9ヵ月前、初めてFK510を履いて乗り出した瞬間、「しまった!」と思いました。
それまで12万kmで26本を履かせていたピレリ・P Zeroと比べると、NVHのレベルがハッキリと低かったため、間違ってコンフォート系のタイヤを選んでしまったのではないか、と思ったのです(汗)。
確かにP Zeroと比べれば乗り心地は良さそうだと想像してはいたものの、その予想を超える礼儀正しさには当初、少々面食らったほど。
路面とのアタリがソフトになり、街中やハイウェイでのライド・フィールはとてもなめらかに感じます。
私が求めているのはコンフォート・タイヤではありませんが、こと快適性能に限って言えば、FK510はP Zeroよりも上であると思います。
P Zeroの運動性能は本当に素晴らしく、私には過剰とも思えるレベルにあります。
一方、ジェントルな第一印象だったFK510も、走らせるとP Zeroに比肩するパフォーマンスを見せてくれます。
高速道路を突っ走り、カントリー・ロードを駆け抜け、全力でワインディングに挑んでもビクともしないのです。
私にはいずれのタイヤもその限界を見ることはできませんので、あくまで推測ですが、もっと上の領域になれば、最終的にはP Zeroのスポーツ性能がFK510を上回ることになるでしょう。
しかしながら少なくとも私の限りにおいては、加減速旋回、ドライ/ウェット、いずれのシーンであってもFK510の運動性能に不足を感じたことはなく、その走りっぷりには大満足です。
そもそもボクスターのシャシー性能が極めて高いため、多少のタイヤ性能差などは吸収してしまうのかもしれませんが、いずれにせよ、P Zeroからの履き替えを理由にドライビングを緩める必要はまったく無いのです。
ただ、ステアリング・レスポンスは少々マイルドになりました。
もちろんダルな印象はなく、操舵に対しスッとナチュラルに応えてくるようなイメージですが、個人的にはもう少しビビッドに反応するP Zeroのほうが好みかもしれません。
それともうひとつ、トレッドウェアについて。
ボクスターのリアに履かせた265サイズのFK510は、16,000kmを走らせた時点で、センター部分のスリップ・サインがすっかり露出していました。
もうちょっと履いていてもいいかなーとも思いましたが、梅雨時でもあることから、冒頭で述べた通り交換することとしたのです。
減っても性能の低下があまり感じられず、最後まで気持ちよく使い切れるのも、P Zeroと同様FK510のいいところだと思います。
しかし耐摩耗性能もP Zeroと同等ってのは、ちょっと残念。
P ZeroのUTQG-TREDWEAR値は「220」ですが、私の場合、リアの平均交換サイクルは15,000km弱です。
日本国内で販売されているFK510にUTQGの表記は無いものの、海外サイトを見る限りTREDWEAR値は「300」となっているので、リアでも20,000kmぐらいは使えるんじゃないか、と勝手に思っていたのです(笑)。
なお、フロントは現在6分山という感じでしょうか、これまたP Zeroと同じくライフは20,000kmのレベルとなりそうです。
余談ですが、このタイヤは空気がぜんぜん抜けません。
装着後に300km走ったところで空気圧を基準値にセットしてから今まで、0.1bar単位で表示されるTPMS[タイヤ空気圧モニタリング・システム]の値が基準値からほとんど変わらないのです。
材質によるものなのか、工作精度が高いのか、理由はよくわかりませんが、これほど空気が減らないタイヤは初めてです。
大したもんだと思います。
とりあえずリアを使い切った今、私はファルケン・アゼニス FK510をとてもいいタイヤだと思っています。
ずっと履いてきたピレリ・P Zeroとの比較しかできませんが、自分の走り方においてはスポーツ性能やトレッドウェアは同等で、コンフォート性能は明確にプラス。
コストについても、4本で2万円ほど安く上げることができるのです。
そんなワケで、ボクスターには引き続きFK510を履かせることにしました。
今回はリアのみの交換でもあり迷いは無かったのですが、仮に4輪が交換時期を迎えていたとしても、やはりFK510を選んでいると思います。
作業については前回同様、横浜のタイヤ交換専門店「カーカージャパン」に発注し、訪店の上で装着してもらいました。
ちなみに同店は交換だけでなくタイヤの販売にも注力しているようで、特にダンロップ&ファルケンには強いとのこと。
私もWebマーケットやネット・オークションを彷徨うこともなく、同店へオーダーすることにより、ワン・ストップかつ最速&最安値のレベルでFK510を履かせてもらったと思っています。
ポルシェ社が承認するいわゆる「Nタイヤ」を除くと、ボクスターの純正タイヤ・サイズである235/40R19と265/40R19とが揃うタイヤはほとんどありません。
この組み合わせは実質的にボクスター&ケイマンの専用サイズであり、汎用性は極めて低いはずです。
しかしながら、住友ゴム工業は恐らくそのことを承知の上で、ファルケン・ブランドのトップであるFK510に敢えてこのサイズを設定してくれているのだと思います。
