R410を南進し、K160へと左折。
市道と思しき道を挟んでK32に出、その先を右折して目的路へのアプローチに入りました。
亀山湖方面へと南に伸びるこのルート、地図上で何となく気になっており、今回初めて走ってみることにしたのです。
山の中に入った道は上り勾配が続き、やがて尾根のように開けた場所に出ました。
誰もおらず、周囲は朝霧に覆われていましたが、晴れていればそれなりに抜けの良いロケーションなのではないでしょうか。
そこから下っていくと大福山展望台への分岐があったので行ってみましたが、肝心の展望台が破損のため立入禁止となっており、撤収(涙)。
この分岐から先が大福山林道で、道は途中からダートとなりボクスターを容赦なく汚していきます。
どうしてこんな道を走ってるんだろうと自問しつつ進みますが(汗)、幸いなことに500mほど先の分岐から始まる坂畑林道は全線舗装が復活。
これがなかなかイイ感じの舗装林道で、首都圏の一翼を担う千葉県内にある道とは思えません。
緑を感じながら、再び霧に覆われ始めた無人の山中をのんびりと下っていきました。
R465をリエゾンし、次のSS[スペシャル・ステージ]であるK81/清澄養老ラインに入ります。
この道は何度となく走っている、渓谷沿いの狭隘路。
部分的に改良工事も進んでいるようですが、やっぱりミラーぶつけるんじゃないかぐらいのリアル1車線区間がたまりません(笑)。
路面はところどころ荒れてはいるものの、注意して走れば何も問題はなく、ルート後半の2車線区間に飛び出したところでアクセル・オン!
終盤、真新しい巨大なループ橋で安房天津へと一気に駆け下るまで、文字通り変化に富んだドライビングを楽しむことができるのです。
相変わらず、楽しい道だと思いました。
交通量もそこそこありましたが、南に下りK186へとスイッチした途端、予想通り路上からは誰もいなくなりました。
マイペースを取り戻し、風を切って走るボクスター。
何の変哲もないローカル県道で距離も数kmしかありませんが、このような「走れる道」を探して繋いでいくのが、房総半島ドライブの楽しみのひとつなんですよね。
終着からは海には出ず、K296を西へトラバースしていきます。
安房グリーンラインへと繋ぎますが、房総随一の快走路だったこの広域農道も最近はすっかり往来が増えており、今日は思うように走ることができません。
ということで、腹が減ったこともあり、ゴールの太平洋まで達することなくUターン。
前方をカッ飛ぶ2台のバイクに引っ張られながら北へと戻り、昼飯を喰うべくK296を東に向かいました。
館山市郊外のトンカツ屋、「とんかつや」。
そのまんまにも程があるネーミングの店ですが(笑)、1月の初訪店でその旨さにビックリし、再びやってきた次第です。
開店直前の店の前にいたのは、先ほどグリーンラインで先行していた2人組の地元ライダー。
彼らも房総の旨い店を良く知っているようで、とんかつやも再訪したとのことです。
この店は、メニューに並ぶ様々なブランド豚から客が選ぶという楽しいスタイルなのですが、今回は群馬県産の「超力豚」を発注。
サシが入っているというロース肉は絶妙の加減で揚げられており、今回もまたその旨さに驚かされました。
肉が旨いのはもちろんですが、それ以上に揚げ方が上手いのだろうと思います。
ごちそうさま、また来ます!
とは言え、例によって幹線道路などを使う気はサラサラ無く、ホーム・コースとしている内陸部の県道を結んで走ります。
店の前にいた2人のライダーに手を振ってK296を戻り、K88を北上。
高めのギアを選び、気持ちの良いクルージングが続きます。
平久里[へぐり]から山の中に入ったところでK184へと左折、桜の名所でもある佐久間ダム湖に寄ってみました。
まだ咲いてないのかな・・・と思いきや、よく見ると既に散ってしまっている模様。
このダム湖周辺には数種類の桜が植えられているようで、辺りには蕾のままの木や三分咲き程度の姿もあります。
どうやら、ちょうど早咲きと遅咲きの合間に来てしまったようです(涙)。
ルートに戻り、ライダーに人気のK182/もみじロードを経由して、まだ空いているアクアラインで家に向かいました。
本日の走行距離は、292km。
走行時間は5時間03分、平均速度は59km/h。
平均燃費は、11.4km/lでした。
走り慣れているはずの房総半島ですが、今回は初走行の林道で、軽くアドベンチャー気分を楽しむことができました。
意外なことに千葉県の林道は329路線もあり、その総延長は601kmにも及ぶのだそうです。
さすがにボクスターでガチのダート林道へ踏み込もうとは思いませんが、今回の坂畑林道や昨年2月に走った嶺岡中央林道のような、オール・ターマックの林道も少なくないようですね。
・・・えぇ、キライじゃないですそんな道(笑)。
いずれまた、探訪ドライブに出かけるとしましょう。