SSブログ

"PSM failure" Part2 [drive/touring]

前回のあらすじ】
「PSM failure」のエラー・メッセージが点灯したボクスター。
その要因を社外品の湿式エア・クリーナーにあると仮定、純正品に戻してエラーが表示されなくなったため、「どうだ、俺の読みも満更じゃないだろ」と悦に入りながら彼女の肩を抱き、ブランデー・グラスを傾けるのであった・・・。

ってまた出たやん、PSMエラー(倒)。

治ったと思ってから2,000km、都内を走っているときにマルチ・ファンクション・ディスプレイに表示された、忌々しいPSM failureのメッセージ。
文字通り、忘れた頃に再発したことですっかり観念したオッサンは、素直にポルシェセンター(正規ディーラー)で診てもらうことにしたのです。
サービス・アドバイザーの方に症状を説明し、ボクスターを預けて待っていると、15分ぐらいで診断結果が出ました。

◇PSMエラーの原因:5番シリンダーでのミス・ファイア
◇ミス・ファイアの原因:イグニッション・コイルの劣化

関係ないやん、エア・クリーナー(涙)。

ということで、イグニッション・コイル6本をすべて交換してもらうことにしました。
入庫は2週間先となりましたが、それまでの間もPSMエラーが表示されるだけであれば、普通に運転して構わないとのこと。
ただ、ミス・ファイアが恒常化すると次はエンジン制御が入り、パワーが出なくなるのだそうです。
そうなったらゆっくり走って帰ってくるか、キャリア・カーの世話になればいいのですが、どちらも嬉しい話ではありませんよね(汗)。

P1130908.jpg
1週間後、都内の整備工場で、ドライブ・ベルトと併せてスパーク・プラグを交換してもらいました。
新車から3年/9.3万km時に交換していたデンソー・IKH22を、1年半/3.4万kmで外すことになります。
まだまだ使えるだろうとは思ったのですが、IKH22の耐用距離が公称2万㎞であることと、今回のミス・ファイア発生を機に点火系を一新しておこうと考えたからです。
外したIKH22をチェックしてみると、6本とも多少煤けてはいるものの大きな差は無く、どれが5番シリンダーで失火していたのかはわかりませんでした。
なお、新しく装着したプラグは、同じデンソーのVKH22。
いずれもイリジウム・プラグですが、パワー志向のIKH22に対し、こちらは10万㎞の長寿命がセールス・ポイントとなっています。
Webマーケットで6本6,400円で調達、工賃は18,000円弱で、合計24,000円ほどとなりました。

さらにその1週間後、ポルシェセンターでイグニッション・コイルを交換。
コイル1本1万円、作業も1万円ほどで、合計7万円強の費用がかかりましたが、サービス・アドバイザー氏も「よく12万㎞も持ちましたねぇ」と感心?するレベルですから、ま、6本とも天寿を全うしたと考えていいものと思われます(笑)。
交換後は高速道路やヤビツ峠、道志みちを「アクセル深め&ギア低め」で走らせて、問題の無いことを確認。
まだわずか270kmしか走っていませんが、今回はプロに診てもらっていますし、原因と言われた点火系を10万円近くかけて全交換していますから、もう大丈夫でしょう。
元を取るべく、走りますよっ!

nice!(8)  コメント(10) 

nice! 8

コメント 10

つくばの松

根本的解決何よりです。

前回記事の記事の時にエアクリーナー交換を感知するなんてポルシェは凄いな~(汗)と思っていましたが、コイルが原因のミスファイアなら納得です。BMWもコイルは長期維持においては消耗品になるのでドイツ車のウイークポイントなのかもですね。ちなみにBMW6気筒の場合はエンジン配置上、熱がこもりやすい6番が死亡することが多いようです・・

プラグは良い色に焼けてますね~、オイル(ゲージ)とプラグは自分の目で見ないと気が済まない私は最近の車に怖くて乗れません(笑)

by つくばの松 (2019-03-20 06:41) 

藤本

こんばんわ。

懸念材料が完治できて良かったですね。不安材料があるとガスペダル踏む足にも情が入り、精神衛生上良くないですものね。

ネガティブワードも関西弁だと緩さが出て微笑ましく思えますね。会社の後輩(東京出身、在住)もゴルフでダフるたび『なんでやね~ん』と言っています。オマエそんなとこだけ関西弁使うなよ~、と関西人の私は注意するのですが。

転勤族で関西を離れて25年。今は3度目の東京ですが、一昨年は生月島で品川ナンバーに乗る広島在住の関西人、、って職質されたら盗難車?となること請け合いですね。いや、ちゃいますって!

by 藤本 (2019-03-20 18:12) 

wata

つくばの松さん、こんにちは。

はい、やはり素人の勘だけでは解決しないんですねぇ(汗)。
特にこのような電子系エラーは、少なくともテスター類を持っていないと何もわからないということがよくわかりました。
イグニッション・コイルは「長期消耗品」のイメージですが、12万㎞使えたのでまぁ良しとしています。
ちなみに前車ALPINA B3のイグニッション・コイルは、20万km走らせてなお無交換でしたから、優秀だったんですね。
しかし仰る通り、プラグやオイル、ベルトなどの状態は自分の目で確かめたいですよねぇ。
それができないことが、ボクスターの数少ないマイナス・ポイントなのです(涙)。

by wata (2019-03-20 20:23) 

wata

藤本さん、こんにちは。

クリティカルなトラブルではなかったものの、走行に関するエラーはやっぱり気持ち悪いんですよね・・・。
おかげさまで、再び心置きなく走ることができるようになりました。
私は神奈川県の生まれで、これまで関西に住んだことはありません。
が、関西人の友人や同僚も多く、何となく影響されているような気がするんですわ・・・知らんけど(汗)。

by wata (2019-03-20 20:32) 

