群馬県の山道でボクスターを走らせた帰りの、関越自動車道。
フロント・ウィンドウ付近で、何かが当たったようなものすごい音がしました。
飛び石でも喰らったかな、と走りながら目検でチェックしてみましたが、見た限りでは新たなキズなどは無さそうです。
一安心して家に帰り、クルマを降りてもう一度見てみると・・・あっ!(汗)
ウィンドウ上部中央に、菊花のような1円玉サイズの打撃痕を発見。
更にその外縁にはアーチ状のクラックが認められますが、これは衝撃によって合わせガラスの内側に生じたもののようです。
16万kmを走ったボクスターのフロント・ウィンドウには細かいキズがたくさんついていますが、今回はそれらの比ではなく、マジで狙撃されたんじゃないかぐらいの強烈なインパクトがあったものと思われます(汗)。
幸いなことに、各種センサー類が格納されるハウジング部への弾着だったので、視界への影響は皆無です。
とは言え、さすがに看過できるレベルにはないため、キズが拡がる前に補修をすることにしました。
次の週末、
Amazonで発注した「
AUG・ウインドガラスのキズ修理セット」を使って作業を開始します。
このタイプのリペア・キットは過去に何度か使ったことがあり、いずれもキレイに仕上げることができています。
今回のキズはこれまでで最も凶悪で、サイズ的にもDIYでの補修はギリギリと言った感じですが、とにかくやってみました。
説明書に従って注射器でキズ内の空気を抜き、補修剤を注入。
これを10回ほど繰り返し、最後にボクスターを日光に当てて補修剤を紫外線で硬化させれば作業は完了です。
白いヒビはだいぶ目立たなくなり、指で触っても平滑で、キズの隅々にまで補修剤が充填されたことがわかります。
アーチ状のクラックについては、前述の通りセンサー・ハウジングとの間にあるようですから手はつけられませんが、水が入ることはないので様子を見ることとしました。
ま、とりあえず、実用上はコレで問題は無いでしょう。
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と、タカを括っていたその数日後。
ボクスターに乗ろうと近づいてみると・・・げっ!(汗)
打撃痕外郭のアーチ状クラックが、思いっきり成長しているじゃあーりませんか!
長さは20cmほどで上下に伸びており、上部はガラスのフチにまで達しています。
しかも新たなクラックは外ガラスを割っており、恐る恐る触ってみると指先には段差が感じられました。
ウィンドウのキズは成長する、と聞いたことがありますが、ホントだったんですねぇ(涙)。
こうなってしまうと素人の手には負えず、プロであっても恐らく補修は不可能でしょうから、交換するしかありません。
PC[ポルシェセンター]の担当さんによれば、ウィンドウは国内に在庫があるとのことですが、年末ギリギリだったことから作業は年明けになるとの由。
もちろん、それまでの間もボクスターを車庫で眠らせておくつもりはないため、クラックが育ったり水が入ったりしないように、ビシッと保護しておく必要があります。
で、
ヨドバシ・ドット・コムにてコニシの強力補修テープ「
ボンド ストームガードクリヤー」を発注し、傷口に貼りつけました。
コイツは能書き通りとても丈夫で、雨の東名高速道路でワイパーをガンガン使ってもビクともしません。
調子に乗って
西伊豆のワインディングをグリグリ走らせても、夜の寒さや昼の日射しによる温度変化を喰らっても、クラックが伸びることはありませんでした。
ホント、良くできたテープだと思います。
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そんなワケで、図らずも正月明けにボクスターのフロント・ウィンドウが新品となりました。
今回の狙撃痕(?)だけでなく、交換によって無数の細かいキズも一掃され、逆光時の乱反射はキレイに無くなっています。
視界スッキリのボクスターで、今年も懲りずに走りますよ!