房総半島ドライブ [drive/touring]
6月に入り、県間の移動自粛要請も概ね解除されました。
とは言え、現時点では「一都一道三県と他府県との移動は慎重に」とのステータスなので、ドライブはまだ首都圏内に終始することとしています。
早朝の東京湾アクアライン下り線は、通常の週末と変わらないレベルのトラフィック。
渋滞一歩手前のトンネルを抜けながら、やはり海沿いの観光ルートは走らないようにしようと決めました。
初夏の陽気になることを想定しポロシャツ1枚で走りに出たものの、曇り空に冷たい風が吹きつけて寒いくらいです。
耐え切れずにヒーターを入れてしまいましたが、そんなに寒けりゃ屋根閉めろ、ってハナシですよね(←閉めませんけど)。
いつものように館山自動車道/君津スマートICでアウト、K163で鹿野山へと駆け上がっていきます。
誰もいない山の中、スポーツプラス・モードにセットしたボクスターでタイトなワインディングを走らせるのは、極めて痛快です。
2速固定で走り切れる道ですが、敢えて3速まで上げてからのブレーキング+ダウン・シフトでオート・ブリッパーを作動させ、その正確無比な回転合わせに今更ながら舌を巻きました。
でもやっぱり、ヘタクソでも自身でヒール&トゥの真似事をしているほうが、楽しいんですよね(笑)。
K93でマザー牧場の脇を掠め、ダウンヒル。
コケコッコー!と啼くニワトリの声がずいぶん近いなぁ・・・と思いながら次の右コーナーを曲がったら、道の真ん中にニワトリがいました(汗)。
ボクスターにも怯むことなくコーコココと低く呟きながら路上を闊歩する雄鶏は体躯も良く、私が近づいても逃げる素振りを見せません。
手を出すとバサバサと羽ばたきをして蹴爪で威嚇してきますが、それ以上の敵意は無さそうです。
対向車線を上がってきたスズキ・ジムニーに乗るおばちゃん曰く、この雄鶏はしばらく前から付近をウロウロしているとのこと。
恐らく近くの農家から逃げ出してきたのだろうと言うものの、独りで餌を摂り山の中で生き永らえているのであれば、大したもんだと思います。
つかず離れず寄ってくる雄鶏を置いてボクスターをリスタートさせましたが、皆さん、この付近を走るときにはニワトリの飛び出しに十分ご注意ください(汗)。
R465を東に走り、K88で南下を開始。
2車線の緩やかなカントリー・ロードや山の中のタイトな屈曲路など、変化に富んだ交通量僅少の房総半島縦貫ルートは何度走っても本当に楽しく、飽きることがありません。
前日夜、関東地方は警報レベルの局地的な豪雨に見舞われたのですが、房総半島にその痕跡は無く、アスファルトはほぼドライ。
スリップ・サインが見えてきたリア265サイズのファルケン・FK510のグリップ感も低下を体感するレベルまでには至っておらず、緑の中をマイペースで走り続けることができました。
広域農道/安房グリーンラインの序盤は、田んぼの中を突っ切るストレートです。
ボクスターを停めて畦道を歩くと、すくすくと育っている若い稲を揺らす風がとても心地良く感じられました。
セブン-イレブン館山稲店でキリマンジャロブレンド・コーヒーを買い求め、カップ・ホルダーに立てたそれをこぼさぬように慮りながら、グリーンラインをのんびりとドライブ。
最後のトンネルを出て辿り着いたゴールの名倉海水浴場から眺める太平洋は、空一面の雲をそのまま映してグレイに沈んでいました。
それでもやはり、この海辺に立ったときの到達感は格別です。
少し冷めたコーヒーを飲み干してから、ペースを上げて広域農道を戻りました。
K296を東に走り、K186を北に快走。
この道も相変わらず面白く、適度に曲がった川沿いの道をマイペースで走り抜けていきます。
R410の狭隘区間を経由し、K34/長狭街道からK181で鴨川の街を迂回して、K81/清澄養老ラインに突入しました。
改良済みの2車線路から幅員は一気に縮小し、清流・小櫃川に沿って崖っぷちを北上するリアル1車線含みの荒れた道となります。
対向車の有無や路面の状況、更にガード・レールとサイド・ミラーとの間隔をも常に意識しながら、スリリングなドライブが続きました。
