日降ったと思われる雪がうっすらと残っていたため、無理をせずのんびりドライビング。
サーモ・ボトルに詰めてきたコーヒーを飲もうとK93で九十九谷展望広場 に立ち寄ってみたところ、この寒い朝っぱらにもかかわらず、たくさんのクルマやバイクが駐まっていてビックリしました。
ちょうど日の出の時刻となり、昇る太陽にカメラを向けたりスマホで自撮りをする人もいましたが、ここもいつの間にか映えスポットのようになってしまったのでしょうか・・・。
コーヒーに手をつけることも無く、撤収です(涙)。
稜線上のK93 を西に戻り、ダウンヒル。
外気温は依然として氷点を割ったままですが、放射冷却を免れた森の中のワインディングは問題なく走ることができました。
R465を経てK88 に入り、半島中央部を南下していきます。
2車線の静かなカントリー・ロードは戸面原ダム湖畔から狭くなり、小さな切通しの峠を越えて下る屈曲路のドライブが楽しめます。
K34との短い重用区間から更に南下を続け、かつては難所と呼ばれた(?)改良済のしいたけ村コーナー をクリアして南房総市へ。
再び2車線となったK88は日陰の水たまりが凍っていたりするものの、平久里までの山間路は例によって交通量も皆無で、マイペース・ドライビングを大いに楽しむことができました。
道の駅「三芳村 鄙の里 」に日の当たるベンチ&テーブルを見つけ、持参したパウンド・ケーキとホット・コーヒーでブレイク。
ここは最近リニューアルされたようで、駐車場やトイレもキレイに造り直されていました。
K296から広域農道/安房グリーンライン に入り、広大な田園のストレートを行きます。
R128に出る手前、右手に2月16日オープン予定の巨大な道の駅 が新設されていたので、開業後はこの道も混むことになりそうです(汗)。
JR内房線の踏切を渡り、前後にクルマがいなくなったところでアクセル・オン!
3速から4速へとシフト・アップ、ルーズなコーナーで次々と丘陵を越えていくこの道は、何度走っても楽しいですねぇ。
ただし交通量はゼロではなく、更に落石が転がっている箇所もあるため、その点は頭に入れておく必要があると思います。
最後の安房白浜トンネルを抜けると、白浜の町の向こうに太平洋が見えてきました。
いつものように名倉海水浴場 にボクスターを駐めましたが、内房で吹き荒れていた風もなく、青空に輝く太陽が実に気持ちいい。
氷点下だった気温は10℃近くにまで上がっており、穏やかな波の音を聴いているうちに、今日はもう走らなくていいんじゃないか・・・とさえ思えるようになりました(笑)。
いや~、最高ですねぇ。
特に行く当てもなく海岸線をのんびりと北上していくのですが、徐々にクルマが増えチンタラ走行を強いられるようになってくると、やっぱりつまんない(笑)。
で、和田町付近から再び内陸に入り、K186 を北に走りました。
この道も良く走るのですが、トリッキーなコーナーや明るいストレートなどで構成され、短いながらもドライビングを存分に堪能できるのです。
調子に乗って走っているうちにすっかり腹ペコとなり、昼飯処をサーチします。
房総半島には旨いラーメン屋や蕎麦屋、ブイシーな食堂なども多いのですが、今日はトンカツを喰って帰ることに決定!
