私のボクスターには、タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS)が装備されています。
TPMSは2015年モデルから標準装備になったようで、それ以前は11万円ほどのオプション品となっていました。
ABSセンサーを用いた間接式ではなく、バルブ・ユニットに内臓された空気圧センサーで測定する直接式となっています。
4輪それぞれの測定値は無線でマスター・ユニットにリアルタイム送信され、ドライバーはマルチ・ファンクション・ディスプレイにより0.1バール単位で空気圧を読み取ることができるってな寸法です。
TPMSはとても便利だと思いますし、空気圧が低下した際はウォーニング・メッセージを表示してくれるそうなので、パンクなどに見舞われても被害を最小限に食い止めることができそうです。
しかしながら、バルブ・ユニットは電池で駆動しているワケですから、電池が切れたらタイヤを外して交換しなくてはなりません。
これがまた電池だけの交換はできないとか、ユニットひとつ数万円もするとか、例によってカネがかかりそうな感じなんですよねぇ・・・。
ま、電池が切れるのは2-3年後のことでしょうから、その時になったらどうするか考えます(笑)。
ボクスターの19インチ・タイヤの冷間時空気圧は、フロント2.0バール、リア2.1バールが指定値となっています。
私がこれまでに所有していたBMWやALPINAと較べて圧倒的に低い値なのですが、ボクスターは車重が1.3t程度と軽いことに加え、荷物も人もあまり載らない&乗れないので、まぁこんなものなのでしょう。
昨年9月末の納車時にはピッタリ合っていた空気圧も、数ヶ月を経て真冬になると0.1-0.2バールほど低くなっています。
特段、ドライバビリティやフィーリングが悪化したようには感じられないのですが、せっかくなので空気圧を指定値にまで戻すことにしました。
フロント・フードを開けてサービス・リッドを外すと、バッテリーやブレーキ・フルード・リザーバーなどと共に、小型のエア・コンプレッサーが格納されています。
電源コードを車内の12Vソケットに挿入、エア・ホースをホイールのバルブに繋いでスイッチを入れると、結構な勢いで空気が充填されていきました。
ホース部のエア・ゲージを目安に空気を入れ、TPMSのモニタを確認しながら調整し、完了。
走りの変化はやっぱり感じられませんでしたが(汗)、指定値ピッタリってのは気分がいいもんですね。
なお、タイヤが温まれば空気圧は当然ながら上昇します。
TPMSをチェックしていると、寒いこの時期でも0.2バールほどは高くなるようなので、真夏にはもっと上がるのでしょうね。
どこまで上がるのか、楽しみです(←楽しみか?)。