県道の終着からはR465→K81で養老渓谷をパスし、K172→K173→K171と結んで走ります。
この辺りには「ツーリングマップル」にリコメンドされるような道はありませんが、誰もいないマイナーな県道を探りながら走るのは本当に楽しく感じられます。
まだまだ探訪の余地は十分あるはずなので、いずれまた開拓に訪れようと思っています。
朝の寒さはどこへやら、晴れた空から陽光が降り注ぎ、キャビンは夏のような風に満たされています。
昼飯を喰おうと久しぶりに長南町の「らーめん八平」に寄ってみますが、店外で待つお客さんも多かったため即座にUターン。
では長柄町の本店「八平の食堂」へ行ってみようと考えてホームページを開いてみたところ、今もまだ「県外からのご来店を自粛していただきますようお願いいたします」とありましたので、「アリランラーメン」を喰うのは素直に諦めました。
で、蕎麦でも喰おうとあてもなく北上を続けていると、路肩に聳え立つ「大分からあげ」というインパクト抜群の看板が(汗)。
反射的にボクスターを乗り入れた「大分からあげ とらい」で、店主イチ押しという「とりから丼」をおいしくいただいてから、帰路に就くべくR409で圏央道/木更津東ICを目指しました。
本日の走行距離は、350km。
走行時間は6時間35分、平均速度は55km/h。
平均燃費は、10.6km/lでした。
---
14時半頃のアクアライン上り線は、木更津金田料金所の先や海ほたるPAの手前で渋滞が始まっていました。
木更津のガソリン・スタンドのおじさんも「お客さんが徐々に戻ってきた」と嬉しそうに話していたので、緊急事態宣言の解除を経て、やはりクルマの往来も復調しているということなのでしょう。
そんな状況下で走った房総半島は、都心から程近いのに、相変わらず懐深く楽しい道だらけ。
一都三県外へのドライブができるようになっても、再び走りに来ようと思っている次第です。
とは言え、現時点では「一都一道三県と他府県との移動は慎重に」とのステータスなので、ドライブはまだ首都圏内に終始することとしています。
早朝の東京湾アクアライン下り線は、通常の週末と変わらないレベルのトラフィック。
渋滞一歩手前のトンネルを抜けながら、やはり海沿いの観光ルートは走らないようにしようと決めました。
初夏の陽気になることを想定しポロシャツ1枚で走りに出たものの、曇り空に冷たい風が吹きつけて寒いくらいです。
耐え切れずにヒーターを入れてしまいましたが、そんなに寒けりゃ屋根閉めろ、ってハナシですよね(←閉めませんけど)。
いつものように館山自動車道/君津スマートICでアウト、K163で鹿野山へと駆け上がっていきます。
誰もいない山の中、スポーツプラス・モードにセットしたボクスターでタイトなワインディングを走らせるのは、極めて痛快です。
2速固定で走り切れる道ですが、敢えて3速まで上げてからのブレーキング+ダウン・シフトでオート・ブリッパーを作動させ、その正確無比な回転合わせに今更ながら舌を巻きました。
でもやっぱり、ヘタクソでも自身でヒール&トゥの真似事をしているほうが、楽しいんですよね(笑)。
K93でマザー牧場の脇を掠め、ダウンヒル。
コケコッコー!と啼くニワトリの声がずいぶん近いなぁ・・・と思いながら次の右コーナーを曲がったら、道の真ん中にニワトリがいました(汗)。
ボクスターにも怯むことなくコーコココと低く呟きながら路上を闊歩する雄鶏は体躯も良く、私が近づいても逃げる素振りを見せません。
手を出すとバサバサと羽ばたきをして蹴爪で威嚇してきますが、それ以上の敵意は無さそうです。
対向車線を上がってきたスズキ・ジムニーに乗るおばちゃん曰く、この雄鶏はしばらく前から付近をウロウロしているとのこと。
恐らく近くの農家から逃げ出してきたのだろうと言うものの、独りで餌を摂り山の中で生き永らえているのであれば、大したもんだと思います。
つかず離れず寄ってくる雄鶏を置いてボクスターをリスタートさせましたが、皆さん、この付近を走るときにはニワトリの飛び出しに十分ご注意ください(汗)。
R465を東に走り、K88で南下を開始。