K89→K88→K258 と西へ快走して岩井の町まで出、R127をタラタラと南下して館山の市街地へと向かいました。
その名もズバリ、「とんかつや 」。
この店のおもしろいところは、ロース/ヒレともに複数の銘柄豚から選べるようになっていること。
値段もそれぞれ違いますが、今回は初訪店ということもあり、地元・千葉県産の林SPFのロースカツ定食を発注しました。
そんなメニュー構成や、カウンターの中でカツを揚げるご主人の所作、サポートするホールのおばちゃんたちの様子を眺めているうちに、これは旨いトンカツが喰えそうだとの予感が脳内を支配。
果たして、供されたロースカツの旨さは驚くべきものでした。
まずはひと切れ、ソースではなく卓上のヒマラヤ岩塩をまぶしてから喰ってみると、コクのある肉汁と甘い脂とが口いっぱいに拡散します。
ザクザクとした食感が楽しい粗挽きのパン粉ではなく、恐らくは肉の旨味を閉じ込めることを第一義として用いられている薄衣はピタッと密着しており、なるほどその使命を完全に果たしているのだなと思えました。
もちろん、ソースと辛子で喰うスタイルも抜群で、気がつけば白飯が先になくなってしまいましたが、ホールのおばちゃんがすかさずお代わりを勧めてくれます。
手切りと思われる(故にあまり細かくはない)キャベツも追加で持ってきてくれるなど、ホスピタリティも言うことなし。
最後のひと切れを口に入れ、溶けてなくなるまで噛み続けてから、大満足で席を立ちました。
私は食通でもトンカツ・マニアでもありませんが、ここまで旨いトンカツを喰ったのは初めてです。
会計の際にその旨を伝え礼を申し述べると、ご主人もホールの皆さんも大変喜んでくれました。
とても楽しい房総半島ですが、午後の早い時間帯からアクアラインが渋滞するのが玉に瑕。
モタモタせずに、気持ちよく走って帰りましょう。
海沿いはチンタラ走行必至なので、往路と同じK88を北上。
昼過ぎですが交通量は相変わらず少なく、風を切って爽快なドライブが続きます。
途中でK184 へとスイッチ、森と里山の1.5車線路を進み、佐久間ダム湖の脇を通ってK34へ。
完全2車線化が完了したもみじロードとも呼ばれるK182 はライダーの皆さんに人気のようで、2速⇔3速でターン&ダッシュを楽しんでいると、何台ものバイクが対向車線を南へ走っていく姿が見られました。
R465からR127に出、エネオスでハイオクを満タンにしてから、K256で新舞子海水浴場 に立ち寄ります。
東京湾越しの富士山を眺めつつ残りのコーヒーを飲み干して、渋滞前のアクアラインで東京方面へと向かいました。
本日の走行距離は、328km。
走行時間は5時間43分、平均速度は59km/h。
平均燃費は、10.9km/lでした。
四季を通じて楽しく走ることのできる房総半島ですが、特に北関東エリアなどの山岳部が軒並み雪に覆われるこの時期、その存在感はグッと増してきます。
冷たい風を浴びながらワインディングを走って海を眺め、旨いモノを喰って帰るというライトなドライブではあるものの、コレが楽しいんですよねぇ。
近いうちにまた、走りに行くことになるはずです!
]]>
-
九州グランド・ツーリング:おまけ4[完]
https://wind-and-light-bxtr.blog.ss-blog.jp/2024-01-15
九州グランド・ツーリングのムービー、ようやく最終回です。ご覧いただけると幸いです!
drive/touring
wata
2024-01-15T20:48:35+09:00
ご覧いただけると幸いです!
