ツーリング最終日。
宿犬によるインターセプトを警戒しつつ旨い朝飯を腹いっぱい喰って、具志堅ホーガンに見送られながら氷点下まで冷え込んだ辰野の街を出発。
K50で諏訪に出、広大な空を背景に聳える南アルプスの山々を眺めながら広域農道/八ヶ岳エコーラインをのんびりと流し、K17で韮崎まで走ってガラガラの中央自動車道で帰りました。
3泊4日の走行距離は、1,726km。
走行時間は26時間17分、平均速度は68km/h。
平均燃費は、11.5km/lでした。
2019年春のツーリングは、紀伊半島から奥三河、南信州を走りました。
いずれのエリアも初めてではありませんが、何度走っても本当に楽しく、また何度でも走りたくなる道ばかりです。
特に紀伊半島は年に1-2度のペースで訪れており、今回が何回目になるのかよくわかりません(笑)。
関東からは割と遠いイメージがありますけど、伊勢湾岸自動車道から新名神高速道路への直結ルートが開通したことにより東名阪自動車道の渋滞はほぼ解消していますし、延伸した紀勢自動車道のおかげで、半島沿岸部各所への所要時間もグッと少なくなったように思えます。
一部を除けば、国道や県道は中高速ワインディングとでも呼ぶべき整備された快走路と狭く曲がりクネったアドベンチャー・ロードに大別され、どちらも抜群のおもしろさ。
海の景色も山の景色も素晴らしく、ドラ飯もドラ宿も充実しており、コンパクトながらとても充実したツーリングを楽しめるエリアだと思います。
山のドライブにおいては、奥三河や南信州も負けてはいません。
もちろん、メインとなる幹線道路はそれなりに交通量があり、市街地を抜けるためにゴー&ストップを余儀なくされたりもします。
が、そんな道を外し、常人が敬遠するであろうルートを択んでしまえばこっちのもの。
標高の高いゾーンを走るには本格的な春を待たねばなりませんが、今回走ったようなコースであれば、この時期でも凍結の心配なくアクセルを開けることができます。
連なる山並みを遠望しながらマイペースで走り続ける楽しさを、皆さんにも是非味わっていいただきたいと思います。
初日こそ雨に降られる時間帯があったものの、以降はずっと屋根を開け放っていたボクスター。
今回もまた、ミドシップ・スポーツのパフォーマンスとオープン・エアの爽快さとを存分に堪能することができました。
ロング・コーナーでのスタビリティと、タイト・ターンでのアジリティ。
高回転域で炸裂するパワーと、思うさま速度を削り取るブレーキ。
風と光、サウンドとバイブレーション、流れゆく風景、離れゆく日常。
そのすべてに改めて感銘を覚えつつ、ボクスターを走らせ続けた4日間の旅でした。
いやー、最高でした!