5月中旬、ボクスター購入後11回目のエンジン・オイル&フィルター交換をしていたときのことです。
フィルター・ハウジングの周辺に白く水が乾いたような跡があり、併せてその上部にあるラバー・ホースが濡れていることが発覚しました。
見ていてしたたるほどの量ではありませんが、濡れているホースをウェスで拭ってみたところ、その水はうっすらピンク色。
どうやら、冷却水が漏れているようです(汗)。
コレはアカン・・・とは思ったものの、その時点でボクスターにトラブルの兆候は出ていませんでした。
ドライブ中の水温は90℃で安定しており、クーラント・レベルに関するウォーニングも表示されておらず、至って平穏です。
つまり、今のところ走行に問題は無いものの、どこかから冷却水がチビチビと漏れているような状況。
もちろん放っておくワケにはいきませんので、次の週末にディーラーのサービス工場へと向かいました。
リフト・アップしたボクスターを一緒にチェックしてもらった結果、メカニックの方の所見は「吹き返しの可能性が高いです」。
タンクやホース類が割れたり切れたりしているのではなく、何らかの理由で冷却水が投入口から吹き返しているのではないか、と。
だとすれば一安心ですが、いずれにせよ加圧テストなどによりクーリング・チャネルをすべて確認していただけるとのことで、その日はボクスターを預けて帰りました。
週明け、サービス担当の方から電話がありました。
本格的にブチ壊れていたらどうしよう・・・とビビりながら電話に出ましたが、当初の見立ての通り、「吹き返し」だったとの由。
しかしその原因は、まったく予想していなかったものでした。
[状況]
-クーリング・チャネルの内圧上昇により投入口から吹き返した冷却水が、車体下部に垂れていた。
-タンクやパイプ、ホース類は異常なし。
[原因]
-冷却水が規定量よりやや多めに充填されていたこと。
-左側ラジエターのクーリング・ファンが、小石を噛みこんで回らなくなっていたこと(!)。
要するに、ファン停止による冷却力の低下が水温および内圧の上昇を惹起し、多めに入っていた冷却水が吹き返したのだそうです。
とは言え内圧も水温もシステムに影響が出るレベルまでには上がっておらず、吹き返した冷却水もごく僅かだったとのこと。
こんなことがあるんですねぇ・・・。
噛み込んでいた小石を外し、ファンの作動に問題が無いことをファクトリーで確認、冷却水を規定量まで減らした上でのロード・テストを経て、ボクスターを無事に戻していただきました。
しかしどこから入り込んだんでしょうねぇ、小石・・・。
ボクスターのラジエターは、フロント・グリル内に左右分割して設置されており、それぞれ直後にクーリング・ファンを備えています。
正面から見るとラジエターはグリル開口部の奥に目視できますが、ファンはその裏、バンパーの内部にあるため見ることができず、小石などが前方から入る余地も無さそうです。
ただ、ラジエター後方=タイヤ・ハウス内には排気用のスリットがあるので、何かの拍子にここから飛び込んだのかもしれませんねぇ。
ちなみに類例の事案はゼロでは無いらしく、サービス・アドバイザーの方によれば、試乗車でほぼ同様の事象が一度発生したことがあったそうです。
ということで、クーラント漏れ騒動はこれにて一件落着。
ありがたいことに費用はかかりませんでしたが、何よりも冷却系のトラブルではなくて本当に良かったと思っています。
ま、ほぼ現行アーキテクチャのボクスターが、たかだか3年弱/8万km程度のチンタラ走行でブッ壊れるなんて、ポルシェ的にもあり得ないでしょうからねぇ(笑)。
ジャダーも水漏れも治ったことですし、さ、次はどこへ走りに行きましょうかね!
フィルター・ハウジングの周辺に白く水が乾いたような跡があり、併せてその上部にあるラバー・ホースが濡れていることが発覚しました。
見ていてしたたるほどの量ではありませんが、濡れているホースをウェスで拭ってみたところ、その水はうっすらピンク色。
どうやら、冷却水が漏れているようです(汗)。
コレはアカン・・・とは思ったものの、その時点でボクスターにトラブルの兆候は出ていませんでした。
ドライブ中の水温は90℃で安定しており、クーラント・レベルに関するウォーニングも表示されておらず、至って平穏です。
つまり、今のところ走行に問題は無いものの、どこかから冷却水がチビチビと漏れているような状況。
もちろん放っておくワケにはいきませんので、次の週末にディーラーのサービス工場へと向かいました。
リフト・アップしたボクスターを一緒にチェックしてもらった結果、メカニックの方の所見は「吹き返しの可能性が高いです」。
タンクやホース類が割れたり切れたりしているのではなく、何らかの理由で冷却水が投入口から吹き返しているのではないか、と。
だとすれば一安心ですが、いずれにせよ加圧テストなどによりクーリング・チャネルをすべて確認していただけるとのことで、その日はボクスターを預けて帰りました。
週明け、サービス担当の方から電話がありました。
本格的にブチ壊れていたらどうしよう・・・とビビりながら電話に出ましたが、当初の見立ての通り、「吹き返し」だったとの由。
しかしその原因は、まったく予想していなかったものでした。
[状況]
-クーリング・チャネルの内圧上昇により投入口から吹き返した冷却水が、車体下部に垂れていた。
-タンクやパイプ、ホース類は異常なし。
[原因]
-冷却水が規定量よりやや多めに充填されていたこと。
-左側ラジエターのクーリング・ファンが、小石を噛みこんで回らなくなっていたこと(!)。
要するに、ファン停止による冷却力の低下が水温および内圧の上昇を惹起し、多めに入っていた冷却水が吹き返したのだそうです。
とは言え内圧も水温もシステムに影響が出るレベルまでには上がっておらず、吹き返した冷却水もごく僅かだったとのこと。
こんなことがあるんですねぇ・・・。
噛み込んでいた小石を外し、ファンの作動に問題が無いことをファクトリーで確認、冷却水を規定量まで減らした上でのロード・テストを経て、ボクスターを無事に戻していただきました。
しかしどこから入り込んだんでしょうねぇ、小石・・・。
ボクスターのラジエターは、フロント・グリル内に左右分割して設置されており、それぞれ直後にクーリング・ファンを備えています。
正面から見るとラジエターはグリル開口部の奥に目視できますが、ファンはその裏、バンパーの内部にあるため見ることができず、小石などが前方から入る余地も無さそうです。
ただ、ラジエター後方=タイヤ・ハウス内には排気用のスリットがあるので、何かの拍子にここから飛び込んだのかもしれませんねぇ。
ちなみに類例の事案はゼロでは無いらしく、サービス・アドバイザーの方によれば、試乗車でほぼ同様の事象が一度発生したことがあったそうです。
ということで、クーラント漏れ騒動はこれにて一件落着。
ありがたいことに費用はかかりませんでしたが、何よりも冷却系のトラブルではなくて本当に良かったと思っています。
ま、ほぼ現行アーキテクチャのボクスターが、たかだか3年弱/8万km程度のチンタラ走行でブッ壊れるなんて、ポルシェ的にもあり得ないでしょうからねぇ(笑)。
ジャダーも水漏れも治ったことですし、さ、次はどこへ走りに行きましょうかね!