VIDEO
これにて九州GTのコンテンツは終了です。
長々とおつきあいいただき、どうもありがとうございました。
しかし、「おまけ」のくせにムービー制作は手がかかり過ぎるんですよね・・・。
私のスキルが未熟なせいもありますが、次回以降どうするか、ちょっと考えます(汗)。
]]>
-
伊豆半島忘年ツーリング
https://wind-and-light-bxtr.blog.ss-blog.jp/2024-01-09
昨年末、クルマ仲間と伊豆半島へ1泊のツーリングに行ってきました。
drive/touring
wata
2024-01-09T20:33:48+09:00
帰省ラッシュが始まりつつある東名高速道路を厚木ICで脱し、夜明け前の小田原厚木道路を終点まで。
箱根新道/芦ノ湖大観IC からK75に入ると路面はところどころ白く凍っており、油断していると滑ります(汗)。
大観山でポルシェ・ボクスタースパイダーに乗るShimaさんと合流、そのうちにイクローさんのBMW ALPINA B3 GT3もやってきました。
日の出を迎え、スパイダーとボクスターは幌を下ろし、3台はパーキングを後にします。
不安定な路面状況に注意しながら、K20を南下。
問題なく走れるとは言え、日陰ではやはりうっすらと凍っている箇所があるようです。
気温が上がるまではのんびり走ろうと、伊豆スカイラインの玄岳駐車場 でひとやすみ。
いつもならバキューンと通り過ぎてしまうパーキン
グからは、雪の少ない富士山を眺めることができました。
山伏峠ICでアウト、山間のK80 でダウンヒル。
いつも混雑する修善寺橋で狩野川を越え、だるま山高原 へ向かいます。
ドライ~ハーフ・ウェットのワインディングを駆け上がるB3 GT3、スパイダー、ボクスター。
前走車はほとんどおらず、駿河湾越しの富士山が待つパーキングまで、大いにヒルクライミングを楽しむことができました。
K127/西伊豆スカイライン と、その先に続くK411。
何度走っても素晴らしい稜線上のドライビング・ロードですが、この時期、やはり油断は禁物です。
パイロットのShimaさんに従って、路面状況に応じメリハリを効かせて走りました。
クリア・ラップはありがたいのですが、やはり日陰で凍結が残っている箇所もあるのです。
それでも9割方はドライ・コンディションで、青く高い冬晴れの空の下、3速⇔4速で大いに楽しむことができました。
終着、西天城高原 のパーキングで休憩しながら昼飯処を決め、K410でダウンヒルをスタート。
シャシーもよじれるハードなコーク・スクリューを擁する素晴らしい屈曲路なのですが、ほぼ全線がハーフ・ウェット状態であり、調子に乗っているとABSに諫められます(汗)。
そんな状況をトランシーバで後続の2台に伝えながら、宇久須の町まで下っていきました。
R136を南に走り、西伊豆町仁科の「河津屋食堂 」に到着。
ラーメン400円、和/洋/中が何でも喰える昭和の地元食堂のイイ風情を漂わせつつ、我々のような初見の観光客にはご当地グルメの3点セットをプッシュしてくれるので、素直に乗っかることにしました(笑)。
海賊焼と呼ばれるイカ墨麺の焼きそば、西伊豆名物の潮かつおうどん、豚肉とタマネギの肉丼。
どれも味付けが良く、これなら他の何を喰っても旨いだろうと3人共に頷くレベルです。
「ポルシェとビーエムじゃないすか~!僕も以前ビーエムのオープンに乗ってたんすよ~!」という元気な若旦那は、ちょいとコワモテですがめっちゃおもろい。
バンバン撮って上げてくれ、と言うので本人にカメラを向けると、キメ顔でポーズしてくれました(笑)。
膨満感炸裂の腹をさすりつつ、ドライブを再開します。
昨年閉店してしまった「地魚さくら 」の脇を通り、腹ごなしに最適な極上の屈曲路を走るべくK121へと分岐。
最後の集落を抜け、蛇石峠 が待つ山の中へ突入すると、3.8リッター・フラットシックスの爆音がすぐ背後にまで迫ってきます(汗)。
これはアカン、とばかりに慌ててスポーツプラス・スイッチをON、文字通りヘビのようにのたうつ狭隘路を2速で懸命に走りました。
切通しの峠を越えて南伊豆町に入ると、道はさらに狭く激しく曲がりくねるようになり、アスファルトも荒れてきます。
