2023年の初ドライブとなる本日の天気予報はあまり良くはなく、関東も南部を中心に雨が降るとの由。
一方で気温はグッと上がるというので、雪や凍結が少ないであろう茨城県を北上していくことにしました。
行き先などは何も決めておらず、とりあえず県北部まで山間地帯を快走しまくり、雪道が出てきたらサッサと引き返す。
そんな方針です(笑)。
茨城県にも曇りや雨の予報が出ていたのですが、嬉しいことに今のところは晴れ間が見えています。
笠間へと続く県道や広域農道で構成されたフルーツラインは徐々に交通量が減り、ボクスターはマイペースを取り戻していきました。
唯一のワインディングであるK42はハーフ・ウェット状態のため、キャッツ・アイの世話にならぬよう、グリップを探りながらのヒルクライム。
ピークの道祖神峠は時折地元車両が通過する以外はたいへん静かで、寒さはまったく感じません。
綻び始めた梅の花を数えてから、ダウンヒルに向かいました。
笠間の町を大きく迂回するR50から、広域農道/ビーフラインに入ります。
この道も相変わらず素晴らしいカントリー・ロードで、一部の市街区間を除けばクルマもバイクも走っておらず、3速⇔4速で走り放題走らせていただきました。
終着でブチ当たるR118を挟み広域農道/グリーンふるさとラインへと右折、久慈川を渡って山間部を快走。
この道は水府から北東へとまだまだ伸びているのですが、今回はK33をセレクトして山田川沿いを真北に走っていきます。
狭く暗い北沢峠越えの旧道が魅力的だったR461のバイパス・トンネルを抜け、R349との交点を直進し、そのまま東へ向かうワインディング・セクションに突入しました。
路面は湿潤ですが凍結の気配はなく、痛快なドライビングが続きます。
花貫渓谷付近で国道を左に折れ、またもや広域農道に突入。
16年前に初めて走った時は「県北東部広域農道」、その後は「萩ロード」などとも呼ばれていましたが、現在はグリーンふるさとラインの一部としてその最北部を担っているようです。
沿道には民家も何もなく、完全2車線ながら交通量はゼロ、しかしバンプ&アンジュレーションやラフな路面も少なくありません。
フルーツラインやビーフラインに比べるとアップ・ダウンも大きく、ドライビング・スピリットが激しく刺激される素晴らしい道なのです。
途中の小山ダムでの小休止を挟みながら2速⇔3速で走り切りましたが、茨城県最北部に位置し標高も比較的高い道であるにもかかわらず、路面はおろか路肩にも周囲の山々にも、降雪の痕跡すらありませんでした。
いやはや、こんな時期にこんな山道をこんなに走っていいんでしょうか(笑)。
時刻は11時を過ぎ、昼飯を喰うべく山を出て中郷の街へと下りていきます。
朝から何も喰わないまま茨城県縦走を果たし、猛烈に腹が減っていたため、オクタン価の高いコッテリ系のラーメンを求めて「茨城豚骨 天心」に入りました。
で、ラーメンよりも更に濃厚かつジャンキーな感じのまぜそばを、特製(チャーシュー3枚&煮玉子追加)+麺増量(300g)+追い飯セットで発注。
生ニンニクを潰し、マヨネーズや酢、ラー油、粉チーズ、カレー粉などを適宜ブッ込みながら、極太&大量の麺を一心不乱に喰い続けました。
最後に追い飯を投入、残しておいた煮玉子を潰してタレと共に混ぜ合わせ、辛子高菜や紅生姜でアクセントをつけて完食です。
文句なく旨かったのですが、明らかに喰い過ぎですね(汗)。
近くのセブン-イレブンで買い求めたホット・コーヒーで、脂まみれの口中をリセット。
ここまで凍結路ゼロで来ているので、この先もまだまだイケるんじゃないかと考えて、ドライブを再開しました。
K10でなかなかのワインディング・セクションを経てから県境の小さな峠を越え、福島県に入ります。
市街地を避けるようにいわき市の郊外を走り、K20を北上。
誰もいないカントリー・ロードは入遠野川を離れ、1.5車線レベルの魅力的な登坂路となります。
グリグリッと駆け上がって峠のトンネルを抜け、荒れ気味の急坂を下っていった先に、通行止めの看板がありました。
10km以上も手前から通行止めを報せる案内はあったのですが、例によって行けるところまで行こうと考えて、引き返さずにやってきたのです。
幸いなことに迂回路が設定されており、その舗装林道を西へとトレース。
出た先のK135は明るい2車線路から再び山中の狭隘路となり、ボクスターは静かに進んでいきました。
復帰したK20を走り切り、R349との交点でツーリングマップルを開いてこの先のルートを思案します。
時間的にも北上はこの辺りまでとして、南へと楽しく走れそうな道がどこかに・・・あった、石川広域農道!
