奥静岡ツーリング [drive/touring]
クルマ仲間のShimaさんから、「昼はヤマメ丼を喰って夜はバーベキューをやりましょう」とのお声がけ。
二つ返事でOKし、集合場所の東名高速道路/愛鷹PAへとボクスターを走らせました。
企画＆発案者のShimaさんですが、いつもの如くルートなどはまったく考えておらず、そもそもヤマメ丼の店がどこにあるのかもよく解っていない模様。
過去に一度、一緒に行ってるんですけどねぇ（笑）。
ということで私がルート隊長の任を引き受け、全車一斉に本線へと飛び出していきました。
本日のメンバーは981型ポルシェ・ボクスタースパイダーのShimaさん、BMW ALPINA B3 3.3に乗るつくばの松さん、同B3 GT3のイクローさん、997型ポルシェ・911カレラSカブリオレのsuite-spiralさん、および私の5台/5名。
集団走行が不得手な私ではありますが、このメンツであれば大丈夫です。
清水JCTを経て新東名高速道路にスイッチ、静岡SICから一般道へアウト。
今日は静岡県北部の山岳地帯を皆で楽しく走るのです。
K207からR362に入り、連なる緑の山々へと向かいます。
ここ数日、大雨に見舞われていた静岡県ですが、今日は明るい曇り空で、カブリオレ＆ロードスターの3台はトップを下ろしてのドライブです。
すぐ脇を流れる川は茶色い濁流と化してはいるものの、1.5車線レベルとなったR362はドライ・コンディションで、アクセルを緩める必要はありません。
茶畑の中、10%以上の急勾配をぐんぐん駆け上がって尾根に出ると、道は改良済の2車線区間となります。
バンピーな路面にガガッと底を打ちつつダウンヒル、その先で再び現れる未改良の狭隘区間に肝を冷やしたりしながら、千頭の街まで走り切りました。
大井川鐡道/千頭駅の裏手にある道の駅「奥大井音戯の郷」でひとやすみ。
まだ9時前ですが、空からは薄日も射してきて、じっとしていると汗ばんでくるような初夏の空気です。
5人のオッサンは、更なる山奥を目指します。
K77を北上し、接阻湖に沿ったワインディングのK388を快走。
交通量はゼロ・レベルで、後続の4台に追い上げられながらも（汗）気持ちの良いドライビングを堪能しました。
県道は途切れセンター・ラインは消え、断崖に穿［うが］たれた市道閑蔵線に突入。
離合NGな箇所も少なくない狭隘路ですが、舗装は訪れる度に良くなっており、ガッタガタ＆穴だらけだった昔日の面影はありません。
しかし落石の多さは相変わらずで、徐行をも交えながら慎重に進んでいきました。
市道の終着からは、K60一本で南アルプスの懐へと走っていきます。
右手の井川湖には大量の流木が浮かび、その先の断崖区間では路上に水が流れ、踏んだら終わり的な落石が散乱。
仕事では決して発揮しないであろう集中力を全開にして走り続け、全車無事に静岡市営の温泉宿泊施設「白樺荘」に到着しました。
この先は行き止まりとなるどえらい山奥なのですが、住所的には静岡市内だってんですからビックリです。
いわゆる「オクシズ」のエリア内なんですね。
9年前、私はここの食堂でヤマメ丼を喰いました。
その貧相なビジュアルと最弱クラスの商品力に大笑いしていたShimaさんが、もう一度確認したいということで、今回のドライブとなったのです。
誰が喰うのかジャンケンで決めよう、などと無責任に盛り上がっていたのですが、残念ながら（？）ヤマメ丼はメニューから落ちていました。
ということで私とShimaさんはヤマメおろし蕎麦を、suite-spiralさんはヤマメ＆山菜の天ぷらを、イクローさんと松さんはワサビ丼や蕎麦などがセットになった定食をそれぞれ発注。
蕎麦は専門店のそれには及びませんが、ボリュームたっぷりでなかなか旨く、ドーンと載せられたヤマメの丸揚げが抜群です。
他の皆さんも口々に旨いと言っていたので、それだけになおさら、あのヤマメ丼は何だったんだと改めて思わざるを得ませんでした（涙）。
食後はひとっ走りして温泉に寄ろう！ということで、K60を引き返していきます。
来るときには無かったはずのでっかい落石があったりして（汗）、そのライブ感にビビりながら最後尾でB3のテールを追いました。
