◆Day8
東経135度・北緯35度、「日本のへそ」だという兵庫県西脇市の朝。
バイキングの朝食をガッツリ喰ってチェック・アウト、まずはR427を北に向かう。
東経135度・北緯35度、「日本のへそ」だという兵庫県西脇市の朝。
バイキングの朝食をガッツリ喰ってチェック・アウト、まずはR427を北に向かう。
予報によれば中国地方は山陰・山陽ともに一日中曇りで、夜遅くから雨になるとのこと。
つまり昼間は降らないということなので今日は鳥取方面へ、すなわち山口→広島→岡山→兵庫と東へやってきたのにまた西へと向かうことにしたのである。
我ながら酔狂だとは思うが、これこそがノープラン・ツーリングの醍醐味なのだ（←そうか？）
行き先は、昨日までの行程で雨に阻まれて行けなかった蒜山・大山エリアである。
通勤のクルマで混雑するR427からK8へと左折すると、予想どおりトラフィックはゼロとなる。
R312を越えてなおもK8をトレース、数年前にALPINA B3でも走ったことを思い出しつつ、峠のS字ベンドをクリアしていった。
R29を経て、次のドライビング・ロードはR429。
変化に富んだ幾多のコーナーでボクスターのアジリティを堪能しながら、志引峠を越え兵庫県から岡山県に入る。
R373の道の駅「あわくらんど」で小休止し、昨日入れ換えたばかりのツーリングマップルを関西版から中国四国版に戻した。
志戸坂峠のトンネルを越えると、鳥取県。
これでようやく、沖縄を除く全ての都道府県にボクスターを踏み入れたことになる。
無料の高速道路はつまらないためすぐに降りて山間のR373を快走、智頭の街を出て今度はR482で西に走る。
これまた素晴らしい山坂道で、標高を稼ぐに連れて周辺の山々は色づきを増していく。
鳥取/岡山県境の辰巳峠から背後を振り返ると、山の高みに雪がうっすらと積もっているのが見えた。
紅葉の恩原高原を爽快に走り、また鳥取、すぐまた岡山と次々に県境を越えてゆく。
「県境付近には楽しい道が多い」というのはツーリングの定説のひとつではあるが、それにしても今日のルートは本当に楽しい。
クルマを走らせる喜びを、併せてボクスターというクルマの素晴らしさを、改めて思い知った感がある。
蒜山高原エリアに入り、K422をのんびりと走る。
そろそろ昼飯を喰おうと道の駅「風の家」に立ち寄り、名物だという蒜山焼きそばを喰った。
ソースではなく味噌ダレで仕立ててあり、豚肉ではなく鶏肉が入っている。
いずれにせよ、とてもおいしくいただくことができた。
K114/蒜山大山スカイラインを駆け上がっていくと、曇りの予報を蹴散らして、急激に青空が拡がり始める。
これはもはや完全なるポジティブ・サプライズで、ガス・ペダルを踏む足にも自然と力が入る。
休憩所の鬼女台からは、新雪に輝く険しい稜線の大山を望むことができた。
いや～、本当に来て良かった！
達成感に満たされながらK45→K158→K30と中腹を時計回りに半周、アップ・ダウンと様々なコーナーが織り成すワインディングでボクスターの走りを存分に楽しみ、大山エリアを後にした。
日本海側へと下山したら、先ほど予約した宿へ向かう。
ここから再び、東へと走るのだ。
山陰道の無料区間を使って走り続け、鳥取県からまたまた兵庫県に入り、R178をフォローしていく。
香住からは、国道を捨ててK11を択ぶ。
この道は日本海に沿った断崖上の屈曲路で、本来であれば素晴らしい海の景色を堪能することができるのだが、すでに日没の時刻を過ぎ、しかも一面の曇天とあって残照もないまま一気に暗くなってしまった。
いつかまた青空の下で走ろうと思いつつ、ハイ・ビームのダイナミック・コーナリング・ライトで闇を切り裂きながら2速/3速ギアでボクスターを走らせた。
最後のダウンヒルで下界に出、城崎温泉の手前にある「レイセニット城崎スイート」に到着。
部屋に入ってあまりの広さにビックリ仰天、ツイン・ベッドにダイニング・キッチン、8畳の和室までついているではないか。
どうやら温泉付きリゾート・コンドミニアムの空き部屋をホテルとして貸し出しているらしいのだが、これで一泊5,500円とは畏れ入る。