昨年3月に初めて走ってみたものの、降雪により走破を断念していたため、いつかリベンジしてやろうと思っていた道なのです。
R49で道の駅「ひらた」へと向かい、その先から広域農道に入ってアクセル・オン。
緩いカーブと穏やかなアップ・ダウンで低山地帯の稜線上を行く無人の快走路は、前回の実績や期待値を大きく上回る気持ち良さです。
棚倉までの約40km、至福のドライビングが続きました。
R289沿いの三菱商事SSでハイオクを満タンにし、K60で西に向かいます。
街を後にし走るにつれて先行車も対向車もいなくなり、ボクスターは独り夕刻の戸中峠を越えて栃木県に入りました。
ワインディングを駆け下ってK27へとスイッチ、R461から山道を上って御亭山[こてやさん]の駐車場に到着です。
空には一面の雲、日没の時刻も過ぎていましたが、標高500mからの景色は素晴らしく、夕靄に煙る街の向こうには那須や日光の山々が連なっています。
いや~、イイ感じですねぇ。
闇に沈んでいく雄大な風景を暫く眺めてから、下界へと戻っていきました。
K298→R293→K233と夜道を走り、那須烏山市の「大金温泉グランドホテル」に到着。
距離的にも時間的にもまだまだ余裕で帰宅できるのですが、念のためお泊まりセットを積んでいたこともあり(笑)、明日帰ることにしたのです。
素泊まり5,150円の最安プランにもかかわらず、部屋は広々としたツイン・ルームで言うことなし。
温泉にザブンと浸かってから、晩飯を喰うべく外に出ました。
スマートフォンのライトを頼りに真っ暗な道を歩くこと15分、「中華居食屋 上海小町」で焼肉定食を発注です。
濃厚なタレで焼かれた2枚重ねの豚ロースはボリューム満点、生ビールにも白飯にも合いまくるワケで、一気に平らげて苦しいほど腹一杯となりました(汗)。
ホテルに戻り、広々とした内湯と露天風呂にゆっくりと浸かります。
源泉掛け流しの濁り湯は海水のように塩辛く、風呂から上がっても湯冷めしそうな気配がありません。
嗚呼、いい湯だな~(笑)。
------
翌朝は6時半に起床。
夜明けの露天風呂から見上げる空は思いのほか晴れており、今日もトップを下ろしたまま走ることができそうです。
リゾートホテルを謳うこの宿は巨大な吹き抜けもある立派な造りで、前述の通り風呂も最高。
古さが目につくところも少なくはなく、全体的に寂れた感も漂ってはいるのですが、個人的には温泉つきのリーズナブルなドラ宿として大いに気に入りました。
部屋でコーヒーを飲んでからチェック・アウト、朝露に濡れているボクスターのウィンドウを軽く拭き上げたら出発です。
今日は昼過ぎぐらいまでに帰る必要があるため、山道を走るつもりはありません。
とは言え、最短ルートで行くのも芸が無さすぎるので、マイナーなカントリー・ロードを選んで南下していくことにしました。
大金から小貝川に沿った静かな道を辿り、K176→K163と結んで走るうちに乾いた幌を下ろします。
益子の手前でK1へと左折、少し東へ向かってからK286で再び南進し、県境の峠を越えました。
茨城県側はゼブラ・ペイントの続く下りワインディングで、思いがけずコーナリングを楽しむことができたのです。
その後はK257→K140→K64と繋ぎ、千代田石岡ICからガラガラの常磐道で東京方面に向かいました。
1日半の走行距離は、624km。
走行時間は11時間33分、平均速度は56km/h。
平均燃費は、10.4km/lでした。
今回は福島県南部まで走ってみましたが、1月中旬にもかかわらず雪を目にすることはなく、また予報に反して雨に降られることもありませんでした。
いやはや、ラッキーでしたよ(笑)。
まだまだ寒い日が続きますが、これからも臆せずに走ろうと改めて思えた、楽しい冬のショート・トリップとなりました。
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ちなみにこの数日後には福島県へと出張し、郡山を中心に須賀川から二本松の辺りまで、レンタカーを200kmほど走らせていました。
市街地はもちろん、ちょっとした山道でも雪の痕跡すらありませんでしたので、仕事も捗りましたよ(←ホントか?)。
一方で気温はグッと上がるというので、雪や凍結が少ないであろう茨城県を北上していくことにしました。