私はアクセルを緩めてのんびりと走りたいのですが、後続の2台がそれを赦してはくれないのです(涙)。
地獄のダウンヒルを経て路肩で小休止、冬とは思えない暖かさとハードな蛇石走破のおかげで、うっすらと汗をかいている自分に気がつきました。
それはお二方も同じらしく、Shimaさんに至っては履いていたタイツを脱ぎ捨てて、お天道様の下にパンイチ姿をさらけ出す始末です(笑)。
快走路となったK121をそのまんま快走し、K119 を経てR136→K16 と南下。
適度なワインディングを適度なペースで走らせて、あいあい岬 に到着しました。
珍しく無風状態、午後の陽光に輝く太平洋を望む岬の広場はとても暖かで実にいい気分。
以前の売店はセンスの良いカフェ「SOUTH POINT 」へとリニューアルされており、店のおねいさんに訊いたところ、8月にオープンしたばかりなのだそうです。
買い求めたソフトクリームを外のベンチで日向ぼっこしながら舐め倒す、平均年齢60歳のオッサン3名。
最高ですねぇ(笑)。
ここでスマートフォンを開き、第4のメンバーであるsuite-spiralさんとコンタクト。
R136で下田の街に向かい、鉄路でやってきた彼をピックアップして、R414→K15 で宿のある松崎町へと走りました。
「桜田温泉 山芳園 」にチェック・イン。
ボクスターを買った最初の年末 以来、毎年この時期に来ていますから、もう10年続けて世話になっているんですねぇ。
まずは浴衣に着替えてから、貸切露天風呂へGo!
適温にまで自然冷却された自噴泉がなみなみと満たされているプールのようにバカでかい岩風呂に身を沈めながら、のんびりとクルマ談義に興じました。
檜風呂の設えられた内湯から上がったら、お楽しみの晩飯です。
常に地産地消と手作りにこだわっているこの宿の食事は相変わらず抜群で、地魚の刺身や金目鯛の煮つけなどに舌鼓を打ちまくりました。
食後は公開前のムービー「九州グランド・ツーリング:その2 」を皆さんに観てもらったり、各自風呂に入ったりして過ごし、22時頃に就寝です。
翌朝は、予報通りの本格的な雨。
山へと上がっても仕方ないので、まっすぐのんびりと帰ることになりました。
風呂に浸かってから朝飯を平らげ、イクローさんのB3 GT3を先頭に、善良な一般市民のクルマと連なって半島西海岸をR136→K17 と北上していきます。
雨は徐々に弱まり、戸田 [へだ]の辺りでは晴れ間も見え始め、雲を纏う富士山の姿を望むことができました。
幌を下ろしてK18で内陸に入り、K127 で年内最後のワインディング・ラン。
助手席に峠人[とうげびと]のsuite-spiralさんを乗せていたため少々緊張しましたが(汗)、大きな醜態を晒すことも無く、無事に真城峠[さなぎとうげ]をやっつけることができました。
しかしながら、東名高速道路の御殿場IC-大井松田IC間が事故により渋滞していることが判明、沼津IC手前のエネオスで給油をしながら作戦会議を開催します。
で、沼津在住のイクローさんと別れた2台/3名は東名に乗り、新東名高速道路→御殿場バイパス→東富士五湖道路→中央自動車道河口湖線→同本線へとグランド・エスケイプ。
目論見通り渋滞も混雑もなく、ほぼマイペースで東京まで走り続けることができました。
溜飲、下がりまくりです(笑)。
ということで、2023年のクルマ納めは無事に楽しく終了しました。
イクローさん、Shimaさん、suite-spiralさん、どうもありがとうございました。
自身、伊豆半島へはしょっちゅう走りに行っている印象があるのですが、2023年はこのツーリング以外には一度もボクスターを走らせておらず、その事実にちょっと驚いている次第です。
山あり海あり温泉あり、快走スカイラインから凶悪峠越えまで何でも揃う伊豆半島へ、今年はもっと走りに行こうと思います!
]]>
-
九州グランド・ツーリング:おまけ3
https://wind-and-light-bxtr.blog.ss-blog.jp/2024-01-08
九州グランド・ツーリングのムービー、その3です。おヒマなときにでも、どうぞ!
drive/touring
wata
2024-01-08T00:34:55+09:00
おヒマなときにでも、どうぞ!
