この付近は何度も走っているのに初めて訪れた鹿野山九十九谷展望広場には、仲間とそれぞれのクルマが待っていてくれました。
平謝りの私を笑って迎えてくれたのは、ALPINA B3の松さん、同B3 GT3のM郎さん、同ロードスターのShimaさん、ポルシェ・911カレラSカブリオレのsuite-spiralさんと、その助手席に乗るこだまさんの計5名&4台です。
空は一面の雲に覆われていましたが、予報は晴れ方向。
眼下から遠く拡がる房総の山々の景色もなかなかのもので、ここにはいずれまたやって来ようと思いました。
松さんを先頭にK93で鹿野山を駆け下り、R465を経てK182/もみじラインを快走。
前を行く4台の走りとエグゾースト・サウンドが、最後尾の私をとても幸せな気分にさせてくれます。
再舗装されたK88狭隘区間の鬼門「しいたけ村コーナー」を全車難なくクリアし、増間ダム下のK258でワインディングを楽しんでから、K88に復帰し道の駅「
三芳村 鄙の里」にて小休止。
風は冷たく寒いのですが、頭上には青空が拡がってきました。
ここからはボクスターの助手席にこだまさんを迎え、Shimaさんの先導で房総半島南端を目指します。
旧くからのクルマ仲間であるこだまさんは、ALPINA B3Sをメインとしながらも、フィアット・パンダ100HPやアウディ・S8/R8/S1など、いずれもマニアックで魅力的なクルマを乗り継いできている人です。
広域農道/安房グリーンラインを走ってこだまさんに言われたボクスターの印象は、軽快さとオープンの気持ち良さ、そして乗り心地の良さ。
結構気に入ってもらえたようで、私としても嬉しい限りです(笑)。
グリーンラインを走りきった先には太平洋が輝いており、暖かな風が吹いていました。
次なる松さんの指示は、鴨川を経て鵜原のラーメン屋へと向かうこと。
素人さん(何の?)は安易にカーナビ任せにして海沿いの幹線国道を50km以上もチンタラと走るのでしょうが、我々がそんな退屈なルートを走ったら、居眠り運転を誘発し事故に繋がることは火を見るよりも明らかです(汗)。
そこで不肖・私がパイロット役となり、R410からK186→R410→K34→K181と内陸ルートで鴨川まで快走。
菜の花畑を過ぎてからは松さんにバトンタッチし、R128沿い・鵜原駅近くの「えびね」に到着しました。
挽肉やタマネギがたっぷり入ったラー油系のスープはこれぞ正統派の勝浦タンタンメンと言った趣で、辛みと旨みのバランスがとてもいい感じです。
さすがは松さん、いい店知ってるなぁと改めて思いました。
ちなみにこの店のタンタンメンには、更なる激辛オプションとして「レッドゾーン」や「オーバーヒート」なるメニューがあります。
酒と辛い物に滅法強いShimaさんが注文したところ、「まずいから、やめときな」と店主に断られてしまいました。
「まずいから」って(笑)。
ライオネス・コーヒー・キャンディで口腔内を中和しつつ、ボクスターを先頭にR128を安房天津まで戻ってK81を北上。
再び山中へと駆け上がり、狭い道フェチな皆さんお待ちかねの清澄養老ラインをアクセル開けて走ります。
断崖に刻まれたリアル1車線区間をこれでもか!と走りましたが、バック・ミラーに映るカレラSカブリオレの姿が小さくなることは一度もありませんでした(汗)。
「
七里川温泉」は、囲炉裏端で食事をするお客さんで大賑わい。
800円を払って煙モクモクのロビーを通り抜け、屋上の露天風呂で一同のんびりと寛ぎました。
適度な湯温とそよぐ涼風が抜群に気持ち良く、長風呂派のM郎さんやsuite-spiralさんは放っておけば何時間でも入っていそうな勢いです(笑)。
ラーメン、温泉とクリアした松さん、次は「ソフトクリームが食べたい」だって(笑)。
そんな子供のような欲望を満たすべく私が三度先頭に立ち、R465や裏道を駆使して北上を続けます。
途中、予報にも無かった強い雨に降られ、3台のオープンカーが慌てて幌を上げる一幕もありましたが、それもほんの10分ほどのこと。
道の駅「
木更津うまくたの里」に着く頃には青空が戻り、路面には雨の痕跡すらありませんでした。
ピーナッツ・ソフトクリームを舐め倒したオッサンたちは、再開を誓ってここで解散。
私はアクアラインで始まったばかりの渋滞をなんとか切り抜けて家へ帰り、汚れたボクスターを軽~く洗いました。
本日の走行距離は、342km。
走行時間は5時間52分、平均速度は60km/h。
平均燃費は、9.7km/lでした。
松さん、皆さん、どうもありがとうございました。
近いうちにまた走りに&食べに行きましょう!