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房総温泉囲炉裏焼ツーリング [drive/touring]

館山自動車道下り線、君津PA、朝10時。
ここまで遅い集合時刻としたのは、午前中いっぱい冷たい雨が降り続くという予報が出ていたからです(涙)。

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今日から2日間、クルマ仲間3人で房総半島を走ります。
完全な日帰り圏内なのにわざわざ1泊するのは、ポルシェ・911カレラに乗るMTさんが「七里川温泉で干物を焼きながら呑みたい」と言い出したため(笑)。
そこでポルシェ・718ケイマンのKさんと3人でスケジュールを合わせ、宿を予約し、ツーリングとなった次第です。
しかしながら現時点でも気温は5℃に満たず、雨に加えて冷たい風も吹いています。
走るのは天候が回復する午後からでいいや、ということになり、館山道から富津館山道路を南下していきました。

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終着の冨浦ICからR127→R410と南に走り、「手打ちそば 秀ちゃん」に到着。
2人は軍鶏[しゃも]の、私は豚肉のそれぞれつけ汁蕎麦をいただきましたが、これがとても旨くてビックリしました。
話好きのご主人曰く、蕎麦は全国の契約農家から取り寄せているそうで、今日の田舎蕎麦は島根県の三瓶山麓で採れたものを使っているとのこと。
更に軍鶏は奥久慈産だと言いますから、とても房総半島南端にある店だとは思えません(笑)。
柔らかい豚肉が放つ脂の浮かぶ濃厚なツユも実に味わい深く、最後の蕎麦湯まで大満足。
再訪確定です。

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蕎麦屋のご主人に教えてもらった、店の近くに建つ「安房神社」に参詣。
立派な拝殿に賽銭を投げ、二礼二拍一礼で旅の無事を祈り、術後本復の御礼を申し述べます。
ここは安房国一宮の格式を持つほどの神社なのに、付近を何度も走っているはずの我々3人は、誰もその存在を知りませんでした(汗)。
参詣を済ませ昼になっても冷たい雨風が止む気配はないため、今日はもう宿へ向かうこととし、広域農道/安房グリーンラインからR410と北上。
途中で立ち寄った蔵元「亀田酒造」の売店は、酒だけでなく様々なつまみも取り揃えています。
酒好きのMTさんは、純米大吟醸など数本をドーンとお買い上げ(笑)。
私は試飲させてもらった甘酒がとても旨かったので、吟醸酒の小瓶などと共に買って帰ることにしました。

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K34/長狭街道から、K24を北上。
亀山湖を過ぎた辺りから雨は雪に変わって、あろうことか本格的に降ってきました(汗)。
屋根やボンネットに雪を載せた対向車の姿にビビりながらR465を慎重に走り、15時前に「いろりの宿 七里川温泉」に到着です。
部屋で浴衣に着替え、温めの温泉での~んびり。
露天風呂では図らずも雪見風呂となりましたが、ココは本当に温暖な房総半島なのでしょうか?(笑)
風呂から上がってロビーに設えられた囲炉裏を借り、金目鯛やイカの干物などをじんわりと焼きつつビールで乾杯。
晩飯も別室で囲炉裏焼きですが、鮎の塩焼きに始まり、ホイル焼き2種、串焼き5本(ただしシイタケ串はお二方に贈呈)、刺身に酢の物にお新香など、ものすごいボリュームです。
全身を煙で燻されつつ、炭火の熱で汗びっしょりになりながら、最後のごはんをキャンセルするほど腹いっぱい喰いました。
いや~、参った(笑)。

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翌朝6時、誰もいない一番風呂。
昨日とは打って変わって湯はめちゃくちゃ熱く、何度か出入りを繰り返して徐々に身体を慣らさないと、とても入っていられません。
で、激寒の外に出て露天風呂へと向かうのですが、これがまた尿道にピリッと痛みが走るほどの熱さです(涙)。
後から来たMTさんも熱さに耐えかねて早々に出ていきましたが、夜明けを迎えた快晴の空の下で浸かる熱々の露天風呂は、実に気持ちのいいものでした。
8時半からの朝飯も、やっぱり囲炉裏端でいただきます。
シシャモや腸詰を焼きながら、炊きたてごはんにアサリの味噌汁、黒豆納豆、生卵などなど。
夜に続いて朝も満腹となり、全身はまたもや煙で燻されることとなりました(笑)。

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チェック・アウトして外に出てみると、朝の陽射しでクルマに積もっていた雪は殆ど融けています。
これなら積雪は無かろうと、房総随一の名道(?)であるK81/清澄養老ラインで1~2車線路の山道を南へ走りました。
が、途中にはシャーベット状の雪が路面を覆う箇所がいくつもあり、何度もヒヤヒヤさせられます(汗)。
安房天津まで下ると、気温は一気に10℃レベルまで上昇。
すっかり乾いたボクスターの幌を下ろしてK34を東に向かい、山間のK88を快走しました。
ツーリングのゴールは、富士山を望む新舞子海岸です。
まだ昼過ぎですが、東京湾アクアラインが渋滞する前に撤収することとし、富津中央ICから館山道に乗りました。

