ボクスターのウィンドウ・ウォッシャー・ホースが、またまた切れてしまいました。
「またまた」と書いたのは、これで3度目だからです(涙)。
最初にウォッシャー・ホースが切れたのは、新車購入から
約2年後、59,000km時のこと。
その際ホースを新品にしたにも関わらず、それから1年も経たない81,000km時に同じ箇所が切れています。
いずれも新車保証期間内であったため、PC[ポルシェセンター(正規ディーラー)]で無償交換してもらったものの、ストローのようなその材質と、フロント・リッド開閉時に応力がかかるその構造から、必ず再発するとの確信がありました。
なので、当該箇所にブチル・ゴムや防水テープを巻きつけて強化を図っていたのですが、その効果も215,000km時で潰[つい]えてしまった次第です(涙)。
ウォッシャー・ホースの断裂は私のボクスターに限ったことではないようで、webで探すと981型ボクスター/ケイマンや、パーツを共用している991型911シリーズの同じような事例をいくつも目にします。
新品のホースを購入し自分で交換してもいいのですが、どうせまた切れると解っているので、類例の情報を参考にダメ元で補修をしてみました。
用意したのは配線保護用のコルゲート・チューブ7φと、熱収縮チューブ10φです。
まず、切れたホースをウォッシャー・タンクから外します。
付近のカバーを外すと、狭いながら手の届く範囲にタンクがあったので、接合部のロックを外してホースを引っこ抜きました。
次に切断箇所を繋ぐべく、5cmほどにカットしたコルゲート・チューブにホースを両側から差し込み、予め通しておいた10cmほどの熱収縮チューブを被せます。
この作業でホースの全長を1-2cmほど長くしているのですが、それはオリジナルのホースの長さがギリギリで余裕がないため、フロント・リッド開閉時に強いストレスがかかっていたと考えたからです。
仕上げに熱収縮チューブで接合箇所を固定します。
チューブの説明書きには「ドライヤーの熱で収縮させる」とありましたが、実際にはちっとも収縮しなかったので(笑)、100円ライターで施工してみることにしました。
あちちちちっ!とヤケド気味にライターの火で少しずつ炙ってみると、チューブはキレイに縮んでホースやコルゲート・チューブにピタッと密着してくれます。
ゴムのような伸縮性もあるため曲げ伸ばししても大丈夫だろうと判断し、ホースを元通りタンクに繋いで作業は完了。
ウォッシャーを作動させてみたところ、補修箇所から漏れることもなく、勢いよくウィンドウに噴出させることができました。
よしよし。
ちなみに今回かかった費用は、コルゲート・チューブと熱収縮チューブの計510円のみ。
こんなんでどれだけ耐久性があるのかわかりませんが、しばらく様子を見てみましょう。
チューブは2つとも盛大に余っていますので、まだまだ何度でも補修することができますからね(←違う)。