鹿児島県・野々湯温泉の朝は快晴、気温は4度!
両玉を完全に収納し縮んだ袋を携えつつ、「さみ!さみさみさみさみさみさみ(寒い寒い・・・の意)」と呪文のように唱えながら、別棟にある風呂まで小走りで向かう。
「嗚呼ッ!」と思わず声を上ずらせて風呂に飛び込み、放心状態で袋がだらしなく弛緩するのに任せる。
これぞ、朝風呂の醍醐味なのだ(←そうか?)。
朝飯をたんまり喰ってチェック・アウト。
決して豪華な宿ではなく、かつ超簡素な湯治部屋での宿泊であったが、風呂と食事は本当に素晴らしい。
これで二食つき8,000円以下で泊まれるのだから、ドラ宿としては最高の部類に入ると思う。
今日は、九州最終日。
とは言っても関門海峡へと戻るのではなく、鹿児島県南東部の志布志港まで走り、フェリーで大阪へ向かうのだ。
幌を開けてまずはR223を東へ走り、御池に到着。
青空に映える高千穂峰の下、静かな湖面にアングラーがフライを何度もキャストしていた。
K417→K46とローカル県道を結んで交通量の多いR269を我慢の走行、田野からはK28で杉林を眺めながら南下。
その先は広域農道/黒潮ロードを快走し、飫肥[おび]の街に立ち寄った。
3年前には夕刻で入城できなかった飫肥城址は、秋の陽に影を伸ばす杉並木が実に印象的であった。
昼時となり、今日もやっぱりラーメンを喰う。
「あかえラーメン」はごく普通の住宅街にあるのだが、驚いたことに満員御礼だ。
10分ほど待って頼んだラーメンには、大量のもやしと小さいながら焼豚が4枚も載っている。
ここの宮崎ラーメンもまた、とんこつなのに脂っぽさがまったく無い。
後半戦は卓上のニンニク醤油で変化をつけつつ、今回もスープを最後まで飲み切った。
さて、少し早いが志布志港を目指そう。
黒潮ロードの続きは、九州の広域農道によくある登坂車線つきなのに誰もいない道。
続くK3も超快走路なのだが、宮崎県から鹿児島県に入った途端、1.5車線レベルの渋い道となる。
そのまま気持ちよく走り続けて、5日前に通過した志布志の街に出た。
ガソリンを満タンにし、汚れ放題のボクスターを軽く洗い、弁当などを買い込んでフェリー・ターミナルへ向かう。
三連休の初日だからであろう、港はたくさんのクルマやバイク、長距離トラックで賑わっていた。
乗船案内に従って今年就航したばかりの新造船「さんふらわあ・きりしま」の第二甲板にボクスターを積み込み、シングル・ベッドの上に荷物を放り投げてからデッキに出る。
定刻の17時55分、十六夜の月に照らされながら、フェリーは港を後にした。
船内では、プロジェクション・マッピングやベリー・ダンスのショウが行われている。
手を叩いたり歓声を上げたり、皆さん大いに盛り上がって実に楽しい雰囲気だ。
そんなイベントをベンチで眺めていると、小学生ぐらいの男の子二人が「ポルシェの人ですか?」と話しかけてきた。
乗船前の駐車場でボクスターをじっと見ていた子で、その際に私からこんにちは、と声をかけていたのだ。
訊けば彼らは、4年生と2年生の従兄弟同士。
鹿児島から子供4人を含む親戚一同9人で、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ行くのだという。
で、USJで遊んだその日の夕刻に、そのままフェリーで鹿児島まで帰るのだそうだ。
大変な弾丸ツアーだなぁとも思ったが、往復ともフェリーで2泊できる上に、運転する距離も非常に短いため、家族旅行としては極めて合理的だということに気がついた。
クルマのこと、学校のこと、東京のこと、鹿児島のこと、「キャプテン翼」のこと(ごめん、おじちゃんよく知らないんだ)など、いろいろ話しをした。
やがてお母さんたちが子供たちを連れ戻しにやってきたが、彼らはもっと話しをするんだと言って私から離れようとしない。
もう遅いからまた明日な、と立ち上がると、子供たちの相手をしていただいて申し訳ありません、とお母さんが言う。
いいえ、相手をしてもらっていたのは私の方ですよ(笑)。
