その1:霞ヶ浦→銚子→九十九里
房総半島はよく行くけれど、千葉県北部のほうはあまり走っていないなぁ・・・。
と思って、正月一発目に走ったルートです。
千葉県にまっすぐ入ってもおもしろくないので、常磐自動車道を経由して茨城県の
霞ヶ浦に出、ボクスターの屋根を開けて冷たい湖畔で夜明けを迎えました。
本当は初日の出から数日遅れのご来光を拝みたかったのですが、あいにくの曇り空。
ま、そんなもんです(笑)。
潮来からはK50→
R124と延々走って千葉県の銚子市へ。
たくさんの漁船で賑わう銚子漁港から少し離れたところに、海上保安庁の巡視船「かとり」が静かに停泊していました。
広大な九十九里浜で海を見ようと思い、
K30などで南下していきます。
ところがどの海水浴場もオフ・シーズンはクルマの乗り入れを禁じているらしく、駐車場への進入路にはフェンスが立てられていました。
仕方ない、どこかで昼飯でも喰おうと考えながらボクスターを走らせていると、蓮沼の海浜公園付近で食堂の看板を発見。
予備知識ゼロで入った「川島食堂」のメニューにはなんとサンマーメンがあり、懐かしさに思わず発注です。
ちなみにサンマーメンがガキの頃に住んでいた神奈川県にしかないことを知ったのは、大学に入って東京へ出るようになってから。
周囲の人間が誰も知らず、「ラーメンにサンマが乗ってるの?」的な質問を真顔でしてくるのにビックリした思い出があります。
で、ここのサンマーメンはとても旨い!
聞けば、店のご主人は若い頃に横浜で修行をしていたとのことで、この地でもメニューに載せてくれているのだそうです。
ニンニクの効いたジューシィな焼き餃子と共に、舌をヤケドしそうになりながらズルズルハフハフと完食に至りました。
この日はこれにて終了とし、混雑する前に有料道路を乗り継いで、京葉道路経由で帰ってきました。
今回のルートは「走り」の面では特記すべきこともなく、スポーツ・モードは一度も使っていません。
しかしながら、「屋根を開けてのんびり走り、旨いもんを喰って帰ってくる」という、走り初めには丁度いい感じのリラックスしたドライブとなりました。
特に川島食堂へは、いずれまた飯を喰いに行きたいと思っています。
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その2:房総内陸部→内房エリア
1月の中旬。
この日は朝から文字通りの快晴で、東京湾アクアトンネルを抜けたところで早くも屋根を開けたくなり、海ほたるPAに入ります。
パーキング・スピードで走りながらボクスターのトップを下ろし、そのまま本線へと復帰しました。
払暁の房総半島へと渡り、いつものように君津スマートICでアウト。
林間のワインディングを登りつめた先の鹿野山
マザー牧場付近からは、東京湾越しに白い富士山を眺めることができました。
ここは何度も走っているのですが、富士山が見えるなんて初めて知りましたよ(笑)。
山を下り、K182→
K88と房総半島内陸部のカントリー・ロードを南下していきます。
気温は未だ氷点付近ながら路面はドライ・コンディション、加えて交通量がほぼゼロなのをいいことに、スポーツ・モードで走り放題となりました。
最南部へは房総屈指の快走路、広域農道/
安房グリーンラインを走ります。
以前よりもゼブラ舗装区間が増えてしまいましたが、なに、ゆっくり走ればいいんです(笑)。
今回は南房総の海を見ることなくUターン、アドベンチャー気分で地図にない脇道へと入ってみたりしましたが、進んでいくうちに田んぼのあぜ道状態となり、敢え無く撤収(汗)。
今度はいったん館山まで出、一度走ってみたかった
K185へとアプローチしてみたものの、これが予想を上回る「険道」でして・・・。
落石や路面の穴に注意しつつ、枯れ枝をバキバキと踏み砕きながらゆっくりと進まざるを得ない状況に、後悔することしきりです(涙)。
今日は朝飯を喰っていないこともあって、10時の開店直後に浜金谷の「
さすけ食堂」に到着。
ここのアジフライは他に類を見ないほどの旨さで、
2013年の冬以来二度目の訪問です。
前回は刺身とのセットを喰いましたが、今回はアジフライのみの定食をオーダー。
地元の港に上がる「黄金鯵」を使っているとのこと、いや~、本当に旨いです。
あっという間に平らげて、また来なくちゃと思いつつ店を後にしました。
昼前となっても、空は快晴のまま。
内房/
R127を走ることはあまりないのですが、東京湾越しに富士山がこれほどキレイに見えるとは驚きました。
視線は、ちょうど丹沢と箱根との間を抜けていくんですね。
なのでウエスト・ラインから下が隠されることもなく、ほぼフル・ヌードの姿を拝むことができるのでしょう。
風の無い静かな海辺でのんびりと寛いでから、東京湾アクアライン経由で自宅へと向かいました。
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千葉県/房総エリアは、埼玉の自宅から近いこともあり、冬のドライブ・ゾーンとして何度も走りに行っています。
いやむしろ、オフ・シーズンと言われ空いているこの時期こそが、ドライブに最適な季節なのかもしれません。
ボクスターで屋根を開けて走るようになってから、その思いはますます強くなっています。
走れる道だけでなく、旨い店もまだいろいろとありそうですので、そのうちにまた行かなきゃなりませんね(笑)。