キッカケは、ALPINA B3に乗るクルマ仲間の
つくばの松さんのBlogです。
3月末、松さんはとんかつを食べに行くついでに群馬県の榛名山を攻めており、その記事には積雪や通行止めなどの旨は一切書かれていませんでした。
榛名山が大丈夫なら赤城山もイケるだろうと考え、まずはその前に花見と洒落込みます。
栃木ICから県道を外れて永野川の土手に向かい、満開間近となった桜を眺めながら、手前のミニストップで仕入れた握り飯を喰いました。
春ですなぁ(笑)。
K32で西に走り、大越路トンネルを抜けてK15に合流。
田園地帯を行く大好きなカントリー・ロードをマイペースで走っていると、沿道のあちこちで桜が花を咲かせているのが目につきます。
桜が咲いているのはせいぜい1-2週間、そのわずかな期間のために樹を植え、育て、護り続けているというのは、本当に素晴らしいことだと思います。
思川に沿って少しずつ標高を上げていくと、桜の花は徐々に少なくなっていきます。
桜樹そのものはたくさんあるようなので、麓から山に向かって順次咲いていく途中なのでしょう。
そんな里山の風景から山の中へと、ボクスターは走っていきました。
粕尾峠へのアプローチは、1.5車線のテクニカルな屈曲路。
他にクルマもバイクもチャリもおらず、2速をメインに自身の速度で森の中から山頂へと駆け上がっていきます。
路面は若干荒れてはいるもののトラクションは良好で、安心してガス・ペダルを踏み込んでいけるのですが、それもピークの峠まで。
その先の下りは砂が浮き、アスファルトはガタガタで穴も開いているような状況で、従前以上に路面は悪くなっているイメージです。
ゆっくり走れば問題はありませんので、あまりカッ飛ばさないようくれぐれもご注意ください(汗)。
R122はガラガラで、調子よく南に下って群馬県に入ります。
が、全線追越禁止のため、激遅車両が前に入るともうにっちもさっちもいきません。
そこで赤い大きな橋で草木湖を渡り、対岸のK343へとエスケイプ。
他に誰もいない湖岸のワインディング・ロードで、ボクスターは本来の走りを取り戻しました。
草木ダムでR122に復帰、コスモ石油でハイオク・ガソリンを満タンにしてから引き続き南下を続けます。
今日はどこかでオールド・タイマーの集いがあるのか、段付きのアルファや初代ロータス・エラン/ヨーロッパ、空冷のポルシェ・911、ディーノ・246などが、イイ音を残して対向車線を颯爽と走り去っていきました。
赤城山の東麓を、K62で反時計回りに快走。
数々のコーナーとアップダウンに恵まれた爽快なルートで、ところどころ路面の悪い場所もありますが、ボクスターはものともせずに走り続けました。
そして赤城山頂を目指すK251は、ストレートとヘアピン・コーナーとで構成される急勾配のヒルクライム/ダウンヒル・ロードです。
スロットルを全開放しぐんぐん登っていくに連れて外気温は低下、周囲には残雪が現れ、山頂の大沼も未だその半分ほどが結氷したままです。
しかしながら湖畔の駐車場には春の陽射しが降り注ぎ、風もなく暖かでとてもいい気持ちでした。
とは言え、下界へのルートに考えていた羊腸屈曲路のK16は、今も冬期通行止めのまま。
残る南麓ルートの観光道路のK4はチンタラ走行必至のため、往路のK251をのんびりと下っていきました。
上越国境に連なる山脈を眺めながら小休止、少し早いですが昼飯をどうしようかと思案します。
で、せっかくなので(?)松さんと同様にとんかつを喰うことに決定し、沼田方面へとボクスターを走らせました。
沼田IC近辺から東のR120は「
上州沼田とんかつ街道」と呼ばれており、沿道に飲食店がいくつも並んでいるとの由。
今回はそのうちの一軒「とんかつ金重」に入り、「超熟尾瀬ドリームポーク」というすんごい名前の豚肉を使ったロースかつ定食を注文します。
私は開店直後に一番で店に入ったのですが、次から次へとお客さんがやってきて、あっという間に満席になるほどの盛況っぷりです。
しばらくして出てきたとんかつは見たことも無いほどの分厚さで、それがまた5つにしかカットされていないもんだから、その一切れがデカいのなんの(汗)。
誤解を恐れずに言えば「食べにくいほどの大きさ」なのですが、見た目とは裏腹にさっぱりとした味わいで、甘口のソースやレモン&岩塩でペロリと平らげてしまいました。
気温は20℃を優に超えており、とんかつと真昼の太陽とで少々汗ばむほどの陽気です。
そこでこれまた松さんに倣って温泉で汗を流すこととし、「
川場温泉センター いこいの湯」に立ち寄りました。
この付近には他にも大きな日帰り温泉施設や温泉旅館などがありますが、ここは湯船がひとつの内湯に大広間が併設された、どちらかと言えば鄙びた感じの温泉です。
料金は430円とリーズナブル、大きな内湯に独りで浸かった後は、大広間で暫し大の字&放心状態。
スッキリと気分よくボクスターをリスタート、幌を開け放ったまま関越道を爆走し、「風呂上りのオープンカー」を存分に楽しみました(笑)。
本日の走行距離は、447km。
走行時間は6時間14分、平均速度は74km/h。
平均燃費は、11.0km/lでした。
ということで、いよいよ春本番です!
松さんが走った榛名山に続き、赤城山も山頂まで問題なくイケることが立証できました(笑)。
これから奥日光や信州なども次々に解禁となり、ドライブを大いに楽しませてくれることでしょう。
よーし、思う存分走りまくるぞっ!
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・・・と、喜んだのも束の間。
このドライブのわずか三日後、日本列島は真冬並みの寒さに見舞われ、北関東を含む広い地域で雪が降りました。
念のため
群馬県の道路ライブカメラを覗いてみると、赤城山頂も完全に雪に覆われているではあーりませんか。
いやもう、堪忍してください(涙)。