そういう心意気は大好きですので(笑)、これからもFK510を履き続けようと思っています。
それまで12万kmで26本を履かせていたピレリ・P Zeroと比べると、NVHのレベルがハッキリと低かったため、間違ってコンフォート系のタイヤを選んでしまったのではないか、と思ったのです(汗)。
確かにP Zeroと比べれば乗り心地は良さそうだと想像してはいたものの、その予想を超える礼儀正しさには当初、少々面食らったほど。
路面とのアタリがソフトになり、街中やハイウェイでのライド・フィールはとてもなめらかに感じます。
私が求めているのはコンフォート・タイヤではありませんが、こと快適性能に限って言えば、FK510はP Zeroよりも上であると思います。
P Zeroの運動性能は本当に素晴らしく、私には過剰とも思えるレベルにあります。
一方、ジェントルな第一印象だったFK510も、走らせるとP Zeroに比肩するパフォーマンスを見せてくれます。
高速道路を突っ走り、カントリー・ロードを駆け抜け、全力でワインディングに挑んでもビクともしないのです。
私にはいずれのタイヤもその限界を見ることはできませんので、あくまで推測ですが、もっと上の領域になれば、最終的にはP Zeroのスポーツ性能がFK510を上回ることになるでしょう。
しかしながら少なくとも私の限りにおいては、加減速旋回、ドライ/ウェット、いずれのシーンであってもFK510の運動性能に不足を感じたことはなく、その走りっぷりには大満足です。
そもそもボクスターのシャシー性能が極めて高いため、多少のタイヤ性能差などは吸収してしまうのかもしれませんが、いずれにせよ、P Zeroからの履き替えを理由にドライビングを緩める必要はまったく無いのです。
ただ、ステアリング・レスポンスは少々マイルドになりました。
もちろんダルな印象はなく、操舵に対しスッとナチュラルに応えてくるようなイメージですが、個人的にはもう少しビビッドに反応するP Zeroのほうが好みかもしれません。
ボクスターのリアに履かせた265サイズのFK510は、16,000kmを走らせた時点で、センター部分のスリップ・サインがすっかり露出していました。
もうちょっと履いていてもいいかなーとも思いましたが、梅雨時でもあることから、冒頭で述べた通り交換することとしたのです。
減っても性能の低下があまり感じられず、最後まで気持ちよく使い切れるのも、P Zeroと同様FK510のいいところだと思います。
しかし耐摩耗性能もP Zeroと同等ってのは、ちょっと残念。
P ZeroのUTQG-TREDWEAR値は「220」ですが、私の場合、リアの平均交換サイクルは15,000km弱です。
日本国内で販売されているFK510にUTQGの表記は無いものの、海外サイトを見る限りTREDWEAR値は「300」となっているので、リアでも20,000kmぐらいは使えるんじゃないか、と勝手に思っていたのです(笑)。
なお、フロントは現在6分山という感じでしょうか、これまたP Zeroと同じくライフは20,000kmのレベルとなりそうです。
余談ですが、このタイヤは空気がぜんぜん抜けません。
装着後に300km走ったところで空気圧を基準値にセットしてから今まで、0.1bar単位で表示されるTPMS[タイヤ空気圧モニタリング・システム]の値が基準値からほとんど変わらないのです。
材質によるものなのか、工作精度が高いのか、理由はよくわかりませんが、これほど空気が減らないタイヤは初めてです。
大したもんだと思います。
とりあえずリアを使い切った今、私はファルケン・アゼニス FK510をとてもいいタイヤだと思っています。
ずっと履いてきたピレリ・P Zeroとの比較しかできませんが、自分の走り方においてはスポーツ性能やトレッドウェアは同等で、コンフォート性能は明確にプラス。
コストについても、4本で2万円ほど安く上げることができるのです。
そんなワケで、ボクスターには引き続きFK510を履かせることにしました。
今回はリアのみの交換でもあり迷いは無かったのですが、仮に4輪が交換時期を迎えていたとしても、やはりFK510を選んでいると思います。
作業については前回同様、横浜のタイヤ交換専門店「カーカージャパン」に発注し、訪店の上で装着してもらいました。
ちなみに同店は交換だけでなくタイヤの販売にも注力しているようで、特にダンロップ&ファルケンには強いとのこと。
私もWebマーケットやネット・オークションを彷徨うこともなく、同店へオーダーすることにより、ワン・ストップかつ最速&最安値のレベルでFK510を履かせてもらったと思っています。
ポルシェ社が承認するいわゆる「Nタイヤ」を除くと、ボクスターの純正タイヤ・サイズである235/40R19と265/40R19とが揃うタイヤはほとんどありません。
この組み合わせは実質的にボクスター&ケイマンの専用サイズであり、汎用性は極めて低いはずです。
しかしながら、住友ゴム工業は恐らくそのことを承知の上で、ファルケン・ブランドのトップであるFK510に敢えてこのサイズを設定してくれているのだと思います。
そういう心意気は大好きですので(笑)、これからもFK510を履き続けようと思っています。