SSブログ

能登半島-乗鞍温泉ツーリング[1] [drive/touring]

早朝、まだ交通量の少ない関越自動車道を北へ。

P1090411.jpg
上信越自動車道、北陸自動車道とマイペースで走り続け、能越自動車道/福岡ICで440kmのハイウェイ・ランを終えました。
トラックの多いR8/小矢部バイパスをチンタラ走れというカーナビの指示をガン無視して選んだR471は、予想通りの快走カントリー・ロード。
3速から5速までのギアを使い、オープン・トップのボクスターを気持ち良く走らせていきます。
国道の終着から看板に従って海を目指し、今浜口から海岸へと乗り入れました。

P1090423.jpg
0008.jpg
P1090441.jpg
P1090447.jpg
久しぶりに訪れた、千里浜なぎさドライブウェイ。
乗用車はもちろん、観光バスでもバイクでも普通に走れるという日本でただひとつの砂浜道路(?)です。
海岸の砂が固く締まっているから大丈夫・・・とわかってはいるものの、実際に走ってみるとやっぱり驚きますねぇ。
この日は海水浴客も多く、注意を払いながらのんびりと走りましたが、それでもスタックの不安なく波打ち際を走らせるのは他では得られない体験です。
7年前の素晴らしい夕景を思い出し、次回は人の少ない時期にサンセット・ドライブを楽しみたいなと思いました。
それにしても、蒸し暑い・・・。
気温は30℃ほどですが湿気がものすごく、それに潮風が加わってオッサンのカラダはもうベッタベタです(汗)。

0010.jpg
ということで、温泉へGo!
片側一車線となった無料の高速道路/のと里山海道で能登半島中央部を北上し、名湯・和倉温泉に到着です。
共同浴場、と呼ぶにはあまりに広くて立派な「総湯」は予想外に空いており、440円で入り放題となりました。
文字通り全身の汗を洗い流してから、露天風呂で独りネッシー遊弋状態です。
風呂上りは空調の効いた座敷で大の字となり、暫し放心。
身も心もスッキリとリフレッシュしてから、ドライブを再開しました。
が、あまりの暑さとギンギンの直射日光に負けて、幌は開けずにエアコン全開でのリスタートです(涙)。

P1090450.jpg
P1090448.jpg
無料の能越道を更に北へと走り、K1で輪島に出て、左手に青い海を見ながらR249を快走。
道の駅「千枚田ポケットパーク」は、白米千枚田の見物客で満車状態の大賑わいとなっていました。
その千枚田の米で作ったというアツアツのおにぎりで、腹を満たす51歳。
2015年の5月に立ち寄った際にはこのおにぎりの存在を知らず、千枚田を眺めながら手前のコンビニで買ったおにぎりを喰ったのでした(涙)。
次回こそは千枚田のおにぎりをっ!・・・との念願が2年越しに叶い、満足万造です。

P1090458.jpg
P1090467.jpg
0022.jpg
この先は交通量が激減。
R249からK28→K52へ海と山の風景を流しながら、ボクスターを走らせます。
凶悪な陽光に脳味噌が蒸し焼きにならないよう屋根は閉めたままですが、その分、ドライビングに集中しアクセルを開けました。
再び海へ出たところで、見附島公園でひとやすみ。
中学生の頃に初めて見て以来、能登半島へ来ると必ず立ち寄って眺める見附島は、今日も相変わらずのカッコ良さです。
別名「軍艦島」と呼ばれているのは知ってはいましたが、真上から見ると、その舳[へさき]のとんがりっぷりに改めてビックリ。
いやホント、エンジンつけたら動き出すんじゃないかと思われました(←動きません)。

P1090468.jpg
0035.jpg
P1090476.jpg
299.jpg
P1090480.jpg
P1090479.jpg
海沿いのR249からK37で内陸に入ると、景色は一気に鄙びてきます。
文字通り山間の農村地帯と言った風情ですが、この付近、能登町の一角に「春蘭の里」と呼ばれる50軒近くの農家民宿群があることを、今回初めて知りました。
そのうちの一軒を今宵の宿とし、ヒグラシの唄を耳にしながらチェック・イン。
おかみさんによれば、「じゃらんnet」などのネット予約を始めたのはようやく今年になってから、しかも営業するのは「忙しくないときに限る」との大らかさです(笑)。
1名から数名まで、1日1組しか客を取らないとのことで、そういった運営ポリシーがむしろ魅力的に思えました。
100年も前から代々使われてきたという鮮やかな朱色の輪島塗に盛りつけられた、田舎料理の数々。
居間に切られた囲炉裏に火を熾し、おばあちゃんが一時間近くかけて遠火でじっくりと焼き上げてくれた、大ぶりのヤマメ。
素朴ながら大変旨い晩飯を腹いっぱい喰わせてもらい、蚊取線香の煙と蛙の合唱に包まれながら床に就きました。

