Shimaさんが、ALPINAロードスターのリフレッシュ作業を実施中であることは聞いていました。
サスペンションやアーム類、クラッチ、ジョイント・ディスクなど、足回りや動力伝達系などのパーツを新品に交換、その作業が完了するとのことでしたので、そりゃー走りに行かないワケ無いだろ、と踏んでいたのです(笑)。
M郎さんのALPINA B3GT3、
suite-spiralさんのポルシェ・911カレラSカブリオレも集合し、4台は関越道本線へとピット・アウト。
快晴の空の下、群馬県/沼田ICを目指して走ります。
奥日光方面への最短ルートを択ばずに、わざわざ走る遠回りのK64。
川場村を抜けて山道に入ると先頭のカレラSカブリオレはペースを上げ始め、B3GT3、ロードスター、ボクスターがそれに続きます。
砂の浮いたタイト・ターンを重ねつつ峠のトンネルまで駆け上がり、ストレート&ルーズなコーナーを下っていきました。
サスペンションを一気にリニューアルしたばかりのロードスターは車高が大幅に上がっており、トランシーバからは「まだ馴れない(汗)」とのShimaさんの声。
後方から見ていると確かにいつものShimaさんの走りではなく、何となくコーナーを探り探り走らせているようにも見えます。
操縦性の変化(リセット)を学習中といった感じのようですが、なに、今日一日走れば車高もドライビングも元に戻りますって(笑)。
ひとやすみしてからは私がパイロット役を仰せつかり、R120を走ります。
奥日光へと向かう人気のルートということもあり、何度かペース・カーに先導を委ねる場面もあったものの、前方がクリアとなるたびにアクセルを開けてスピードを取り戻しました。
金精峠トンネル手前の屈曲セクションでは、ボクスターのフロントに履かせた235サイズのピレリ・P-Zeroが荒れ気味のアスファルトに悲鳴を挙げ始めますが、同じような音が直後のカレラSカブリオレからも聴こえてくるため、同慶の至りに思わずほくそ笑みを催してしまいます。
そのまま栃木県に突入、眼前に拡がる奥日光の景色には目もくれず、戦場ヶ原まで走り続けました。
三本松のパーキングは目論見通り、ギンッギンの快晴にも関わらず摂氏19度!
標高1400mの涼風はあらゆるものを浄化してくれるかのようで、この爽やかさを求めて、二年連続でこの時期に走りに来ているのです。
そう、ルートもメンバーも
昨年と同じなんです(笑)。
すっかり涼んだところでリスタート、お楽しみの山王林道に突入。
ナロー&タフな舗装林道をこよなく愛するsuite-spiralさんを先頭に、交通量が皆無に等しい深い山中のルートをトレースしていきます。
道を横切る排水溝や、路上に散乱する小石&枝には要注意ですが、仲間と走る木漏れ日の林道ドライブはワクワクするアドベンチャー感に満ちており、どうにも笑顔が止まりませんでした。
この道は悪路につきドライブには不向きとお思いの方、少なくともALPINAやポルシェでも楽しく走れるレベルであることは何度となく証明していますので、騙されたと思って是非一度走ってみてください(笑)。
林道を脱してからは、広狭混在のK23を東へ。
次の休憩を
大笹牧場と定めたのですが、そこのソフトクリームが大好きなM郎さんに先頭をお任せした途端、一気にペースが上がりました。
特に改良済の区間にさしかかると、全世界限定99台のALPINA B3GT3はそのパワーを炸裂させ、後続の我々を顧みることなくソフトクリームへと一直線。
ツインターボおじさん、全開です(汗)。
続くK169で短いながらもハードなワインディング・ランを楽しんでから、大笹牧場に到着しました。
早速売店に向かいましたが、M郎さんに劣らずここのミルキィなソフトクリームが好きだと言うsuite-spiralさんは、いきなり二つもお買い上げ。
あのおじさん、一人で二つも喰うんだよ・・・と教えてあげると、売り子のおねいちゃんは「お腹、壊さないんでしょうか」と目を丸くして驚いていました(笑)。
ここから日光の市街地へと下るK169/霧降高原道路は、景色も良く素晴らしい快走路なのですが、如何せんメジャーな観光道路故、常にクルマやバイクがたくさん走っています。
いくらいい道でもチンタラ走行は我々の本意ではないため、その裏のK245でダウンヒル。
私が先導する形で勝手に選んだルートであり、高原道路とは真逆の狭い曲がりくねった道なのですが、このメンバーなら問題ない・・・いや、むしろ喜んでくれるものと確信しておりました(笑)。
狙い通り、他にクルマは走っておらず、マイペースを堅持しながら4台は森の中を駆け下っていきます。
日光の街を抜け、地元の方以外は殆ど通らないであろう山中をK14→K150→K70と走らせて、「
小代行川庵」に到着。
栃木と言えば、ニラ蕎麦です。
昨年と同じく大盛りで、天ぷらやかき揚げと共においしく腹いっぱい喰わせていただきました。
食後は農道/市道/県道と開放的なカントリー・ロードを択んで走り続け、K15沿いの直売所「
清流の郷かすお」で激安新鮮野菜を買いつけたら解散です。
K32を経て栃木ICから入った東北自動車道は、南下するに連れて気温が上昇。
館林IC付近でボクスターの外気温計は38℃をマークしていましたから、走っているうちに戦場ヶ原より20℃近くも気温が上がっていたんですね(汗)。
幌を下ろしたまま走っていた私も、情け容赦なく照りつける太陽にアタマがクラクラしてきたので、浦和TBでゲートをくぐる際に屋根を閉め、エアコン全開で帰りました。
本日の走行距離は、452km。
走行時間は6時間41分、平均速度は69km/h。
平均燃費は10.3km/lで、帰宅時の気温は36.5℃でした。
いや~、暑かった!
昨年と同じメンバーで、ほぼ同じ日にほぼ同じルートを走った奥日光ドライブ。
今思い返しても、奥日光の涼しさは感動的ですらありました。
もちろん、周囲の道はどれも走りごたえ満点であり、仲間の走りを観ながら、或いはそのサウンドを聴きながらそんな道を共に走るのは、もう筆舌に尽くし難いレベルのおもしろさ。
今年の夏も暑くなりそうですが、引き続き日射病や熱中症にならないよう気をつけながら、遠慮なく走りますよ!