ボクスターが7年目の車検を迎えました。
3度目となる今回は、東京都内のプロショップである「サンライズブルバード」に依頼しました。
初回の車検はディーラー・サービスへ、2回目は都内の自動車整備工場「京王自動車」に出しています。
次はユーザー車検にしようかな・・・とも思っていたのですが、18万kmを超えたボクスターをプロの目でしっかりチェックしてもらいたかったのと、発現している不具合を治す必要もあったため、サスペンション交換やラテラル・メンバー装着などで世話になっているサンライズに一式を頼むこととした次第です。
8月下旬、同店を訪問し入庫。
一通り点検してもらった上で要整備箇所があれば連絡をもらうこととし、併せて以下2点の修理を依頼しました。
■ブロア・ファンが回らない
みちのくGTから帰った翌週、汚れに汚れまくっていたボクスターを洗おうとした際に、エアコンからの風がまったく出ていないことに気づきました。
操作パネルは可動し表示も正常なのですが、ファンが回っている気配がありません。
少し走らせながらベントに手を当ててみると、ダクト内部に冷たい空気が感じられたので、エアコンの冷却機能がブチ壊れたのではなく、ブロア・ファンが回らなくなっただけだろうと推察しました。
とりあえず関連するヒューズを目視で確認したところ、焼損はしていない模様です。
続いてAUTEL社のOBD2スキャン・ツール「DiagLink」でシステムをチェックすると、やはりいくつかのDTC(故障コード)が吐き出されたので、すべて消去。
その後ボクスターを再起動しましたが、やはり症状は変わらないため、修理してもらうことにしました。
いやしかし、激暑&雨天のGTの最中に壊れなかったのは、今期最大の「不幸中の幸い」だったと思っています(汗)。
■エアバッグ警告灯が点灯する
この症状が最初に出たのは、2年前の秋。
その時はシートベルト・バックルの接触不良だったらしく、接点復活剤の注入で解決しています。
で、半年ほど前から再びエアバッグ警告灯が点灯するようになったのですが、前回とは要因が異なっているようで、助手席に人が座ったり、助手席のシート・バックを倒したり戻したりすると発生するのです。
DiagLinkでは助手席エアバッグ回路がショートしている旨のDTCが出ており、コードを消去すれば警告灯も消えるものの、上記のシート操作をすると再び点灯。
ボクスターの助手席に乗ってくれる人はほとんどいませんが(涙)、万が一の際にエアバッグが作動しなかったらシャレになりませんし、そもそもエアバッグ警告灯が点いたままでは車検を受けることすらできませんから、リペアは必須なのです。
で、数日後に点検の結果を報告いただき、パーツの手配や作業を経て、車検を取得してもらいました。
上記2点の不具合以外にもいくつか要対応事項があったのですが、中には想定外にも程がある案件もありまして・・・。
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◆ブロア・ファン不動【依頼事項】
ファン・モーターの回転数をコントロールするブロア・レジスター(99162442300)の故障が原因とのことで、交換で対応。
エアコン本体の修理やファン・モーター交換に至らなくて、ほっとしました。
なお、交換後のパーツは品番の末尾が「1」となっていたので、改良品なのかなと思っています。
◆エアバッグ警告灯点灯【依頼事項】
助手席シートに内蔵されているエアバッグ用のハーネス断線が原因とのことで、修理で対応。
これまた、エアバッグ本体の故障などではなくて良かったと思っています。
◆ブレーキ・パッド摩耗【想定内】
摩耗警告灯は未灯ですが、フロントのパッドは残3mmで間もなく点灯、リアは残5mmとのこと。
フルードと併せて、センサーと共に交換を依頼しました。
ディスク・ローターについては言及がありませんでしたので、まだ大丈夫ということなのでしょう。
ちなみに前回のパッド&ディスク交換からフロントは9万km、リアは10万kmが経過しています。
いくらゆっくりのんびり走っているとは言え、長持ちにも限度があると思います(笑)。
◆ドライブシャフト・ブーツからのグリス漏れ【想定内】
経年劣化によるものだそうで、イン/アウト、左右計4か所の交換を依頼しました。
18万kmの今回が初交換ですから、耐久性バツグンですねぇ。
◆冷却水漏れ【想定外】
エンジンに入るクーラント・パイプ(9A110602630)から冷却水がポタポタと漏れているとのことで、パイプを交換してもらうことになりました。
