週末、奥日光エリアへ軽くドライブに行ってきました。
朝5時に自宅を出発。
幌を下ろして曇り空の関越自動車道をのんびりと走り、群馬県/沼田ICでR120に出ます。
前を行くクルマは何台もいましたが、予想通り、そのほとんどがR401との分岐で尾瀬方面へと流れていきました。
満を持してシフト・ダウン、アクセル・オン。
冷えた山の空気を切り裂いてボクスターは標高を稼ぎ、高原を駆け抜けていきます。
標高1800mの金精峠トンネルを抜けた先の栃木県側は陽射しがタップリで温かく、実にイイ感じ。
クリア・ラップを守ったままでダウンヒルを堪能し、戦場ヶ原のパーキングで一息つきました。
既に、最高です(笑)。
光徳牧場を過ぎて木漏れ日の九十九折で尾根筋に出、憂き世からの隔絶を感じつつ北へと走っていきます。
舗装林道の見本とも言うべきこの道は、それ故に落石や落木、段差などもあるとは言え、問題なく走れて気軽にアドベンチャー気分を味わうことができます。
その深山幽谷感は抜群で、路肩に停車してイグニッションを切れば、静寂の中に聴こえてくるのは鳥の囀りだけ。
いやはや、素晴らしすぎます。
そんな林道を走り終えても、まだ山の中であることに変わりはありません(笑)。
スリリングな断崖路が残るK23は、川俣湖を過ぎると改良済の豪快な2車線路になりますが、残されている旧道もまたお勧めです。
黒部の集落からは、K249をトレース。
1.5車線レベルのワインディングをアクセル開けて駆け上がり、土呂部の里を抜けて更に山奥へと入っていきます。
福島県境へと向かう通行止めのK350を左に分ける峠を越えると、県道は森を出て断崖路を下るようになります。
やがて道の左右に湯西川温泉の民宿や旅館が現れて、人里に戻ってきたことを実感。
小休止しようと思っていた温泉施設「湯西川水の郷」は観光客の皆さんで大いに賑わっていたため、サッサと逃げ出して昼飯を喰いに行きました。
これまでのド山道と同じナンバーの県道とは思えない、トンネルだらけのバイパス路と成り果てたK249を東に走るとR121にブチ当たります。
五十里湖を挟んだその対岸、旧国道を少し戻ったところに建つ「湖畔亭ほそい」の一番客として、湖からの風が通る囲炉裏の横に胡坐をかきました。
キリッと冷たく透明感のある蕎麦を、タップリの鴨汁にドップリと浸していただきます。
蕎麦はツルツルと喉越しが良く、いい粉だけでなくいい水を使っていることが私でも解ります。
ネギだくな鴨汁も抜群の風味で、浮かんでいた椎茸のようなキノコも気にせず一緒に平らげてしまいました(汗)。
ちなみに旧国道はこの店のすぐ先で通行止めとなっているのですが、それでもお客さんが後から後からどんどんとやってきます。
味も雰囲気もロケーションもそれだけの価値があるよな・・・と納得しつつ、満席が近づく店を後にしました。
ごちそうさまでした!
帰路に就くべくR121を南下、龍王峡の先でK63へと左折。
この道はずいぶん昔にALPINA B3で一度だけ、反対方向から走ったことがあるはずなのですが、何一つ覚えておりません(汗)。
交通量はほぼ皆無、山間の2車線をぐんぐん上がっていくといきなり1.5車線レベルとなり、タフ&ファンなワインディング・セクションに突入。
高原地帯を走り抜けると再びセンター・ラインが現れ、麓へと続く豪快なダウンヒルを楽しむことができました。
いや~、いい道だこりゃ・・・と思って当時の記事を見てみると、「いや~、いい道だこりゃ(笑)。」との感想が書かれておりました(汗)。
走る楽しさはもちろんですが、そのロケーションや接続する道路なども含め、非常に魅力的な県道だと思います。
いずれまた走ることになるだろうと思いつつ、東北自動車道/宇都宮ICへと向かいました。
本日の走行距離は、499km。
走行時間は7時間41分、平均速度は67km/h。
平均燃費は、11.9km/lでした。
ゴールデン・ウィーク以降、所用があったり天気が悪かったりして全然走れていなかったので、このショート・ドライブで大いに溜飲を下げることができました。
あまり走らないでいると、クルマも人間もダメになっちゃいますからね(笑)。
今回も山道三昧、緑の中をマイペースで気持ちよく走ることができるルートです。
皆さんのドライブの参考にしていただければ幸いです!