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中部3県ツーリング:前編 [drive/touring]

静岡県浜松市、「ホテルルートイン浜松西インター」。
昨晩のうちにそれぞれ現地入りしていたクルマ仲間のNOLIさん(Yubaさん)、Isseiさんと3人でバイキングの朝食を喰ってからチェック・アウト、自車に荷物を積み込んだら出発です。

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今日から2日間、NOLIさんの企画&ルーティングで、初冬の中部地方を走ります。
当初は秋口の予定だったのが二転三転してこの日になったのですが、待った甲斐があって超絶のド快晴!
NOLIさんの991型ポルシェ・911カレラS、Isseiさんのポルシェ・ボクスターGTSに続いてR257を流しているうちに、放射冷却でビショビショに濡れていた幌もパリッと乾いてくれました。
真っ青な空に向かって屋根を開け、冷たい風を浴びながら、長篠からK32→K389→R257と北上していきます。

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全面通行止めのK33からK432へと迂回してR257へと復帰、森の中のワインディングを駆け上がる3台。
その先で広域農道/ささぐれもみじ街道へと右折すると、トラフィックは完全にゼロとなりました。
信号はおろか、民家も電柱もない低山地帯を縫って伸びる2車線のアスファルト。
PDKのシームレスなシフト・チェンジを想起させるカレラSのクワッド・エグゾースト・サウンドを追いかけて、2速⇔3速でスポーツプラス・モードのボクスターを走らせます。
途中で前に出てもらったボクスターGTSの排気音は更に大きく、オープン・トップから降り注ぐ2台の爆音に負けぬよう、レッド・ラインまで懸命にアクセルを踏み込むのでした(汗)。

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終着を左に折れ、K80でヒルクライム。
連続するヘアピンを2速ホールドでぐんぐん上り、面ノ木ICからK507/茶臼山高原道路に入りました。
比較的メジャーな観光道路のはずですが、バイクもクルマもほとんど見かけません。
走り放題走って長野県境を越え、矢作川の源流に位置する南アルプス展望駐車場にピット・イン。
クルマを降りて見晴るかせば、新雪を纏い白く輝く3,000m級の山々がギンギンの青空に聳えています。
この道は何度か走っていますが、ここまでキレイな景色が見えたのは初めてです。
いや~、素晴らしいですねぇ。

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K46を売木村へと下り、R418で平谷峠を越えていきます。
この道も完全2車線のワインディングで楽しく走れるのですが、ハーフ・ウェットな日陰のコーナーは凍結防止剤が白く浮いており、ラフなドライビングは滑るので禁物です(汗)。
R153との交点を右に曲がり、道の駅「信州平谷」で昼飯を喰います。
私はラーメンとソースかつ丼のセット、Isseiさんは唐揚げカレーライス、NOLIさんは信州馬刺し定食。
霜降りの桜肉を旨そうに食べるNOLIさんですが、彼は新潟でもウナギの肝焼きを頬張るなど、「道の駅でスタミナをつける」のが謎のお約束となっているようです(←そうか?)。

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午後になっても風はほとんどなく、山里には暖かな冬の陽射しが降り注いでいます。
上村川に沿った1.5車線路のR418で岐阜県に入り、R257を南下。
左折したK20はどんどん狭くなり、路面もハーフ・ダート状態にまで悪化しますが、愛知県に戻ると視界がパッと開けて河川敷の広場に出ました。
夏にはヤナ場が設えられるという矢作川の清流を眺めながら、NOLIさんがコーヒーを淹れてくれます。
豆を挽くところから始め、ジンジャー系のスパイスが香る豆乳のラテができるまで、その作り込みはハンパではありません。
できあがりをいただけば身体の芯から温まり、Isseiさんも私も、着ていたダウン・ジャケットを脱ぎ捨てるレベルです。
ガンガン走ってからのアウトドア・カフェは、最高ですねぇ。
ごちそうさまでした!

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R153で愛知県から長野県に入り、K101で大桑峠への山道を上っていきます。
「県境に良い道あり」との経験則に違わず、長野/愛知/岐阜を跨ぐこの道はとてもおもしろく、また県によって管理レベルがぜんぜん違うことを改めて体感できました。
R257へ復帰したのも束の間、すぐにK33へと右折しまたもや山の中へ。
1.5車線路を走り抜けて明智の街に出、引き続きK11で明智川沿いに南へと走っていきます。
岐阜/愛知県境付近をトレースするK20もまた素晴らしいカントリー&ワインディング・ロードで、2台のテールを追いかけながら、「このエリアはやはり『走るべき道』の宝庫だな」と独り大きく頷くのでした。

