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GT2019GW:[5]島めぐり [drive/touring]

令和元年、伍月朔日。

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宿の朝飯はオーソドックスな和定食なのですが、炊きたてのご飯や味噌汁、付け合わせのキャベツまでが悉[ことごと]く旨い。
腹痛寸前までタップリ喰ってチェック・アウト、この朝食がついてGWの独り泊で4,200円とは、ありがたいにも程がありますね。

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曇り空のR2を東に走り、尾道大橋を渡って4年ぶりに向島へ上陸。
クルマやバイクは少ないのですが、チャリンコの数がものすごくてビックリです。
夕べの雨に打たれていたボクスターの幌もすっかり乾き、海岸線のK377でオープン・ザ・ルーフ!
微かに潮の香りを含んだ風がたいへん心地よく、因島大橋を仰ぎ見ながらのんびりと走りました。

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今日は四国へと向かいます。
が、せっかくなのでまっすぐ行かずにもうひとつ、島を巡ってみることにしました。
向島ICからしまなみ海道に乗り、因島、生口島を越えて大三島に入ります。
愛媛県最北部となるこの島をぐるっと一周したのですが、IC付近を除けば交通量は殆どありません。
道も概ね2車線幅があり、瀬戸内海に浮かぶ大小の島々を眺めながら、実に爽快なマイペース・ドライビングを楽しむことができます。
いや、正直、ここまで気持ち良く走れるとは思ってもいませんでした。
しまなみ海道は6つの島を結んでおり、今日はそのうちの2つを走っただけですので、いずれ再訪し残りの4島も巡ろうと心に決めました。

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四国に入り、今治北ICでアウト。
時刻は13時を過ぎ、ようやく腹も減ってきたので、今治名物の焼豚玉子飯を喰うため市内に入ります。
いわゆる有名店の前を通ったものの、クルマや人が行列していたため、人気[ひとけ]の少ない港湾エリアへGo!
その名もイケてる「車屋食堂」は倉庫街の定食屋さんといった趣ですが、出された焼豚玉子飯は昇天級の旨さです。
量はさほど多くは無いものの、フチが香ばしく焼かれた薄切り焼豚と半生の目玉焼に甘辛いタレが絡んでもう最高。
ごちそうさまでした!

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今日は天気が良ければ瓶ヶ森村道で石鎚山エリアを走ろうと思っていたのですが、山間部は間違いなく雲の中。
ということであっさりと予定を変更、R317で松山に向かい、混雑する中心部を迂回してR33からR379に入りました。
トラフィックはゼロに等しく、ボクスターは改良済みの山岳2車線路を豪快に駆け抜けていきます。
この道も恐らく初めてですが、素晴らしいの一言ですねぇ。
R380との交点を左に折れ、内子町の旧道に入った先に今宵の宿「大福旅館」はありました。

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今回もまた、激シブな旧い旅館。
女将さんによれば旅館としての営業は70年ほどですが、建物はそれ以前のものをこの地に移設してきたのだそうです。
ホースを借りて鬼のように汚れていたボクスターを洗わせてもらい、ひとっ風呂浴びて寛いでいるところに夕食が運ばれてきました。
さすがは料亭旅館と銘打つだけあって、一品一品がどれもベラボウに旨い。
特に筍と鯛のあら煮は味付けが素晴らしく、新鮮な木の芽の香りがアクセントとなって、白飯喰い過ぎ警報が発令されたほどです。

気がつけば、10連休も半分が過ぎてしまいました。
残りの行程も悔いの無いよう、事故らず・壊さず・捕まらずの「三無い宣言」を厳守して走ろうと、満腹の腹をさすりながら固く誓うのでありました。



つづく。

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ていしあ

こんばんは。

大三島、R379と走られたのですね。昨年の冬に私も走ってきました。ガラガラに空いている道を走りたい放題でしたが、私の場合はオフシーズンと思われたので、ある意味当然かと思っていました。しかし、GWでも走りが楽しめたとは驚きです。

