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みちのくグランド・ツーリング:6 [drive/touring]

岩手県の山奥に沸く、国見温泉

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曇り空の下でゆっくりと朝風呂に入り、朝飯をたんまりと喰ったら、各自パッキングを済ませて出発だ。
静かな山間に4基のスタートアップ・サウンドが轟き、迷惑にならないよう直ちに宿を後にする。

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K266で緑の中をR46まで戻り、下界に出てからはK1で南下を開始する。
田畑の中を行く緩やかな2車線路は交通量もゼロではないが、道は広くキレイに整備されており、要所でパスさせてもらいながら淡々と走った。
が、やがて前方に大型車両なども現れたため脇道へとエスケイプ、1.5車線レベルのK12で東に向かう。
この道を通るのは初めてだが、山越えの区間以降は2車線の立派なトンネルが供用されており、川沿いに一部残る狭隘区間も近いうちにバイパスされてしまうようである。
いずれにせよトラフィックは僅少、ストレートの先に待つ豊沢湖畔のワインディングへと突っ込んでいくカレラS/スパイダー/B3 GT3のテールを追って、ボクスターのアクセルを踏み込んだ。

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ダム脇での小休止を経て、点在する温泉宿の間を抜けてK37へと右折。
丘陵地を南北に続く長いワインディング・ロードを、ひたすら走り続ける。
図らずも、R107からR397の間は1週間前に南から走っているのだが、前回はソロ&クローズド、今回は4台でオープンなので、ドライブの印象もまったく違うのだ。
60kmほど走り、K49へと入った先でひとやすみ。
空は重く曇っており、雨の気配を察知したShimaさんは、ここでスパイダーに幌をかける。
果たして降り出した強雨の中、R342に出て沿道の「山のそば屋 須川」で昼飯を喰う。
辛味大根おろしが載ったぶっかけそばは盛りも良く、腹いっぱいおいしくいただくことができた。

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R457で宮城県に入り、栗駒のJA-SSで給油を済ませる。
田園風景のK179を西に走り、K180を経てR457に復帰、峠道をクリアしてR47との交点にあるファミリーマートへピットイン。
ここでのコーヒー・タイムを最後に、Shimaさんは独り帰路に就くべく東北自動車道/古川ICへと向かった。
スパイダーのテールを見送った3人はR47で鳴子温泉郷を車列に従ってチンタラと抜け、県境を越えて山形県に入る。
小康状態となっていた雨はめちゃくちゃな豪雨となり、ワイパー全開でK28を慎重に進んでいった。
幸いなことに山刀伐峠のトンネルを越えると雨は一気に弱まって、尾花沢の市街地へ達する頃には曇り空に戻ってくれたのである。

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今年も特産の尾花沢スイカを買って帰ろうと、昨年と同じくJA直売所の「おばね産直館はいっと」に立ち寄る。
が、今年のスイカ販売は数日前に終了したとの貼り紙を前に、思わず斃[たお]れそうになった。
同じくスイカを買う気でやってきたsuite-spiralさんが近隣のJAから訊き出して、10kmほど離れた道の駅「尾花沢」へとスクランブル・ダッシュ!
「もう6L玉しか残ってねぇんだども、ええべか?」と売り場のおじさんは言うのだが、我々は正にその6Lサイズを買うためにここまでやって来たのだ。
訊けば、この翌日には今期のスイカ販売を終えるとのことであるから、実にラッキーだったのである。
腰椎に気をつけつつ、12kgもある激重のスイカをフロント・トランクへ慎重に収め、ミッションは完了。
と、suite-spiralさんだけでなく、買う予定のなかったM郎さんまでが助手席の前にスイカの箱を押し込んでいるではないか(笑)。
望外の旨さに驚かされたスイカ・ソフトクリームで祝杯を挙げた3人は、大満足で山形市の宿へと向かった。

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ホテルルートイン山形南-大学病院前-」は建てられてまだ3年ほどとのことで、真新しくピカピカである。
各自チェック・インを済ませ、ひとっ風呂浴びてから晩飯を喰いに外へ出た。
七輪焼肉ももたろう」で、分厚く柔らかい山形牛や生ラムに舌鼓を打つ3名のオッサン。
GT最後の晩餐を大いに堪能し、大満足でホテルへと戻ったのであった。


本日の走行距離は、346km。
走行時間は5時間34分、平均速度は64km/h。
平均燃費は、12.6km/lであった。

つづく。

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