関東地方は記録的な早さで梅雨明けとなり、朝6時半の関越自動車道/嵐山PAもジワジワと暑くなってきています。
予想通りShimaさんは行き先を何も考えていなかったので(笑)、suite-spiralさん、M郎さんも交え改めてルートを協議した結果、奥日光へと走ることに決定。
そういえば
昨年も、
一昨年も、同じ時期に同じメンバーで同じように奥日光をドライブしているんですね。
特に恒例としているワケではないのですが、「梅雨明け⇒暑い⇒涼しいところへ!」みたいな思考プロセスは、毎年変わらず皆同じなのかもしれません(笑)。
関越道を沼田ICで降り、K64で川場方面へ。
メインのR120を大きく迂回するような山道に他のクルマは殆ど走っておらず、ポルシェ・911カレラS・カブリオレ、ALPINAロードスター、ALPINA B3 GT3、ポルシェ・ボクスターの順で2速の屈曲路を駆け上がっていきます。
気温は22-23℃レベルでたいへん涼しく、前を行く3台を追いかけながら楽しく走ったのですが、峠のトンネル内ではアクセル・オンで何故かクルマがヌルヌルと蛇行(汗)。
休憩時に訊けば、M郎さんもまったく同じ目に遭ったそうですので、濡れた路面にオイルでも浮いていたのかもしれませんね。
いやー、マジでビビりました(縮)。
尾瀬方面へのR401を左に分けると、R120は交通量がグッと少なくなります。
川沿いから林間のワインディングへとセイフティ&ファスト・ドライビングは続き、気温が徐々に下降していくのをキャビンに巻き込む風で感じとることができます。
ヤバいです、これホントに気持ちいいです(笑)。
軽いスキール音を聴きながら群馬県最後の連続ヘアピンをクリアし、金精峠をトンネルで越えれば栃木県/奥日光エリア。
バンプ&アンジュレーションに注意しながらそのまま走り続け、戦場ヶ原に到着しました。
標高1400mのパーキングに風はなく、フィルターのかかっていない陽射しは下界よりもむしろ強烈ですが、それでも気温は20℃を少し上回るレベル。
木陰に入れば、エアコン全開なのかっつーぐらいの涼しさで、オッサンたちは焼菓子などを頬張りながら大いに寛ぐのでありました。
大笹牧場のソフトクリームが喰いたい、というM郎さんのリクエストに応えるべく、山王林道に突入。
そう、おとなしくR120を下って霧降高原道路で大笹牧場へと向かう、常人の選ぶであろう観光ルートなど検討の俎上にも載らないのです(笑)。
林道のパイロットは私が努めさせていただいたのですが、キレイな木漏れ日が仇となり、路面状況が良くわかりません。
木の枝や落石の破片、そして道を横切る幾多の雨水溝への注意を怠らぬようにしつつ、奥鬼怒の山深さをこれでもかと実感しながら走ります。
無事に林道を出、晴れているのに泥だらけとなった4台は、山間のK23を東にドライブ。
最後尾に回ったボクスターは、改良区間でパワーを解放する3台へと追い縋るのに大変難儀しました(涙)。
K169へと右折し、再びのワインディング・ランを経て、大賑わいの大笹牧場へ。
昨年同様、2本のソフトクリームを両手に持って嬉しそうに舐め倒すsuite-spiralさん、「大人買い&子供喰い」もほどほどに(笑)。
K169/霧降高原道路は景色も道もいい快走路なのですが、この時間はたくさんのクルマやバイクに加えてバスさえも走る、単なる観光道路に成り下がっています。
そんな道で危険なチンタラ走行を強いられ、居眠り運転を誘発されたり追突事故に巻き込まれたりしてはたまりませんので、今回も我々は1.5車線の屈曲路が続くK245で安全に山を下りました。
看板に従って到着した「
小百田舎そば」は、公民館的な建屋でおばちゃんたちが地元の方々向けに蕎麦を出しているような感じの素朴な店。
100円のかき揚げは作り置きですが、崩して蕎麦つゆに投入するとなかなかイイ感じです(笑)。
ざるの大盛りは本当の大盛りで、膨れた腹をさすりつつ、あっという間に満席となった店を後にしました。
そろそろ撤収の時間ですが、このまま最寄のICから日光宇都宮道路に乗るのではあまりに芸がありません。
ということで不肖・私が先導役となり、怒涛の県道ドライビングを開始します。
日光の街からK14→K280→K240→K177→K337→K246→K15と繋ぎまくり、1車線の山道からカントリー・ロードまで、様々な表情の道を走り続けました。
直売所「
清流の郷かすお」で最後のブレイク。
この時点で外気温計は35℃、灼熱のオープン・ドライブでアタマがパーになりかけていたので、2台のロードスターとカブリオレは屋根を閉め、K32で東北自動車道/栃木ICへと向かいました。
本日の走行距離は、477km。
走行時間は7時間16分、平均速度は67km/h。
平均燃費は10.8km/lでした。
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変化に富んだ素晴らしいドライビングと、別天地のような涼しさとを堪能できるこのルート。
3年連続同じメンバーで走っているぐらいですから、皆さんにも強くお勧めすることができます。
クソ暑くてやってらんねーなーと思ったら、ちょっと早起きして走りに行ってみてください。
その楽しさ、我々4名が保証しますよ(笑)。