ということで、渋滞が始まる前に中央自動車道へゲート・イン。
朝っぱらから軽~くモツ煮定食を喰ってきたという
つくばの松さんのBMW ALPINA B3 3.3を双葉SAで発見し、須玉ICの先でクルージングしていたM郎さんのBMW ALPINA B3 GT3を捕まえて、集合場所の八ヶ岳PAに到着です。
やがてShimaさんのポルシェ・ボクスタースパイダーに続き、suite-spiralさんのRUF Rt12、
amataroさんのF82型BMW M4クーペ、
Dachiさんの991型ポルシェ・911カレラSがやってきました。
ちなみにDachiさんの911はE90型BMW M3セダンからの乗り換えで、今回が初ドライブなのだそうです。
一行は快晴の中央道を伊那ICまで走り、
セブン-イレブン南箕輪南原店でアウディ・S1のこだまさん、関西からやってきたポルシェ・ボクスターGTSのmtmさんと合流。
全車揃ったところで、R361を西に向かいました。
権兵衛トンネルを抜け、R19との重用区間を外れると、
R361のトラフィックは想定通り激減します。
明るく広い山間路で一気に高まった各車のエグゾースト・ノートが、パイロットを務めるボクスターの後方から迫ってくるのに耐えかねて、思わず登坂車線へ退避してしまいました(汗)。
それにしても、気持ちの良いドライブが続きます。
当初は松本ICからR158で岐阜県入りすることも考えていましたが、遠回りでもこちらにして大正解だったと思います。
開田高原の先、
九蔵峠のパーキングでひとやすみ。
この道は何度か走っていますが、すんごい青空をバックに聳える新雪の御嶽山は、これまでに見たことのない美しさです。
最高ですねぇ。
次のチェック・ポイントをR361沿いの40km先にある道の駅と定め、各自リスタート。
再び先頭に立った私、片側交互通行の信号待ちで隊列が切れてもお構いなしに走り続け、立派なトンネルを通らずガタガタの
旧道へ突入するなど、やりたい放題です(笑)。
総勢9台もいるので、アホみたいに固まって走ると危ないですし、路上で後続を待ったりするのも面倒かつ大迷惑なので、それぞれ勝手に走るのです。
途中でオーダーを入れ替え、関西仕込みの爆音に「やかましいわ!(笑)」とツッコミを入れながらmtmさんのボクスターGTSを追走し、あっという間に道の駅「
ひだ朝日村」に到着しました。
焼菓子などを喰ったりしながら休憩していると、近くに駐まっていた997型ポルシェ・911GT3RSのオーナー・ドライバーさんに「wataさんですよね?」と声をかけていただきました。
仰天&恐縮しながらお話を伺ったところ、以前からこのBlogをご覧いただいているだけでなく、991型ポルシェ・911カレラSに乗る
Yubaさんと
一緒に走ったこともあると聞いて二度ビックリ。
いやはや、クルマ仲間の環[わ]はイイ感じで繋がっているんですねぇ。
更には「今日は『どまんなか』ですよね」とズバリ言い当てられ、またまたビックリ仰天。
快音を残してお仲間のアウディ・TTと共に走り去るGT3RSを見送りながら、このBlogが自身の想定を超えて皆さんにご覧いただいているということに、改めて慄[おのの]きを覚えるのでした(汗)。
そろそろ昼時となり、腹も減ってきました。
高山の市街地を広域農道
/飛騨農園街道⇒K89で迂回するも、チンタラ走行の
R472沿いに入れそうな店はありません。
そんなわけで、
R360で宮川沿いに北上を続けます。
交通量はゼロではありませんが、途中には1.5車線レベルの楽しい区間もあり、恐らくは東側を並行する幹線のR41よりも気持ちよく走れているはずです。
そのまま県境を越えて富山県に入り、R41と合流した先にある道の駅「
細入」にピット・イン。
各自、ラーメンや五平餅、鱒寿司などで腹を満たすのですが、こだまさんのS1と松さんのB3がいつまで経ってもやってきません。
ようやく連絡が取れた二人はそれぞれバラバラで、「とんでもない山道を必死で抜け、ようやく電波の届くところに出た」とのこと。
どこにいるのかサッパリわからなかったため、そのまま宿へ集合することとし、本隊も道の駅を出発しました。
なお、日帰り組のDachiさんとamataroさんとは、ここでお別れです。
2台はR41を富山の市街地方面へと直進、我々5台は
K25へと左折して、再び山の中へと向かいます。
ローカル県道を細かく繋ぎ、市街地を通らずに
R472へ出たものの、国道はすぐに通行止めとなります。
指示された迂回路の
町道は10kmほどの山坂道で、1.5車線路をクネクネと走っていくのですが、トランシーバからガソリン残量がヤバいとのShimaさんの声が聞こえてきました。
R471に復帰、エコランを続けるスパイダー以下4台を置いてアクセルを踏み込み、給油所を探します。
その結果、10kmほど先の百瀬川で
JA-SSを見つけたものの、残念ながらハイオクは扱っていないとのこと(涙)。
で、店のおねいさんに20kmほど先の
五箇山まで行けばハイオクがあると聞き、後続と共に向かうことにしました。
ちなみにおねいさん、先ほども関東ナンバーのクルマがやってきて、同じように五箇山のガソリン・スタンドを案内したと言います。
その人相および風体などから、行方不明だった松さんが山奥から出てきてここに立ち寄ったことが判明!
一同大爆笑・・・いや(汗)、一安心して五箇山方面に向かいます。
その途中、R156の左コーナーで対向車線をカッ飛んでくるB3とすれ違い、得心に至ったのでありました(笑)。
給油を済ませてR156を戻り、庄川を渡って長崎温泉「
北原荘」にチェック・イン。
周囲を山に囲まれた静かな温泉旅館で、実にイイ感じです。
はぐれていた2人も先に到着しており、皆でのんびりと露天風呂に浸かってから、のどぐろを始めとする山海の料理に舌鼓を打ちました。
なお、松さんとこだまさんに事情を聴取したところ、4時間ほど前に本隊が宮川沿いのR360を北上している頃、図らずも2人は別々にその西側、楢峠越えの
R471へと進入してしまったのだそうです。
確かに地図上では宿への最短ルートにも見えますが、この区間は「開かずの国道」として知られる有名な極悪路。
いわゆる「酷道」がキライじゃない私も、ボクスターで踏み込んではならないレベルにあると承知している道なのです。
もちろん、こだまさんも松さんも狭い山道にビビるようなグニャチン野郎などでは決してなく、むしろ好き好んで狭隘路に突入していく漢[おとこ]のドライバーです。
その2人が互いの無事を喜びあい、口を揃えて「二度と走りたくない」と言うのですから、尋常ではありません。
楢峠越えの過酷さを思い知らされたと同時に、「松さん、迷ったふりしてどこかで焼肉でも喰ってるんじゃないの?」などと言っていた自分を恥じたのでした(笑←笑いごとじゃないって)。
つづく。