クルマ仲間のKさんと、師走の箱根を軽く走ってきました。
東名高速道路から小田原厚木道路を経由し、箱根ターンパイク(アネスト岩田ターンパイク箱根)へ向かいます。
午後から雨の予報が出ている空は一面雲に覆われ、日の出の時刻を過ぎてなお薄暗く寒いのですが、それ故か放射冷却を免れた路面は凍結などしていないようで、料金所のおじさんも「大丈夫です!」と太鼓判。
ボクスターの幌を下ろし、ドライビング・モードをスポーツ・プラスにセットして、マイアミ・ブルーのポルシェ・718ケイマンと共にゲート・インしました。
ダンパーをビルシュタイン・B6ダンプトロニックに換装したばかりのボクスターは、ターンパイクの高速コーナーを気持ちよくトレースしていきます。
特にターン・イン時の挙動から雑味が消え、個人的にはあまり得意ではないロング・コーナーにも、より安心して入っていけるようになりました。
その様子は背後から見ていても良くわかるらしく、Kさん曰く「ボクスターの姿勢は常にフラットで、コーナーや路面のギャップにもぜんぜん影響されなくなった」とのこと。
いや~、嬉しいですねぇ。
終着の大観山はガラガラで、曇天にもかかわらず望外の富士山が待っていてくれました。
ひとやすみしたところで、「『椿』行くか!」「了解!」
K75/椿ラインは、ターンパイクとは真逆のタフな屈曲ルートです。
奥湯河原温泉までの急坂路を、Kさんに続いて駆け下っていきました。
野太いエグゾースト・ノートを放ちつつ前を行く718ケイマンはPASMを装備しないノーマル・サスペンション仕様ですが、タイト・コーナーでも殆どロールしていないように見えます。
やはりグッとスポーツ寄りのセッティングになっているらしく、コーナリングは掛け値なしに素晴らしい一方、荒れた路面での突き上げなどはある程度仕方ない、とKさんは笑っていました。
ちなみに彼が以前に乗っていた981型ケイマンもノーマル・サスでしたが、982型となってコーナリング性能は各段に進歩した、と言います。
6気筒NAから4気筒ターボへのスワップばかりが取り沙汰されるものの、パワー&トルク・アップに見合ったシャシー性能への強化が図られた982型は、より速く走らせることのできるクルマになったということなのでしょう。
一方の私も、718ケイマンに引っ張ってもらいながらダウンヒルを大いに楽しみましたが、改めて思ったのが、ボクスターに履かせているタイヤ=ファルケン・アゼニスFK510の良さ。
9月の装着以来、最もハードなワインディング・ランに供したFK510は、そのグリップやレスポンスにも文句のつけようがありませんでした。
ダンパーの新調やアライメントの最適化を経ているとは言え、私のドライビングの範疇では、Nマーキングのピレリ・P Zeroと同等のパフォーマンス・レベルだと感じます。
加えてコンフォート感はプラス、コストは約80%。
これでライフが同等以上(F:20,000km、R:15,000km)であれば言うこと無しなのですが、どうでしょうかね。
ちなみに現在、FK510は装着後10,000km。
前後とも、順調に減っているように見えます(笑)。
椿ラインを下りきったところでUターン、途中のパーキングまで駆け上がったところで、ドライビング的には早くもお腹いっぱいになったオッサン2名。
もはや、温泉と昼飯のことしか頭にありません(笑)。
クール・ダウンの後に湯河原温泉まで出て、「日帰り温泉 こごめの湯」に立ち寄りました。
立派な建屋に大きな内風呂と露天風呂が備わっており、客も少なめでゆっくりと寛ぐことができます。
オープン・ドライブで冷え切った手足をじんわりと温めてから、休憩室で昼飯の算段。
結果、海まで下りて魚を喰おうということになり、真鶴半島の付け根にある「福浦漁港 みなと食堂」に行ってみました。
ここはどうやら大人気の店らしく、11時の開店ちょうどに到着したものの、店内は既に満席。
店外のテラスで喰った定食は、干物もフライも煮付も抜群に旨かったのですが、我々にはとにかく量が多過ぎです。
ランチの値段も概ね2,000円以上なので、もう少し量を減らして1,000円台にしてくれたらいいのになーと、Kさんと二人して腹をさすりながら帰路に就いたのでした(笑)。
本日の走行距離は、227km。
走行時間は3時間54分、平均速度は60km/h。
平均燃費は、9.5km/lでした。
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Kさん、どうもありがとうございました!
この日の夕方から夜にかけて関東には冷たい雨が降りましたが、箱根は雪だったとのこと。
何ともいいタイミングでしたねぇ(笑)。
近いうちに、また走りに行きましょう!