15万kmシリーズ(?)、最後は内装です。
私のボクスターは内装色がベージュであり、しかも四六時中屋根を開けて田舎道や山ん中を走ってるワケですから、内装の美観維持についてはやはり不利だろうと思っています。
一番汚れが目立つのは、インテリア各部と同じベージュ色の運転席側フロア・マット。
何度か洗ってはいるものの、黒ずんだ汚れが落ちなくなってきましたので、もう諦めています(笑)。
ソフト・パッドで覆われたダッシュ・ボードやドア・パネルなどに目立った汚れは見られませんが、レザー貼りのドア・グリップは10万kmを待たずにボロボロとなり、2年ほど前にDIYで補修しています(今のところ再補修の必要は無さそうです)。
シートは特に座面前方のアルカンターラ部が薄汚れた感じになっていますが、破れやほつれなどは一切見られませんので、補修ではなく清掃のレベルだけでまだまだイケそうです。
柔らかな本革が巻かれたステアリング・ホイールは、小さなキズが散見されると同時にテカテカになってきました。
「使い込まれたリアル・レザーの風合いが大人の雰囲気を醸し出す・・・」などと言ってる場合ではありませんね(汗)。
ボクスターのインテリア・オプションは、素材やカラーによって10種類以上の選択肢があり、その費用も無償から数十万円まで様々です。
その中から私が選んだのはもちろん無償(涙)、色はルクソール・ベージュで、本革が使われているのは前述のドア・グリップとステアリング・ホイール、およびシフト・ノブ&ブーツだけです。
シートはレザレットとアルカンターラの人造皮革コンビネーションなので、風合いや高級感は、有償の本革シートには敵いません。
その代わり手入れや取り扱いに気を遣う必要もなく、また対候性や耐久性にも秀でているでしょうから、乗りっ放し&屋根開けっ放しの私にはピッタリなんです(笑)。
また、ベージュのような淡色系インテリアは汚れが目立ちやすい反面、紫外線等による退色や傷みには比較的強いんじゃないかとも思うのです。
確かに新車時と較べればあちこち薄汚れてきた感はあるものの、著しい汚損などもなく、走行15万kmのオープンカーの内装にしてはまずまずの状態ではないかと思っています。
・・・と、偉そうに書いていますが、車室内の清掃についても大したことはやっていません。
ハンディ・モップでダッシュやインパネのホコリを取り、ウェット・ティッシュでステアリングやシートなどを拭き、コロコロ・クリーナーでマットやカーペットをコロコロするだけです。
それでも落ちずに蓄積された汚れは、英国王室御用達のオートグリム「インテリア・シャンプー」で落としていましたが、2年ほど前に買った最初の一本を使い切ってからは、発注すらしておりません(汗)。
この記事を書いているうちにそんなことを思い出し、超久しぶりに内装を掃除することにしました。
まずは、テカテカになってきたステアリング・ホイール。
柔らかいレザー製なのであまり強いクリーナーは使いたくないと考え、お蔵入りとなっていたショッキング・ピンクのアメリカン石鹸=「クイックブライト」で洗ってみました。
3,900円もの大金を投じて買ったにも関らず、思ったほど洗浄効果が強くなかったのでロクに使わずにいたのですが、本革製ステアリングのクリーナーとしてはなかなかイイ感じ。
テカリも取れ、乾燥後の手触りはサラサラになって、一皮剥けたような感じになりました。
クイックブライトはソフト・パッドやレザレットの汚れ落としには少々役不足とは言え、カーペット系の埃汚れ程度であれば大丈夫。
シートの背後、バルク・ヘッドを覆っているカーペットも、クイックブライトとブラシでまずまずキレイになりました。
シートのレザレット部やダッシュ・ボード、ドア・トリム、センター・コンソール周りの清掃は、ソナックスの「エクストリーム コクピットクリーナー」を使ってみました。
オートグリムのインテリア・シャンプーはとても好印象だったものの、高いんですよねぇ(汗)。
実際、汚れ落としの性能はオートグリムが一枚上手に思えますが、ソナックスも実用上の不足はなく、マイクロファイバー・タオルで拭き上げたところからキレイになっていきました。
ただこの商品は、洗浄後の仕上がりが艶消し状になるという点で、オートグリムと大きく異なります。
特にセンター・コンソール周辺の黒いスイッチ類はサラッとしたマット調となり、いかにも「掃除したったでぇ~」という感じになりました(笑)。
ということで、久々に車室内を一生懸命掃除してみました。
本当は掃除するヒマがあったら走りに行きたいのですが、ま、自己満足のレベルにまでキレイになったと思いますし、たまにはいいでしょう(笑)。