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GW中四国ツーリング:2 [drive/touring]

「俺のGW」、2日目の朝。

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昨日降り続いた雨は上がっており、広島県竹原市の空はまだ雲に覆われてはいるものの、天気は回復傾向にあるとの予報です。
朝風呂で目を覚まし、サービスのコーヒーをいただいてから、ホースを借りて汚れまくったボクスターを洗いました。
チェック・アウトを済ませ、渋滞気味のR2を避けて畑の中の道を行くのですが、案の定ガタガタの激細道に迷い込んでしまいます。
慎重に進んで何とか事なきを得たものの、「このクルマじゃ無理だから引き返したほうがいい」という地元のおじさんの忠告に素直に従うべきだった・・・と、深く反省したのでした(涙)。

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R432に出て乾いた幌を下ろし、竹原の市街地を抜けて海沿いのR185を東へ向かいます。
右手には大小の島が浮かぶ静かな瀬戸内海が拡がり、実にいい気分でシーサイド・クルージングを楽しみました。
腹が減ったので沿道のセブン-イレブン三原幸崎町店で握り飯を買い、駐車場と海とを隔てる防潮堤に腰掛けて頬張ります。
う~ん、旨い(笑)。
徐々に晴れてきた空にますます気分を良くしてリスタート、尾道市街を抜けてR317/尾道大橋で向島へ渡りました。
K377で青い海を眺めながら島の外周をのんびりとトレースし、長大な因島大橋の下でひとやすみ。
いやいや、実にいい気分です。
向島ICから西瀬戸自動車道、通称「瀬戸内しまなみ海道」に入り、四国へと走ります。
高速道路はカネもかかるしつまらないので、移動のために仕方なく使っているだけなのですが、このしまなみ海道は別格ですねぇ。
空と海と山の景色が本当に素晴らしく、島めぐりも含めてまた走りに来ようと改めて思いました。

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いくつもの長大な橋梁を渡って愛媛県に入り、今治ICでR196バイパスへ。
ちょうど昼時となり腹も減ったため、近くの中華料理店「翔龍」に立ち寄ります。
今治名物の焼豚玉子飯は3年前に別の店で初めて喰いましたが、この店も旨い!
フチまでカリッと焼かれた白身と半熟の黄身、薄切りの焼豚、これらをまとめる甘辛のタレ。
んもー、たまりません。
野菜不足を補う目的で止むを得ず(?)発注した餃子も、ラー油ではなく店の流儀に従って辛子醤油で喰うと旨さも倍増。
太ること確定ではありますが、胃袋も気持ちも大いに満たされたので、いいんです(←いいのか?)。

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R196→R11で西条市に入り、つまらない街乗りに飽き飽きしたところでR194へと右折。
「そらやま街道」とも呼ばれるこの道は、山間を高知へと向かう豪快な2車線道路です。
青い空と大きな山を仰ぎ見ながら、アクセルを開けてギンギンに走りました。
長大な寒風山トンネルへ達する前に旧道へと左折し、ヘアピン・コーナーの連続する1.5車線の山道を上っていきます。
陽射しが初夏レベルにまで強くなってきたので、眩しい新緑のアーケードにボクスターを停めてパーカーを脱ぎ、今年始めてTシャツ1枚で走ることとなりました。

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寒風山隧道を抜けて、今回の目的路のひとつでもある町道瓶ヶ森線へ。
落石や凸凹に注意しながら山腹を10kmほど上っていくと視界が拓け、遮るもののない空の下、アスファルトが稜線直下を彼方まで伸びているのが見えます。
いや~素晴らしい、久しぶりに来て良かった。
いつの間にか「UFOライン」なんて小洒落た愛称がついており、トヨタ・カローラスポーツのTV-CMで使われたりもしていますが、路面状況や幅員などの実態は舗装林道のまま。
ですが、それがイイんですよねぇ。
雄大にも程がある景色を眺めながら、ボクスターをのんびりと走らせました。

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町道は愛媛-高知県境の尾根筋から屈曲セクションを経て森の中を走り、土小屋のパーキングに出たところで終了。
ここからはK12/石鎚スカイラインで、楽しいダウンヒルの開始です。
PASM[ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム]をハードにセットし、テクニカルなコーナーが続く2車線のワインディングを駆け下っていきました。
ストレートはどれも短く、私の力量では3速にまで入れることはほとんどできないため、畢竟、2速固定でエンジンをブン回すことになります。
沿道の緑がサイド・ウィンドウを流れ、耳元では切り裂かれた風が、背後ではエンジン音と排気音とが唸り、カーブを回る度に鋭い切先のような石鎚山が現れてはまた消えていきます。
スカイラインを下りきるとK12は面河川に沿った快走路となり、続くR494に至っても、ボクスターは3速メインでルーズなコーナーを次々とクリアしていくのです。
嗚呼、マジでこんなに走っていいんでしょうか(昇天)。