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R419を北上してまたまた岐阜県に入り、K20を経由し夕暮れのK66を北東に20kmほど走って、恵那の市街地に建つ「ホテルルートイン恵那」にチェック・イン。
駐車時にボクスターのマルチファンクション・ディスプレイをチェックしてビックリ仰天、丸1日走って燃費が8km/lに届かなかったことは初めてかもしれません。
やむを得ず、アクセル踏みましたからねぇ・・・(汗)。
ガッツリ走ったらガッツリ喰う!ということで、「ステーキハウス・ブロンコビリー恵那店」で晩飯です。
3人ともリブロース・ステーキと粗挽きビーフ・ハンバーグのセットを発注し、今日の走りを振り返りながら、白飯や生ビールを片手に各自360gの肉を平らげました。
ステーキもハンバーグも炭火でこんがりと焼かれており、とても旨かったです。
膨れた腹をさすりながら宿に戻り、明日の走りを楽しみに、早めの床に就きました。


つづく。

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Dion

快晴の空、雪をいただい山、冬枯れの山道を走りこられたのですね。
お約束のコーヒータイムですね。
お三方が写っているお写真、
冬の日差しに包まれて良い感じですね。

お食事はガッツリ(笑)
恵那と言えば栗が有名ですよね。
栗きんとん買いましたか?
続きも楽しみにしております。
久しくコメントしておりませんでしたので過去記事もガッツリ読ませていただきますね。(笑)

by Dion (2021-12-17 22:08) 

まさ

いつも素敵なツーリング模様を楽しく拝見させていただいてます。
森の中のワインディングを駆け上がり、一服のコーヒータイム、ステーキ&ハンバーグと羨ましい限りです^^
by まさ (2021-12-18 08:56) 

wata

DIONさん、こんにちは。

はい、この日は文句なしの晴天で暖かく、完璧なオープン日和でした。
誰もいない山道を3台で走るのは、本当に楽しかったですよ。
アウトドア・コーヒーも最高でしたが、これはNOLIさんあってのことなので、私独りだったら缶コーヒーのレベルだったと思います(笑)。
恵那は栗が名産だってことは、知りませんでした。
ステーキ喰って寝てるだけじゃ、ダメですよね(汗)。

by wata (2021-12-18 09:34) 

wata

まささん、こんにちは。

いつもご覧いただき、どうもありがとうございます!
今回はNOLIさんの企画に遠慮なく乗っかって、大いに楽しんでまいりました。
例によって山坂道がメインだったので、今週末のような寒波が来る前で本当に良かったと思っています。
ただ、昼飯はソースかつ丼&ラーメン、晩飯はハンバーグ&ステーキ&生ビールですから、明らかに喰い過ぎですよね(汗)。

by wata (2021-12-18 09:41) 

ラビー

いいお天気、くっきり見える冠雪した山、他車のいない気持ちよく走れる道、仲間と一緒、アウトドアコーヒー付き!最高ですね(笑
私も週末は気持ちよくドライブを楽しんできましたが、
1泊!カロリーオーバー付き!いいな~(なんで美味しいものは高カロリーなんでしょう)
コーヒータイムの写真、とってもいいですね~
続きも楽しみです。
by ラビー (2021-12-18 10:52) 

wata

ラビーさん、こんにちは。

そうなんですよ、もしかすると自分の口癖なんじゃないかと思うほど、この日も「最高!」を連発しておりました(笑)。
凍結や降雪のリスクがありますけど、木々の葉が落ちた今の時期は紅葉客もおらず、山道を走るのには絶好のシーズンなんですよね。
ラビーさんちも相変わらず爆走ロング・ドライブを楽しまれているようで何よりですが、旅先での旨いもん食べすぎには、お互い気をつけましょう(汗)。

by wata (2021-12-18 15:00) 

Yuba

Wataさん、今回も同道頂きありがとうございました!相変わらずのわがままなルーティングにお付き合い頂き感謝です。・・・しっかしメチャクチャなクリアラップの連続で今年を締めるツーリングの一つとしては最高な2日間だったと思います。この3名の組み合わせ初の全区間晴れ(最後の最後ちょい降りましたが)にも恵まれて醍醐味しかない時間だったと思います。

思いの外ブロンコビリーも美味しく盛り上がり、イッセイの思わぬトラブルもなかなかのスパイスとなり。また季節を改めて行きましょう!・・・そして、激烈悪い燃費を記録させてしまいすみません(笑)。(うちの3.8Lの方が燃費良かった疑惑)
by Yuba (2021-12-19 23:24) 

wata

Yubaさん、こんにちは。

浜松から恵那まで、幹線道路をまっすぐ走りゃ100kmちょっとの距離なのに、その倍レベルの山坂道をガッツリと走らせていただき、ありがとうございました(笑)。
やっぱり、クルマは走らせてナンボだよなぁと改めて思いましたよ。
2日目の記事はまだアップできていませんが、両日ともに最高だったことを先に申し上げておきます!
しかしですね、3.8LのカレラSや3.4LのボクスターGTSについていこうと思ったら、2.7Lのボクスターはアクセル踏んづけるしかないんです。
おかげで何度となくレブリミット近くのエキサイティングなサウンド&フィールを楽しめましたが、燃費はグレタさんに叱られるレベルの悪さとなりました(汗)。

by wata (2021-12-20 10:19) 

