私のボクスターは、新車購入直後にコーティングを実施し、後日フロント周りにPPF[ペイント・プロテクション・フィルム]を貼ってもらっています。
その後、コーティングに付帯する外装メンテナンスを2度ほどやってもらいましたが、それも2015年の5月が最後で、以降は自身で適当に洗車しているだけ。
駐車場は屋根付きで日光が当たらない一方、15万kmのうちの「開幌率」は、恐らく90%以上です(笑)。
で、外装の状態ですが、「よく見りゃ小キズはあちこちにあるものの、遠目で見ればまぁまぁキレイ」と言った感じでしょうか。
PPFが貼られているボンネット、フロント・フェンダー前部、フロント・バンパー、およびヘッド・ライトについては、ほぼすべてのキズをフィルムが受け止めてくれています。
もちろん、フィルムそのものにキズは残りますが、素材に弾性があるためか、そもそも塗装面よりもキズはつきにくいと感じています。
PPF施工箇所と非施工箇所とでは当然ながら質感が若干異なりますが、これは施工当初からのこと。
5年経ってもフィルムの変色や変質、歪みや剥がれなどは見受けられず、透明度にも翳りは見られません。
当時は耐久性などサッパリわからないまま施工に踏み切ったのですが、今のところ剥がす必要性はまったく感じられないため、このままずっと貼り続けておくつもりです。
なお、フィルムを貼っていないフロント・ウィンドウは、距離相応に細かいキズだらけ。
両サイドのエア・インテーク周辺にも、小さなキズが無数についています。
でっかい開口部から空気をバンバン取り入れているワケですから、砂粒などでキズつくのは当たり前なんですよね。
ここにも貼っときゃよかった、PPF(涙)。
キズを別とすれば、塗装面の色艶もまずまず保たれていると思います。
サファイア・ブルー・メタリックという派手目のカラーではありますが、神経質なところはどこにもなく、予想外に強い塗料だなぁとの印象があります。
もちろん、業者さんによる5年前のボディ・コーティングの効果は、すっかり喪われているはず。
なので、私のいいかげんな洗車でもそれなりにキレイに見えるのは、使っているケミカルによる光沢だけでなく、そもそもの塗料や塗装技術が優れているからなのだと思われます。
また、複合素材で造られているボクスターは、アルミニウムやスチール、プラスチックなど、外板も部位によってその素材が異なります。
しかしながら15万kmを走らせても、素材ごとに僅かな色味の違いなどが出ることもなく、見た目のクオリティは均一に保たれていると思います。
外装で最も経年を感じさせるのは、幌かもしれません。
私は新車購入時に赤/青/黒/茶の中から黒い幌を選んでボクスターに装備していますが、概観する限りでは、新車時よりも若干退色しているかな、という程度です。
ただ、収納時に複雑に折りたたまれるソフト・トップには、必然的に「折りグセ」がついてしまいます。
クローズ時に幌がパンッ!と張られてキレイなルーフ・ラインを描くのがボクスターの魅力のひとつなのですが、最近はその折りグセが目立つようになってきました。
劣化が進むと折りグセから亀裂が生じることもあるのでしょうけど、現状ではそのような兆候は見受けられず、当分の間はその心配も無さそうです。
陽光や風雪雨に晒されながら数百回のレベルで開けたり閉めたりされているのに、今のところ折りグセだけで済んでいるのですから、本当に大したもんだと思います。
いいぞ、幌。その調子だ。
あとは、ホイール。
ワケのわからない山道を走らされているせいか、19インチの「ボクスターS」ホイールには、いくつものチッピング痕が見られます。
また、掃除しても落ちない、ブレーキ・ダスト由来と思われる黒い汚れもあちこちにこびりついています。
裏側なんて納車以来一度も洗ったことが無く、ガチで真っ黒けなのですが、いいんでしょうか?(汗)
真っ黒けと言えば、マフラー・エンドも真っ黒け。
本来は鈍く銀色に光っているはずなのに、DFIエンジンの宿命で、洗っても磨いてもすぐに真っ黒になるんです。
肚が立ったので、数年前から一切洗うのをやめました。
今ではすっかり煤で真っ黒にコーティングされ、精悍な「マットブラック・テール・パイプ」となって、ボクスターのリア・ビューをグッと引き締めてくれているのです(←そうか?)。
ちなみに私が現在使っている洗車関連のケミカルは、以下の通りです。
■プレクサス
ワックス代わりに使用している、保護ツヤ出し剤。
洗車後に水を拭き取る際、スプレーしてボディを拭き上げればコーティングも完了するという、よくあるタイプの商品です(笑)。
2018年の秋に初めて買ってみたのですが、少量のスプレーが水でよく伸び、ムラも少なくキレイに仕上がるところが気に入っています。
洗車する度に使用しているのに、最初に買った368mlのスプレー缶がまだ半分ぐらい残っているのも、ポイント高いですね。
■ソナックス・グロスシャンプー
洗車はほとんど水洗いだけで済ませており、洗剤で洗うのは年に数回のレベルですが、その際はこのシャンプーを使っています。
これまた何年も前に前に買ったはずなのに、まだ半分近く残っています(笑)。
■ソナックス・エクストリーム ホイールクリーナー
汚れたホイールにスプレーすると、ブレーキ・ダストや鉄粉などと反応して紫色の泡になり汚れを落とすという、これもよくあるタイプのクリーナーです。
ホイールを洗うのも1年に数回程度ですが、一度に使用する量が多いので、ソナックス製品に限らず半年に1本ぐらいは買っているような気がします。
ボディやホイールは上記の通りですが、幌については特別なことは何もやっていません。
年に数回、ボディ用と同じ洗剤を使い、スポンジで軽く洗うだけです。
以前はコーティングを試したこともありましたけど、面倒くさいのでやめました。
普段の手入れは「マーナS001」、コレさえあればいいんです(笑)。