VIDEO
]]>
-
新年賀詞交歓会2024
https://wind-and-light-bxtr.blog.ss-blog.jp/2024-01-03
新年早々、ベイエリアへと行って参りました。
events
wata
2024-01-03T12:29:22+09:00
予報は曇りから雨模様とのことでしたが、嬉しいことに現場では途中から晴れ間も拡がり、思ったほど寒くはありませんでした。
私も初対面の方、数年ぶりの方、前回以来の方などなど、たくさんの方とお話しをさせていただき、皆さんがこのBlogをご覧になっているということに改めて身が引き締まる思いです(汗)。
なお、例によって台数&人数カウントなどはやっておらず、写真も撮り切れてはいないことをご容赦ください(伏)。
----------
皆さん、明けましておめでとうございます。
今年もお互い、安全第一で楽しく走りましょう。
よろしくお願いします!
]]>
-
九州グランド・ツーリング:おまけ2
https://wind-and-light-bxtr.blog.ss-blog.jp/2023-12-31
九州グランド・ツーリングのムービー、その2です。大晦日に開陳させていただきましたが、楽しい年末TV特番の合間にでもご覧願えれば幸いです(笑)。
drive/touring
wata
2023-12-31T19:04:13+09:00
大晦日に開陳させていただきましたが、楽しい年末TV特番の合間にでもご覧願えれば幸いです(笑)。
VIDEO
]]>
-
Blog納め
https://wind-and-light-bxtr.blog.ss-blog.jp/2023-12-29-2
2023年も、あと僅か。私も、還暦まで2年を残すのみとなりました(汗)。
general info
wata
2023-12-29T14:52:59+09:00
私も、還暦まで2年を残すのみとなりました(汗)。
今年の走行距離は、約23,000km。
昨年とほぼ同等のマイレージを重ねており、引き続きボクスターを順調に走らせることができた1年でした。
それぞれ2,000km以上のロード・トリップとなった春の中国地方 、酷暑の北海道 、晩秋の九州 を始め、日帰り或いは泊りがけで、独り或いは仲間と共に各地をドライブし、クルマを走らせる歓びを堪能させてもらっています。
ちなみに、走ることを目的とした数日間のツーリングを始めたのは今から30年ほど前、メルセデス・ベンツ190E2.3-16を手に入れてからのことです。
以降、BMW M3BおよびM3C、ALPINA B3 3.3の各車でも大いにクルマ旅を楽しんできましたが、2014年にボクスターへとスイッチしてから、その頻度や距離がますます増えているような気がするんですよね・・・。
30代や40代の頃よりも50代のオッサンをたくさん走らせるボクスターって、どんなクルマなんでしょうか(笑)。
メンテナンスの履歴を見ると、今年はほぼルーティン・ワークだけで済んでいます。
主なメニューは4回目となる車検 と、3回のエンジン・オイル交換 、1回/4本のタイヤ交換 。
それと、ロング・スパンの消耗品であるスパーク・プラグやドライブ・ベルトの交換 も行っています。
昨年までに換えているブレーキ・パッド/ディスクなどはまだ交換の要に達せず、また修理を伴うトラブルも発生しませんでした。
・・・いや、パンク やウォッシャー・ホース断裂 は、DIYで治していますけどね(笑)。
いずれにせよ、年平均6本以上だったタイヤ交換が4本だけで終わっていることから考えても、2023年は比較的メンテナンスの少ない年だったと言えます。
かかったコストは39万円とちっとも少なくありませんが、90万円オーバーだった昨年度に較べれば・・・ね(涙)。
ボクスター購入と同時に始めた このBlogも、10年目に入りました。
これまでに612本の記事を上梓し、たいへんありがたいことに皆さんから918万回ものアクセスをいただいています。
畏れ多いことです(伏)。
2005年に開始し、2014年の更新停止以降もご覧いただいている前車のBlog「Life, BMW ALPINA B3 」と併せると、総閲覧数は2,000万回を優に超えています。
