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伊豆半島ドライブ+α [drive/touring]

静岡県島田市の朝は、薄曇り。
気温は20℃前後とイイ感じで、文句なしのドライブ日和となりそうです。

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クルマ仲間のM郎さんと走った昨日は、帰宅をせずにそのままこの地に宿泊しました。
今日は伊豆半島を軽~く走って、伊東の少し北にある宇佐美に泊まります。
そもそも昨日の行程ですら日帰りでも余裕なのに、今日は静岡県内だけのドライブでもう1泊するのですから、ある意味、ゼイタクですねぇ(笑)。
シャワーを浴びて目を覚まし、旨い朝飯をたっぷり喰ったら出発です。
大井川焼津藤枝スマートICから東名高速道路に乗り、愛鷹スマートICでアウト。
混雑するR414を臥薪嘗胆の想いと共に南下、K17で車列からようやく解放されたものの、アニメの画が描かれたバスの後を延々と走ることとなりました(涙)。

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いつもはこのまま海岸線のタイト&ファンなワインディングを行くのですが、今日は久しぶりに古宇の分岐でK127を選びます。
周囲に人家などのない完全2車線路で真城峠[さなぎとうげ]を目指すヒルクライミングは豪快、かつ最高!
3速でも十分走れるところを敢えて2速で引っ張って、MA122型2.7リッター水平対向6気筒エンジンの高回転域が持つパワーとサウンドとレスポンスを大いに堪能しました。
峠を越えると道は下り坂となり、K18へ左折すれば更なるハードな上り屈曲路が待っています。
4輪が共に天寿を全うしつつあるファルケン・アゼニスFK510が荒れたアスファルトに噛み付き、ラフなステア&アクセル操作をすべてトラクションに変えて、ボクスターをエキサイティングに走らせてくれました。
戸田峠まで一気に駆け上がり、K127/西伊豆スカイラインをのんびりと流します。
空はいつの間にか雲に覆われていましたが、むしろ涼しくてクール・ダウンにはもってこいでした(笑)。

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土肥峠を経てK411をマイペースで南下し、西天城高原まで気持ちよくドライブ。
眼下に宇久須の町を望むパーキングには、981型ケイマンS、992型911ターボSカブリオレ、987型ケイマンSと3台のポルシェが駐まっています。
いずれも街乗り専用やインスタ専用などではなく、ガッツリ走っていそうな雰囲気でイイ感じだな~と思っていたら、「wataさんですよね?」って(汗)。
なんとビックリ、お三方のうちお二人が私のBlogをご存知だとのことで、大いに恐縮かつ感謝しながらお話に加わらせていただきました。
Blogを続けていて良かったと思うことはいろいろありますが、こうしてリアルで声をかけていただけるのは本当に嬉しいんですよね。
予想通りお三方は共に「走らせる人」で、楽しくお話をさせていただいてから、感謝の念を胸にパーキングを後にしました。
皆さん、どうもありがとうございました!

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K410、宇久須へのダウンヒル。
この日は「すれ違えないおじさん」の出現などで後半はグダグダとなりましたが(涙)、途中までは最高レベルの気持ちよい走りができ、やはり第一級のワインディングだなぁとつくづく思いました。
R136を南に進み、松崎からはK15で内陸に入って、婆娑羅[ばさら]峠越えの2車線路を快走。
昼飯を喰うべく下田の街を抜け出し、R136沿道のローカルな食堂「喜作」でおすすめのカツカレーを喰いました。
昔ながらのドロリとしたカレーがたっぷりとかけられ、カツは大きくライスも多く、いやもうお腹いっぱいです(笑)。

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食後は下賀茂でR136と別れ、K121で内陸へと向かいます。
その先でボクスターを待っていたのは屈指の名道、蛇石峠
短いながらも狭く、曲率・勾配ともに激しい山道は極めてチャレンジングであり、集中力を要しますが、それだけに「走破感」は格別です。
昨年末以来、半年ぶりに蛇石を走らせて、やはり素晴らしい峠道だとつくづく感じ入りました。

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続いて松崎からは、K59で深い山の狭隘路を上っていきます。
西伊豆沿岸部から西天城高原へのアプローチは、バリバリのヒルクライムが楽しめるK410で宇久須から上がるのが一番。
しかしながら、広く明るい谷筋から狭く暗い山中を延々と辿るK59もまた、劣らず魅力的なのです。
残念なことにこの道はクルマ仲間の評判があまりよろしくなく、まず一緒に走ってくれないんですけどね(涙)。

