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P Zero × 26 ⇒ 510 [about my Boxster]

2014年秋の納車から約5年間で、ボクスターは合計32本のタイヤを履きました。
そのうち4本は、新車時に装着されていたグッドイヤー・イーグルF1・アシンメトリック2。
他に一度だけトーヨー・プロクセス・スポーツをリアに履かせたこともありますが、それ以外の26本はすべて、ピレリ・P Zeroです。

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P Zeroは、とてもいいタイヤだと思います。
そもそもポルシェ社に限らず、BMWやメルセデス・ベンツ、フェラーリ、ランボルギーニ、マクラーレンなどが承認しOE採用しているタイヤなのですから、私ごときがどうこう言うのは僭越にも程があるんです(汗)。
とは言っても最終的に評価を下し、次にまた同じタイヤを買うかどうかを判断するのは、身銭を切って自分のクルマに履かせているオーナーの仕事。
合計26本のP Zeroをボクスターに履かせ12万kmほど走らせてきた私も、ここらでちょいと振り返ってみることにします。

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まず、P Zeroにグリップ不足を感じたことは一度もありません。
コーナリングはもちろん、アクセル/ブレーキ時のグリップも万全で、特にドライ路面であれば、体感的なグリップ・ロスはゼロに等しいのではないかと思います。
今思い返してみても、ドライブ中にPSM[ポルシェ・スタビリティ・マネージメント]の作動灯が光ったことはほとんどありません。
また、ウェット・コンディションであっても、ウェットなりのペースで走らせていれば、グリップに不安を覚えることも無いのです。
どんだけ盤石なタイヤやねん、と改めて思います。

ステアリング・レスポンスは、とても気持ちよく仕上げられていると思います。
コーナーではステアリングの切り始めから切っただけ、微舵角であっても、タイムラグ無しにボクスターはスッと曲がってくれます。
しかしながら神経質なところはなく、高速道路で直進を保つためにハンドルを握りしめている必要もありません。
シャープ過ぎずダル過ぎず、いいところを突いたセッティングだと思います。

このようにスポーツ性能は言うこと無しなのですが、その皺寄せを食らっているはずのライド・コンフォートについても、それほど悪くはありません。
ロード・ノイズは小さくはなく、コーッという音が常に聞こえてきますが、まぁ許容範囲でしょう。
一方で、ハーシュネスに眉を顰[ひそ]めるようなことはあまりなく、それに伴う振動も少ないので、長距離を走らせてもタイヤに起因する疲れはあまり感じられないと思われます。

トレッドウェア(耐摩耗性能)については、もう少し頑張ってくれるとありがたいんですけどね。
ポルシェがボクスター用として承認した19インチのP Zeroは、UTQG-TREADWEAR値が前後とも同じ220となっています。
が、私のボクスターの場合、これまでの平均交換サイクルはフロント20,679km(バースト時を除く)・リア14,936km。
前後重量配分が46:54のミドシップ・レイアウト故か、摩耗速度が前後で異なるので交換タイミングもズレており、これまでの12回のタイヤ交換作業のうち、4本をいっぺんに換えたことは2回しかありません。
ま、2本だけの交換は分割払いみたいな感じでサイフには優しいものの、その代わり交換作業の回数は増えちゃうんですよねぇ・・・。
平均すると5ヶ月に1回のペースでタイヤ交換に赴いていることになるため、我ながら「オイル交換じゃないんだから」とツッコんでしまいました(汗)。
ただP Zeroは、摩耗によるパフォーマンスの低下があまり感じられず、最後まで使い切れるのもいいところ。
なので私の場合、タイヤ交換のタイミングは「スリップ・サインが出たら」ではなく、「スリップ・サインが消えたら」としています(←いいのか?)。

最後に、コスト。
これまでに履いたP Zero26本の総費用(購入+交換)は763,802円、1本あたり29,377円です。
値段は上昇傾向にあり、正直言ってキツいのですが、タイヤはWebマーケットで調達しているので、これでもかなり安く上がっている方だと思います。
ディーラー・サービスと比べれば、半額以下なのではないでしょうか。
ちなみにP Zeroは、ポルシェ社が承認している同サイズのイーグルF1やヨコハマ・アドバンスポーツV105と較べれば、多少は安価です。
・・・でも、やっぱり高いんですよね(涙)。

