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グランド・ツーリング2016秋[6]幌を上げて走る日 [drive/touring]

◆Day6

朝、北広島の空は一面の雲。
昨日までの青空から一転、予報どおり天気は下り坂となったようだ。
朝風呂から上がって無料サービスのパンと茹で玉子を二つずつ喰い、さて今日はどうしようかと考える。

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とその前に、昨晩ランドリー・コーナーで洗濯した服を乾燥機に突っ込んでおいたことを思い出して取りにいったが、どうやら機械がブチ壊れていたようで、これがまったく乾いていない(涙)。
仕方なく、濡れたままの服をもう一台の乾燥機に移し換えてスイッチON、服が乾くまでの間、フロントのおじさんに了解をもらって水道を借り、ボクスターを洗う。
フロント・トランクに積んでいたコーティング剤・ウィルソン「PS COAT」をスプレーして拭き上げたら、ボクスターは出発前よりもキレイになった。
静電気バッチバチにまで乾いた服をバッグに詰め込み、宿を後にした。

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山陰はすでに雨、山陽も午後からは雨模様になるという。
そこでなるべく雨に降られないよう、とりあえず南東の方向へ走ることにした。
土師[はじ]ダム沿いのK5からR54を走っているうちに幌も乾き、K52に入ったところでルーフ・オープン。
雨を予感させる湿った冷たい空気をキャビン内に巻き込みながら、カントリー・ロードを快走する。
R375を越えたところで、広域農道/世羅高原ふれあいロードに突入した。
過去のBlogでも記事にしているが、中国地方の広域農道はアホほど走れる道が多い。
特にここ岡山県は他県に類を見ないほど広域農道が充実しており、個人的にそれはもうお国自慢ができるレベルだと思っている。
今回もまた遠慮なく走らせてもらい、その思いをますます強くした次第である。

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K56→K24→K25→K27→K259と県道を短く繋ぎ、R182に出る。
Yahoo!天気」のレーダーによれば、北西方向から巨大な雨雲が背後に迫ってきている模様。
今日はやはり山方面へ行くべきではないとハッキリしたため、街に出て昼飯を漁ることにした。
福山市郊外のショッピング・センター内にある「中村家」で、生まれて初めて尾道ラーメンを喰う。
これがとても旨くて大満足、セットでオーダーしたチャーハンともども、一気に完食と相成った。

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雨雲から逃げるべく、更に南へと走る。
岡山県笠岡市に入ると、中四国ではあまり見ない北海道のような広大な畑が拡がっていた。
その先のK195は瀬戸内の海岸線、もうこれ以上は南に進めない。
文字通り追い詰められたボクスターは、程なく降り始めた雨に、敗北の幌を上げるのであった。

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交通量の多いR2を東進、先ほど予約した宿へと向かう前に、これまた生まれて初めて倉敷の美観地区に立ち寄ってみる。
雨は傘が要らないレベルまで弱まっており、ボクスターをパーキングに置いて散策した。
堀割に柳が揺れ、白壁の蔵屋敷群が実にいい雰囲気であった。
倉敷でついのんびりしてしまい、退勤時間帯と重なってしまった岡山市内はものすごいクルマの量。
すっかり日も暮れ、本降りとなった雨の中、何とか渋滞を避けながら市街地を脱出し、山陽道/岡山ICの先にある苫田温泉「いやしの宿 泉水」に到着した。

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晩飯は手前のファミリーマートで買った弁当としたが、掛け流し温泉の老舗旅館、二間続きの部屋が一泊朝食つきで5,000円とは本当にありがたい。
また雨の中、屋根付き駐車場に駐めさせてもらえたのもポイントが高い。
幌とボディを拭いておいたので、明朝までには乾いてくれるだろう。
今日のドライブ記をOneNoteに打ち込み終わったら、もう一度温泉に浸かって早めに寝ることにしよう。



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◆Day7

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岡山市郊外、苫田温泉の朝は、快晴!
朝風呂から出、久しぶりの和朝食を平らげてチェック・アウト。
とても冷え込んではいたものの、屋根の下に駐めていたボクスターに夜露は降りておらず、すぐに幌を下ろすことができた。

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日本付近は完全な冬型の気圧配置となり、太平洋側が晴天の一方で日本海側は雨模様だとのこと。
それでは雨に降られないギリギリのところまで行ってみようと考え、R53からK31→R429→K30と快走路を結んで北上する。
しかしながら快晴だった空には少しずつ雲が現れ始め、R313に出ると細かな雨が降り出した。
勝山付近から雨は本降りとなり、寂寥感に打ちひしがれながら幌を閉じる。
これ以上北に向かっても雨の中を走るだけなので、南へと舵を転じることにした。
で、R181からK32、K320と進むのだが、雨は一向に止まず、道はだんだん細くなってくる。
とりわけ山奥の人造湖に沿ったK442は、落ち葉や落石が散乱する人跡未踏レベルのリアル1車線路が延々と続くのだ。
来るんじゃなかった、と心底思った(涙)。

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やっとの思いで山を出てR180をチンタラと南下、K31でマイペースを取り戻し、乾いたソフト・トップを全開にする。
途中、色づいたイチョウが境内に立つ社は、ひっそりと静まり返っていた。
引き続きK31を東に走り、R53を経由してR484をトレースする。
山間の1.5-2車線路を快調に走っているうちに、「ドイツの森・クローネンベルク」というテーマパーク的な施設があったため昼飯でも喰おうと立ち寄ってみたものの、入場料がかかると判明して即撤収。
続くK90は快適なカントリー&ワインディング・ロード、「岡山国際サーキット」の脇を駆け抜けて県境の山伏峠を越え、岡山県から兵庫県に突入する。

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上郡町のセブン-イレブンでチョコマフィンを頬張りながら、ホット・コーヒーでブレイク。
曇天に冷たい風が吹き、まるで真冬のような寒さだ。
時刻は既に15時前、今日の宿を80km先の兵庫県西脇市に予約してリスタートする。
狭い急勾配の山道/K434を選ぶカーナビに驚かされつつ、中国道沿いのK23を東に走って「西脇ロイヤルホテル」に到着した。
晩飯は、ホテルから徒歩5分ほどのところにある「バーガークレイジー」でチーズベーコンバーガーにかぶりつき、ハートランドビールで流し込む。
今日もまたハイカロリー&コレステロール、GTに出てから徐々に太っているような気がしてならないのだが、いいのか?(←よかないや)



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