3日目、高松の朝も晴天!
徳島県に突入、吉野川を挟んだ国道の対岸/K12を走り、R32を南下。
大歩危[おおぼけ]の観光船乗り場では、深い渓谷にたくさんのこいのぼりが架けられていました。
K45で祖谷[いや]に移動、多くの観光客で賑わうかずら橋を久しぶりに渡ってみましたが、グラグラと揺れてやっぱり恐ろしいですね・・・(汗)。
無事に渡りきってから近くの売店の軒先で香ばしく焼かれていた「でこまわし(味噌田楽の串焼き)」を買い、琵琶の滝を眺めながら喰いました。
こういうの、大好きなんです(笑)。
人ごみを後にして、断崖路のK32で祖谷渓をドライブします。
相変わらず狭くてところどころ荒れているタフな道ですが、素晴らしい新緑の中をオープンで走るのはたまりませんね。
交通量の少ないR192を西に走り、徳島自動車道を経由して松山に到着。
「カンデオホテルズ松山大街道」にチェック・イン、少し早めですが晩飯を喰いに街へと出ました。
鯛めしは昨年、道後温泉で喰いましたが、それは鯛の刺身をだし醤油とともに生卵に混ぜてご飯にかけた一品。
今回は松山市内の「秋嘉(AKA)」で、炊き込みご飯スタイルの鯛めしを択びました。
土鍋で炊かれたご飯によくほぐした鯛の身を薬味とともに混ぜ込んで喰うと、コレがもう最高!
大満足です。
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早朝、松山の街を出てR33を南下。
それなりにあった交通量は、予想通り無料のバイパスである三坂道路に全て流れ、旧道となったフル2車線のR440は走り放題となります。
R33と合流し再び別れたR440で緑の中を走り続け、地芳トンネル手前から1.5車線の旧国道を上り、地芳峠経由で四国カルストに出ました。
今回もまずまずの天気に恵まれ、眼前には素晴らしい天上界の風景が拡がっています。
ホント、ここは何度来てもいいですねぇ。
広域農道で下山、R197沿いの道の駅「ゆすはら」でひとやすみしたら、次は四万十川へと向かいます。
R320→R381と快走を続け、広狭混在のR441を南下するのですが、さすがはゴールデン・ウィーク。
狭い道に慣れていない方々も多いらしく、そのとばっちりで15分ほどのすれ違い渋滞に巻き込まれたりもしました(涙)。
ちょうど腹も減ってきたので、沿道の農家レストラン「しゃえんじり」に寄ります。
レストランというよりは、地元のおばちゃんたちが公民館で家庭料理を振る舞っているような感じ。
バイキング形式の食べ放題とはいえ1,300円はちょっと高いような気もしますが、量はもちろん雰囲気も味も文句なしです。
豆ごはんや筍の煮付け、野菜の天ぷら、鹿肉のコロッケなどどれもこれも実に旨く、店外のテーブルで四万十川の風に吹かれながら腹一杯喰わせていただきました。
田園のK50からR56で宿毛の街に出、R321をのんびりと南下して大月町の「ホテルベルリーフ大月」に到着しました。
手つかずの入り江を見下ろす崖の上に建てられたホテルの周囲は実に静かで、部屋の窓からは空と山と海だけしか見えません。
いや~、いいところですねぇ。
シャツや下着類をランドリー・コーナーの洗濯機にブチ込んでから、大浴場へと向かいました。
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好天が続く今回の旅行も、5日目になって変わり目を迎えた模様。
四万十市でR321からR56にスイッチするあたりでポツポツと雨が降り始め、仕方なくボクスターの幌を上げて走ります。
とは言え、雨は降ったり止んだりで、道の駅「なぶら土佐佐賀」の近くで開催されていた地元のお祭りは、傘をささずに見学することができました。
それにしても国道はクルマが多く、他人のペースで走らされ続けていると、どうにも眠くなってきます。
ということで須崎からK47、通称「横浪黒潮ライン」へとエスケイプ。
断崖上のワインディングに敷かれたアスファルトはところどころ荒れており、さらにゼブラ・ペイントやキャッツ・アイが幾多のコーナーに設えらえています。
が、チンタラ国道に較べりゃ100万倍もマシなんですよ(笑)。
途中のパーキングでは、1974年式のポルシェ・911に乗るおじさん・・・いや、おじいさんにご挨拶。
アメリカから持ってきたこの個体をコツコツと治して乗り続けているとのことで、気晴らしにときどきこのワインディングへと走りに来るのだそうです。
素晴らしいクルマ・ライフ、本当にカッコいいと思いました。
投宿地である高知市内へと向かう前に、「西島園芸団地」に立ち寄ります。
その名称だけでは何だかワケがわかりませんが、果物や野菜、花などを栽培&直売している農業系の巨大商業施設的なイメージ。
半分に割ったメロンにソフトクリームをのっけた「メロンのしっぽ」がメチャクチャ旨く、思わずもうひとつ喰おうかと思いました(笑)。
カツオのタタキをリコメンドする土佐料理系の店はたくさんありますが、なんとなくそういう気分ではなかったため、若者たちで賑わっている韓国料理屋「辛くり」に入ってみました。
で、これが旨くてビックリ!
生ビール片手にサムギョプサルやチヂミをガツガツと頬張り、最後はタッカルビの残り汁にご飯をブチ込んで残らず平らげました。
んも~、最高です!
(つづく)