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日帰りで何度か訪れたことのある七里川温泉は、宿泊しても、そのラフ&カオスな雰囲気に変わりはありませんでした。
お世辞にもキレイな宿とは言えませんし、常人の方々にお勧めはしませんが、私は個人的に、キライじゃないのよむしろ好き(笑)。
いずれまた、泊まりにいきたいと思っています。

MTさん、Kさん、どうもありがとうございました!
あまり走ることもできず、雨と雪と煙に翻弄された2日間でしたけど(笑)、とても楽しかったですよ。
次回はガッツリと走りに行きましょうね!

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Dion

ソフトトップに雪が積もってる!(汗)
囲炉裏焼き、お魚が大きくて美味しそうですね。
日帰り出来る距離でも、泊まらないとお食事やお酒、楽しめないですものね。
最後の3台並んだショットも素敵です。

by Dion (2020-01-21 18:58) 

wata

Dionさん、こんにちは。

まさかの雪でビックリしましたが、無事に行って帰って参りました。
この宿は、10年以上前に同じ3人で日帰り入浴に立ち寄った際、初めて囲炉裏で肉や魚を焼きました。
当然ながら酒はご法度でしたが、今回は泊まりなので遠慮なく呑めました(笑)。
最後の写真を撮った新舞子海岸は、房総を走る際によく立ち寄ります。
とても気持ちのいい場所なので、Dionさんも是非一度行ってみてくださいね!

by wata (2020-01-21 21:46) 

Dachi

wataさん こんにちは

たまたま七里川温泉と3年前の「雪中行軍」に言及しながらブログ記事を書いたら、まさにほぼ同じ時期に雪&七里川の組み合わせでwataさんが房総を堪能されていたのでびっくりです。

私は今回は別の温泉に立ち寄りましたが、写真を拝見して、久しぶりにあの七里川の何とも言えないカオス感を味わいたくなりましたよ(笑)
by Dachi (2020-01-22 01:37) 

wata

Dachiさん、こんにちは。

温暖な房総半島は、冬期のドライブにもってこいですよね。
なので、今回のように宿を予約して行ったり、3年前には皆さんと一緒に走ったりしたのですが、何故かそういう時に限って雪が降るんですよねぇ(涙)。
なお、七里川温泉のカオスっぷりは日帰りで十二分に堪能することができます。
更に全身が煙臭くなること請け合いの宿泊をお勧めできるのは、やはりマニアの方に限られると考えます(汗)。

by wata (2020-01-22 19:37) 

K

天気予報通り?の雪で一瞬焦りましたが、無事に帰還出来て良かったです。
それにしても、七里川温泉のゆる〜い雰囲気は半端無いですねぇ。
大量の焼物に煙まみれの囲炉裏食堂、客かスタッフなのか判別出来ない宿泊者、緩いけど心地良い露天風呂などなど、全てが何とも言えない居心地を演出していました。
仕事に疲れたおっさん達には最高の休日でした!
by K (2020-01-25 23:26) 

wata

Kさん、こんにちは。

どうもおつかれさまでした!
予想以上の雪に連泊を覚悟しましたが、もしもあの宿に2泊していたら、間違いなく全身スモーク状態になりましたねぇ(笑)。
神社も蕎麦屋も初めてでしたけど、慣れ親しんでいるはずの房総半島は、まだまだ深掘りする余地が大いにありそうです。
これからはもう「走り」は控えめにして、旨いものや名所旧跡を巡るドライブにシフトしていこうと思います(←ホントか?)。

by wata (2020-01-26 10:12) 

MT

お疲れさまでした。最近めっきり走らなくなってて、久しぶりにエンジンに火を入れました。でも走りだすと楽しいもんですねぇ。
七里川温泉はなんともディープな世界というか宿というか。正直誰も泊ってないないだろと思ってましたが、あんなににぎわって混雑してるとは。常連客が色々案内してくれるんで不安はないし。(笑)宿の方々も気さくなんで人気なんでしょうね。楽しい休日でした。
by MT (2020-01-27 14:35) 

wata

MTさん、こんにちは。

2日間、どうもありがとうございました!
この3人/3台で走ったのは丸2年ぶり、雨や雪のせいで距離は短かくアクセルも踏めませんでしたが、それでも楽しかったですよ。
今や新車では買うことのできないNA/LHD/MTの911カレラは、「走らせてナンボ」の最右翼だと思います。
走る際は喜んでお供しますので、是非またお声がけください。
当日、七里川温泉は満室だったようですから、やはり人気があるのでしょう。
団体さんが宴会で大騒ぎしていましたが、それもまた昭和の風情という感じですかね(笑)。

by wata (2020-01-27 18:49) 

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