行き先などは何も決めておらず、とりあえず県北部まで山間地帯を快走しまくり、雪道が出てきたらサッサと引き返す。
そんな方針です(笑)。
茨城県にも曇りや雨の予報が出ていたのですが、嬉しいことに今のところは晴れ間が見えています。
笠間へと続く県道や広域農道で構成されたフルーツラインは徐々に交通量が減り、ボクスターはマイペースを取り戻していきました。
唯一のワインディングであるK42はハーフ・ウェット状態のため、キャッツ・アイの世話にならぬよう、グリップを探りながらのヒルクライム。
ピークの道祖神峠は時折地元車両が通過する以外はたいへん静かで、寒さはまったく感じません。
綻び始めた梅の花を数えてから、ダウンヒルに向かいました。
笠間の町を大きく迂回するR50から、広域農道/ビーフラインに入ります。
この道も相変わらず素晴らしいカントリー・ロードで、一部の市街区間を除けばクルマもバイクも走っておらず、3速⇔4速で走り放題走らせていただきました。
終着でブチ当たるR118を挟み広域農道/グリーンふるさとラインへと右折、久慈川を渡って山間部を快走。
この道は水府から北東へとまだまだ伸びているのですが、今回はK33をセレクトして山田川沿いを真北に走っていきます。
狭く暗い北沢峠越えの旧道が魅力的だったR461のバイパス・トンネルを抜け、R349との交点を直進し、そのまま東へ向かうワインディング・セクションに突入しました。
路面は湿潤ですが凍結の気配はなく、痛快なドライビングが続きます。
花貫渓谷付近で国道を左に折れ、またもや広域農道に突入。
16年前に初めて走った時は「県北東部広域農道」、その後は「萩ロード」などとも呼ばれていましたが、現在はグリーンふるさとラインの一部としてその最北部を担っているようです。
沿道には民家も何もなく、完全2車線ながら交通量はゼロ、しかしバンプ&アンジュレーションやラフな路面も少なくありません。
フルーツラインやビーフラインに比べるとアップ・ダウンも大きく、ドライビング・スピリットが激しく刺激される素晴らしい道なのです。
途中の小山ダムでの小休止を挟みながら2速⇔3速で走り切りましたが、茨城県最北部に位置し標高も比較的高い道であるにもかかわらず、路面はおろか路肩にも周囲の山々にも、降雪の痕跡すらありませんでした。
いやはや、こんな時期にこんな山道をこんなに走っていいんでしょうか(笑)。
時刻は11時を過ぎ、昼飯を喰うべく山を出て中郷の街へと下りていきます。
朝から何も喰わないまま茨城県縦走を果たし、猛烈に腹が減っていたため、オクタン価の高いコッテリ系のラーメンを求めて「茨城豚骨 天心」に入りました。
で、ラーメンよりも更に濃厚かつジャンキーな感じのまぜそばを、特製(チャーシュー3枚&煮玉子追加)+麺増量(300g)+追い飯セットで発注。
生ニンニクを潰し、マヨネーズや酢、ラー油、粉チーズ、カレー粉などを適宜ブッ込みながら、極太&大量の麺を一心不乱に喰い続けました。
最後に追い飯を投入、残しておいた煮玉子を潰してタレと共に混ぜ合わせ、辛子高菜や紅生姜でアクセントをつけて完食です。
文句なく旨かったのですが、明らかに喰い過ぎですね(汗)。
近くのセブン-イレブンで買い求めたホット・コーヒーで、脂まみれの口中をリセット。
ここまで凍結路ゼロで来ているので、この先もまだまだイケるんじゃないかと考えて、ドライブを再開しました。
K10でなかなかのワインディング・セクションを経てから県境の小さな峠を越え、福島県に入ります。
市街地を避けるようにいわき市の郊外を走り、K20を北上。
誰もいないカントリー・ロードは入遠野川を離れ、1.5車線レベルの魅力的な登坂路となります。
グリグリッと駆け上がって峠のトンネルを抜け、荒れ気味の急坂を下っていった先に、通行止めの看板がありました。
10km以上も手前から通行止めを報せる案内はあったのですが、例によって行けるところまで行こうと考えて、引き返さずにやってきたのです。
幸いなことに迂回路が設定されており、その舗装林道を西へとトレース。
出た先のK135は明るい2車線路から再び山中の狭隘路となり、ボクスターは静かに進んでいきました。
時間的にも北上はこの辺りまでとして、南へと楽しく走れそうな道がどこかに・・・あった、石川広域農道!