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以上申し述べた通り、ピレリ・P Zeroは素晴らしいタイヤです。
N0もN1も履きましたし、Nマークのつかないサイズ違い(フロント225、同245、リア275)を装着したこともありましたが、いずれも体感的に大きな違いはなく、非の打ちどころがありません。
P Zeroの限界は私のドライビングの遥か上にあって、その性能を使い切ることはできないだろうと思っています。
値段も高いですし、なんだか私にゃもったいないような気もしています(汗)。

しかし、そもそもタイヤはクルマの一部です。
我々が体験しているのはタイヤ単体の性能ではなく、そのタイヤを履かせたクルマのパフォーマンスなのです。

以前に乗っていたALPINA B3は、メーカーがミシュラン・パイロットスポーツを履かせるよう指定していました。
私はB3購入後5万km&17本でその掟[おきて]を破り(笑)、以降の15万kmは、ミシュラン1本の値段で4本買えるタイヤなど7銘柄60本を履きました。
どのタイヤも特に破綻や不満はなく、性格の違いやトレッドウェアの差こそあれ、大いに楽しむことができています。
それはB3のシャシーがとても良くできているため、タイヤに頼らなくても高いパフォーマンスを発揮できたからなのだ、と思っています。

低重心の水平対向エンジンをミドシップに低くマウントし、アルミなどの多用で軽量構造を採っているボクスターは、ハンドリングやトラクションが極めて優れているクルマだと思います。
もちろんP Zeroはとても良いタイヤなのですが、上述したような走りの素晴らしさは、タイヤ性能よりもボクスターの高いシャシー性能に負うところが大きいと思っています。
従って、私にはP Zeroレベルの高級タイヤは必要ないのではないか、と考えるようになりました。
でも、ボクスターのへんてこなサイズが前後揃う19インチのタイヤって、Nタイヤやミシュランの高いヤツしか無

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・・・あった。
いや~、楽しみです(笑)。

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NOBU

NOBUです。

タイヤのラベルのバーコードにも981から始まる数字がふってあるので、きっとボクスターでも性能を発揮すること間違いなしです!

それにしてもおびただしい本数のタイヤ交換ですね。僕ももっと走らなきゃです。
by NOBU (2019-09-18 23:49) 

KeiM*

wataさん、こんにちは。

このままずっとNマークP-Zeroを使われるのかなと思っていたのでびっくりです。

タイヤサイズ、車とも違いますが、現在履いているFK510良いタイヤですよ。

コンフォート性は上がり、ドライグリップを中心とした走りの部分はP-Zero比(余力が)一段足りない。
そんな感じになるのではと予想してみますが、どういう感想になるのか楽しみにしております。

また当方より先に溝が無くなるのだと思いますのでw
ライフ(TREADWEAR)の検証もよろしくお願いします。

ではでは。
by KeiM* (2019-09-19 17:52) 

wata

NOBUさん、こんにちは。

バーコードに「981」・・・。
いやはや、さすが目の付け所が違いますねぇ(笑)。
今回の交換で、ボクスターが履いたタイヤは通算36本と結構な本数になりましたが、まぁそれなりに走ってるので仕方ないかな、と思います。
私は単なるサンデー・ドライバーですけど、コレ1台しか持っていませんからね(涙)。

by wata (2019-09-19 20:30) 

wata

KeiM*さん、こんにちは。

おー、FK510を履かれているんですね!
「良いタイヤ」と聞いて安心しました(笑)。
ボクスターの前後サイズが揃うタイヤって殆ど無く、FK510が履けると知ったのもつい最近のことでした。
今のところ旅行レベルのペースで走らせただけですが、仰るとおりコンフォート性はハッキリと上がったと思います。
パフォーマンスも楽しみですが、トレッドウェアについてはまだまだ先の話となりますので、ご了承ください(伏)。

by wata (2019-09-19 20:58) 

ラビー

うちの、同じタイヤです(うふ
そこそこよく走って、そこそこよく曲がって、
なかなか良いタイヤです、だそうです(笑
交換して3か月、あれ、溝が、半分くらい減ってる?マジか?
あれれ?8000キロくらい走ってる?
っと、隣であわあわしてます(爆
山王林道とかで、排水用の溝?を越えるとき、ソフトです(笑
楽しみですね~。
by ラビー (2019-09-20 20:28) 

J

こんにちは~
ほぼだいたいたぶん完治のようで、おめでとうございます!
これから走れる季節なのでまた引き続き読ませていただきます。
先日の日曜日、久しぶりに土坂峠を越えて下仁田まで一回り、途中あの藤屋さんによってみたのですが×でした。貼り紙もなく状況がわからないのですが、、。 ザンネンでした。
当方30株でしてあまり走れてなく、タイヤもいつ交換したのか?の状態で、次回交換の際は上記を参考にさせていただ、、、いや車種が違いすぎるので¥ですかねぇ(^^)/

by J (2019-09-21 10:28) 