P1090481.jpg
それにしても、エアコンなしで寝るのは何日ぶりだろう・・・。

(つづく)
nice!(10)  コメント(6) 

nice! 10

コメント 6

klub1001

wataさん、今日は! 暑さにメゲず、相変わらずのご活動ぶり、ご同慶の至りです。朝の訪れが少し遅いこちらでは、梅雨明けの今頃からが、早朝ドライブにT-シャツ、短パンを赦す唯一の季節です。最も風と自由を感じられる盛夏の始まりですが、気温が上がり始めるまでの短時間、短距離ドライブに終始するので、少し欲求不満を感じる季節でもあります。そこに、能登半島! ちょっと、ウズウズして来ました!
人生初の中古サバンナRX3を購入した、生意気な学生時代、数十年目の話ですね。後輩の実家が金沢市内に(と言っても田んぼの中の、農道の突き当りの大きな一軒家でしたが)有り、又、北陸自動車道が金沢まで開通した事も有って、GWの初日にこれから行くと、断れない後輩に超迷惑電話を入れて出掛けたのです。いまでもそうですが、この、何も考えずに行動したのが運の尽きでした。
名神高速米原から、いよいよ、夢の北陸自動車道へ!
と、思う間もなく、ほんの数キロ先で車列は停止しています。事故の表示等は有りませんが、そのまま30分間、一ミリたりとも動きません。前の方では、車から降りてフリスビー等のナウな遊びに興じる家族連れも見えます。 動かない、、、
その時点で午前10時、漸くしてノロノロと動き出しても、果てることなく渋滞は続きます。前を行くバスからは、サービスエリアの手前から女性客が降り始め、歩いてトイレへ! 用を足して本線に戻っても、未だバスはサービスエリアの入り口にも達していません。
自分はと言えば、タダでも燃費の悪いロータリーエンジンが超渋滞でさらに悪化して、このままだと路上停止かと、冷や汗をかいていました。
地獄のような渋滞が流れ出したのは、眼下に敦賀湾が見えはじめた、夜の10時過ぎでした。12時間で40kmは、未だに最悪記録で、自分の高速道路嫌いはこの時のトラウマに有るのかも知れません。
それでも、GWの金沢も能登も素晴らしかったです。但し、和倉温泉の有る、能登半島東岸へは、この時も、以降も行ったことが有りません。和倉温泉⇒高級⇒学生お断わり、と無意識に排除していたのだと思います。なのに、440円の和倉温泉、何て素晴らしいのでしょう!
つまり、今ウズウズしているのは、一般道で琵琶湖湖北から福井、能登半島東岸ルートです。でもねー、今年は40度くらいまでの酷暑を覚悟しなきゃですねー。秋まで待って老衰で死ぬか、今行って酷暑で死ぬか、究極の選択で迷っています。
ブログの続き、楽しみにお待ちして居ります。

by klub1001 (2017-07-20 11:24) 

wata

klub1001さん、こんにちは。

数十年前のお話、おもしろおかしく拝見しました。
もはやコメントの域を超越し、「記事」と呼んでも差支えないほどの内容とボリュームですので、klub1001さんもBlogを開設されることを強くお勧めする次第です(伏)。
私も和倉温泉は初めてでしたが、連休中とはいえ真っ昼間の温泉街は静かなものでした。
広々とした素晴らしい設備の温泉に440円でゆったりと入れる総湯はとてもいい共同浴場ですので、琵琶湖-福井-能登半島ツーリングの際に是非お立ち寄りください。
とはいえまだまだ暑いので、日中は屋根を閉めてエアコン全開で走りましょう(笑)。

by wata (2017-07-20 20:35) 

つくばの松

いや~、夏満喫のツーでしたね!

砂浜で埋まっことはありますが、走ったことはありません。こういう素敵なところがあるのですね、行ってみた~い。飛び道具の使い方もますます効果的になってますね~(そういう場所が最近の候補地?・・笑)

しかし、困りました。おにぎりの調査に行かねば・・。
by つくばの松 (2017-07-21 05:31) 

wata

つくばの松さん、こんにちは。

はい、夏満喫というか、夏の暑さに負けて幌を上げてしまったツーリングとなりました(汗)。
千里浜なぎさドライブウェイの路面は、砂と言うよりは土のような感じで、スタックする気配はまったくありません。
すごく不思議なのですが、普通に走る分にはまったく問題ないですし、クルマもあまり砂まみれにはなりませんので、是非一度走りに行ってみて下さい。
ちなみに千枚田のおにぎりは5種類ありますから、松さんの場合は5×5=25(以下略)

by wata (2017-07-21 19:27) 

Sho-z

なぎさドライブウェイは昨年5月に走りに行ったものの、強風による高波で通行止めだったことを思い出しました(涙)
波打ち際に佇むボクスターの画を見て、改めて走りに行きたいと思いましたよ。

wataさんはいつも素敵な宿に宿泊されていますよね。
農家民宿って馴染みがありませんが、なんだか見ているだけで心が落ち着きそうな空間が素晴らしいです。
“忙しくないとき”かつ1日1組限定のようですが、私も機会があれば泊ってみたいと思いました。
by Sho-z (2017-07-24 21:08) 

wata

Sho-zさん、こんにちは。

高波通行止めは残念でしたが、無理して走った挙句にS2000ごと波にさらわれなくて良かったです(笑)。
Sho-zさんなら絶対に再訪してくれると、確信していますよ!
農家民宿、今回私は飯を喰って泊まっただけですが、田植えや収穫など文字通りの農家体験もできるようです。
1日1組限定とは言え、50軒近くありますのでどこかには泊まれるでしょう。
二食つきだと「民宿」ではなく旅館レベルの値段になってしまいますが、その価値は十分あると思いますよ。

by wata (2017-07-24 22:02) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。