Sho Torii

wataさん、お久しぶりです。

インディーの整備工場でプラグを交換してもらった後、改めてディーラーでイグニッションコイルを交換したとのこと何故だったのですか?ご承知のようにコイルはプラグの上に乗っかっていますので、プラグを外すには必然的にコイルからプラグを抜き取らなければならない訳で、一緒にプラグもコイルも交換すれば一度で済み費用も安く上がるはずです。インディーにイグニッションコイルを持ち込みプラグと一緒に交換してもらうか、ディーラーにプラグとコイルを一緒に交換してもらうかした方が安かったのでは?
こちらにFBで率直に質問に答えてくれるポルシェのCertified Techがいるのですが、彼によるとプラグとコイルの交換は慣れると45分から1時間で出来る作業とのことです。プラグのみでもコイルのみでも、あるいはプラグとコイルの両方でも作業時間は変わらないとのことでした。
ちなみに私は昨秋4年/4万マイルのサービスでプラグ交換をする際一緒にコイルも交換してもらいました。プラグ交換費用にコイルの部品代($400)が足されるだけだったのでついでにやってもらったのです。コイルは頻繁にアップデイトされているとのことですので、より新しい世代の部品に変えることにも意味があると思いました。現在のコイルは既に7代目です。作業はディーラーを使いましたが、プラグとコイルの交換費用合計は$800でした。
by Sho Torii (2019-03-20 21:58) 

オーチャム

先日、アルピナB8号を車検に出しました。一通り点検してもらって、見積をもらったら、修理箇所無しとの事。お金がかからないのでうれしいはずですが、少し寂しいのは何故(笑)。
by オーチャム (2019-03-20 22:34) 

ガソリンはハイオク

wataさん こんにちは
クリティカルなトラブルでなくなによりです。12万キロオーバーなのに基本的な消耗品の交換だけとは本当に丈夫な車なんですねポルシェは自分も今年車検になりますが、現状で下取りもよいために憧れのオープンエアに変更を検討中です。本当にこのブログを読むとオープンエアに取り憑かれますね。(笑)
by ガソリンはハイオク (2019-03-24 02:02) 

wata

Sho Toriiさん、こんにちは。

はい、100%仰る通りで、イグニッション・コイルとスパーク・プラグは同時に交換すれば工賃は安く、作業も一度で済みます。
それを知っていながらわざわざ別に交換した理由は二つあり、ひとつは記事の通りプラグが社外品なので、ディーラーでは作業してくれないから。
もうひとつは、PSMエラーの原因をディーラーに特定してもらったため、コイルの交換もディーラーに依頼すべきだと考えたからです。
ディーラーでは診断だけさせて、コイルを入手しプラグと一緒に整備工場へ持ち込めば一番安上がりで合理的なのでしょうが、私にはちょっと無理なんです。
自分の中にある、義理や人情のような旧いニッポンのめんどくさいポリシーが邪魔をするんですね(笑)。
ちなみにプラグの値段は、純正品がボッシュ製の普通の4極プラグで1本4,000円、社外品のプラグは1本1,000円なので、その差18,000円。
結果、すべてディーラーに依頼した場合とほぼ同額の総費用で、長寿命のイリジウム・プラグを装着できたことになります(笑)。

by wata (2019-03-25 21:43) 

wata

オーチャムさん、こんにちは。

5ナンバー・サイズのE36型BMWのボディに巨大な4.0L/4.6LのV8エンジンをブチ込んだALPINA B8は、その性能だけでなくメンテナンスまでも都市伝説のように語られていました。
「リア・タイヤがすぐツルツルになるのに、極太かつヘンなサイズのミシュラン・MXX3は常に欠品中」とか、「クラッチ・ディスクがすぐ減ってしまうのに、構造上エンジンを下ろさないとクラッチ交換ができない」とか、すんごい話にビックリ仰天したものです(震)。
そう考えると、カネのかからないB8の車検なんて、もはや奇跡に近いのではないでしょうか。
それを寂しがると言うオーチャムさんは、別の意味で「ALPINAマジック」にかかっているものと思われます(汗)。

by wata (2019-03-25 21:44) 

wata

ガソリンはハイオクさん、こんにちは。

はい、おかげさまで大過なくトラブル・シューティングを終えることができました。
それなりにカネはかかりましたが、結果的には「長期消耗品の交換」でしたから、いつかはやらなければならなかったんですよね。
今回はたまたまそのタイミングだったと考え、良しとしています。
で、オープンカーへの乗り換えを検討されているとはまた素晴らしいですねぇ。
実用性は激減すると思われますが(汗)、遊びグルマとしては最高だと思いますよ。
次回の大黒は、屋根を開けて颯爽とお越しください!

by wata (2019-03-25 21:45) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。