恐ろしいことです(逃)。
Web上のコミュニケーション・ツールとしては既にSNSがメイン・ストリームとなっていますが、「自身のクルマ・ライフの備忘録」としては、やはりBlogが最適のメディアだと思っていますので、これからもゆるゆると続けていく所存です。
ということで皆さん、今年もたいへんお世話になりました。
本当にありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください。
------
なお、正月は前回 と同様、クルマ仲間のShimaさんと東京湾岸エリアに行く予定です。
何もない場所で寒いとは思いますが(汗)、おヒマでしたらお立ち寄りください。
2024年1月2日9:00AM-
江東区立若洲公園駐車場 (500円/回)
]]>
-
九州グランド・ツーリング:おまけ1
https://wind-and-light-bxtr.blog.ss-blog.jp/2023-12-25
九州グランド・ツーリングのムービー、その1です。完結はいつになるかわかりませんが(汗)、とりあえずご覧ください。
drive/touring
wata
2023-12-25T20:37:29+09:00
完結はいつになるかわかりませんが(汗)、とりあえずご覧ください。
VIDEO
]]>
-
九州グランド・ツーリング10:あとがき
https://wind-and-light-bxtr.blog.ss-blog.jp/2023-12-18
九州グランド・ツーリング。10日間の走行距離は、2,865km。走行時間は56時間03分、平均速度は53km/h。平均燃費は、11.0km/lでした。
drive/touring
wata
2023-12-18T21:45:30+09:00
10日間の走行距離は、2,865km。
走行時間は56時間03分、平均速度は53km/h。
平均燃費は、11.0km/lでした。
ボクスターを九州で走らせたのは、これでようやく3回目となりました。
北海道の5回と較べれば少ないとは思いますが、それだけに「念願叶って感」が強く、行って良かったなぁとしみじみ余韻に浸っているところです。
北海道や東北などのような、誰もいない走り放題の道が何十kmも続くようなシーンはあまりないものの、それでも市街地や幹線道路を避けてルートを組めば、山や海のダイナミックな風景の中を存分に走ることができます。
特に今回はほぼすべての行程で晴天に恵まれましたので、毎日毎日、晩秋の青空の下で最高のオープンエア・ドライビングを楽しむことができました。
また、改めて実感したのは、九州には個性的な温泉がたくさんあるということ。
泊った温泉宿だけでなく、小さな立ち寄り湯もあちこちにありますので、そんな温泉を巡ってみるのも楽しいと思います。
ちなみに今回泊った7つの宿は、生月島の民宿を除いてすべて温泉宿。
立ち寄り湯も含め、持参の上で毎日使っていたタオルは日に日に着色が濃くなり、最終日には謎の芳香を放っていました(汗)。
関東から九州までは、かなりの距離があります。
若い頃は往復ともに自走で関門海峡を渡っていましたが、今回は往路に中距離フェリー(神戸→宮崎)、復路に長距離フェリー(新門司→横須賀)を使ってみました。
走り放題な南九州エリアへダイレクトにアクセスできる宮崎カーフェリーは夜発朝着なので、「神戸のホテルに泊まって朝起きたら宮崎だった」的な感じ。
関西⇔九州航路は他にもいくつかあり、いずれも現実的なダイヤが組まれていますので、行程に合わせて選ぶことができると思います。
さらに今回は、帰路の東京九州フェリーの利用価値がめちゃめちゃデカいことを実感しました。
土曜日の深夜に乗艦、翌日はゆっくり起きて、風呂へ入ったり海を眺めたり居眠りをこいたり旅日記を書いたりしているうちに横須賀へ入港。
ガラガラの横浜横須賀道路と首都高で、22時前には帰宅することができています。
帰りたくない気持ちを引きずったまま、渋滞にも見舞われつつ高速道路を1,000km以上も走り続ける甲斐性など、もはや今の私にはまったくございません(笑)。
次回の九州GTも、このパターンになるものと思われます。
今回の長旅においても、ボクスターはドライバーを大いに楽しませてくれました。
