クルマ仲間のsuite-spiralさんの企画で、これから一泊のツーリングに出ます。
6時前には彼のポルシェ・911カレラS・カブリオレ、M郎さんのBMW ALPINA B3 GT3、ShimaさんのBMW ALPINAロードスター、私のポルシェ・ボクスターが揃いました。
各車トランシーバをONにしてスタート、途中でVIPバリに護衛車両の先導を受けたりしながら(汗)、上信越自動車道を西へと走っていきます。
お盆の時期ともあってか交通量は少なくありませんでしたが、碓井軽井沢ICで多くのクルマが出て行ってからは、安全なマイペース走行が続きました。
200kmほど走って、信濃町ICでアウト。
ETCゲートを出るタイミングで幌を下ろし、カレラS/ALPINAロードスター/B3 GT3/ボクスターのオーダーで、ツーリングが始まりました。
野尻湖から斑尾高原へと駆け上がるK504-K97は、たいへん気持ちの良いワインディング・ロードです。
夏のスキー場を抜け、飯山の市街地まで続くダウンヒルも最高でした。
そのまま木島平方面へと走り、目指すはK354の終点にある馬曲[まぐせ]温泉「
望郷の湯」。
下界の景色は雲に隠れており、ブンブンと唸るアブとの闘いを強いられたりもしましたが(汗)、
5年前と同様ロケーションもお湯も言うことなしの素晴らしさです。
心ゆくまで朝風呂を堪能し、湯上がりにはソフトクリームでクール・ダウン。
殆ど喰わないうちに落っことしてしまい、途方に暮れるsuite-spiralさんを見かねてもうひとつサービスしてくれた売店のおにいさんに、この場を借りて私からも篤く御礼を申し上げます(伏)。
麓まで戻り、K95で信越国境の関田峠を目指します。
路面はあまり良くなく、バンプやアンジュレーションが多数仕込まれており、なかなかタフなコンディション。
しかしながら低木の高原地帯を抜ける県道はとても明るく、前を行くカレラSのアクラポビッチ・チタン製エグゾーストから放たれる快音に聴き惚れながら、ひたすら楽しくステアリングを切りまくりました。
新潟県に入り、ビジター・センターの駐車場でひとやすみ。
霧で景色はイマイチでしたが、このところの猛暑がウソのような涼しさです。
信州中野からやってきたという家族連れの皆さんに「カッコいいクルマ!」と声をかけていただき、暫し歓談。
何かと神経質な世の中ですが、イイ歳こいたオッサン4人は、とてもあたたかな気持ちになりました。
降り出した雨にソフト・トップを閉め、上越市まで下っていきます。
すっかり腹ペコのメンバーは、suite-spiralさんが予約してくれていた、高田城址公園のすぐ近くにある「鮨 糀谷」に入りました。
個人的に、正月以外に鮨を喰うことはほとんど無いのですが、供された1.5人前の握りはどれもこれもビックリするほどの旨さです。
日本海で上がったというネタはもちろん、シャリも酢も握りも抜群なのだってことが、あまり鮨を喰わない私でも容易に理解できるレベル。
これでランチ価格1,100円と言いますから、心底畏れ入りました。
チャンネーとつまむザギンのシースーがどれほどのものだか知りませんが(←?)、いずれまたこの店で鮨を喰おうと決めた次第です。
土砂降りに霞む荒れた日本海を右手にR8を走り、西頸城[にしくびき]広域農道にアタックすべく名立からK245を内陸に向かいますが、崩落通行止め(涙)。
一同、もう十分走ったということで、宿へ向かうことになりました。
クルマが多く退屈なR148を睡魔と激闘しながら南へと下り、長野県に戻ってK114を快走し、山奥の小谷[おたり]温泉「
大湯元 山田旅館」に到着です。
歴史を感じる木造の建屋、一階の二間で荷を解き、問答無用で展望風呂へ。
深い谷へと突き出した半露天風呂には温めの湯が満たされており、24℃の涼しい空気の中で、最高のリラクゼーションを堪能しました。
素朴ながら山海の幸が並ぶ晩飯を文字通り腹が一杯になるまで喰い倒し、食後は部屋で寛いだり、外湯や内湯に浸かったり。
22時前には就寝、久しぶりにエアコン無しで、布団にくるまって爆睡しました。
いや~、極楽です(笑)。
つづく。