東名は御殿場から先が工事で通行止めとなっており、大量の大型トラックを含むすべてのクルマが新東名高速道路に流れ、早朝にも関わらずストレスフルこの上ない。
そこで大きく遠回りとなるのを承知で新清水JCTから東名へと迂回したら、案の定トラフィックは激減し、以降は嬉しいマイペース走行となった。
夜明けと同時に新城PAでボクスターの屋根を開け、伊勢湾岸自動車道を快走して新名神高速道路で関西エリアに入る。
これまで渋滞必至であった西宮名塩SA付近を大きく迂回するように新名神が山の中を延伸しており、これがバイパス効果炸裂でスピード・アップ。
その先は山陽自動車道へ行けというカーナビの指示を無視し、中国自動車道を選ぶ。
これでようやく、今日の行程の半分だ(笑)。
遅い夏休みを取って、今日から九州へのグランド・ツーリングをスタートさせた。
例によって宿はひとつも予約しておらず、「
ツーリングマップルR 九州 沖縄」とスマートフォンが頼りの行き当たりばったり旅だ。
九州は何度か訪れており、直近では
2015年に9日間をボクスターで走っているが、まだ走ったことのない道や、もう一度走りたい道がたくさんある。
実に楽しみではあるものの、まずは九州まで行かないことには始まらない。
そんなワケで、今日は頑張って関門海峡まで走るのだ。
予想通り中国道は大変空いており、6速3000回転プラスで安全にひたすら走り続けることができる。
ボクスターの前後、および対向する上り車線も含めて他にクルマが1台も見当たらない瞬間が何度もあった。
天気も晴れから曇りで雨に降られることも無かったが、しかしさすがに1,000kmレベルの高速道路走行はかなりしんどい。
特に終盤、山口県に入ると中国道はトンネルだらけとなり、路面の質が悪い区間も多くなる。
途中で食事休憩などをしながら走ったが、40代の頃より確実に疲れるようになったことをつくづく実感させられた。
とは言え、16時頃に関門海峡を渡って無事に九州入り。
せっかくなので高速を降りて少し走ろうかと思っていたら、あろうことか雨が降り始めた。
仕方なく幌を上げ、先ほど予約した宿へ直行することにする。
辺りがすっかり暗くなってから、大分県中津市の「
ホテル ルートイン中津駅前」にチェック・イン。
他に空いているホテルはいくつかあったが、何といっても大浴場があることが選択基準の最上位なのだ。
中津と言えば鶏のからあげがイチオシとのこと、晩飯は後からホテルの食堂で喰うとして、専門店の「
あげ処 ぶんご屋」まで10分ほど歩く。
威勢のいい店のおにいさんにお勧めを訊き、もも身とむね身とのミックスを200g購入。
ホテルまでの10分間を我慢できずに、揚げたてのアツアツを歩きながら喰った。
うーん、最高!
GT初日の走行距離は、1,158km。
平均燃費は13.5km/lだった。
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と言うことで、秋の九州へグランド・ツーリングに行ってきました。
毎度勝手ながら、当日の夜に認[したた]めていた旅日記を開陳させていただきますので、おつきあい願えれば幸いです。
どうぞよろしくお願いします!