走りにおけるベストなパフォーマンスや痛快なフィーリングはもちろんのこと、10日分の荷物を飲み込む積載能力から景色に映えるそのスタイリングまで、やはり最高の旅クルマだと改めて思います。
総走行距離は23万kmを大きく超えており、あちこちヤレてきてはいますが、相変わらずのトラブル・フリー。
何の不安もなく思い切り長距離を走らせることによって、むしろクルマの健康寿命が延びていることは、もう間違いないと思っています。
完全なポジティブ・サイクルですね(笑)。
いいクルマに乗らせてもらっているな、とつくづく思います。
ということで、九州GTの記事はこれにて結了です。
長々とおつきあいいただき、どうもありがとうございました。
ひょっとすると、後日「おまけ」を開陳するかもしれませんが、そちらもご高覧いただけると幸いです(伏)。
]]>
-
九州グランド・ツーリング9:玖珠・九重、南小国・小国
https://wind-and-light-bxtr.blog.ss-blog.jp/2023-12-15
大分県の人里離れた山の中、七福温泉。
drive/touring
wata
2023-12-15T22:27:54+09:00
七福温泉。
朝6時半にアラームが鳴ったのですが、起き出したのは7時40分。
二度寝をしてしまったのはこの旅で初めてのこと、帰りたくないという思いがそうさせたのでしょうか(汗)。
朝風呂にざっと浸かってから朝飯を喰い、のんびりチェック・アウト。
放射冷却の影響で早朝は氷点下まで冷え込んだようですが、快晴無風で気温は上がりつつあります。
頭上の大岩が落ちてこないように願いつつ(笑)、日の当たる場所で幌と窓の夜露を拭き上げました。
九州最終日の今日は福岡県の新門司がゴールということだけが決まっており、あとはノープラン。
まずは近場で景色のいいスポットに行ってみようと、宿を後にしました。
林道を経てR387に出、南に走ります。
玖珠町を抜けた先、看板に従って田畑の中から1車線の山道をトコトコと登って山頂に出ました。
ここは伐株山 [きりかぶさん]といい、かつては山城があった場所なのだそうです。
それだけにたいへん見晴らしが良く、実に気持ちがいい。
パラグライダーのテイクオフ・ポイントもあるようですが、この日は風も無く、草原の山頂には晩秋の陽射しが降り注いでいました。
駐車場から少し歩くと、6連の大きなブランコが建っているのが見えてきます。
こんなもん、子供の遊びだろ・・・と思いつつ、辺りに誰もいないことを確認し、搭乗(註:57歳です)。
最初は思ったように揺れてくれないことに焦りましたが、全力で立ち漕ぎをすると恐ろしいぐらいのスイングとなります。
ガキの頃はこのまま跳び出してその飛距離を競ったりしたものですが、今やったら死んじゃいますね(汗)。
山を下り、引き続きR387を南下。
3日前、観光道路を選んだが故にあまり走れなかった阿蘇方面へと、今日は「走れるルート」で向かうことにしました。
やはり秋晴れの土曜日とあってクルマも多いため、四季彩ロード と名付けられた町道へと逃げ出します。
町道とは言っても完全2車線で広域農道ぐらいの道路感であり、少ない交通量をいいことにアクセルを開け、気持ちよく走り続けることができました。
その先、久住高原へのルートのひとつであるK40 は、並行するK11/やまなみハイウェイよりも圧倒的に空いているイメージです。
途中にはセンターラインの無い区間や屈曲ゾーンなど、善良なファミリーカーの皆さんが嫌う要素もあるためでしょう、走るならこっちだなと思いました。
森を抜けだすと、眼の前に巨大なススキの山が見えてきます。
山頂に向かって極めて魅力的な急坂の狭い小径が続いていますが、ヤバそうなので登頂は断念しました(笑)。
K11と合流、熊本県に入ったところで昼飯処をサーチ。
R442の沿道にポツンと建つ「辻の茶屋 」は、ご夫婦で営んでおられる古民家造りの店構えで、たいへんいい雰囲気です。
味噌仕立てだろうと勝手に想像していた熊本名物のだんご汁は塩味で、平延べしただんごと根菜類が山ほど入っていました。
いかんせん量が多すぎて少し残してしまいましたが、味はとてもよく、椎茸が入っていないのも嬉しいポイントです(笑)。
ごちそうさまでした!