市道閑蔵線との交点まで戻り、井川ダムの上を渡ると登坂屈曲セクションの始まりです。
これまた望外に良いアスファルトを蹴って、5台は森の中を楽しく走っていきました。
が、大日峠を越えてK27の下りに入ると、道は一気に狭く険しくなります。
12年前、仲間の1台がリムをひん曲げるほどのバーストを喫してしまった時に比べれば、舗装は圧倒的に良くなっています。
が、落石や落木、湧水の量がハンパなく、即席の滝から小石がパラパラと落ちている箇所もありました。
しかしながら後続ということで油断もあったのでしょう、2台前のカレラSが落石除去のために停車したことに気づくのが遅れ、床を踏み抜かんばかりのブレーキング！
・・・マジで前を行くB3に追突したかと思い、文字通り血の気が引きましたが、いやもう、自身の不徳を恥じるばかりです（涙）。
凶悪な山道をようやく脱し、「口坂本温泉浴場」に到着。
まだまだ山奥にいるのですが、ここも静岡市営（そう、まだ静岡市内なんです）の日帰り温泉施設で、料金は300円と大変ありがたい設定です。
お湯はアルカリ性ということでスベスベと気持ちよく、特に露天風呂は40℃に満たない長風呂スペックで、もう最高。
個人的に一度来てみたいと思っていたのですが、想像以上にイイ感じの温泉で、皆さんもご満悦のご様子でした。
ただ、ここから下界へ向かうK27も結構な山道が続き、対向車との離合に難儀することもしばしば。
市営の温泉でありながら、アクセス難度はトップ・クラスだよねぇと、秘湯ハンターのsuite-spiralさんも認めるほどでした。
山岳ドライビングを堪能した一行は、新静岡ICから新東名に乗り宿泊地へと向かいます。
街のスーパーで肉や飲み物をしこたま買い込んで、ウッド・デッキでバーベキュー。
いやもう、最高ですねぇ（笑）。
翌日は朝から本降りの雨だったこともあり、朝飯を喰って現地解散となりました。
2日間の走行距離は、555km。
走行時間は7時間56分、平均速度は72km/h。
平均燃費は、11.6km/lでした。
企画してくれたShimaさん、一緒に走ってくれたイクローさん/松さん/suite-spiralさん、どうもありがとうございました。
ドライブも温泉もバーベキュー＆宿泊も、最高に楽しかったです。
静岡県にはまだまだハードな山道がたくさんありますので、いずれまた一緒にチャレンジしましょう。
おつかれさまでした！
・・・さらば、ヤマメ丼（涙）。
二つ返事でOKし、集合場所の東名高速道路/愛鷹PAへとボクスターを走らせました。
企画＆発案者のShimaさんですが、いつもの如くルートなどはまったく考えておらず、そもそもヤマメ丼の店がどこにあるのかもよく解っていない模様。
過去に一度、一緒に行ってるんですけどねぇ（笑）。
ということで私がルート隊長の任を引き受け、全車一斉に本線へと飛び出していきました。
本日のメンバーは981型ポルシェ・ボクスタースパイダーのShimaさん、BMW ALPINA B3 3.3に乗るつくばの松さん、同B3 GT3のイクローさん、997型ポルシェ・911カレラSカブリオレのsuite-spiralさん、および私の5台/5名。
集団走行が不得手な私ではありますが、このメンツであれば大丈夫です。
清水JCTを経て新東名高速道路にスイッチ、静岡SICから一般道へアウト。
今日は静岡県北部の山岳地帯を皆で楽しく走るのです。
K207からR362に入り、連なる緑の山々へと向かいます。
ここ数日、大雨に見舞われていた静岡県ですが、今日は明るい曇り空で、カブリオレ＆ロードスターの3台はトップを下ろしてのドライブです。
すぐ脇を流れる川は茶色い濁流と化してはいるものの、1.5車線レベルとなったR362はドライ・コンディションで、アクセルを緩める必要はありません。
茶畑の中、10%以上の急勾配をぐんぐん駆け上がって尾根に出ると、道は改良済の2車線区間となります。
バンピーな路面にガガッと底を打ちつつダウンヒル、その先で再び現れる未改良の狭隘区間に肝を冷やしたりしながら、千頭の街まで走り切りました。