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再び西天城高原でひとやすみしてから、宿へ向かうことにしました。
K411→K127/西伊豆スカイラインと北上し、K18で修善寺に下ります。
K80で東へ向かい、K19で亀石峠を経て宇佐美の町へとダウンヒル、地元チェーンの「スーパーナガヤ 宇佐美桜田店」に立ち寄って、買い物かごを片手に晩飯の献立を考えました。
海を背にして再び急坂を上り、大規模な別荘地の中に建つ「ガーランドコート宇佐美」に到着。
温泉つきの旧いリゾートマンションを転用したホテルで、2LDKの和洋室で5,000円とリーズナブルに泊まることができるのです。
小さいながらも貸切の露天風呂に浸かってから、部屋のキッチンで独り夕食の準備です。
群馬県産の枝豆一袋を塩茹でしてザルに上げ、日清製粉ウェルナの冷凍パスタ「マ・マー 超もち生パスタ 濃厚カルボナーラ」をレンジで解凍。
双方をテーブルに並べたら、ガンガンに冷やしておいたキリン「一番搾り」とともにいただきます。
・・・うーん、旨いッ!(笑)。


本日の走行距離は、317km。
走行時間は6時間17分、平均速度は52km/h。
平均燃費は9.6km/lでした。

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翌朝は、5時に起床。
ホースを借りてボクスターを軽く洗ってから露天風呂に浸かり、部屋でブレッド&コーヒーの朝食を摂ったら出発です。
今日は、ここ宇佐美から箱根へと向かいます。
クルマ仲間のShimaさんから、「フェラーリを買い換えた友人と箱根でブランチするんだけど、一緒にどう?」的なお誘いをいただき、遠慮なく乗っからせてもらったのです。
この企画があったので、昨日・一昨日ともにドライブ後は現地泊としたのですが、そのほうがいちいち家に帰るよりも合理的ですからね(←そうか?)。
K19を亀石峠まで上がって、伊豆スカイラインを北上。
早朝だからでしょう、ほぼクリア・ラップのマイペース走行となりましたが、途中から冷たい霧雨が降り始め、洗ったばかりのボクスターはジワジワと汚れていくのでした(涙)。

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肌寒い霧に包まれた、箱根大観山のパーキング
981型ポルシェ・ボクスタースパイダーのShimaさん、一昨日一緒に走ってくれたBMW ALPINA B3 GT3のM郎さんとダベっていると、程なくして真っ赤なフェラーリ・F8トリブートがやってきました。
オーナー・ドライバーのコバさんとは6年半前に一緒に走ったことがあり、その際に乗られていたF355から更に数台のフェラーリを乗り継ぎ、しばらく前にこの最新のV8ミドシップ・ベルリネッタが納車されたのだそうです。
F8を間近で見るのは恐らく初めてですが、そのディメンジョンやデザイン、ディテイルに至るまでがやはりフツーのクルマとはかけ離れており、違和感に近いレベルの圧倒的な存在感が尋常ではありません。
速いかどうかを尋ねるのはもはやナンセンスだと思いつつ、どうですか?と訊いてみたところ、「乗り心地がめちゃくちゃ良い。所有しているメルセデスのサルーンよりも全然良く、普通のクルマのように運転できる」とのこと。
世界トップ・クラスのスーパー・スポーツカーなのに、それって物凄いことですよね・・・(震)。

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そろそろ飯を喰いに行こうと、F8/スパイダー/B3 GT3/ボクスターのオーダーで、K75を芦ノ湖方面へと下ります。
あっという間に引き離された私はF8のテールをチラリチラリと垣間見ることしかできませんでしたが(涙)、直後を走っていたShimaさんによれば、タイト・コーナーでもブレーキをかけずに進入し、そのまんまの姿勢で曲がっていく姿にビックリしたのだそうです。
レストラン「ブライト」は、湖畔の喧騒から少し離れたR1沿いの静かな店。
老舗の洋食屋といった感じのとてもいい風情で、発注したビッグテリヤキハンバーグはとても大きく柔らかく、濃厚なソースと相まって白飯がいくらでも喰える仕様となっています(笑)。
腹いっぱいになったところで食後のコーヒーをいただき、店を出て解散。
静岡方面へと向かうB3 GT3と別れて箱根新道をのんびりと下り、小田原厚木道路では後方で覆面パトカーがスパイダーをガッチリとマークしている隙に、F8と2台でうまいこと逃げ切ることができたのでした(笑)。
コバさん、Shimaさん、M郎さん、どうもありがとうございました!

