激アツの朝風呂で、一気に目が覚めました。
宿のおばちゃんによれば湯田温泉の源泉は70度もあり、しかもこの宿は源泉に一番近いのだそうです。
7時過ぎにチェック・アウト、昨晩激しく降っていた雨が霧雨となって残る山口の市街地を後にし、東へと向かいます。
R9バイパスからR376に入ると交通量は激減、緩やかなカーブで峠を越え、田園地帯から山の中へと入っていく頃には雨は止んでいました。
高瀬峡のワインディングを楽しんでから、誰もいない島地川ダムでコンビニのサンドイッチを頬張ります。
いやほんと、ゴールデン・ウィークなのに、だーれもいないんです(笑)。
一旦街に下りてからR434で再び山の中に入り、菅野ダムのパーキングで幌を下ろしました。
気持ちよさ3倍増で、山間の2車線路を豪快に走っていきます。
続くK69はバイパスのような登坂車線つきの広い道が一気に狭くなり、部分的に未舗装路が現れる始末。
穴ぼこにタイヤを落とさないよう、慎重に走りました。
R187からK2→K111→K116と東に走り、錦帯橋観光で渋滞しているであろう岩国市街地をパス。
ちなみに
錦帯橋へは一度行ってみたいと思ってはいるのですが、だからと言って混雑&渋滞必至のゴールデン・ウィークに行こうとは思わないんですねぇ(笑)。
広島の市街地を大きく迂回すべく、県境をトレースする快走路・R186を北上していきます。
この道を走るのは久しぶりですが、相変わらず交通量僅少で路面もよく、山間に連続するコーナー群を気持ち良くクリアしていくことができます。
途中からは中国自動車道の高架と絡んで曲率が緩みアベレージも上がり、距離を感じさせない走りを楽しむことができました。
昼時となったため道の駅「
来夢とごうち」に立ち寄り、売店で鶏の串焼きと天むすのセットをお買い上げ。
駐車場近くの芝生にレジャー・シートを拡げ、ソロ・ピクニックと洒落込みました。
いやもう、言うことなしです。
ツーリングマップルを開き、午後のルートを検討。
せっかくなので初めてのB級国道を走ろうと考え、R433を北東に向かいました。
この道は予想通り途中から狭くなるのですが、その先の山に入ると、崖っぷちを行く尋常ではない細さのリアル1車線路となります。
極悪激狭区間の距離は長くは無いものの、私がこれまで体験してきた「酷道」の中でもトップ・クラスの狭さです(汗)。
対向車が来ないよう全身全霊で祈りながら無事に脱出、2車線路に戻ったR433からR261→K5と走り、土師ダムの公園でひとやすみ。
楽しそうに遊ぶ家族連れやカップルの姿を見、自身が独りぼっちであることを再確認しました(涙)。
R54→K52と更に東へ向かい、総延長26kmの広域農道/世羅高原ふれあいロードに入ります。
前半は沿道の公園などに向かうクルマが多く走っていたものの、後半にはマイペースを取り戻し、終着まで気持ち良く走ることができました。
さ、もう十分走ったので、R184で宿へと向かいましょう。
三原の市街地にある「
山根旅館」は、そこだけが時間が止まったまま残っているような旧い宿。
平成最後の3日間、いずれも昭和レトロな宿に連続して泊まることとなったわけです。
一番風呂へザッと入らせてもらってから、晩飯を喰いに雨の降りだした外へフラリと出かけます。
まだ17時過ぎなのですが、徒歩3分の街角にあるお好み焼「
てっちゃん」は、私が入店するとわずか15分ほどで満席となりました。
この地域ならではと言う鶏モツの入った三原焼きをハフハフ言いながら平らげ、店外に溢れる行列ができ始めた店を後にします。
宿へ戻り、もう一度風呂に入ってから
OneNoteに旅日記を打ち込みました。
平成最後の夜も早く寝て、令和最初のドライブに備える所存です。
つづく。