山本幹夫

wataさん  こんばんは
絶好のオープン日和、渓流(養老渓谷とはレベチですね。)沿いでのコーヒーブレイク・・・  最高を連発されるのも納得です。 それにしても、アルプス! 素晴らしいです。10月末に美ヶ原高原から見たアルプスと浅間山を思い出しました。 心 洗われる感じがします。(癒)  今回は、本来の爆走でしたね(笑)。 まさか 燃費は6リッター 12気筒レベルではないですよね。 心配なのは、リアタイヤです。このツーリングが終わったら、スリックタイヤになる事は間違いないでしょう。近々 カーカージャパンさん
に行かれるのは、想像に難くないです。(笑)。 
by 山本幹夫 (2021-12-20 19:22) 

wata

山本幹夫さん、こんにちは。

はい、雪を戴いたアルプスの山々は本当に素晴らしかったですよ。
初冬から春にかけて、自分は雪のない道を走りながら、雪山や雪景色を眺めるのが最高なんですよねぇ(笑)。
ちなみに私の場合、燃費は独りで走っているときが一番良く、仲間と走ると悪化する傾向にあります(汗)。
また、タイヤは9月末に履いたばかりなのですが、ご推察の通り、かなり減っている状態です。
なぜでしょう?(汗)

by wata (2021-12-21 09:37) 

ペンタ

浜松市在住の718ケイマン乗りです。
先日、朝ルートインの前を散歩していて、3台もポルシェが並んでいるなーと、思っていたら、皆さんだったとは…。
いつも、ブログ拝見しているので、また浜松によってください。
by ペンタ (2021-12-28 16:53) 

wata

ペンタさん、はじめまして。

コメントをいただき、どうもありがとうございます!
よろしければ、引き続きおつきあいください。
・・・って、目撃されていたんですね(汗)。
今回は前泊だったので、インター至近のこのホテルはその目的にバッチリでした。
風光明媚な浜名湖や北部山間のワインディングなど、このエリアには718ケイマンを楽しく走らせる道がたくさんありますよね。
私もいずれまた、走りに来ようと思います!

by wata (2021-12-28 20:15) 

R39

wataさん、こんにちは。
1年近く前のブログ記事へのコメントで恐縮です。
先週末、長野~岐阜~愛知を走ってまいりました。早起きした初日から3日間を掛けて、第1の目的地である快晴のビーナスラインを皮切りに、飛騨高山、白川郷、恵那峡などを回り、第2の目的地である矢作川の河原などをつないで晩秋の信州を走ってきました。このブログを拝見して以来、K20脇にある矢作川の河原に何としても行ってみたく、今回ほぼ1年越しで実現したので、思わずコメントを書かせていただいた次第です。NOLIさんの淹れるジンジャースパイシー豆乳ラテみたいなものは無理ですが、ホテルでドリップして持参したコーヒーで、快晴微風の河原でのひと時を堪能しました。河原のもみじも真赤に色づき正に見ごろでした。ミッションコンプリートです!!
いや~最高でした(笑)
私の場合、岐阜県側のK20の悪路っぷりに恐れをなしR153からアプローチしたのですが、K20はこの河原の先の岐阜県側に向かっては通行止めとなっていましたので、結果的にルーティングも正解でした。
良い道、良い場所を色々と参考にさせていただいております。いつもありがとうございます。これからもブログ楽しみにしております。

by R39 (2022-11-08 12:44) 

wata

R39さん、こんにちは。

いえいえ、過去の記事にサクッとアクセス&コメントしていただけるのもBlogのいいところだと思っていますので、大歓迎ですよ!
R39さんも秋の中部エリアを大満喫されたようで何よりですし、この時期であれば紅葉も素晴らしかったことでしょうね。
しかしながら、あの川原を目的地のひとつとされていたとはビックリです!
悪路のK20を突き進むパイロットのNOLIさんが見つけてくれたのですが、あの空間はとてもいいですよね。
夏の間は観光ヤナ場として賑わうようですから、この時期の晴天下であれば最高のブレイク・スポットだと思われます。
機会があれば私も再訪しようと思っていますが、もちろんドイヒーなK20経由ではなく、広く快適なR153で行きますよ(笑)。

by wata (2022-11-08 18:21) 

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