杉

昨日、カーカージャパンでタイヤ交換しました。
お店の方に「wataさんのblogで・・」とお話ししたら「やっぱり」と仰っていました笑。
P ZeroのMOから初めてN1に替えたのですが、クネクネ道はすっかりご無沙汰で高速ばかりのクルマ使用のため、Nマークが宝の持ち腐れになってしまいそうです。
MOは35,000km持ったので、N1のライフ性能に興味がありますね笑。
by 杉 (2019-09-21 18:29) 

wata

ラビーさん、こんにちは。

そうですか、爆走夫妻のラビーさんちも同じタイヤだとは嬉しい限りです。
ずいぶん減ってしまったようですが、普通の人はタイヤをすり減らすような走り方を3ヶ月/8,000kmも続けませんから、それはタイヤのせいではないと思いますよ(笑)。
しかし、「山王林道の排水溝を越えるときにソフト」って、マニアックすぎてわかりませんよ、普通。
・・・私はわかりますけどね、もちろん(笑)。

by wata (2019-09-21 20:36) 

wata

Jさん、こんにちは。

はい、まだ薬を服んではいますが、おかげさまでもうほとんど完治しています。
お気遣いいただき、どうもありがとうございました。
藤屋は私もたいへん気になるのですが、昨年末から閉まったままのようです。
このまま閉店にならなければいいのですが、私もまた開店に期待しつつ、現地に赴いて見ようと思います。

by wata (2019-09-21 20:45) 

wata

杉さん、こんにちは。

何が「やっぱり」なのかよくわかりませんが(汗)、これまではパナメーラにメルセデスの認定タイヤを履かせていたんですね。
極端に乗り味が変わるほどの影響は無いような気もしますが、どうでしょう。
しかし35,000kmとはまた長持ちしましたねぇ。
私も見習うべきですが、杉さんほど高速をカッ飛ばしたりはできないので、諦めます(涙)。

by wata (2019-09-21 21:03) 

kurtsu

個人としてはギネス級のタイヤ消費だと思います。

個人的にはN指定縛りからそろそろ抜けても良いかな?と思います。991にはPZEROしかNタイヤが無いのです。

ダンロップのスポーツMAXXなどが気になります。以前アウディで使っていて感触が良かったです。

このブログの影響力を考えるとタイヤメーカーからの売り込みも近いのでは?とおもいます。

体の回復おめでとうございます
by kurtsu (2019-09-22 10:00) 

wata

kurtsuさん、こんにちは。

はい、おかげさまで復調することができました。
どうもありがとうございました。
ギネス級とは思えませんが(汗)、やはり走行距離に比例してタイヤも消費してしまいますねぇ。
私は最初っからNタイヤへのこだわりはありませんでしたが、Nタイヤ以外にはサイズがありませんでした。
なので、ファルケンはよくぞ出してくれたと思っています。

by wata (2019-09-22 20:26) 

ぽてと

初めまして。いつも楽しく拝読させていただいてます。ROM専なのですが、思い切ってコメントさせてもらいました。

このタイヤ、よく走られるwataさんの評価が凄く気になります。
私は比較的重量のあるFR車で使用しており、指定はないのですが一応ピレリが新車装着のタイヤです。主に高速道路での高速走行と、平均速度の高いワインディングをたまに程度の使用環境なのですが、一度サーキットで走らせるとハイグリップタイヤの様な溶け方をしたので驚きました。
何となくですが、ドライで使用可能なレインタイヤ?みたいなタイヤだなあと個人的には感じたんですけど、タイヤの持ちも含めてまた記事にしてもらえると嬉しいです。

最後に、大きな手術を乗り越えられたようで、おめでとうございました。これからも更新楽しみにしています^^
by ぽてと (2019-09-29 15:18) 

wata

ぽてとさん、はじめまして。

コメントをいただき、どうもありがとうございます!
そうですか、ぽてとさんもFK510を履かれているんですね。
私はサーキットを走らせることはありませんので、ぽてとさんに参考にしていただけるような記事はとても書けませんが(涙)、個人的にはとても楽しみなタイヤです。
しばらくの間、タイヤを意識しながら走らせていこうと思っています。
おかげさまで本復することもできましたので、今後ともよろしくお願いします!

by wata (2019-09-29 21:09) 

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