2車線の緩やかなカントリー・ロードや山の中のタイトな屈曲路など、変化に富んだ交通量僅少の房総半島縦貫ルートは何度走っても本当に楽しく、飽きることがありません。
前日夜、関東地方は警報レベルの局地的な豪雨に見舞われたのですが、房総半島にその痕跡は無く、アスファルトはほぼドライ。
スリップ・サインが見えてきたリア265サイズのファルケン・FK510のグリップ感も低下を体感するレベルまでには至っておらず、緑の中をマイペースで走り続けることができました。
広域農道/安房グリーンラインの序盤は、田んぼの中を突っ切るストレートです。
ボクスターを停めて畦道を歩くと、すくすくと育っている若い稲を揺らす風がとても心地良く感じられました。
セブン-イレブン館山稲店でキリマンジャロブレンド・コーヒーを買い求め、カップ・ホルダーに立てたそれをこぼさぬように慮りながら、グリーンラインをのんびりとドライブ。
最後のトンネルを出て辿り着いたゴールの名倉海水浴場から眺める太平洋は、空一面の雲をそのまま映してグレイに沈んでいました。
それでもやはり、この海辺に立ったときの到達感は格別です。
少し冷めたコーヒーを飲み干してから、ペースを上げて広域農道を戻りました。
K296を東に走り、K186を北に快走。
この道も相変わらず面白く、適度に曲がった川沿いの道をマイペースで走り抜けていきます。
R410の狭隘区間を経由し、K34/長狭街道からK181で鴨川の街を迂回して、K81/清澄養老ラインに突入しました。
改良済みの2車線路から幅員は一気に縮小し、清流・小櫃川に沿って崖っぷちを北上するリアル1車線含みの荒れた道となります。
対向車の有無や路面の状況、更にガード・レールとサイド・ミラーとの間隔をも常に意識しながら、スリリングなドライブが続きました。
県道の終着からはR465→K81で養老渓谷をパスし、K172→K173→K171と結んで走ります。
この辺りには「ツーリングマップル」にリコメンドされるような道はありませんが、誰もいないマイナーな県道を探りながら走るのは本当に楽しく感じられます。
まだまだ探訪の余地は十分あるはずなので、いずれまた開拓に訪れようと思っています。
朝の寒さはどこへやら、晴れた空から陽光が降り注ぎ、キャビンは夏のような風に満たされています。
昼飯を喰おうと久しぶりに長南町の「らーめん八平」に寄ってみますが、店外で待つお客さんも多かったため即座にUターン。
では長柄町の本店「八平の食堂」へ行ってみようと考えてホームページを開いてみたところ、今もまだ「県外からのご来店を自粛していただきますようお願いいたします」とありましたので、「アリランラーメン」を喰うのは素直に諦めました。
で、蕎麦でも喰おうとあてもなく北上を続けていると、路肩に聳え立つ「大分からあげ」というインパクト抜群の看板が(汗)。
反射的にボクスターを乗り入れた「大分からあげ とらい」で、店主イチ押しという「とりから丼」をおいしくいただいてから、帰路に就くべくR409で圏央道/木更津東ICを目指しました。
本日の走行距離は、350km。
走行時間は6時間35分、平均速度は55km/h。
平均燃費は、10.6km/lでした。
---
14時半頃のアクアライン上り線は、木更津金田料金所の先や海ほたるPAの手前で渋滞が始まっていました。
木更津のガソリン・スタンドのおじさんも「お客さんが徐々に戻ってきた」と嬉しそうに話していたので、緊急事態宣言の解除を経て、やはりクルマの往来も復調しているということなのでしょう。
そんな状況下で走った房総半島は、都心から程近いのに、相変わらず懐深く楽しい道だらけ。
一都三県外へのドライブができるようになっても、再び走りに来ようと思っている次第です。
2020-06-08 22:33
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コメント(8)
たくましい雄鶏からのからあげ丼にうはっと笑ってしまいました。
今年は、千葉の緑が例年よりきれいな気がするね~っと、話しながら
南房総ドライブしてました(惜しいな~、お会いできそうで出来ない・・・涙)しいたけ村看板の前では、「あぁ~っ」っとか言ってました(爆