大井川鐡道/千頭駅の裏手にある道の駅「奥大井音戯の郷」でひとやすみ。
まだ9時前ですが、空からは薄日も射してきて、じっとしていると汗ばんでくるような初夏の空気です。
5人のオッサンは、更なる山奥を目指します。
K77を北上し、接阻湖に沿ったワインディングのK388を快走。
交通量はゼロ・レベルで、後続の4台に追い上げられながらも（汗）気持ちの良いドライビングを堪能しました。
県道は途切れセンター・ラインは消え、断崖に穿［うが］たれた市道閑蔵線に突入。
離合NGな箇所も少なくない狭隘路ですが、舗装は訪れる度に良くなっており、ガッタガタ＆穴だらけだった昔日の面影はありません。
しかし落石の多さは相変わらずで、徐行をも交えながら慎重に進んでいきました。
市道の終着からは、K60一本で南アルプスの懐へと走っていきます。
右手の井川湖には大量の流木が浮かび、その先の断崖区間では路上に水が流れ、踏んだら終わり的な落石が散乱。
仕事では決して発揮しないであろう集中力を全開にして走り続け、全車無事に静岡市営の温泉宿泊施設「白樺荘」に到着しました。
この先は行き止まりとなるどえらい山奥なのですが、住所的には静岡市内だってんですからビックリです。
いわゆる「オクシズ」のエリア内なんですね。
9年前、私はここの食堂でヤマメ丼を喰いました。
その貧相なビジュアルと最弱クラスの商品力に大笑いしていたShimaさんが、もう一度確認したいということで、今回のドライブとなったのです。
誰が喰うのかジャンケンで決めよう、などと無責任に盛り上がっていたのですが、残念ながら（？）ヤマメ丼はメニューから落ちていました。
ということで私とShimaさんはヤマメおろし蕎麦を、suite-spiralさんはヤマメ＆山菜の天ぷらを、イクローさんと松さんはワサビ丼や蕎麦などがセットになった定食をそれぞれ発注。
蕎麦は専門店のそれには及びませんが、ボリュームたっぷりでなかなか旨く、ドーンと載せられたヤマメの丸揚げが抜群です。
他の皆さんも口々に旨いと言っていたので、それだけになおさら、あのヤマメ丼は何だったんだと改めて思わざるを得ませんでした（涙）。
食後はひとっ走りして温泉に寄ろう！ということで、K60を引き返していきます。
来るときには無かったはずのでっかい落石があったりして（汗）、そのライブ感にビビりながら最後尾でB3のテールを追いました。
市道閑蔵線との交点まで戻り、井川ダムの上を渡ると登坂屈曲セクションの始まりです。
これまた望外に良いアスファルトを蹴って、5台は森の中を楽しく走っていきました。
が、大日峠を越えてK27の下りに入ると、道は一気に狭く険しくなります。
12年前、仲間の1台がリムをひん曲げるほどのバーストを喫してしまった時に比べれば、舗装は圧倒的に良くなっています。
が、落石や落木、湧水の量がハンパなく、即席の滝から小石がパラパラと落ちている箇所もありました。
しかしながら後続ということで油断もあったのでしょう、2台前のカレラSが落石除去のために停車したことに気づくのが遅れ、床を踏み抜かんばかりのブレーキング！
・・・マジで前を行くB3に追突したかと思い、文字通り血の気が引きましたが、いやもう、自身の不徳を恥じるばかりです（涙）。
凶悪な山道をようやく脱し、「口坂本温泉浴場」に到着。
まだまだ山奥にいるのですが、ここも静岡市営（そう、まだ静岡市内なんです）の日帰り温泉施設で、料金は300円と大変ありがたい設定です。
お湯はアルカリ性ということでスベスベと気持ちよく、特に露天風呂は40℃に満たない長風呂スペックで、もう最高。
個人的に一度来てみたいと思っていたのですが、想像以上にイイ感じの温泉で、皆さんもご満悦のご様子でした。
ただ、ここから下界へ向かうK27も結構な山道が続き、対向車との離合に難儀することもしばしば。
市営の温泉でありながら、アクセス難度はトップ・クラスだよねぇと、秘湯ハンターのsuite-spiralさんも認めるほどでした。
山岳ドライビングを堪能した一行は、新静岡ICから新東名に乗り宿泊地へと向かいます。
