今日から1泊での西伊豆忘年ツーリング。
メンバーはBMW ALPINA B3 GT3のM郎さん、BMW ALPINAロードスターのShimaさん、RUF Rt12のsuite-spiralさんと、ポルシェ・ボクスターの私です。
空は曇りから晴れ、気温もジワジワと上がり始め、実にいい気分です。
ところどころで休憩を挟みつつ、1.5車線レベルの県道を楽しく走っていきました。
井田→戸田と走り抜け、土肥からR136にスイッチすると交通量も増えてペース・ダウン。
そのうち腹も減ってきて、昼飯はどうしようかと言う話になります。
では旨い蕎麦を喰いに行こうと、松崎からK15で婆娑羅[ばさら]峠を越えて下田の市街地に入り、「
いし塚」へ。
私は二度目なのですが、濃厚&具だくさんの鴨南蛮汁に浸して喰うここの蕎麦は実に旨い。
何度か来ているというsuite-spiralさんに至っては、「この店はうどんも旨い」と言って憚[はばか]らず、ざる蕎麦と釜揚げうどんとを注文し平らげる始末です(笑)。
腹も満たされて南伊豆方面へ走っていると、1台の981型ボクスターとすれ違いました。
松崎でも見たなぁ・・・と思いながら手を振ると、その珍しいマホガニー・カラーのボクスターはどこかで無理矢理Uターンしたらしく(笑)、我々のすぐ後ろについています。
近くのセブン-イレブンに誘導するとやっぱり、京都にお住まいの
gonさんでした。
訊けば、今朝ご自宅を出て雪の中を走り抜け、伊豆半島までやって来られたとのこと。
初めてお会いできた嬉しい偶然にビックリですが、走り納めに京都から伊豆まで軽~く走りに来てしまうgonさんの豪快なツーリング力にもビックリです。
やはり道は繋がっているんだな、と改めて思いました。
いつかまた、日本のどこかでバッタリお会いするであろうことを確信しつつ、握手をしてお別れしました。
仲間が待つあいあい岬まで走り、名物の塩を振ったソフトクリームを舐めたりしていると、すみません、と若いカップルに声をかけられます。
当然の如くシャッター役を頼まれたものと思い、「いいですよ、写真撮りますよ」→「あの、wataさんですよね」→「はい、そうですけど・・・って、えぇっ?(汗)」
愛知県からドライブに来られたと言うお二方、特に男性の方は
ALPINA B3の時代から私のBlogをご覧いただいていたとの由。
ボクスターを始め、Blogで見たことのあるクルマが並んでいたのですぐに解ったのだそうです。
いやはや、gonさんといいこのお二方といい、今日は仰天させられっ放しです。
駐車場を出ていくお二人のクルマを見送りながら、皆が言いました。
「wataさん、悪いことはできないっすね~(笑)」
「・・・・・・(汗)」
今日は早めに宿へ向かいますが、交通量の多い国道でアタマを押さえられながら駄馬のようにチンタラ走るつもりは毛頭ありません。
ということで、Shimaさんやsuite-spiralさんの熱望を受け、M郎さんを半ば無理矢理巻き込むカタチで(笑)K121/蛇石峠に突入です。
この峠は曰くありげなその名前も含めて昔から大好きなのですが、ところによっては離合にも難儀するレベルのタイト&タフな山坂道。
対向車の有無に最大細心の注意を払いつつ、「一年の〆は蛇石にあり」などとワケのわからないことを口走りながら、極上の峠を越えていきます。
私はRt12の後についたのですが、ボクスターのささやかなサウンドは650馬力の爆音に圧倒されてまったく聞き取ることができず、自車の走行感を掴みきれないまま走り続けることとなりました(涙)。
桜田温泉「
三芳園」にチェック・イン。
私のドラ宿の基準からすればグッとハイクラスなのですが、年に一度の贅沢ですし、かつそれ以上の満足感が得られる宿です。
部屋へ入るなり浴衣に着替え、広々とした貸切露天風呂へ。
檜造りの内風呂や部屋に併設された半露天風呂にも入りまくり、身も袋も弛緩しまくったところで晩飯です。
丁寧に炊かれた金目鯛の煮付けを筆頭に、その殆どが伊豆の恵みとなる山海の幸が勢揃い。
いや~、素晴らしいですねぇ。
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翌朝も当然、温泉三昧からスタート。
カルガモ農法で作ったという自家製の新米をたらふく喰って、のんびりと9時頃に宿を後にしました。
松崎の街で全車給油を済ませ、R136を宇久須まで戻り、本日のハイライト・K410で西天城高原へのヒルクライムです。
12年ほど前から何度となく走っているこの道は、本家のラグナ・セカも舌を巻くコーク・スクリュー・コーナーを含む、登りも下りも実に楽しいワインディング・ロードです。
私はスポーツ・モード+ハーダー・サスペンションにセットしたボクスターのギアを2速に固定、急勾配のコーナーでは1速にまで叩き込んで、激走する3台のテールを追いました。
終着、峠下のパーキングで大満足のクール・ダウン。
クルマもタイヤも、いい仕事してます(笑)。
西伊豆スカイラインは、相変わらずの快走路。
前を行くB3 GT3の極太タイヤが凍結予防のために撒かれた塩化カルシウムをビシバシと撥ね上げてくるものの(汗)、アスファルトはほぼドライ・コンディションで走行に問題はありません。
気持ち良く走り続けて、だるま山高原のパーキングで解散。
M郎さんは静岡方面へ、他3台は修善寺から伊豆スカイライン→箱根を経由して、それぞれ帰宅の途に就きました。
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伊豆半島は日帰りでも十分に走ることのできるエリアですから、1泊すれば余裕のよっちゃん。
仲間と共に走るべきときは走り、のんびりするときはのんびりする、メリハリの効いた楽しい忘年ツーリングとなりました。
更に、想定外にも程がある2連発の出会いにも恵まれて、もはや言うことなしです。
皆さんのおかげでとても良い走り納めとなり、また恙[つつが]なく新年を迎えることができました。
今年も安全第一で、楽しく走りますよ!