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初日は中央構造線周辺を走り、翌日は伊豆半島をドライブし、翌々日は仲間と箱根でブランチ。
毎日それぞれがとても楽しい、正にクルマ漬けの3日間となりました。
関東地方は梅雨入りしましたが、臆することなく、引き続き走りに行こうと思います!

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M郎

狭くて長いK59を走ったのこと(震)。
お好きなのはわかっていますが、狭い道=交通量少ない=快走路の考え方ですね。

フェラーリF8トリブートの異次元のコーナリングに驚きました。それに狭い道をかっ飛ぶフェラーリは初めてで、貴重な体験をさせてもらいました。
たまには箱根でまったりとするのも良いですね。
by M郎 (2022-06-14 08:50) 

NOLI

なんだか盛りだくさんなツーリングでしたね!偶然宇久須の頂上で出会うポルシェ達も素晴らしいですし、最後はF8トリブート。眼福系もあり、狭隘ワインディング満喫もあり充実してますねぇ。K59はお散歩に最高ですね〜。突然目の前がひらけて西伊豆SLが出てくるあの感じもすごい好きです。前回の伊豆はガッチガチに雪だったので、そろそろ路面状態の良い伊豆を楽しみに行きたくなりました。
by NOLI (2022-06-14 17:02) 

wata

M郎さん、こんにちは。

はい、前日に狭くて長い山道をこれでもかと一緒に走ってもらったのに、また走っちゃいました(笑)。
蛇石峠からの続きで大満足となりましたが、そのままずーっとK59一本で伊東まで行かなかったのは、私の不徳の致すところでございます。
次回は是非、ご同道ください(伏)。
フェラーリは、そもそもオーナーさんと接する機会がとても少なく、ましてや山道をカッ飛ぶ姿を見ることはほとんどありませんので、仰る通り貴重な体験だったと思っています。
ずいぶん昔、箱根の同じ県道で、渋滞の先頭が2台のV12フェラーリだったことはありましたけどね(笑)。

by wata (2022-06-14 19:46) 

wata

NOLIさん、こんにちは。

今回は、3日間のクルマ旅というよりは「帰宅しなかったけど日帰り3連発」的な感じで、それぞれ大いに楽しむことができました。
伊豆半島は何度も走っていますが何度走ってもおもしろく、超絶快走路からアドベンチャー系狭隘路まで、ルートの選び甲斐があるんですよね。
西天城高原でお会いしたお三方も、それぞれスポーツ・ドライビングやロング・ツーリングを大いに楽しまれているようで、タイヤやブレーキ、エグゾーストなどパフォーマンス系の話がメインでした(笑)。
翌日はF8を間近で拝見することができましたし、クルマ好きとして大満足の3日間となりましたよ!

by wata (2022-06-14 19:48) 

つくばの松

走ってますね〜!

カツカレーからカルボナーラ、ハンバーグまで・・でなく、沼津〜下田〜宇佐美まで2泊3日ですか!満喫の伊豆半島、羨ましい限りです。(少しは魚も食べましょう)。最終日のラインアップはまさにスーパーカー、羨望の集団ですね。走りすぎで少しタイコが抜けちゃってるボクスター含め(笑)迫力のエクゾーストだったでしょう。そのメンバーなら私は間違いなく殿を申し出ますよ(汗)

しかしⅯ郎さんはたぶんその前後で伊豆をご一緒しているのですが、絶倫ですね〜(笑)。仲間うちでは一番先輩なんですから少しは労わらないと・・(まあ、来るなと言っても来る方ですが・・爆)


by つくばの松 (2022-06-15 06:23) 

wata

つくばの松さん、こんにちは。

「沼津〜下田〜宇佐美まで2泊3日」ではありませんが(笑)、「カツカレーからカルボナーラ、ハンバーグまで」は仰る通りです。
肉系ばかりでなく、魚も喰わなきゃダメですね(涙)。
確かに私のボクスターは、以前より排気音がデカくなっているような印象があります。
もともと静かではないのに、高負荷走行時のアクセル・オフで「コロコロパンパン!」と鳴る頻度が増えてきたような気がするんですよねぇ(汗)。
ちなみにM郎さんとも10年以上のおつきあいですが、初めてお会いしたときからまったく歳を取っていないように思えます。
恐らく、サイボーグなのでしょう(汗)。

by wata (2022-06-15 08:41) 

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