街のスーパーで肉や飲み物をしこたま買い込んで、ウッド・デッキでバーベキュー。
いやもう、最高ですねぇ（笑）。
翌日は朝から本降りの雨だったこともあり、朝飯を喰って現地解散となりました。
2日間の走行距離は、555km。
走行時間は7時間56分、平均速度は72km/h。
平均燃費は、11.6km/lでした。
企画してくれたShimaさん、一緒に走ってくれたイクローさん/松さん/suite-spiralさん、どうもありがとうございました。
ドライブも温泉もバーベキュー＆宿泊も、最高に楽しかったです。
静岡県にはまだまだハードな山道がたくさんありますので、いずれまた一緒にチャレンジしましょう。
おつかれさまでした！
・・・さらば、ヤマメ丼（涙）。
2023-06-13 21:53
nice!(6)
コメント(6)
今回も楽しい（アドベンチャーな）ルート、ありがとうございました！
オクシズは初めてでありとても楽しかったです。私もソロで走ることが多いのですが今回のメンバーなら安心です。というか、後をついていくのはペース的に大変なメンバーですが、信頼感があるトレインでコースフォメーションも判かり楽に走れるんですよね（急停止だけは焦りますが・・汗）
砂塵を巻上げて走るB3のカット、なんかスピードがでてるみたいでカッコいいです。ありがとうございます！私のブログにもボクスターのみのサービスカット載せておきましたよ（笑）
気の合う仲間と走りに食に最高に楽しかったツーでしたが、伝説のヤマメ丼が見れなかった事だけが残念です・・爆
by つくばの松 (2023-06-14 20:02)
つくばの松さん、こんにちは。
おつかれさまでした！
オクシズを含む静岡北部の山岳地帯は何度となく走っていますが、いつ行ってもスリリングなアドベンチャー・ドライブを楽しめます。
大井川以西にも松さん好みのハードな山道がたくさんありますので、是非またお出かけください。
ちなみに私は「みんカラ」非会員なのでコメントなどはできませんが、記事はもちろん拝見しています。
サービス・カット、ありがとうございました（笑）。
なお追突未遂は100%、私の不注意に起因するものです。
ご心配をおかけしましたが、これを機に一層のセイフティ・ドライブに努める所存です。
by wata (2023-06-14 21:46)
ルート隊長、お疲れ様でした。
落石があったりとなかなかハードでしたが、おかげさまで楽しく走ることができました。ジムニーで走るとさらに楽しそうです（笑）。
初めての口坂本温泉は素晴らしかったです。もう一度行きたいのですが、あの狭い道を延々と走る根性がないかも。
ソロも好きなんですが、仲間と一緒だとさらに楽しく走ることができます。
また遊びましょう。
by イクロー (2023-06-15 08:47)
土曜日は予想に反して雨も降らず、魚、温泉、肉、肉、肉と楽しい１日を過ごせました。ヤマメ丼がメニューから落ちてしまったのは残念ですが、私の記憶には永遠に残る一瞬であったことは間違いありません。
by Shima (2023-06-15 19:46)
イクローさん、こんにちは。
こちらこそ、どうもありがとうございました。
雨が降ってはいませんでしたが、やはり大雨の直後は落石に注意しないといけませんよね。
あんな道を走ることになるとは、世界限定99台のB3 GT3の開発陣も予想していなかったことでしょう（笑）。
温泉はホントに良かったですね。
確かにアクセス路は狭くて長いのですが、それだけの価値があると思いますよ！
by wata (2023-06-15 20:59)
Shimaさん、こんにちは。
楽しい2日間をありがとうございました。
いやホント、あの山道で雨に降られなくて何よりでしたよねぇ。
バーベキューは肉ばっかりでしたが、まぁ料理もアウトドアもやらないオッサンが集まればそうなりますよね・・・。
逆に〆の焼きそばは野菜だけで肉ゼロでしたから、帳尻は合ったものと思われます（笑）。
しかし、これであのヤマメ丼を喰ったのは私だけとなりましたね。
どうです、羨ましいでしょう！（←いいえ）
by wata (2023-06-15 21:12)