東京湾アクアラインは、帰路の大渋滞を確信させるレベルの交通量。
多くのクルマが木更津JCTで館山道へと流れていったため、そのまま圏央道に進み木更津東ICで一般道に出ました。
R410を南に下り、小櫃からK160で内陸へと向かいます。
何の変哲もないローカル県道ですが、交通量は少なく信号もないので、屋根開けて走ってるだけで気持ちいいんですよね(笑)。
小湊鐡道/飯給[いたぶ]駅の踏切を渡り、K171→K173と進んでいくうちに、山はイイ感じで深く濃くなっていきます。
途中でボクスターを停めても、聞こえてくるのは風が木々を揺らす音だけ。
素晴らしいですねぇ。
七里川温泉からは、K81/清澄養老ラインへと突入します。
クルマもバイクもほとんど走っていないのはありがたいのですが、この渓谷沿いの狭隘路も拡幅箇所が着々と増加中。
特に安房天津側は立派なループ橋とそれに続くバイパス・ルートが完成しており、ちょっと驚きました。
鴨川付近をのんびり流していると、あちこちで咲く菜の花を観ることができます。
ピークは過ぎているようでしたが、春の訪れを大いに感じさせてくれました。
K34→R410と結び、K186を南下します。
この道は適度に曲がった2車線のワインディング・ロードで、2速⇔3速でボクスターを楽しく走らせました。
K296を東に向かい、広域農道/安房グリーンラインへ。
相変わらず気持ちの良い快走路を文字通り快走していくと、沿道に植えられている桜が、少しずつではあるものの花を咲かせ始めていました。
終着、いつものように名倉海水浴場まで出たのですが、シャレにならないレベルの暴風が吹き荒れており、ボクスターのキャビン内にまで砂が吹き込んでくる始末(涙)。
直ちに撤収し風裏の駐車場に避難、持参したポット・コーヒーで一息つきました。
安房グリーンラインを戻りK88を北上、K89を鴨川方面に走って路肩の小さな駐車スペースにボクスターを入れました。
「さくちゃんラーメン」は、周囲に何もない山の中に現れる屋台。
昨年12月に初めて訪れた際、こんなところにラーメンの屋台が出るのか!と思わず仰天してしまいました。
話を伺ったところ、店主はなんとサラリーマンが本業で、半分趣味として土日の昼間だけ実家の前で店を開いているとのこと。
しかしながら、いただいたスタミナラーメンは趣味のレベルではなく、そんじょそこらのラーメン屋よりも遥かに旨いんです。
しっかりと作られたラーメンと、店や店主のバック・グラウンド、そしてこのロケーションと春の青空。
いやもう、最高です。
席も駐車場もキャパが非常に小さく、アホみたいに大勢で押しかける店ではありませんが、いずれまた来ようと思っています。
旨いラーメンを喰ったら、旨いデザートを喰いたくなるのが人の定め(←そうか?)。
すぐ近くのR410沿いにある「みねおかいきいき館」に立ち寄り、ソフトクリームを発注しました。
この付近は日本酪農発祥の地ということで、ソフトクリームもバニラではなく完全なミルク味。
これは牛乳の旨さがそのまま味に出ているものと思われ、売り切れ間近となっていた「嶺岡牧牛乳」を追加で買い求めました。
時刻はまだ正午過ぎですが、走って喰って既に大満足なので、渋滞する前に帰ることにします。
K34からK88へと右折、未改良の峠道や戸面原湖畔の屈曲路を2速でギンギンに駆け抜けて、R465を東進。
内房だから風も弱いだろう・・・とタカを括って立ち寄った新舞子海水浴場も、やはり強風に潮と砂が舞っています(涙)。
すぐに引き上げて富津中央ICからハイウェイにゲート・イン、横風のため50km/h規制の敷かれたアクアブリッジを渡り、都心方面へと向かいました。
本日の走行距離は、301km。
その他の走行データは、記録するのを忘れました(汗)。
冬でも安心して走れる房総半島を走りましたが、季節は春を迎えているようです。
しかしながら今シーズンは雪がかなり多かったので、山岳ルートの解禁は遅れるかもしれませんね。
そんなワケで、山へ行く前にあと一度ぐらい、房総を走ることになるような気がしています(笑)。