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GT2020-3:雨の縦断、新潟県 [drive/touring]

予報外れろ!

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・・・との願いも空しく、早朝の新潟県/燕温泉には小雨が落ちていました(涙)。
しかし雲は決して厚くはなく、すぐに本降りとはならないだろう、と前向きに考えることにします。
朝風呂に浸かってからYubaさん、Isseiさんと食堂で落ち合い、洋食の朝飯をいただきました。
チェック・アウトを済ませ、3台はエンジン他各部をじっくりと温めながら、山を降りていきます。
R18沿道のコスモ石油に立ち寄り、宿でもらった2,000円分の「地域共通クーポン」を使ってハイオク満タン。
ちなみに今回のGTでは、同クーポンは原則としてすべてガソリン代に充てることとしています。
その分、遠慮なくアクセルを踏めますからね(笑)。

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なお、GSへ入る直前、ボクスターのMFD[マルチファンクション・ディスプレイ]にエンジン・オイル・レベル低下の警告が表示されました。
しかも黄色ではなく赤信号のキッツイ奴で、「オイルが最低限以下や。すぐ足さな。運転したらアカンで!(意訳)」とのメッセージです。
もちろん、エンジン・オイル量はMFDで毎日チェックしていますし、フロア下を覗いてみても漏れているような形跡はありませんので、実際にオイルが最低限を下回っていることは考えられません。
同様の事象が3年前にも発生していたこともあり、その時と同様、油量センサーのエラーだろうと判断しました。
とは言え、エンジンのON/OFFを繰り返しても警告は消えず気持ちが悪いので、念のため常備しているオイル500ccを投入。
メッセージは消え、後刻測定したオイル量もMaxに達していました。
んも~、驚かさないでよ、ボクスター(汗)。

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本日は上越から中越、下越へと、極力「走れる道」を選んで新潟県を縦断する計画です。
特に上越・中越エリアにはクネりまくった未走のワインディングが多数あり、地図を眺めているだけでコーフンしてくるのです(←変?)。
R18を離れてK252→K97→K455と北東へ走るうちに周囲は山村の風景となり、予想外に雨が止んでいたのでルーフ・オープン!
目的路のひとつである関川流域広域農道、通称「くびき野パノラマ街道」に突入しました。
路面は決して良くはありませんが、アップ・ダウンとルーズ~タイト・コーナーが絶妙にミックスされた、交通量ゼロの素晴らしいドライビング・ロード。
森をズバッと抜けると眼下に田園風景が拡がるなど、景色もまた最高です。
途中からパイロットをIsseiさんのポルシェ・ボクスターGTSに譲って殿[しんがり]に回り、Yubaさんの991型ポルシェ・911カレラSが放つ砂礫を浴びながら2台のテールを追います。
3基のフラット・シックスのサウンドが降り注ぐドライビングは実にエキサイティングで、危うくトランス状態に陥りそうになりました(笑)。

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終着からはK198&R405のリエゾンを経て、東頸城広域農道を走ります。
これまた劣らず走り放題の道ですが、この頃にはついに雨も落ちてきて、止むを得ず幌を上げました。
途中でR403にスイッチし、以降しばらくはこの道をフォローしていきます。
国道とは言ってもセンターラインの無い峠越えの山道が続くのですが、トランシーバで確認すると二人とも「いい道だ」と言うので安心しました(笑)。
途中、災害復旧工事に伴う全面通行止区間に出くわします。
立て看板はR253への大迂回を指示するのですが、後から来た軽トラのおじさんに誘導してもらい、狭い山道を使った最短距離でR403に復帰することができました。
ありがたいよね・・・と感謝しつつ、3人は路肩の駐車帯で小休止です。

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交通量の多いR253との併用区間を離れると、R403は再び深い山の中を往くようになります。
広々とした完全2車線から一気に1車線になるなど、変化に富んで大いに楽しめる道なんですねぇ。
狭いトンネルでまたひとつ山を越え、小千谷の街に出たところでR403と別れました。
R291を経て、K24で山古志村を抜けて北へと向かいます。
延々と続く誰もいない山間のカントリー・ロードを、降りしきる雨を蹴散らして3台はひた走りました。
昼飯処を探すべくK9からR290に入りますが、流れは悪くないものの、他車のペースで走らされるのは精神衛生上もよろしくありません。
ということで新発田市に入ってK60へとエスケイプ、無人の山間路・北蒲原広域農道で我々のぺースを取り戻します。
そのままの勢いで更なる山間のK494に向かいますが、通行止の憂き目に遭い、R290に復帰。
R113を右折し、道の駅「関川」にピットインとなりました。