次は、晴れるといいな~。
青い海とか青い山とか、県外で、
もう満腹~っていうドライブ、早くしたいですね~。
by ラビー (2020-06-09 09:42)
wataさん こんばんは 久しぶりの房総半島へようこそ。 県をまたいだ移動自粛の為、房総半島内のみグルグル走っておりました。(←循環バスか) 私も、数日前 K88を走っていたら、ガードレールの上に小猿が座っておりました。(笑) 以前wataさんのムービーにあった、猪とはまだ遭遇してません。お会いしたくないですけどネ。 もうしばらくして県間移動出来るようになったら先ずは、さくらさんのアジまご茶定食 食べに行きたいな~。
by 山本幹夫 (2020-06-09 18:45)
wataさん、毎度感嘆しながら拝見しております。
ところで、ドローンを使った画像をUPしているようですが、許可関係はどのようにされているのでしょうか。巷での情報はいろいろあり、どれが正解が分からないカオス状態ですが、ドローン使用時の対策等、気を付けていることがあればご教示ください。
by ビルベリー (2020-06-09 21:11)
ラビーさん、こんにちは。
いやいや、ホントにニアミスだったみたいですねぇ(笑)。
房総半島はいつ走っても楽しいですし、気持ちの良いカントリー・ロードやとんでもない山道もあったりして、本当に懐が深いなぁと思います。
一都三県外に出て遠くへ行きたいのはもちろんですけど、私は房総ドライブで十分満足できましたよ。
ちなみにからあげ丼を喰ったのはたまたまのことであり、決して雄鶏に威嚇された腹いせではありません(汗)。
by wata (2020-06-09 21:38)
山本幹夫さん、こんにちは。
私も房総半島は何度も走っているのですが、地図を眺めてみると、まだまだ走っていない道が結構あるんですよね。
しかし、仰る通りイノシシに遭遇したこともありますし(汗)、シカやサルを見かけたことも何度かありますので、お互いに房総の山道では動物の飛び出しに気をつけましょう。
ちなみに一都三県外へ行けるようになったら、私も早々に西伊豆へ行こうと思っています(笑)。
by wata (2020-06-09 21:48)
ビルベリーさん、こんにちは。
いえいえ、私などはとてもお教えできるような立場にはありません(汗)。
気をつけていることといえば、何よりも安全を確保し、定められているルールを厳守することですかね。
いずれにせよここは単なるクルマ好きのBlogですので、専門のWebサイトなどから正しい情報を取得されることを強くお勧めします。
お役に立てず、申し訳ありません(伏)。
by wata (2020-06-09 22:07)
少しずつドライブ堪能されていますね。
アクアライン、近いのですが、まだ走っていません。
近くて遠い房総半島。
少し写っているwataさんの腕がかなり日焼けしていますね。(笑)
私は運転中は二の腕まである長いドライブ手袋が手放せません。
自粛生活中に富士フィルムのホワイトシールドと言う美白ドリンクを飲みまくり紫外線と戦いながらオープンカーライフを楽しんでおります。
こんなご時世ですが、思い切ってBoxsterを手に入れてよかったです。
次の休みには少し遠くまでドライブしたいと考えています。
もちろん美白ドリンク持参で。(笑)
by Dion (2020-06-16 23:03)
Dionさん、こんにちは。
房総半島へは、東京湾沿いのルートで行かれてるんですね。
朝夕の渋滞に注意は必要ですが、アクアラインを走ると房総半島が近くなったことを実感できると思いますので、是非お試しください。
それにしても、日焼け対策をバッチリしながらオープンで走り続けるその姿勢、本当に素晴らしいと思います。
「日焼けがイヤだから屋根を開けない」じゃないんですよね(笑)。
ちなみに私もボクスターのおかげで日焼けしまくっており、「ずっと在宅勤務&外出自粛中なのに不自然だ」とビデオ会議で突っ込まれたりしています(汗)。
by wata (2020-06-17 20:49)