一番風呂をいただき、後部デッキに出て早朝の海を眺めるのですが、風がめちゃくちゃ冷たくてビックリです。
今日は西日本の山沿いで雪が降る予報となっており、九州でも阿蘇周辺が危ない感じ。
ですが平野部は問題無いようで、宮崎には快晴の下で入港することになりました。
9時前に下船、市内を走って目的の「拉麺男[ラーメンマン]」に到着。
既に店は満席で、10分ほど待ってからカウンターに着くことができました。
この店は朝っぱらから営業しており、560円でラーメンが喰えるのです。
8年前に初めて訪れ、昨年はふるさと納税でも発注しているのですが、やっぱり旨い!
さっぱりとした半透明の豚骨スープに細麺が最高なんですねぇ。
艦内で朝飯を喰わずにいた甲斐がありました(笑)。
混雑する市街地を抜け、R220/宮崎バイパスを南下。
冬のような冷たい風が吹きまくっていますが、青空に並ぶヤシの木の画はもう完全に南国です。
一旦バイパスを離れ、K377で海沿いをドライブ。
輝く太陽に海が青く、素晴らしい景色に思わずボクスターを停めました。
R220に復帰、交通量はあるものの流れはよく、快晴のシーサイド・ドライブを堪能します。
そのままR448へとスイッチ、トラフィックの激減したワインディングでボクスターにムチを入れ、ド快走。
再びR220との重用となる鹿児島県志布志付近は街中を走ることになりますが、その先でもう一度単独となったR448は、ヤバいくらいの走り放題路となるのでした。
大隅半島東岸のワインディングを独占する、青いボクスター。
内之浦の町を除けば人家もクルマもほぼ皆無で、あまりの走り放題っぷりにアタマがパーになりそうです(←いや、なってるかも)。
すんごい橋梁や長く続く登坂車線など、実際の交通量からは考えられないほどの整備っぷりなんですよね。
ドライブ好きの方は是非一度、走りに来ていただきたいと思います。
パーになったアタマを元に戻そうと、国道を離れて雄川の滝に立ち寄ります。
が、駐車場から下った先にある展望所は、滝を上から見下ろす位置にありました。
確かに迫力はあるのですが、いまいち良く見えず、しかも下方には滝壺の正面に別の展望台があるではないですか。
ここからは降りることができないと知って肚が立ち、10kmほど迂回して川沿いの狭い道に出て、駐車場から歩くことにしました。
アップダウンの遊歩道をヒイコラ言いながら歩くこと15分、眼の前に現れた滝の景観は素晴らしいの一言。
円形劇場のような碧い滝壺に落ちている滝は断崖のてっぺんからだけではなく、壁のあちこちからも白糸の滝のように水が噴いているのです。
いやいや、ここまで来た甲斐がありました。
ヘトヘト状態で駐車場まで戻り、リスタート。
時刻は16時前、このまま北上して鹿屋にある宿へ向かっても良かったのですが、オッサンは負けじとK68で大隅半島中央部を南下します。
午後の太陽が届かない山間のワインディングを2速⇔3速で走り続け、そのままK74へと繋いで錦江湾側に出ました。
いやはや、日没に間に合った。
この小さな漁港はR269の始点、あるいは終点で、この先にもう国道はありません。
ここから針路を北に取り、錦江湾を左手に見ながら日没まで30分間のサンセット・クルージングを楽しむためにやってきたのです。
いつの間にか雲が出ており、望んでいた日没を見ることはできませんでしたが、それでも湾の向こうに浮かぶ開聞岳のシルエットを眺めながらのドライブは、最高の体験でした。
根占の辺りから交通量の増えたR269を淡々と北上し、18時過ぎに鹿屋市内の「ホテル太平温泉」に到着。
朝食付き6,000円のプランが全国旅行支援で2割引、更に電子クーポンもついていてありがたい限りです。
で、晩飯は宿から10分ほど歩いた商店街にある「とんかつ竹亭」で喰いました。
人のいない街中で、この店だけ大賑わいの満席状態。
4組ほど待ってありついた1,400円の上ひれかつ定食は、東京では倍の値段でも喰えないだろうと思わされるレベルの旨さでした。
ごちそうさまでした!
宿に戻って風呂に入ります。
温泉プールでガキがはしゃぐような日帰り客中心の施設ですが、それでも大いに手足袋を伸ばすことができました。
本日の走行距離は、314km。
走行時間は6時間20分、平均速度は51km/h。
平均燃費は、10.4km/lでした。
九州初日は天気にも恵まれ、大満足の1日となりました。
明日のドライブも楽しみです!