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K212を経て、R33沿いの道の駅「みかわ」でひとやすみ。
時刻は既に16時前なので、今日の宿を探して予約を済ませました。
とは言え、落日まではまだ時間があるので、もうひとっ走り行きましょう。
国道を離れ、初走行のK328でヒルクライミングを開始します。
誰もいないワインディングは走り応えも抜群で、10kmほど走るとセンターラインがなくなり森の中に突入しました。
それでもお構いなしにグリグリと上っていくと、草原の尾根道に出るのです。
美川峰や大川嶺のエリアは、文字通り天空のワインディング・ロード。
すんごいところ走ってる感が炸裂です。
この先はしばらく前から崩落通行止めで抜けられないため、景色を存分に堪能してから引き返しました。
復路のダウンヒルも最高ですが、いつか全通の折には再走に訪れようと思います。

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R33は2桁国道なのに、交通量僅少の快走路。
前走車を安全かつ迅速にブッコ抜きつつ、夕刻のハイペース走行が続きます。
そのまま高知県に入り、大渡ダムを見下ろす高台にある「仁淀川町観光拠点 秋葉の宿」に到着しました。
ここは町営の施設を民間が運営しているとのことで、素泊まり6,000円の部屋は10畳もあって大満足です。
先ほど宿を探していた際、「じゃらんnet」や「楽天トラベル」は遠く離れた都市部のホテルしか提示してくれなかったため、Googleマップ上でこの宿を探し出し、直接電話で予約したのです。
大風呂で汗を流し、途中の商店で仕入れてきた売れ残り特価100円引の弁当をビール片手に平らげて、食後はポテトチップス。
そう、こんなんで十分なのです(笑)。


本日の走行距離は、340km。
走行時間は7時間31分、平均速度は47km/h。
平均燃費は、9.8km/lでした。

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Sho-z

兵庫・岡山・広島と3県に跨がるワインディングを味わってからの四国入り!相変わらず活力溢れるルート設定に読んでいるだけで元気が出てきます。
4月上旬に同エリアを訪れた際、町道瓶ヶ森線はまだ解禁されておらず走ることができなかったのですが、良い天気でとても気持ち良さそう・・羨ましいです。
K328も“天空系”のようですので、次に四国へ上陸した際には走ってみようと思いましたよ。
ちなみに「堅あげポテト」は私も好きです。(笑)
by Sho-z (2022-05-13 23:01) 

忠

こんにちは。

僕も昨年、憧れの石鎚スカイラインを走って来ました。その時は和歌山港から徳島港にフェリーで渡り、高速移動してから向かいました。事前にyoutubeで動画を見ていましたので、自分で走っていながらドローンから眺めているような感覚でした?今回もきっと出るでしょうか、空からの映像・・・・?楽しみにしています。笑)
by 忠 (2022-05-14 10:45) 

shima

私もだいぶ昔126-264-265とつないでUFO街道まで行ったことありますが、あまりの狭さに死ぬかと思いました。汗。
by shima (2022-05-14 13:13) 

wata

Sho-zさん、こんにちは。

いやいや、わずか2泊で高知まで走りに行ってきたSho-zさんこそ、活力溢れまくりだと思いますよ。
今回、4日間しかないのに中四国地方を選んだのも、Sho-zさんの記事を拝見したからなのです。
初走行の美川峰や大川嶺のエリアはかなりマイナーな感じで、瓶ヶ森線や四国カルストよりも小規模ではありましたが、天空感は引けを取らないレベルでした。
機会があれば、行ってみてください。
ここで「堅あげポテト」を喰ったら、旨さも倍増だと思いますよ(笑)。

by wata (2022-05-14 13:15) 

wata

忠さん、こんにちは。

完全2車線でのワインディングが楽しめる石鎚スカイラインもいいですよね!
接続する町道瓶ヶ森線が天空のアドベンチャー路ですから、セットで走るとそのギャップが素晴らしく、どちら側からアクセスしても文句なしのドライビング・ルートになると思います。
ちなみに今回のツーリングでは超ロング自撮り棒の持参を忘れており、上から目線の画はございません。
ご了承ください(伏)。

by wata (2022-05-14 13:21) 

wata

shimaさん、こんにちは。

本名「細井狭男」のshimaさんが死ぬかと思うレベルって・・・。
バイク向けのツーリングマップルにわざわざ「道幅狭しオフ車向き」って書いてある愛媛県道126号線をALPINAロードスターで走るなんて、常人じゃないですよやっぱり。
そもそも、ダート区間もあるっていうじゃないですか。
次回はスパイダーで走るのでしょうけど、私は同道しませんからね(キッパリ)。

by wata (2022-05-14 14:22) 

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