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岩手-秋田ツーリング:3 [drive/touring]

5時半に起きて、シャワーで目を醒まします。
秋田県由利本荘市の朝は薄曇りで、沿岸に建てられた風力発電機がゆるゆると回っていました。

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喰い過ぎに注意しながらバイキングの朝食を喰い、コーヒーを飲んでから宿を出ます。
今朝はかなり冷えこんだようで、ボクスターの幌が夜露に濡れていてビックリしました。
荷物を積み込み、屋根をザッと拭いてから出発。
R7を南下しているうちに乾いた幌を下げ、K32で仁賀保高原へと上がっていきます。
途中の高森眺望台に立ち寄ると、南側には曇り空を背景とした雪の鳥海山、北側には町の向こうに日本海。
で、例によって誰もいません(笑)。
鳥海山の絶景登山道である鳥海ブルーラインは今も冬期閉鎖中のため、今回はその遠景を眺めるドライブを続けます。

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鳥海グリーンラインと名付けられた、仁賀保から南由利原へと高原地帯を駆け抜けるK32は景色も走りも素晴らしい!
ワインディングの森をズバッ!と抜けると田畑が拡がり、その向こうに白い鳥海山が聳えています。
地元の軽トラやトラクターを除けば交通量は皆無、最高クラスのドライビングを存分に味わうことができました。
グリーンラインの終着からは、K70を南東に走って行きます。
始めて走る直根川沿いの長閑なカントリー・ロードは良く整備されており、山の風景を眺めながら快適に走ることができます。
小さな峠を越えた先で小休止としたのですが、僅かに聴こえる鳥の声を除けばまったくの無音で、耳が痛くなりそうです。
山を下った先の集落では、最後の桜が静かに咲いていました。

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さて、今日はここから500km先の自宅まで帰らねばなりません。
渋滞が終わった夜にゆっくり戻ろうかとも思っていたのですが、今日は午後から雨の予報となったため、渋滞前にとっとと撤収することに決定しました。
R108を快調に走って宮城県に入り、前走車が例外なく花淵山バイパスへと向かうのを見届けてから、荒雄湖対岸の旧国道に独り突入。
結果は言うに及ばず、ダム湖沿いの整備された2車線のワインディングは定説通り完全無人の走り放題となっており、めちゃくちゃな面白さです。
鳴子温泉から東北自動車道/古川ICまでのR47はつまんないこと確定済なので、K253からR457へと逃げ出します。
下りヘアピンでの思わぬスキール音に、リアだけでなくフロント・タイヤの寿命をも感じつつ、R398へと合流し築館方面へ。
時刻は11時30分、R4沿道の出光でボクスターにハイオクを満たし、築館ICから東北道をノンストップで400km走り続け、渋滞が始まる前に帰着することができました。


春の北東北、岩手-秋田ツーリング。
2泊3日の走行距離は、1,760km。
走行時間は23時間03分、平均速度は78km/h。
平均燃費は、11.9km/lでした。

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今回はアスピーテラインの開通をキッカケにツーリングを組んでみたのですが、やっぱり東北はドライビング天国ですね!
短いながらも心に残る、素晴らしいロード・トリップとなりました。
2泊の旅程で岩手や秋田まで行くのはちょっとキツいかな・・・と思ったものの、今年のゴールデン・ウィークはツーリングに出られないため(涙)、頑張って遠征してみた次第です。
実際、往復の高速道路に渋滞がなければ、苦も無く走りに行けることがよくわかりました。
それでも次回はやはり、一週間程度のスケジュールを組んで、みちのくの大地をのんびり駆け巡ろうと思っています。

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な ま

wataさん、こんにちは

岩手-秋田ツーリング、楽しく拝見させていただきました。
白い雪と桜のコントラストが本当に美しい季節ですね。

鳥海グリーンラインは私もお気に入りのルートで、ブルーラインに比べてあまり知られてないせいか、快走にもほどがある快走路ですよね(笑)

そんな東北へ私もツーリングすべく今夜、函館に向けて出発する予定です。
by な ま (2024-04-25 12:28) 

wata

なまさん、こんにちは。

鳥海ブルーラインの素晴らしさは言うまでもありませんが、北海道にお住まいなのに「鳥海グリーンラインは私もお気に入りのルートで」と仰るあたり、なまさんもやはり常人ではありませんよねぇ(笑)。
このゴールデン・ウィーク、ボクスターで東北地方を楽しく走りまくられたものと拝察致しております。
記事に書いた通り、私はボクスターに乗れていませんので、極めて羨ましい限りです(涙)。

by wata (2024-05-03 23:04) 

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