ボクスターを含むポルシェ車の作業実績が多数あり、ビルシュタインからもプロショップとして認定されていますので、安心して任せることができます。
メカニックの方が「足回りのセッティングはどこにも負けない」と言っていたのが実に印象的で、とても頼もしく思えました。
事前のチェック&打ち合わせを経て、土曜日に入庫。
その日は最寄の東京メトロ千駄木駅近くの「毛家麺店」で、名物と謳われる担々麺を喰ってから帰りました。
蛇足ですが、大満足の旨さでした(笑)。
翌日夕刻、ボクスターを引き取りに再訪。
アライメント調整も済ませ、試走でも問題ないことを確認しているとのことでした。
純正形状のビルシュタイン・B6ダンパーに現用のPASM用スプリングを巻いているため、標準マイナス1cmと言われる車高は上がりもせず下がりもせず、ほとんど変化していないように見えます。
大渋滞中の首都高には乗らず、それでもやはり混んでいる夜の一般道で帰路に就きました。
ゴー/ストップの続く混雑した市街地走行において、ボクスターは明らかに乗り心地が良くなっていました。
アスファルトの目地や段差を越えるときの突き上げ感が、極めて丸くなっているのです。
ロード・ノイズも低減し、とても静かになりました。
気のせいかもしれませんが、停車時のアイドリング振動も少なくなったように思えます。
これらの印象は、PASMをスポーツ・シャシーにセットしてもあまり変わりありません。
混雑する一般道をダラダラと走り続けただけですから、PASMのコントロール・ユニットは「ったく、チンタラ走ってんじゃねぇよちくしょうめ・・・。おぅ、てめぇら!減衰力はユルユルの最低レベルでいいからな!」と、4本の新品ダンパーに指示を出していたものと思われます(←そうか?)。
そんなわけで、交換後の初日は肝心のダイナミクス性能を測ることはできず、「低速走行における快適性能の大幅な向上」を体感するのみとなりました。
スポーツカーにあるまじき滑らかな乗り心地でたいへん結構・・・とは言え、この柔らかさのままでは、今までのようにマイペースで好き放題走らせることはできそうにありません(笑)。
ハイウェイでアクセルを踏み込み、ワインディングでステアリングを切り込めば、PASMのリアルタイム制御により4本のダンプトロニックが最適な減衰力に調整され、ビシッ!としたダンピングが得られるはずなのですが、どうでしょうか。
次の週末にでも、検証したいと思います!