さ、寒いっ!(震)
こちとらポロシャツ1枚姿、真夏の恰好で長袖の備えもありません。
ということで、今シーズン初めてシート・ヒーターのスイッチを入れ、暖房を焚きました。
お盆期間終盤の週末、連日居座っていたあったまパーになるレベルの暑く澱んだ空気が天恵の如くガラッと入れ替わり、初秋のような風が吹いた関東地方。
渋滞回避のためいつもより1時間早く家を出たのですが、早朝でいくら涼しいとは言え、8月中旬の伊豆半島でヒーターを入れて走ることになるとは・・・。
やっぱり、何か狂ってますね(汗)。
海沿いをトレースするK17は、未改良区間を多く残す大好きなワインディング・ロードです。
例によってセイフティ・ファーストを堅持しつつ、無人の県道をアクセル開けて走りました。
事情により(汗)4輪共にワン・サイズ細く、かつ前後で異なる銘柄のタイヤを履いている現在のボクスターは、このような道でプッシュしていくと、徐々に標準との違いを感じとることができます。
加減速感に差異は無いのですが、旋回時のグリップ・レベルとバランスがやはり劣るようで、タイト・コーナーでフロントからのスキール音が早めに聞こえてくるようになりました。
ま、違いと言ってもこの程度なので大した問題ではありませんけど、やはり前後同銘柄で純正サイズに揃えたいですね。
今のタイヤ、頑張って減らさなきゃ(笑)。
さすがに暖房はカットしたものの、冷房の必要性などはまったく感じられず、戸田港での小休止を挟んで冷涼かつ爽快なオープン・エア・ドライビングが続きました。
土肥から先、いつもは交通量が増えるR136も今日はまだガラガラ。
マイペースで走りながら温泉にでも入ろうと思い立ち、久しぶりに「沢田公園露天風呂」へ寄ってみます。
時刻はまだ7時前、対して露天風呂の営業開始は9時からと看板にはありましたが、既に開いていた料金所のおばちゃんに魅力全開スマイルで訊いてみたところ、入れますよ、との嬉しい答え。
駿河湾を見下ろす小さな露天風呂には涼やかな風が吹き抜け、適温の湯に長く浸かってオーバーヒート気味となったラジエター構造の袋を、通常運転温度にまで迅速に冷やしてくれるのでありました。
いや~、素晴らしすぎます。
風呂から上がれば、お腹がグー。
旨い朝飯を喰うべく、松崎港の一角にある「民芸茶房」に入りました。
今から9年前にクルマ仲間のこだまさんに初めて連れられてきて以来、個人的に定番のドラ飯処とさせてもらっています。
味や値段はもちろんのこと、隣接するホテルのレストランとして営業しているため、朝7時半から店を開けてくれているのが本当にありがたいんですよねぇ。
この日は朝食時間と重なっていたためか宿泊客の皆さんでほぼ満席、私は隅っこの席を使わせてもらい、大好きな干物定食をゆっくりといただきました。
時刻はまだ8時半ですが、今日はこれ以上の深追いはせずに、拷問のようなお盆のUターン・ラッシュが始まる前に帰宅すべく、R136を戻ります。
宇久須からは、K410で尾根筋までのヒルクライム。
一気に駆け上がる高低差は羊腸の屈曲路を山腹に刻み、設えられたコーク・スクリューがミドシップのボクスターをしてイン・リフトを誘発せしめるほどのタフなルートではありますが、この道が大好きなのは私だけではありませんよね(笑)。
終着の西天城高原でひとやすみした後、K411から西伊豆スカイラインへと北に向かう超快走クルージングを開始します。
つい先日、この道を走ったというクルマ仲間のDachiさんは、夏の凶悪な濃霧に難儀したとのことでしたが、幸いなことに今日はギンッギンのド快晴。
夏の疲れや都会の汚れを一気に蒸散させてくれる清冽な風を浴びながら、ボクスターは走り続けました。
修善寺まで下ったら、山伏峠まで駆け上がり、伊豆スカイラインで熱海峠まで。
この道は観光バスなどが立ちはだかると速度が激減し、居眠り運転を誘発する大変危険な道路に成り下がるのですが、この時点では少なくとも上り方向に目立った前走車はなく、富士山を眺めながら安全&快適に走ることができました。
K20で箱根エリアに入り、大賑わいの大観山パーキングで小休止してからターンパイクを下って、まだ空いている小田原厚木道路→東名高速道路で自宅へと帰りました。
晴天の下、暑さを感じることなく終始「開けっ放し」で走ることができたのは、何週間ぶりだろう・・・。
そんなことを考えさせられた、本当に気持ちの良い早朝ドライブでした。
帰宅後はボクスターを軽く洗い、ビール片手にスマートフォンで渋滞情報をチェック。
最高です(笑)。