腹も膨れたので、次は温泉です。
狭い山道のK317を辿ってK40へと繋ぎ、満願寺温泉 にやってきました。
ここは2015年に一度立ち寄っているのですが、近隣の黒川温泉などと異なり、まったく観光地化されておらず誰もいません。
駐車場にボクスターを駐めて少し歩き、自称「日本一恥ずかしい露天風呂」に到着。
料金箱に200円を投じ、屋根だけの脱衣所で素っ裸になって、万願寺川沿いに設えられた湯船に入りました。
無色無臭の湯はちょっと低めの適温で、のんびりと長く浸かっていられるのですが、ここはとにかく対岸の県道から丸見え。
交通量は少ないものの、皆さん必ず速度を落として独り全裸で入浴中の私を一瞥していくのです。
嗚呼、恥ずかしい・・・(悶)。
個人的に、露天風呂の魅力はその解放感にあると思ってはいるのですが、何事にも限度というものがありますよね。
そういう意味ではこの温泉は最高で、眼前のせせらぎを聴きながら、長風呂を決めこむのでありました。
温泉を出てリスタート。
ここから阿蘇方面へ行っても間違いなく混雑しているだけなので踵[きびす]を返し、ファームロードWaita と呼ばれる広域農道を北に走りました。
これがまた貸切状態の快走路で距離も長く、文字通りの走り放題となっております。
地元のバイクがカッ飛んでいてもおかしくないのですが、誰もいないんですねぇ。
県境を越えて再び大分県に入り、午後の陽光が眩しい亀石峠 で小休止。
遠く霞む阿蘇の山々を眺めていると、グランド・ツーリングも終わりなのだな・・・との実感がしみじみと湧いてきます。
その後も終着まで走りに走って大満足だったのですが、結果的にこれが九州GT最後のドライビング・セクションとなりました。
日田から飯塚へと向かうR211 はイイ感じの県境越えルートなのですが、徐々にクルマが増えてペース・ダウン。
更に福岡方面へのR201 /八木山バイパスでは渋滞に巻き込まれ、志賀島 辺りで日没を迎えるプランは断念せざるを得なくなりました。
で、目的地の新門司方面へと向かうことにするのですが、まだ時間があるから下道でいいや、との判断ミスが炸裂。
安易にR3 をメインにしたところ3時間近くもかかり、ヘロヘロ状態で新門司港のフェリー・ターミナル に到着したのでした(涙)。
途中でラーメンの一杯でも喰えばよかったのですが何となく喰いそびれ、東京九州フェリー 「それいゆ 」の巨体を眺めながら寒空の下でセブン-イレブンのおにぎりを頬張ります。
定刻より30分ほど遅れて24時前に乗艦、風呂に入って温まってから、シングル・ルームに戻って爆睡の床に就きました。
本日の走行距離は、299km。
走行時間は7時間38分、平均速度は39km/h。
平均燃費は、11.9km/lでした。
福岡-北九州エリアの交通量を甘く見ていた報いを受けたものの、九州最終日も楽しく走ることができました。
新門司港を出たフェリーは21時間近くをかけて、帰りたくない私を神奈川県の横須賀港 まで強制送還してくれるのです(笑)。
ひー。
]]>