温泉大浴場から戻ってプリングルス・サワークリーム＆オニオンをツマミにビールを飲み、TVを観ながらルーム・サービスで頼んだトンカツ定食を喰う。
広々とした立派な部屋に、独りぼっち。
ツーリングで初めて、寂しいと思った（涙）。
つまり昼間は降らないということなので今日は鳥取方面へ、すなわち山口→広島→岡山→兵庫と東へやってきたのにまた西へと向かうことにしたのである。
我ながら酔狂だとは思うが、これこそがノープラン・ツーリングの醍醐味なのだ（←そうか？）
行き先は、昨日までの行程で雨に阻まれて行けなかった蒜山・大山エリアである。
通勤のクルマで混雑するR427からK8へと左折すると、予想どおりトラフィックはゼロとなる。
R312を越えてなおもK8をトレース、数年前にALPINA B3でも走ったことを思い出しつつ、峠のS字ベンドをクリアしていった。
R29を経て、次のドライビング・ロードはR429。
変化に富んだ幾多のコーナーでボクスターのアジリティを堪能しながら、志引峠を越え兵庫県から岡山県に入る。
R373の道の駅「あわくらんど」で小休止し、昨日入れ換えたばかりのツーリングマップルを関西版から中国四国版に戻した。
志戸坂峠のトンネルを越えると、鳥取県。
これでようやく、沖縄を除く全ての都道府県にボクスターを踏み入れたことになる。
無料の高速道路はつまらないためすぐに降りて山間のR373を快走、智頭の街を出て今度はR482で西に走る。
これまた素晴らしい山坂道で、標高を稼ぐに連れて周辺の山々は色づきを増していく。
鳥取/岡山県境の辰巳峠から背後を振り返ると、山の高みに雪がうっすらと積もっているのが見えた。
紅葉の恩原高原を爽快に走り、また鳥取、すぐまた岡山と次々に県境を越えてゆく。
「県境付近には楽しい道が多い」というのはツーリングの定説のひとつではあるが、それにしても今日のルートは本当に楽しい。
クルマを走らせる喜びを、併せてボクスターというクルマの素晴らしさを、改めて思い知った感がある。
蒜山高原エリアに入り、K422をのんびりと走る。
そろそろ昼飯を喰おうと道の駅「風の家」に立ち寄り、名物だという蒜山焼きそばを喰った。
ソースではなく味噌ダレで仕立ててあり、豚肉ではなく鶏肉が入っている。
いずれにせよ、とてもおいしくいただくことができた。
K114/蒜山大山スカイラインを駆け上がっていくと、曇りの予報を蹴散らして、急激に青空が拡がり始める。
これはもはや完全なるポジティブ・サプライズで、ガス・ペダルを踏む足にも自然と力が入る。
休憩所の鬼女台からは、新雪に輝く険しい稜線の大山を望むことができた。
いや～、本当に来て良かった！
達成感に満たされながらK45→K158→K30と中腹を時計回りに半周、アップ・ダウンと様々なコーナーが織り成すワインディングでボクスターの走りを存分に楽しみ、大山エリアを後にした。
日本海側へと下山したら、先ほど予約した宿へ向かう。
ここから再び、東へと走るのだ。
山陰道の無料区間を使って走り続け、鳥取県からまたまた兵庫県に入り、R178をフォローしていく。
香住からは、国道を捨ててK11を択ぶ。
この道は日本海に沿った断崖上の屈曲路で、本来であれば素晴らしい海の景色を堪能することができるのだが、すでに日没の時刻を過ぎ、しかも一面の曇天とあって残照もないまま一気に暗くなってしまった。
いつかまた青空の下で走ろうと思いつつ、ハイ・ビームのダイナミック・コーナリング・ライトで闇を切り裂きながら2速/3速ギアでボクスターを走らせた。
最後のダウンヒルで下界に出、城崎温泉の手前にある「レイセニット城崎スイート」に到着。
部屋に入ってあまりの広さにビックリ仰天、ツイン・ベッドにダイニング・キッチン、8畳の和室までついているではないか。
どうやら温泉付きリゾート・コンドミニアムの空き部屋をホテルとして貸し出しているらしいのだが、これで一泊5,500円とは畏れ入る。
温泉大浴場から戻ってプリングルス・サワークリーム＆オニオンをツマミにビールを飲み、TVを観ながらルーム・サービスで頼んだトンカツ定食を喰う。
広々とした立派な部屋に、独りぼっち。
ツーリングで初めて、寂しいと思った（涙）。