本日の走行距離は、176km。
走行時間は3時間47分、平均速度は48km/h。
平均燃費は、12.9km/lであった。
「嗚呼ッ!」と思わず声を上ずらせて風呂に飛び込み、放心状態で袋がだらしなく弛緩するのに任せる。
これぞ、朝風呂の醍醐味なのだ(←そうか?)。
朝飯をたんまり喰ってチェック・アウト。
決して豪華な宿ではなく、かつ超簡素な湯治部屋での宿泊であったが、風呂と食事は本当に素晴らしい。
これで二食つき8,000円以下で泊まれるのだから、ドラ宿としては最高の部類に入ると思う。
とは言っても関門海峡へと戻るのではなく、鹿児島県南東部の志布志港まで走り、フェリーで大阪へ向かうのだ。
幌を開けてまずはR223を東へ走り、御池に到着。
青空に映える高千穂峰の下、静かな湖面にアングラーがフライを何度もキャストしていた。
K417→K46とローカル県道を結んで交通量の多いR269を我慢の走行、田野からはK28で杉林を眺めながら南下。
その先は広域農道/黒潮ロードを快走し、飫肥[おび]の街に立ち寄った。
3年前には夕刻で入城できなかった飫肥城址は、秋の陽に影を伸ばす杉並木が実に印象的であった。
昼時となり、今日もやっぱりラーメンを喰う。
「あかえラーメン」はごく普通の住宅街にあるのだが、驚いたことに満員御礼だ。
10分ほど待って頼んだラーメンには、大量のもやしと小さいながら焼豚が4枚も載っている。
ここの宮崎ラーメンもまた、とんこつなのに脂っぽさがまったく無い。
後半戦は卓上のニンニク醤油で変化をつけつつ、今回もスープを最後まで飲み切った。
黒潮ロードの続きは、九州の広域農道によくある登坂車線つきなのに誰もいない道。
続くK3も超快走路なのだが、宮崎県から鹿児島県に入った途端、1.5車線レベルの渋い道となる。
そのまま気持ちよく走り続けて、5日前に通過した志布志の街に出た。
ガソリンを満タンにし、汚れ放題のボクスターを軽く洗い、弁当などを買い込んでフェリー・ターミナルへ向かう。
三連休の初日だからであろう、港はたくさんのクルマやバイク、長距離トラックで賑わっていた。
乗船案内に従って今年就航したばかりの新造船「さんふらわあ・きりしま」の第二甲板にボクスターを積み込み、シングル・ベッドの上に荷物を放り投げてからデッキに出る。
定刻の17時55分、十六夜の月に照らされながら、フェリーは港を後にした。
船内では、プロジェクション・マッピングやベリー・ダンスのショウが行われている。
手を叩いたり歓声を上げたり、皆さん大いに盛り上がって実に楽しい雰囲気だ。
そんなイベントをベンチで眺めていると、小学生ぐらいの男の子二人が「ポルシェの人ですか?」と話しかけてきた。
乗船前の駐車場でボクスターをじっと見ていた子で、その際に私からこんにちは、と声をかけていたのだ。
訊けば彼らは、4年生と2年生の従兄弟同士。
鹿児島から子供4人を含む親戚一同9人で、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ行くのだという。
で、USJで遊んだその日の夕刻に、そのままフェリーで鹿児島まで帰るのだそうだ。
大変な弾丸ツアーだなぁとも思ったが、往復ともフェリーで2泊できる上に、運転する距離も非常に短いため、家族旅行としては極めて合理的だということに気がついた。
クルマのこと、学校のこと、東京のこと、鹿児島のこと、「キャプテン翼」のこと(ごめん、おじちゃんよく知らないんだ)など、いろいろ話しをした。
やがてお母さんたちが子供たちを連れ戻しにやってきたが、彼らはもっと話しをするんだと言って私から離れようとしない。
もう遅いからまた明日な、と立ち上がると、子供たちの相手をしていただいて申し訳ありません、とお母さんが言う。
いいえ、相手をしてもらっていたのは私の方ですよ(笑)。
本日の走行距離は、176km。
走行時間は3時間47分、平均速度は48km/h。
平均燃費は、12.9km/lであった。