■今年度:97,840円
■新年度:100,580円(今年度と同一条件)
・・・上がってるやん(汗)。
幸いなことに、私はボクスターを購入した2014年の9月から現在に至るまで事故に遭ったことはなく、当然ながら自動車保険を使ったこともありません。
保険を使わなけりゃ割引の等級は上がり、翌年の保険料は下がるはず。
実際、見積書には15等級から16等級に上がる旨が明記されており、割引率もアップすることになっています。
更に私は車両保険を付帯し、その保険金額を上限値まで設定しています。
上限値は経年と共に下がっていくため、それに伴い保険料も下がります。
ちなみに私が契約している保険会社では、ボクスターの車両保険金額上限は今年度590万円、新年度は575万円となっています。
等級が上がり、車両保険金額が下がるのに、なぜ保険料が上がるのか。
見積書を改めてよーく見てみると、その要因が二つあることがわかりました。
一つは、「新車割引」の終了。
保険始期日が初度登録から2年以内の場合、保険料が約10%ほど割引になるとのことですが、ボクスターは新車から3年目となるため、この割引の対象外となったんですねぇ。
ま、これは今まで受けていた恩恵が無くなるだけなので、しゃーないと思っています。
そしてもう一つ、まったく想定もしていなかったのが、「型式別料率クラス」の変更です。
型式別料率クラス制度については、
4年ほど前にさんざん調べた結果、ある程度は理解できました。
損害保険料率算出機構が1年間の事故損害率(保険金支払額÷保険料収入額)をクルマの型式別に集計、その率に応じて1から9までのクラス分けを行い、保険料に反映させる制度なのだそうです。
つまり、自分が事故を起こしていなくても、同じ型式のクルマで誰かが事故を起こせば、保険料は高くなるってことですね。
料率クラスがひとつ上がると保険料は約1.2倍になるそうですから、結構デカいんですよねぇ・・・。
ちなみに私が所有しているポルシェ・ボクスター2.7の型式は、「ABA-981MA122」。
MA122型エンジンを積んだタイプ981ってことですから、覚えやすい型式ではあります(笑)。
また、同じタイプ981ボクスターでも、3.4リッター・エンジンのSやGTSの型式は「ABA-981MA123」、3.8リッターのスパイダーは「ABA-981DBX」となっていますので、いずれも料率クラス的にはボクスター2.7とは別のクルマなんですね。
ついでに兄弟車のケイマン・シリーズの型式を調べてみて、ちょっとビックリ。
ケイマン2.7が「ABA-981MA122」、S/GTSが「ABA-981MA123」、GT4が「ABA-981DBX」と、それぞれカウンターパートのボクスターと型式が同じなんです。
タイプ981は2車種×4グレード=8種類あるのに、保険的にはボクスターかケイマンかは関係なく、エンジンで3種類に分類されているってことなんですねぇ。
両車とも絶対台数が多くはないであろうことを考えると、合算してカウントしてもらえるのは、分母が増えるため料率クラス算定上はありがたいことだと思います。
ということで、ボクスター(981MA122)の料率クラスは下記の通り変更されていました。
■今年度:対人6/対物3/傷害4/車両6
■新年度:対人7/対物3/傷害4/車両6
うーん・・・。
対物や車両ならまだしも、対人賠償保険の料率クラスが上がったということは、どこかで981型のボクスター2.7やケイマン2.7による人身事故が発生してしまい、高額の保険金が支払われたということなのでしょう。
自分の保険料が2-3,000円ほど上がったことよりも、同じボクスター/ケイマンで人身事故が起きてしまった(であろう)ことのほうが、遥かに残念です。
・・・記事を書いているうちに、何だかテンションが下がってしまいました(涙)。
この春から自賠責保険料が9年ぶりに値下げとなるなど、全体的に交通事故は減少トレンドにあるようです。
それなのに料率クラスが上がったワケですから、981型ボクスター2.7は、保険的に「危険度の高いクルマ」となってしまったのだと理解しています。
私もそんなボクスターのオーナー・ドライバーの端くれとして、改めて安全第一で走ろうと強く思わされた次第です。