みちのくGT初日に冷却水不足警告が出たとは言え、路面に垂れた跡などは確認できなかったため、漏水しているとは思いませんでした。
漏れた水はアンダー・カバーに溜まっていたとのことなので、停車時には気づきにくいんですね。
ただこのパーツは国内/本国ともに在庫がなく、作業開始までにかなりの日数を待つことになりました。
こちらも交換後のパーツ・ナンバーは末尾が「1」となっています。
◆タイヤ摩耗【超・想定外】
リアは残溝0%状態、フロントも1割程度しか残っておらず、車検NGとのことなので交換を依頼。
しかしですね、5月末に4本とも交換してから6,000kmしか走ってないんですけど・・・。
ハード・ウェット下も含め、実走行において特に問題はありませんでしたが、こと車検に限って言えば、ひとつでもスリップ・サインが出ているとダメなんですよね。
駄々をこねても車検は通らないので、従前と同じファルケン・アゼニスFK510を履かせてもらうことにしました。
いや、参りました・・・(涙)。
◆その他【想定不可】
フロントのスタビライザー周辺から、大きな石が出てきたとのこと。
どこ走ってるのよ(汗)。
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ということで、今回の総支払額は591,537円となりました。
うち、法定費用や24ヶ月点検などの車検に直接かかわる費用が105,000円ほどですから、パーツ交換や修理などで487,000円もかかったんですね・・・。
正直、キツいことこの上ないのですが(涙)、いずれも過剰整備などではなく、やっておかなきゃならないことばかりです。
むしろ、7年/18万kmの経年と距離を考えれば、もっと要修理箇所が出てきてもおかしくはなく、改めてボクスターの耐久力に感心させられています。
また、点検/整備や修理におけるサンライズブルバードの提案や対応も、実に納得性がありました。
エアバッグ・ハーネスは交換ではなく修理で対応してくれましたし、経年劣化が気になっていたウォーター・ポンプについても、現時点で交換は不要と言ってもらっています。
ディーラー・サービスではないものの、プロフェッショナルの知見と技術とでバッチリ整備してもらいました。
これでまた、安心して走りまくることができます!
初回の車検はディーラー・サービスへ、2回目は都内の自動車整備工場「京王自動車」に出しています。
次はユーザー車検にしようかな・・・とも思っていたのですが、18万kmを超えたボクスターをプロの目でしっかりチェックしてもらいたかったのと、発現している不具合を治す必要もあったため、サスペンション交換やラテラル・メンバー装着などで世話になっているサンライズに一式を頼むこととした次第です。
8月下旬、同店を訪問し入庫。
一通り点検してもらった上で要整備箇所があれば連絡をもらうこととし、併せて以下2点の修理を依頼しました。
■ブロア・ファンが回らない
みちのくGTから帰った翌週、汚れに汚れまくっていたボクスターを洗おうとした際に、エアコンからの風がまったく出ていないことに気づきました。
操作パネルは可動し表示も正常なのですが、ファンが回っている気配がありません。
少し走らせながらベントに手を当ててみると、ダクト内部に冷たい空気が感じられたので、エアコンの冷却機能がブチ壊れたのではなく、ブロア・ファンが回らなくなっただけだろうと推察しました。
とりあえず関連するヒューズを目視で確認したところ、焼損はしていない模様です。
続いてAUTEL社のOBD2スキャン・ツール「DiagLink」でシステムをチェックすると、やはりいくつかのDTC(故障コード)が吐き出されたので、すべて消去。
その後ボクスターを再起動しましたが、やはり症状は変わらないため、修理してもらうことにしました。
いやしかし、激暑&雨天のGTの最中に壊れなかったのは、今期最大の「不幸中の幸い」だったと思っています(汗)。
■エアバッグ警告灯が点灯する
この症状が最初に出たのは、2年前の秋。
その時はシートベルト・バックルの接触不良だったらしく、接点復活剤の注入で解決しています。
で、半年ほど前から再びエアバッグ警告灯が点灯するようになったのですが、前回とは要因が異なっているようで、助手席に人が座ったり、助手席のシート・バックを倒したり戻したりすると発生するのです。