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時刻は既に16時、ここまで飲まず食わずで走り通してきた我々は、絶品の肉巻きおにぎりやイカ焼き、玉こんにゃくなどを貪り食って腹を満たします。
Yubaさんに至っては、ここからの更なる走りに備えるためか、ウナギの肝串でスタミナをつけていました(笑)。
お二人とは、再送を誓ってここでお別れです。
濃紺の911カレラSと白いボクスターGTSはR113で山形方面へ、青いボクスターは近くの高瀬温泉へと向かいました。

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ゑびすや旅館」は、こぢんまりとした温泉宿。
感染防止の一環として大浴場が貸切り制となっており、結果、壁面の水槽に鯉が泳ぐ広々とした風呂で、手足と袋を独り大いに伸ばすことができました。
例によって最安のプランではありますが、晩飯も文句なし。
ビールの酔いが覚めた頃にもう一度風呂に入り、強まる雨の音を聴きながら眠りに就きました。


本日の走行距離は、292km。
走行時間は5時間53分、平均速度は51km/h。
平均燃費は、10.4km/lでした。

Yubaさん、Isseiさん、私の勝手なルーティングにおつきあいいただき、どうもありがとうございました!
ほぼ一日中雨のドライブとなってしまいましたけど、とても楽しかったですよ。
いつか晴れた日に、また一緒に走りましょう!

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Shima

せっかくのいいルートなのに雨だとちょっとモチベーションが下がりますよね。でも仲間と一緒に走るのとタイヤが減らないと思えばそれはそれで楽しめるのだと思います。私はwataさんの後ろを走ることが多く、いわゆる”砂被り”ですが音や挙動が後ろから見ててよくわかるので参考になります。。笑
by Shima (2020-11-15 17:52) 

ていしあ

こんばんは。

ツーリングマップルを見ながら楽しく読ませていただきました。
考えられるベストなルーティングのように思いました。私もほぼ同じ道を選びそうです。

どこもそうですが、新潟の道の素晴らしさが堪能できたのではないでしょうか。
by ていしあ (2020-11-15 18:55) 

yuba

お疲れです!今回のルート、意外と雨なのでテンション下がるかと思いきや全然下がらないルートでしたね。むしろ小雨で走り切るワインディングの醍醐味を味わい尽くしました。富士でツルッツルにしてしまったリアタイヤが不安でしたが全然食いますね(笑)。

この悩ましい2日目(私にとって)を絶賛今VLOG編集中です。次は思い残すことなく走り、撮り、話し、のフルセットツーリング行きましょう!残りの道中の日記も楽しみにしております。
by yuba (2020-11-15 20:58) 

wata

Shimaさん、こんにちは。

今回のルート、特に前半は初めて走る道ばかりだったのですが、地図から妄想していた通りの素晴らしいドライビング・ロードでした。
バキューン!と調子に乗って走っているといきなり狭くなったり、飛び込んだコーナーのクリッピング・ポイントに落ち葉が溜まっていたり、もう最高ですので、Shimaさんにも是非走ってもらいたいと思います。
ちなみに私の後ろで砂をかぶるのは、車間距離の問題ですよ、きっと(汗)。

by wata (2020-11-15 22:28) 

wata

ていしあさん、こんにちは。

はい、今回は一部を除きワインディングばかりで新潟を縦断すべく、ルートを引いてみました。
ここまで新潟県に特化して走ることは少ないのですが、特に関越道以西にはおもしろい道が多く、日を改めてまた走り来たいと思わされた次第です。
季節的にはそろそろキツいので、次の夏あたりにでもまた行ってきます!

by wata (2020-11-15 22:28) 

wata

yubaさん、こんにちは。

一緒に走っていただき、どうもありがとうございました!
ルートは事前に想定していたとはいえ、上越エリアの走り放題っぷりにはビックリしましたよ。
ボクスター乗りとしてはやはり屋根を開けて走りたかったところですが、雨の中、トランシーバでコミュニケーションしながらストイックに走り続けるのもまたいいもんですね。
独りじゃなくてよかった、とつくづく思いましたよ(笑)。
次回もまた、よろしくお願いします!

by wata (2020-11-15 22:28) 

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