観光名所をちょっと外れると人がいないことがよくわかりました。
by ていしあ (2019-05-15 21:12) 

忠

楽しく拝見しています。

鯛と筍に添えられている木の葉は山椒ですね。最近お隣さんから山椒の煮付?みたいなののを頂きました。山椒は好きではありませんでしたが食べてみたら殊の外美味しかったです。やはり山椒を味わうには年齢を重ねなくてはならないのかもしれません。

GWは何所にも行けませんでしたので、来週は能登半島に行こうかと計画しています。



by 忠 (2019-05-16 09:41) 

wata

ていしあさん、こんにちは。

そう、ていしあさんも走られているんですよね!
向島の外周ルートはどちらかと言えば探訪路といった感じだったのですが、大三島は仰る通りの快走路で、交通量もほぼ皆無でした。
いやほんと、海を眺めながらの走り放題って関東近郊ではほぼ不可能ですから、素晴らしいドライビング体験ができたと思っています。
この日に限らず、GWであっても「観光客の裏をかく」ようなルート探しをすれば、マイペースで走り続けることができるんですよね。
そんな道を選んで実際にガラガラだったりすると、GTの楽しさも倍増です(笑)。

by wata (2019-05-16 19:22) 

wata

忠さん、こんにちは。

そうですね、私は田舎育ちなので「木の芽」という表現を使いますが、仰る通りこれは山椒の若芽です。
たぶん近くで摘んできてくれたのでしょう、とても爽やかな芳香を放っていました。
一般に山椒といえば、その実を粉末にしたものが香辛料として使われますが、昔は実家の庭にも生えていて、母親がその若芽をちらし寿司や煮付けなどに添えてくれていました。
ガキの頃は、嫌いでしたけどね(笑)。
この時期の能登半島も素晴らしいでしょうから、安全に、存分に楽しんできてくださいね!

by wata (2019-05-16 19:22) 

amataro

wataさん こんにちは

これGW中ですか?ってぐらいガラガラですね。
海沿いのこんな道をオープンで走ったら、さぞかし気持ちいいだろうなぁと想像しながら拝見しました。

尾道大橋の下での1枚は、まるでパンフレットの中の1ページのようです。

家にもいただいた鉢植えの山椒があったのですが、いつの間にか住み着いた蝶の幼虫にすべて食べつくされてしまいました。 なので、葉っぱがどんなのだったがが分かりません。
それより山椒なんかで大きくなった幼虫がちゃんと巣立てたのかが心配です。。。
by amataro (2019-05-16 21:38) 

J

内子町とは随分とマニアックなところに宿をとりましたね。
ここは知る人ぞ知る観光地ですよね。広島勤務時は愛媛県も守備範囲でした。亀老山、今治に渡る手前の大島にありますが、ここからの夕景は素晴らしかったなあと思い出しているところです(^^)/
by J (2019-05-16 22:57) 

wata

amataroさん、こんにちは。

今回のGTでも都市部や観光地周辺などでは交通量の多い場面もありましたが、「走りたい道」は概ねガラガラでした。
ということは、私は世間一般の皆さまが走りたくない道ばかりを走っている・・・ということになりますね(汗)。
ちなみに実家の山椒にもアゲハチョウが産卵しまくってましたが、母はその幼虫を見つけるとヒョイとつまんで池に投げ入れていました。
それを間髪入れずに鯉が一呑みにする様を見、子供心に弱肉強食の厳しさを知った次第です(震)。

by wata (2019-05-17 20:58) 

wata

Jさん、こんにちは。

実は観光地として知られている旧い街並みの内子はずっと離れた西の市街地にあるので、宿の住所を見ておかしいなーと思っていたのです。
で、宿の女将さんに訊いたところ、宿周辺は市町村合併で「内子町」となったのだそうで、合点がいきました(笑)。
しまなみ海道の6つの島、私はまだ2つしか巡っていませんが、やはり他の島も良さそうですね。
ご紹介いただいた大島も含めてあと4つ、いつか必ず周りたいと思います!

by wata (2019-05-17 20:59) 

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