ボクスターのメーター・パネル内に、エアバッグ警告灯が点灯しました。
エアバッグ警告灯はパワー・オンで点灯し、エンジン・オンで消えるのが正常です。
が、10月の下旬、クルマ仲間のKさん/Gさんと長野県の御嶽山をドライブしている途中、休憩からのリスタート時に警告灯が点きっぱなしとなったのです。
その後、何度かエンジンをオフ&オンしたものの警告灯は消えず、「エアバッグが開かないと、ぶつかったら死んじゃうなー」とか、「逆に、ぶつかってないのにいきなりエアバッグが暴発したら、それはそれでキツいよなー」などと縁起でもないことを考えながら、982型718ケイマンと996型911GT3のテールを追いかけて走ったのでした(汗)。
今回のエアバッグ警告灯点灯には、思い当たるフシがあります。
2ヶ月ほど前から、シートベルトを装着していても、未装着のウォーニング・メッセージが表示される事象が発生していたのです。
しかしながらその頻度はとても低く、発生してもトングを抜き挿ししたり、バックル部をカチャカチャやれば、メッセージはすぐに消えてくれていました。
恐らくバックル内部の接触不良か何かだと思うのですが、特に実害も無いのでそのまま放置。
最近は発生することも無かったので、すっかり忘れていたところです。
しかしながら今回、エアバッグ警告灯が点灯した際には、久しぶりにシートベルト未装着ウォーニングも表示されました。
エアバッグのシステムは、当然ながらシートベルトの装着状態もウォッチしているため、バックル内部の接触不良がエアバッグ警告の原因であろうと思われたのです。
で、帰宅後に整備工場で診てもらおうと思い連絡したのですが、入庫車両が満杯ですぐには引き受けられないとのこと。
すぐにまたボクスターの出動予定もあったため、今回はできるところまでDIYでやってみることにしました。
診断方法はいろいろとあるようですが、今回は手っ取り早く全システムをチェックすべく、オート・スキャンをかけてみました。
数十秒でスキャンが完了、本機のディスプレイ上にはエラーが1件ある旨が表示されため、直ちに消去を指示します。
すると本機の表示はエラーなしとなり、ボクスターのメーター・パネル内からもエアバッグ警告灯が消えてくれました。
併せて呉工業製の接点復活剤「コンタクトスプレー」を、シートベルト・バックル内部へタップリと注入。
以降、計1,000kmレベルのドライブ旅行に出ていますが、今のところ症状は出ていません。
何よりです(笑)。
ただ今回、ひとつ悔やまれることがありました。
DiagLinkは購入&開梱&セットアップ直後に初使用、かつドライブ旅行出発の時刻が迫っていたため、マニュアル等を殆ど読まずに上記の作業を実施しています。
実際にはエラーを検知したらその詳細を表示させ、中身を確認することもできるのですが、それをやらずにエラーを即消去してしまったのです。
結果的にエアバッグ警告リセットの目的は果たせているとは言え、ちょっと勿体なかったですねぇ(涙)。
とりあえず、今回の対応はこれにて完了。
いつか再発したらもう一度診断を実施し、DIYで手に負えなければ整備工場へ依頼します。
なお、DiagLinkはいろいろと興味深いツールなので、また改めて記事を書いてみようと思っています。