GW中四国ツーリング：3

朝6時に目が覚めたものの、どうにも調子が悪くて仕方ありません・・・。


実は深夜2時頃、いきなり気持ちが悪くなって目が覚めてトイレで吐いてしまい、朝になってもまだスッキリしないのです。
こんなことは滅多にないんですけど、どうやら食あたりを喰らってしまったようです（汗）。
もう一度布団に入り、なんとか8時に起き出してチェック・アウト。
今日は曇や雨の予報なのですが、高知県仁淀川町の空は薄曇りで暖かく、具合が悪くなければ最高のドライビング日和だと思われます（涙）。

幌を下ろして出発、R439を南下。
いわゆる「与作酷道」も、この付近は改良済の2車線路となっており、早めのシフト・アップでゆるゆると走ります。
その先、未改良の矢筈峠越え区間も含めて実に楽しいはずなのですが、どうにもボーッとしてしまいペースは上がりません。
そんなワインディングを走っているうちに耐えられないほど気持ち悪くなり、ボクスターを停め山の中で再び吐いてしまいました。
いや、マジでシャレにならん・・・（涙）。
しばらく休んで少し楽になったところでリスタート、ここまで来て四国カルストに上がらないワケにはいかないので、横Gに自身がやられないレベルのペースでK304を上っていきました。
標高を稼ぐにつれて視界が開け、大きな山の風景が実にいい感じです。



その先、東津野城川林道で天狗高原を目指します。
四国カルストへのアプローチは国道や県道などいくつもあるのですが、ほぼ完全な2車線路はこの大規模林道だけではないかと思われます。
景色を眺めながらのんびりと走り、稜線に出ました。
10年前に泊まったロケーション抜群の山荘的な宿は、おシャレな感じのホテルに生まれ変わっていてビックリ。
私が泊まれるレベルの宿ではなくなってしまったことに一抹の寂しさを覚えつつ（涙）、K383で天狗高原から五段高原を経て姫鶴平まで走りました。
曇り空ではあるものの視程は十分に確保されており、記憶の中の雄大な風景が眼前に蘇ります。
昔に比べればずいぶんメジャーになり、訪れる人も増えたようですが、ここは本当に素晴らしい。
やはり来て良かったと、心から思いました。
が、もはや限界・・・。
パーキングの外れにボクスターを駐め、ひばりの声を耳にしながら目を閉じました。


・・・いつの間にか、小一時間ほど眠ってしまったようです。
そのおかげでしょうか、少し復調したので山を下りることにしました。
天狗高原まで戻り、愛媛県側の大規模林道を初めて走りましたが、これも完全な2車線路。
路面は少々荒れてはいるものの、前を行くクルマもすれ違うバイクもほぼ皆無で、快適に下っていくことができます。
大規模林道は終着からK303に接続するのですが、こちらは離合困難な箇所も多く、脱輪寸前まで左に寄せておねいちゃんのレンタカーをギリギリで通すこともありました。
R440に出て北上、これも大好きな山間の気持ちいい道なのに、走っているうちにまたもや具合が悪くなってきます。
道端に停車して休憩しながら考えた結果、今日はもう山坂道を走るのを諦めて、早めに宿へ入ることに決定。
明日は帰郷の要もあるので、行けるところまで東へ行って泊まることにしました。
まずはこの深い山の中から出なければならないため、松山市を目指すこととします。
R33との重用区間に入り、前走車両を抜く元気もなくタラタラと進みました。
それでも無料のバイパス・トンネルである三坂道路への分岐では、やはり旧道を選んでしまうところが自身の性［さが］だとわかっちゃいるけどやめられない（笑）。
降り出した雨にもトップを降ろしたまま、ダウンヒル主体な三坂峠越えのワインディングを走りました。
交通量ゼロの走り放題で楽しいのですが、残念ながら走りにキレがないのが自分でも解ります（涙）。



市街地に入る手前で幌を上げ、松山ICから松山自動車道で東に向かいます。
雨の止んだ石鎚山SAで休憩しつつ「じゃらんnet」で宿を取り、再び屋根を開けて高松自動車道/坂出ICまで走りました。
時刻は16時、体調は戻りつつあり、朝から何も喰っていないため何か腹にいれておきたいところです。
せっかく本場に来たのだからさぬきうどんを喰うこととし、エネオス・セルフ坂出南インターSSでボクスターにハイオクを喰わせてから、最寄り＆営業中のうどん屋へ向かいました。
キレイな建屋で今風な店構えの「手打うどん 丸亀渡辺」で、かけうどんとちくわ天を発注。
これがとても旨く、復調の一助となってくれるものと確信しながら完食しました。





宿まではR11で20分ほどですが、屈曲登山路のK189を選択します。
狭い山道を上り切り、山頂の公園に寄ってみて初めて、10年前に来たことを思い出しました（笑）。
眼下の景色は霞んでいましたが、そよぐ風はとても気持ちよく、復調を後押ししてくれるように感じます。
K188で山を下りたところが本日の宿、「城山［きやま］温泉」。
素泊まり6,000円、芝居小屋を併設した日帰り温泉施設の宿泊棟ですが、ホテル系よりもこのような和室宿のほうが落ち着くんですよねぇ。
広い温泉にゆっくりと浸かっていると、少しずつ元気が戻ってくるのが解ります。
風呂上りには食堂で生ビールとフライドポテトや唐揚げを・・・とはいかず（涙）、20時過ぎには布団に潜り込んだのでした。


本日の走行距離は、281km。
走行時間は4時間50分、平均速度は60km/h。
平均燃費は、12.2km/lでした。

コメント 2

wataさんこんばんは。
体調を崩されたとの事ですが、今年のGWは寒暖差もありましたね。
私も以前腹痛になりそれ以降、車に「ラッパのマーク」と「頭痛薬」と「鼻炎薬」は常備して誤魔化しています。
今回、行き先が体に優しい「うどん」のご当地だったのはさすが・・・ですかね！？
by junki (2022-05-18 20:24) 

junkiさん、こんにちは。

いやほんと、今回の体調不良は心底参りました・・・。
誰もいない「与作（国道439号）」脇の山の中で、胃が痙攣するほど吐きながら、このまま死ぬんじゃないかと思いましたよ（涙）。
私もツーリング用のバッグには多少の薬を常備してはいますが、そのうちの胃薬でも鎮めることはできませんでした。
夕刻にうどんを完食できて、本当に良かったと思っています（笑）。

by wata (2022-05-18 21:38)