昨年3月に初めて走ってみたものの、降雪により走破を断念していたため、いつかリベンジしてやろうと思っていた道なのです。
R49で道の駅「ひらた」へと向かい、その先から広域農道に入ってアクセル・オン。
緩いカーブと穏やかなアップ・ダウンで低山地帯の稜線上を行く無人の快走路は、前回の実績や期待値を大きく上回る気持ち良さです。
棚倉までの約40km、至福のドライビングが続きました。
R289沿いの三菱商事SSでハイオクを満タンにし、K60で西に向かいます。
街を後にし走るにつれて先行車も対向車もいなくなり、ボクスターは独り夕刻の戸中峠を越えて栃木県に入りました。
ワインディングを駆け下ってK27へとスイッチ、R461から山道を上って御亭山[こてやさん]の駐車場に到着です。
空には一面の雲、日没の時刻も過ぎていましたが、標高500mからの景色は素晴らしく、夕靄に煙る街の向こうには那須や日光の山々が連なっています。
いや~、イイ感じですねぇ。
闇に沈んでいく雄大な風景を暫く眺めてから、下界へと戻っていきました。
K298→R293→K233と夜道を走り、那須烏山市の「大金温泉グランドホテル」に到着。
距離的にも時間的にもまだまだ余裕で帰宅できるのですが、念のためお泊まりセットを積んでいたこともあり(笑)、明日帰ることにしたのです。
素泊まり5,150円の最安プランにもかかわらず、部屋は広々としたツイン・ルームで言うことなし。
温泉にザブンと浸かってから、晩飯を喰うべく外に出ました。
スマートフォンのライトを頼りに真っ暗な道を歩くこと15分、「中華居食屋 上海小町」で焼肉定食を発注です。
濃厚なタレで焼かれた2枚重ねの豚ロースはボリューム満点、生ビールにも白飯にも合いまくるワケで、一気に平らげて苦しいほど腹一杯となりました(汗)。
ホテルに戻り、広々とした内湯と露天風呂にゆっくりと浸かります。
源泉掛け流しの濁り湯は海水のように塩辛く、風呂から上がっても湯冷めしそうな気配がありません。
嗚呼、いい湯だな~(笑)。
------
翌朝は6時半に起床。
夜明けの露天風呂から見上げる空は思いのほか晴れており、今日もトップを下ろしたまま走ることができそうです。
リゾートホテルを謳うこの宿は巨大な吹き抜けもある立派な造りで、前述の通り風呂も最高。
古さが目につくところも少なくはなく、全体的に寂れた感も漂ってはいるのですが、個人的には温泉つきのリーズナブルなドラ宿として大いに気に入りました。
部屋でコーヒーを飲んでからチェック・アウト、朝露に濡れているボクスターのウィンドウを軽く拭き上げたら出発です。
とは言え、最短ルートで行くのも芸が無さすぎるので、マイナーなカントリー・ロードを選んで南下していくことにしました。
大金から小貝川に沿った静かな道を辿り、K176→K163と結んで走るうちに乾いた幌を下ろします。
益子の手前でK1へと左折、少し東へ向かってからK286で再び南進し、県境の峠を越えました。
茨城県側はゼブラ・ペイントの続く下りワインディングで、思いがけずコーナリングを楽しむことができたのです。
その後はK257→K140→K64と繋ぎ、千代田石岡ICからガラガラの常磐道で東京方面に向かいました。
1日半の走行距離は、624km。
走行時間は11時間33分、平均速度は56km/h。
平均燃費は、10.4km/lでした。
今回は福島県南部まで走ってみましたが、1月中旬にもかかわらず雪を目にすることはなく、また予報に反して雨に降られることもありませんでした。
いやはや、ラッキーでしたよ(笑)。
まだまだ寒い日が続きますが、これからも臆せずに走ろうと改めて思えた、楽しい冬のショート・トリップとなりました。
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ちなみにこの数日後には福島県へと出張し、郡山を中心に須賀川から二本松の辺りまで、レンタカーを200kmほど走らせていました。
市街地はもちろん、ちょっとした山道でも雪の痕跡すらありませんでしたので、仕事も捗りましたよ(←ホントか?)。