DiagLinkでは助手席エアバッグ回路がショートしている旨のDTCが出ており、コードを消去すれば警告灯も消えるものの、上記のシート操作をすると再び点灯。
ボクスターの助手席に乗ってくれる人はほとんどいませんが(涙)、万が一の際にエアバッグが作動しなかったらシャレになりませんし、そもそもエアバッグ警告灯が点いたままでは車検を受けることすらできませんから、リペアは必須なのです。
で、数日後に点検の結果を報告いただき、パーツの手配や作業を経て、車検を取得してもらいました。
上記2点の不具合以外にもいくつか要対応事項があったのですが、中には想定外にも程がある案件もありまして・・・。
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ファン・モーターの回転数をコントロールするブロア・レジスター(99162442300)の故障が原因とのことで、交換で対応。
エアコン本体の修理やファン・モーター交換に至らなくて、ほっとしました。
なお、交換後のパーツは品番の末尾が「1」となっていたので、改良品なのかなと思っています。
助手席シートに内蔵されているエアバッグ用のハーネス断線が原因とのことで、修理で対応。
これまた、エアバッグ本体の故障などではなくて良かったと思っています。
◆ブレーキ・パッド摩耗【想定内】
摩耗警告灯は未灯ですが、フロントのパッドは残3mmで間もなく点灯、リアは残5mmとのこと。
フルードと併せて、センサーと共に交換を依頼しました。
ディスク・ローターについては言及がありませんでしたので、まだ大丈夫ということなのでしょう。
ちなみに前回のパッド&ディスク交換からフロントは9万km、リアは10万kmが経過しています。
いくらゆっくりのんびり走っているとは言え、長持ちにも限度があると思います(笑)。
経年劣化によるものだそうで、イン/アウト、左右計4か所の交換を依頼しました。
18万kmの今回が初交換ですから、耐久性バツグンですねぇ。
◆冷却水漏れ【想定外】
エンジンに入るクーラント・パイプ(9A110602630)から冷却水がポタポタと漏れているとのことで、パイプを交換してもらうことになりました。
みちのくGT初日に冷却水不足警告が出たとは言え、路面に垂れた跡などは確認できなかったため、漏水しているとは思いませんでした。
漏れた水はアンダー・カバーに溜まっていたとのことなので、停車時には気づきにくいんですね。
ただこのパーツは国内/本国ともに在庫がなく、作業開始までにかなりの日数を待つことになりました。
こちらも交換後のパーツ・ナンバーは末尾が「1」となっています。
◆タイヤ摩耗【超・想定外】
リアは残溝0%状態、フロントも1割程度しか残っておらず、車検NGとのことなので交換を依頼。
しかしですね、5月末に4本とも交換してから6,000kmしか走ってないんですけど・・・。
ハード・ウェット下も含め、実走行において特に問題はありませんでしたが、こと車検に限って言えば、ひとつでもスリップ・サインが出ているとダメなんですよね。
駄々をこねても車検は通らないので、従前と同じファルケン・アゼニスFK510を履かせてもらうことにしました。
いや、参りました・・・(涙)。
◆その他【想定不可】
フロントのスタビライザー周辺から、大きな石が出てきたとのこと。
どこ走ってるのよ(汗)。
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ということで、今回の総支払額は591,537円となりました。
うち、法定費用や24ヶ月点検などの車検に直接かかわる費用が105,000円ほどですから、パーツ交換や修理などで487,000円もかかったんですね・・・。
正直、キツいことこの上ないのですが(涙)、いずれも過剰整備などではなく、やっておかなきゃならないことばかりです。
むしろ、7年/18万kmの経年と距離を考えれば、もっと要修理箇所が出てきてもおかしくはなく、改めてボクスターの耐久力に感心させられています。
また、点検/整備や修理におけるサンライズブルバードの提案や対応も、実に納得性がありました。
エアバッグ・ハーネスは交換ではなく修理で対応してくれましたし、経年劣化が気になっていたウォーター・ポンプについても、現時点で交換は不要と言ってもらっています。
ディーラー・サービスではないものの、プロフェッショナルの知見と技術とでバッチリ整備してもらいました。
これでまた、安心して走りまくることができます!